きゃばりこ記。

CKCS小記。2010年6月22日生。ブレンハイム娘。父:WEST VILLAGE、母:SHOJI HOUSE。キアリ様奇形による水頭症&脊髄空洞症で慢性疼痛。パテラ両足手術済。

痛い夜が始まった。

21時過ぎ、ウロウロきゃばりこさん開始。
グリセリン混入鮭煮凝りスープを。むせないように鮭も少々(明日の朝ごはん分からわけわけ)。
台所隅でかまわないでモードに突入。
1時間経過したら様子にかかわらず、リリカOD錠25mgも臨時であげることにする。
21時半、鼻を鳴らす。座卓の下で控えめに地面引っ掻きながらきゅん、きゅうぅー…。
「痛いの?」と覗き込むとぷしゅーぷしゅーと鼻息荒く、震えながらこちらをひたと見つめる。
なんとかして、といわれているようだ。
よろしい、なんとかしましょう。

バームクーヘン砲、装填。
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箱をあけて見せたら座卓の下から出てきてソファーに乗り、しっかりお座り――(゚∀゚)――!!
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発射!!
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お昼には、どんなにねだっても一口も貰えなかったバァムクーヘン。
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なんということでしょう。夜には食べ放題ではありませんか。

ちなみにこの後、22時少し前、落ち着いたとみて箱をしまったら三本足でガガガガと掻きながら
歩かれ、どこまで本当か判断つかなかったので時間もいいことだしリリカ混入ヨーグルトをあげたら
つまんなそうに舐めて、溜息つかれた。うーん…?

22時半、お耳の緊張とかは一旦収まったんだけど…。
でも、23時現在思ったように薬は効いておらず疼痛閾値は低いまま。
脈も速いし愛されボディも強張ってる。飼い主のベッドに背中ピッタリくっつけて伏せて痛そう。
もう投薬もなにもできる事はなく、あとは発作痛で走り回るような事態になったら抱っこするとか
バァムクーヘン砲発射するだけ…。

雨予報の、この天気(図)で大火事にならないのなら相当ラッキーだとも思う。
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こら東の高気圧、きゃばりこさんの体重をどうしてくれんねん(サカウラミ(つД`)

拍手ぽちいいねなどありがとうございます。

ぷりぷりぷりちー

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おめめくりんくりん。
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おちりぷりんぷりん。

今日は普通の犬みたいだった!!神経症状殆どなにもなく!!
かわいくかしこく元気なだけだった!!触り放題だし( *´艸`)♪
西高東低やっぱ調子いいなあ!その調子で頼みます(誰に

朝さんぽ20分、昼さんぽ75分、夜さんぽ22時過ぎに20分。
長距離コース行こうとしたので、寒い!帰る!帰らせて!と引き返したら
じゃあ走るねってダッシュ1本やらされた。
ずいぶん楽しそうに走っててご機嫌だし…神経痛が無いってだけじゃなく
ピモベンダン効果もあるんですかね。運動不耐性が全然ない段階であげてるから、わかんないわ。

拍手ぽちいいねなどありがとうございます。

キャバリアでACEIの評価が分かれるのは遺伝子多型のせいかも

ソース長いのでざっくり書いちゃうと、キャバリアはそもそも遺伝的にACEの活性が低いから
MVDになったとき更にACE阻害薬を服用する必要性・効果はあるのかな?という論文要旨。
これでACEIにいろいろ種類ある理由がわかった。遺伝子によって効く成分が違うんだ。
だから「体に合う」ACEIを探すのは大事なんだなあ。オーダーメイド医療というやつね…。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29200408
Angiotensin-converting enzyme activity in Cavalier King Charles Spaniels with an ACE gene polymorphism and myxomatous mitral valve disease.
「ACE遺伝子多型およびMMVDを有するキャバリアにおけるアンギオテンシン変換酵素活性」
2018 Feb; 28
ノースカロライナ州 ローリー獣医臨床科学部。
デンマーク コペンハーゲン大学コペンハーゲン大学獣医学生物学科。
カリフォルニア大学 デュッセルドルフ獣医学部医学・疫学学科
アイオワ州、エイムズ、アイオワ州立大学獣医学部の獣医臨床科学科。

OBJECTIVES
Myxomatous mitral valve disease (MMVD) is the most common heart disease in the dog. It is particularly common in the Cavalier King Charles Spaniel (CKCS) breed and affected dogs are frequently managed with angiotensin-converting enzyme inhibitors (ACE-I). We have previously identified a canine ACE gene polymorphism associated with a decrease in angiotensin-converting enzyme (ACE) activity. The aim of this study was to evaluate for the prevalence of the ACE polymorphism in CKCS with mitral valve disease and to determine whether the presence of the polymorphism is associated with alterations in ACE activity at different stages of cardiac disease.
目的
粘液腫様変性性僧帽弁疾患(MMVD)は、イヌの最も一般的な心疾患である。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(以下CKCS)で特によく見られ、症状があるイヌはアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)で管理されている。 私たちは以前、アンジオテンシン変換酵素(ACE)活性の低下に関連するイヌACE遺伝子多型を同定した。 この研究の目的は、僧帽弁疾患を伴うCKCSにおけるACE多型の罹患率を評価し、心疾患の異なる段階における多型の存在がACE活性の変化と関連するかどうかを決定することであった。

METHODS
Seventy-three dogs with a diagnosis of mitral valve disease were evaluated and a blood sample was drawn for ACE polymorphism genotyping and ACE activity measurement.
方法
僧帽弁疾患の診断を受けた73匹のイヌを評価し、ACE多型の遺伝子型決定およびACE活性測定のための血液サンプルを作成した。

RESULTS
Forty-three dogs were homozygous for the ACE polymorphism; five were heterozygous and 25 were homozygous wild type. The mean age and the median severity of disease were not different for dogs with the polymorphism and dogs with the wild-type sequence. The median baseline ACE activity was significantly lower for the ACE polymorphism (27.0 U/l) than the wild-type sequence dogs (31.0 U/l) (P=0.02). Dogs with more severe disease and the ACE polymorphism had significantly lower levels of ACE activity than dogs with the wild-type sequence (P=0.03).
結果
43匹のイヌはACE多型について同型接合:5例はヘテロ接合体、25例はホモ接合体であった。
疾患の平均年齢および重症度は、多型のイヌと野生型シークエンスのイヌで異ならなかった。
中央値ベースラインACE活性は、野生型配列イヌ(31.0U / l)よりもACE多型(27.0U / l)(P =0.02)において有意に低かった。
重篤な疾患およびACE多型のイヌは、野生型配列のイヌより有意に低いレベルのACE活性を有した(P = 0.03)。
(わたし注:ホモ接合体がヒトのDD型らしい。ならヘテロはDI型でいいのかな?)

CONCLUSION
The CKCS appears to have a high prevalence of the ACE variant. Dogs with the ACE variant had lower levels of ACE activity even in more advanced mitral valve disease than dogs without the variant. The clinical significance of this finding and its impact on the need for ACE-I in dogs with the polymorphism and heart disease deserves further study.
結論
CKCSは、ACE変異体の高い有病率を有するようである。
ACE変種を有する犬は、変種のない犬よりも進行僧帽弁疾患でさえACE活性のレベルが低かった。
この知見の臨床的意義および、多型のMVD発症犬におけるACEIの必要性と影響は更なる研究が期待される。

遺伝多型(日本薬学会、薬学用語解説)
genetic polymorphism
同一種に属する生物であっても個々のゲノムの塩基配列は多種多様である。その変化は、表現型に病的影響を与える場合と与えない場合とがあるが、後者で人口の1%以上の頻度で存在する遺伝子の変異を遺伝子多型という。
多型を生じる原因は、種内に生じる各種の突然変異、すなわち塩基がほかの塩基に置き換わる“置換”、塩基が失われる“欠失”、塩基が入る“挿入”や“重複”および遺伝的組換えなどである。ひとつの塩基が他の塩基に置き換わっている一塩基多型(SNPs)が遺伝的背景の個別化マーカーとして有用視されている。
ヒトゲノムを個人個人で比べると0.1%の塩基配列の違いがあり,全ゲノム中には,300万~1000万箇所のSNPsがあるといわれている.同義コドンの多型ではアミノ酸配列の変化を生じないため、サイレント突然変異(同義突然変異)となる。遺伝的多型が、非同義突然変異(わたし注:アミノ酸配列に変異)であれば、タンパク質機能の低下や機能欠如、異常タンパク質の出現などにつながる場合もある
特に薬物代謝酵素では、酵素活性の低下や欠如、非定型酵素や異常酵素の出現といった表現型となる。酵素遺伝子の5′上流やイントロンに変異があり、mRNA量や酵素タンパク質量に影響を及ぼす変異もみつかっている。(2005.10.25 掲載) (2009.1.16 改訂)

僧帽弁粘液腫様変(MMVD)=正常なタンパク質で僧房弁が構成されなくなり、プロテオグリカンの蓄積、エラスチン、コラーゲンの変性で強度がおちてびろびろぶちーんしちゃうわけで。
TGF-βシグナル(サイトカイン)が異常亢進してそうなる…んだけど、ACEIはTGF-βを抑制するわけで…。
まてまてまてまて、じゃあACE活性がもともと低い場合コラーゲン化も遅くなるのでは?
いやいやいや、遺伝多型によるタンパク質の変異の方が強そうだ。つよい?
といった混乱。ゲノム…ゲノムかあぁ(;´Д`)…不案内すぎる…。

同じチームさんの別の論文にあった表(抜粋)。キャバリアでも野生型はACEIへの応答が普通にできるから、
ACEIが他犬種と同等に効くということか(ACEIの効果はおいといて)。ACE活性ガチャ…。
ckcsace
ACE polymorphism=ACE多型。

これ関係あるかなあ?
循環器疫学サイト
http://www.epi-c.jp/entry/e001_0_0244.html
[2015年文献] ACE遺伝子多型DD型をもつ人では,高脂血症と冠動脈疾患発症リスクとの関連が強い
日本人一般住民を対象とした前向きコホート研究において、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の遺伝子多型と冠動脈疾患(CHD)発症リスクとの関連を検討するとともに、遺伝子型によって既知の心血管危険因子とCHD発症リスクとの関連が異なるかどうかを検討した。
19年間の追跡の結果,ACE遺伝子多型はCHD発症リスクとは関連していなかった。
ただし既知の心血管危険因子のうち、高脂血症とCHD発症リスクとの関連は、IIまたはID型に比してDD型で強いことが示された。この結果から、CHD予防のためにDD型をもつ人ではとくに高脂血症の管理が重要であると考えられる。
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「はなしながい。ぐー」
いぬの耳にぱぶめど。本日は朝から晩まで平和。やれやれ。

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