2006年11月18日

◇ドタバタ裏話

 ヤバイくらい更新が出来ない状態ですね。いやいやお久しぶりです。
 連日、いじめ問題、教育基本法改正、やらせタウンミーティング叩きで満載のTVをBGMにひたすら原稿の日々で御座います。
 放送もされない、話題にもならないタウンミーティングのやらせの罪より、毎日毎日電波使って垂れ流すマスゴミの嘘情報偏向報道の方が何億倍も罪深い。現場の誰一人もそこに突っ込まないジャーナリズムって何?価値有るんですか?
 TVがつまらないおかげでDVDやCDが増えて大変です。
 

 さてさて。
 今回はニュースに触れる余裕もなく、取り敢えず現状報告及びCMだけをして仕事に戻ります。
 前回、「ビールの達人」の掲載時期がはっきりしたらお伝えしますと書きましたが、これが。
 一言に纏めると、大騒ぎ。

 実は私、今度からPNを微妙に変更します。
 今迄は、デビュー当初に「女には連載させない」と言われた事に拘っていた所為もあり、ずっと男名義でした。でももうそう言う時代でも有りませんし、気分でも有りません。何に拘っているか既に分からなくなったので、本名で良いじゃんと言う事になりました。
 はい。今迄の「富田安紀良」が「富田安紀子」に、僅か一文字変わるだけの事です(笑。
 勿論、実際の本名は結婚したり離婚したりで変わりますが、元々最初に親に貰った名前に戻るかと言う事でこのPNになります。
 別にわざとではないのですが、私は今迄、他人様よりは多くのPNを使ってきました。
 デビュー当時は「富沢佑」か「Yu」で、その後「富田安紀良」になりました。ネットでは匿名漫画描き「A/T」で始まりました。その後にカミングアウトしましたが、ハンドルは今後も変えません。
 A/Tはただの本名のイニシャルですし、色々考えたけど、結局は本名に辿り着くもんなんですね〜〜……。
 と、こんな訳で。「ビー達2」からPNを変える事を編集さんにお願いし、「問題ないッスよ〜」と言われたのですが、これで問題発生です。

 実は今回の「ビー達2」は11月のBJ増刊「塊」の為に描きました。
 所が〆切寸前になって「頁数が合わないから見送り」と言われ、「それなら後回しにしたのに!」とブーブー言いながら、それでも既に完成間近の状態だったので仕上げました。
 仕上がった途端、「その原稿置いといて、別の原稿を本誌用に描きなよ」と言われて私がふてくされていたのは、前述の通り。
 それでも、早く仕上げなければいけない別の原稿が有るので、いつまでもフテ腐れている訳には行きません。今回は原作者多忙と〆切までに時間がない為、私の手許にはネームではなくプロット(レポート用紙数枚に纏められたメモ)が届けられ、それを元にネームを作りました。
 時間が無い時、遊ばず、集中して一気にネームに描くために適しているのは深夜のファミレスです。原稿ノルマを仕上げた後、気持ち悪くなりながら24時間営業のファミレスへ。それでも何とか次の昼頃には「ビー達3」のネームが出来上がるんだから、不思議です。
 そのネームを提出後、他の原稿をしている私の元へ、編集部から次の一報が届きました。
 「済みません。前回、載らない事になった増刊ですが、編集長が仕上がって来た原稿を見て、"これだったらビールの方が全然マシだよ!!"と」
 ―― おいこら。
 「"仕上がってんだろ"と聞かれたので、"大丈夫です"と答えましたが、大丈夫ですよね」
 そりゃ大丈夫ですが。あのタイミングで載らないって聞いても間に合わなかったので仕上げましたが。それは良いですけど。出来上がり後に没って、そっちの原稿の方は大丈夫なんですか。他人事と思えないんですけど。
 「あ、手直しと言う事らしいので後で載ります。で、そう言う事なので申し訳ないんですが、やはり先に2の原稿を下さい」
 ドタキャンならぬドタ没ドタ総直しはジャンプでは良くある……とは言いませんが、まま有る事。私も〆切前一週間で「30頁全部直し」と言われた経験が有ります。
 それでも「没」ではなく「手直し」と聞き、他人事ながらほっとしつつ、結局は元の予定通りの原稿を渡しました。
 さあこれで、私は心おきなく別の原稿に…………また一報。
 「すみません、何だか色々言ったんですが、表紙を先に刷っちゃってたみたいなんですよ。で、PNが富田安紀良のままになってしまいました!!」
 えぇ〜〜〜〜〜……。随分前にお願いしたのにぃ。まあこのバタバタじゃ無理か。
 仕方ないですよね。でも却って面白いと思いません?本の表紙で「富田安紀良」で、本編の表紙で「改め富田安紀子」だったら、凄く分かり易いし。あ、それ良いじゃないですか。そうしましょうそうしましょう。そうして下さいよ。
 「それはちょっと……」

 以上の大騒ぎの末、「ビールの達人2」は11月のBJ増刊に載ります。
 その時のPNが富田安紀良のままか、安紀子になれているか、ここをお読みの方だけちょっと気にして下さい。もし安紀良のままだったら、船出早々トラブる「安紀子」号の今後をそっと笑ってやって下さい。
 私個人としては、こういうトラブルはネタになって好き。名前で迄トラブるのは本当に私らしくて笑えます。
 そして、今度こそ紛れもなく「富田安紀子」名義で発表される「ビー達3」は。

 「僕的にはこのネーム、納得です。OKッス。で、編集部的にもOKなんですけど、一つ問題が」
 また問題ですか。何かマズイ事書きましたっけ?書いてないよなぁ。
 「いえいえ。問題は中に使われているGUINNESSビールなんですよ。日本では、サッポロビールさんが代理店なんですが、許可を貰いに来たら、サッポロビール自体はOKだけど、やはり本社に聞かないと駄目と言われまして」
 うお〜〜、権利問題か〜〜。ええ〜、でもGUINNESS本社ってアイルランドじゃないんですか。答えいつになるんですか。っつーか、もしNOって言われたら、この作品どうすんスカ?
 「そうなんですよ〜〜。駄目って言われたら駄目ですよね。サッポロビールさんには凄く喜んで貰えて、本社に推すからと言って貰ったんですが」
 アイルランドの判断基準なんて分かりませんモンね〜〜
 「ですよね〜〜」
 載るのか「ビー達3」。発表できるのか新PN!!

 そして改めて気になるのは、現在製作中の漫画「リセッター(仮題)」。
 これ、とあるドキュメンタリ系の本が資料になっています。内容をそのまま描いてはいませんが、それをヒントにしています。その事は編集部にも明言し、一応許可を取って下さいねとお願いしたのですが、大丈夫かな……。
 と言うわけで(どう言うわけだ)、諸々どうなるのかお楽しみに!!

 追記:
 漫画家=平和主義者、戦争反対、九条賛成――と思う方が多い模様。
 実際、大手出版社で描く人に国粋派(?まあ便宜的に)は皆無に見えますからね。でも、逆の匂いの作品が載らないのは、編集サイドの判断ですし、私の知った事では有りません。
 私は、「靖国大事、A級がどうした、愛国心教育当然、日本に仇なす似非日本人壊滅祈願、勝ち戦ならしろ」な人間です。よろしこ。
 
   ←元気を頂戴Click!!


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