きれいな花には棘がある”という警句のパロデー“・・毒がある”はよく耳にする言葉ですが、実際、草花の中にはその綺麗な姿に似合わず毒性成分を持ったものが少なくありません。
                              
  スズラン の清楚で可憐な花からはとても想像しがたいのですが、スズランこれも毒草の一種だということが意外と知られていないのです。
 ですから、私は毎年6月に日航のスチュアーデスが北海道から運んできたスズランの花束を秋田赤十字病院に入院中の小児に贈呈するという微笑ましい年中行事が放映されるのを見るたびに不安を感じていました

  この年中行事も平成15年からは贈られる花も生花から造花に換えられ、初夏のエベントとしての意味も薄らいだので、そのうち中止されるでしょう・・・・。
 それと言うのも、熱病で入院していた小児が夜中のこ口渇に耐え切れずにスズランの挿してあった病室の花瓶の水を飲んで死亡した事件があったと記載してある本があるからです。      
  このニュースの出処はどうやら海外のことらしい。
  
  秋田県内にはスズランの自生地は知られていませんが、自生地では早春に萌芽したばかりのスズラン(左)をギョウジャニンニク(右)の芽と誤って食べ中毒を起こすということが間々あるそうです。スズランーlギョウジャ

 


 

   トリカブトは誰もが知る有名な有毒植物で、古くから殺人に用いられているそうです。最近でもトリカブトを用いた殺人事件が何件かあったことも記憶に新しいところです。
 トリカブトと同じ湿地に生えるニリンソウの若芽によく似るため、誤って食べて中毒症状(死亡)を起こしたという事件が毎年マスコミの話題となっています。
 (2005年4月24日 秋田さきがけ「青森でトリカブト食べた男性死亡」;
    2007年4月19日読売新聞「トリカブト3人食中毒・大館」)

トリトリカブトには根から花まで毒成分アコニチンが含まれている。
秋田県に多いオクトリカブトは世界中で2番目に毒性が強いとのことである。


トリカブトトリカブトニリンソウとは湿りっけあるような場所を好んで生育し、若葉はよく似ていて区別するのが難しい。
オクトリカブトは葉の切れ込みが浅く区別できるが、ヤマトリカブトは酷似していて困難である。
 
               
ニリンソウ充分育ったニリンソウの花は上のトリカブトとは全く違っている。



  ドクゼリはセリと同じ湿地に生育する植物ですが、葉も茎も若芽の時期から違うため通常はセリと間違えて食べることはないのですが、毒性の強い太い根茎をワサビと誤って食べて中毒症状を起こすということがあるようです。
セリドクゼリ




  ドクウツギの熟した黒い果実は甘くて美味しいので子供が食べて中毒死したという例が沢山あるそうです。ドクーF

ドクウツギの果実に含まれる毒素はアルコールによく溶解するため、毒素を含んだ甘くて美味しいドクウツギ酒ができるそうです。

   ドクウツギは雌雄同株

ドクーffドクーm



 

  ここにわが国の代表的な有毒植物を挙げましたが、毒草はまだまだ沢山あり、早春の野を飾る華麗なフクジュソウや高山植物の女王コマクサまでもが有毒植物だと知るとちょっと興ざめです。フクジュソウコマクサ




 

 livedoorニュース 2008/12/19  「毒草」てんぷら放送したテレビ信州のお粗末
 毒のあるフクジュソウのテンプラを紹介し、女性リポーターがこれを食べてしまったという珍事を載せています。