アッキーの幸せ日記 Akki's Happy Diary

「アッキーの幸せ日記」は中日ドラゴンズを応援しています。が、とうぶん暗黒時代が続きそうです。

2009年08月

Voce e Bossanova4

大貫妙子さんの「PURISSIMA」は、1988年9月のリリースで、もう20年以上も前のアルバムだ。当時このCDを買ってまず最初に驚いたのが、1曲目の「Tema Purissima」のオーケストラ・アレンジと指揮をマーティ・ペイチがやっていた事だ。マーティ・ペイチと言えば、「踊り子」で有名な「THE BROADWAY  BIT」を真っ先に思い浮かべる、ウエスト・コースト・ジャズを代表するアレンジャーでありピアニストだ。

大貫妙子MP2「へ〜、マーティ・ペイチか…凄いな」、とは言っても「Tema Purissima」はジャズではなかったが。いずれにしてもアルバムを通して聴くとモダン・ジャズ的な「Monochrome & Colours 」やボサノバの「Voce e Bossanova」、タンゴ調の「Cavalier Servente」など上質なコンセプトで構成されていた。20年以上も過ぎても「PURISSIMA」は、ぼくの愛聴盤となっています。

Voce e Bossanova

あなたにとって幸せは  何もおきない日々

穏やかに私が  寄りそうこと

Voce e Bossanova

柔らかな指で奏でる

あなたをつつむ  空気や光になれるなれば


わたしにとって悲しみは  あなたが語らない

触れられぬ過去に  残る想い

Voce e Bossanova

しなやかな指で奏でる  ふたりのうたを

連れ去る嵐が来ないように


いつまでも  このままでずっと話して

求めるものが  あなたも私も同じならば


フェビアン・レザ・パネ(p) 小野リサ(g) ヤヒロ トモヒロ(perc)

特にこの「Voce e Bossanova」を聴くと、当時の自分の心境が甦ってきます。「何も起きないこと」の心地よさ、「いつも平穏でいられたら」という願い。空気や光のように、いつも自然体でいられたらどんなに幸せなのだろうかと… 日々が平穏で淡々と過ぎて行って欲しいと感じていた当時の自分、いつもぎくしゃくしていました。

みんな色んな悩みにぶち当たって歳を重ねて行きます、「何もおきない日々」が永遠に続くことはあり得ない。あり得ない理想郷のような世界感、「Voce e Bossanova」の歌詞を見ていつもそう感じていました。・・・

何もおきない日々か……。

あと、特筆すべきはギターで小野リサさんが参加していた事、デビューの1年前でした。テレビでこの演奏を見たとき「小野リサ」を知りました、ちょっとした貴重映像ですね。続きを読む

悲痛通知1

非通知と入力しようと思ったら、”ひつうつうち”と打ってしまい変換したら悲痛通知となった。”悲痛通知”か、これは痛いぞ。
なぜ”悲痛通知”なのか、それは「非通知で電話をかけたら、痛い目にあう」と言う事。

先月、ヤフーからフレッツ光に換えた。特にADSLでも不自由はなかったのだが、あまりにもNTT西日本の人が熱心に電話をしてくるものだから、その熱心さに屈してしまったと言うか…。最終的に心が動いたのは、「ナンバー・ディスプレー」とセットで薦められたので決断してしまった。

非通知実は、前々からずーっと「ナンバー・ディスプレー」にしたかった。特に仕事をしてる最中にかかって来る電話には不快な思いをしていた。パソコンの側に設置してあったADSLのモデムは、先方から電話がかかってくると「カチッ」という音がしてから呼び出し音が鳴っていたので、仕事に熱中しているとこの「カチッ」という音でずいぶんテンションが下がった。呼び出し音が鳴って受話器を取り「モシモシ」と応答すると、無音状態だったりガイダンスのアナウンスだったりで・・・「クソッ、出なけりゃよかった」と思う事がしきりだった。(ホント、テンション下がりますよ)

最近は、「ナンバー・ディスプレー」にしたおかげで相手が誰だかすぐわかるようになったため、「クソッ、出なけりゃよかった」という悩みから解放されて大助かりです。

今週末は、衆院選挙の投票日。
各党の票取りや選挙演説の通知など、選挙事務所からの
電話が頻繁にかかってくる・・・


先日電話が鳴ってディスプレーを見たら”非通知”だった。「うっとおしいな〜」と思いつつ受話器を取ったら、ある党の選挙のお願いだった。「お忙しい所申し分けありません、・・・・の事務所の者ですが…」と、お決まりのお願いだった。一応一通り話しの内容を聞き、最後にこう言ってやった。

「あのね〜、選挙のお願いはいいけど”非通知”はまずいんじゃないですか?」

「エッ?!そうなんですか?」

「そうですよ、選挙のお願いしてるのに自分の番号を名乗らないのはイメージダウンですよ」


まぁ、どれだけ「ナンバー・ディスプレー」が普及してるのかは知らないけれど、僕の様にディスプレーにしている人が電話を取れば逆効果は必至だと思った。あれって事前に自分の番号を表示しないように設定するものでしょう?何故そんな事する必要があるの?

少なくとも、僕は「自分の電話番号を表示しない候補者には票を入れたくない」。
そんな態度かよと思ってしまう、非通知は”悲痛通知”だ。

ケルン

以前zzyさんから「金正日がピアノ弾いてるやん!?」とコメントをいただいたキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」のレコジャケジャンキー。(2006.12.21)

ケルンこれは、ぼくの横顔のみをキース・ジャレットのオリジナル・ジャケに合成したものだが、タイトルが「THE KOLN CONCERT」で レーベルのECMがKCMになっている。要するにKCMとは「カシモ」の略である。



「カシモ」とは僕の出身地である岐阜県恵那郡加子母村の事(現在は中津川市加子母)。CDの内容は、僕が当時気に入っていたピアノによるジャズを集めたオムニバス盤なのだが…。CD評には『岐阜県の加子母村にある喫茶ケルンで行われたピアノ・ソロ・コンサートのライブ』(なわけないだろう?)ってね。

喫茶『ケルン』のとくさ

先週は僕の出身地である加子母の小和知という所で、葬式が4件も続いた。田舎の母から電話があって「葬式がようけ続いたよ…いっぺんに4軒も」と嘆いていた。同級生の千春さんとこの旦那さん、そして同級生の恵美子さんところのおかあさん、それに近所のおばあさん、そして喫茶『ケルン』のおばあさんのとくさん・・・さぞかし区長の人は大変だっただろう?

喫茶『ケルン』のとくさは、とくさんというおばあさんで97歳だったそうだ。加子母村に喫茶店が1〜2軒しかなかった高校生の頃、自分の家から歩いて10分程の所にできた喫茶『ケルン』はみんなのたまり場だった。

とくさんはみんなからとくさと呼ばれていた、いつも白い割烹着を着て、腰が少し曲がった姿勢でコーヒーを運んで来てくれた。とてもシャレた喫茶店には似つかわしくない姿で素朴な愛嬌を提供してくれていた。(そこが、喫茶『ケルン』のイメージだったような気がするけど…)

「ああ…、ケルンのとくさも亡くなられたか、ずいぶん長生きされたんだなぁ〜」と、若い頃喫茶『ケルン』で飲んだコーヒーの味を懐かしんだ。

そして、久しぶりに「ケルン・コンサート」を聴きたくなった。

あなたのとりこ5

とにかく思春期の頃は外人のお姉さんに憧れていた。「日本人って背が小さくて、髪の毛は黒いし、鼻は低いし、彫りは浅いし、目は黒いし・・・」なんて、ロードショーやスクリーンといった外国の女優さんの写真を見る度に、東洋人のコンプレックスをどっぷりと感じていた。

中学生の頃に流行っていたシルビー・バルタンの
「あなたのとりこ」のとりこだった。




もちろんこんな動くシルビー・バルタンなんか見た事がなかったが、今こうして当時の動画を観ると、当時のイメージどうりの映像だった。そしてフランス語というロマンチックな発音、何を歌ってるかさっぱりわかんないけど…とりこになっていた。特に曲の中間に入る♪ゲバ、ゲバ、ゲバ、ゲバ、ゲバ、ゲバ、ゲバ・・・・という所。まったくこの地球上の異質の空間から抜け出してきたようなサウンドだった。こんなお姉さんに囲まれて時を過ごせたたら、もうハーレム状態だろうなぁ… う〜ん、堪んねぇ〜〜〜。

・・・・で、この曲「ウォーターボーイズ」のプールでの演技のシーンで流れていたんだよね〜 40年も前の曲が使われたワケだけど、不思議と古さを感じない所がこの曲の持つ魅力なんだよね〜 とにかくこの頃を痛切に感じる曲は”ヨーロッパ”だった。

フランスのシルビー・バルタン、オランダのショッキング・ブルー、イギリスのメリー・ホプキン、イタリアのジリオラ・チンクエッティ…… 少ないお小遣いが400円のシングル盤に消えて行った。

とりこビーナス天使







う〜ん、マンダム。3

これまた1970年代のおはなし・・・

「あごに何か付いてるよ」

「エッ?」(と、あごに手をあてる…)

「う〜ん、マンダム」(笑)

この手の、人をちゃかしたギャグをよくやった。

「ゆき」

「うん」

「・・・や、こんこんあられやこんこん」

とか

「とし」

「うん」

「・・・の、始めのためしとて〜」

なんてね。

マンダム1当時人気の映画俳優チャールズ・ブロンソンを起用した男性用化粧品「マンダム」のCMは、ジェリー・ウォレスの歌う「男の世界」のイメージソングと共に大ヒットした。
カーボーイ姿のブロンソンが白い馬に乗って颯爽と登場、アメリカ西部の砂漠を駆け巡る。テンガロンハットで水をすくって頭にかける「男らしさとは、男くささとは・・・・う〜ん、マンダム」。映画「荒野の七人」の”いいひと的キャラクター”と重なって、ブロンソンの人気が最高潮の頃だ。そして、「男の世界」のイメージソング。「う〜ん、マンダム」は、ぼくが通う学校でも大流行となった。

マンダム元々「マンダム」の前身はチックで有名な「丹頂」だ。GSのビレッジ・シンガースの清水道夫やスパイダースの堺正章のピッカピカの七三分けをがっちり固めていたのはやはり「丹頂チック」だったのだろうか…当時の若者の主流は七三分けだった。その後資生堂のMG5やバイタリスが登場し、丹頂の製品が下火となってしまう。


心機一転「マンダム」と社名変更してイメージを一新したのが当時の「マンダム」だったわけだ。「mandom」の語源はもちろん造語で“Human & Freedom”をくっつけてmandomとなったそうだ。現在は、キムタクをイメージキャラに起用した「GATSBY」シリーズだよね・・・。
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