大貫妙子さんの「PURISSIMA」は、1988年9月のリリースで、もう20年以上も前のアルバムだ。当時このCDを買ってまず最初に驚いたのが、1曲目の「Tema Purissima」のオーケストラ・アレンジと指揮をマーティ・ペイチがやっていた事だ。マーティ・ペイチと言えば、「踊り子」で有名な「THE BROADWAY BIT」を真っ先に思い浮かべる、ウエスト・コースト・ジャズを代表するアレンジャーでありピアニストだ。
「へ〜、マーティ・ペイチか…凄いな」、とは言っても「Tema Purissima」はジャズではなかったが。いずれにしてもアルバムを通して聴くとモダン・ジャズ的な「Monochrome & Colours 」やボサノバの「Voce e Bossanova」、タンゴ調の「Cavalier Servente」など上質なコンセプトで構成されていた。20年以上も過ぎても「PURISSIMA」は、ぼくの愛聴盤となっています。
Voce e Bossanova
あなたにとって幸せは 何もおきない日々
穏やかに私が 寄りそうこと
Voce e Bossanova
柔らかな指で奏でる
あなたをつつむ 空気や光になれるなれば
わたしにとって悲しみは あなたが語らない
触れられぬ過去に 残る想い
Voce e Bossanova
しなやかな指で奏でる ふたりのうたを
連れ去る嵐が来ないように
いつまでも このままでずっと話して
求めるものが あなたも私も同じならば
フェビアン・レザ・パネ(p) 小野リサ(g) ヤヒロ トモヒロ(perc)
特にこの「Voce e Bossanova」を聴くと、当時の自分の心境が甦ってきます。「何も起きないこと」の心地よさ、「いつも平穏でいられたら」という願い。空気や光のように、いつも自然体でいられたらどんなに幸せなのだろうかと… 日々が平穏で淡々と過ぎて行って欲しいと感じていた当時の自分、いつもぎくしゃくしていました。
みんな色んな悩みにぶち当たって歳を重ねて行きます、「何もおきない日々」が永遠に続くことはあり得ない。あり得ない理想郷のような世界感、「Voce e Bossanova」の歌詞を見ていつもそう感じていました。・・・
何もおきない日々か……。
あと、特筆すべきはギターで小野リサさんが参加していた事、デビューの1年前でした。テレビでこの演奏を見たとき「小野リサ」を知りました、ちょっとした貴重映像ですね。続きを読む
「へ〜、マーティ・ペイチか…凄いな」、とは言っても「Tema Purissima」はジャズではなかったが。いずれにしてもアルバムを通して聴くとモダン・ジャズ的な「Monochrome & Colours 」やボサノバの「Voce e Bossanova」、タンゴ調の「Cavalier Servente」など上質なコンセプトで構成されていた。20年以上も過ぎても「PURISSIMA」は、ぼくの愛聴盤となっています。
Voce e Bossanova
あなたにとって幸せは 何もおきない日々
穏やかに私が 寄りそうこと
Voce e Bossanova
柔らかな指で奏でる
あなたをつつむ 空気や光になれるなれば
わたしにとって悲しみは あなたが語らない
触れられぬ過去に 残る想い
Voce e Bossanova
しなやかな指で奏でる ふたりのうたを
連れ去る嵐が来ないように
いつまでも このままでずっと話して
求めるものが あなたも私も同じならば
フェビアン・レザ・パネ(p) 小野リサ(g) ヤヒロ トモヒロ(perc)
特にこの「Voce e Bossanova」を聴くと、当時の自分の心境が甦ってきます。「何も起きないこと」の心地よさ、「いつも平穏でいられたら」という願い。空気や光のように、いつも自然体でいられたらどんなに幸せなのだろうかと… 日々が平穏で淡々と過ぎて行って欲しいと感じていた当時の自分、いつもぎくしゃくしていました。
みんな色んな悩みにぶち当たって歳を重ねて行きます、「何もおきない日々」が永遠に続くことはあり得ない。あり得ない理想郷のような世界感、「Voce e Bossanova」の歌詞を見ていつもそう感じていました。・・・
何もおきない日々か……。
あと、特筆すべきはギターで小野リサさんが参加していた事、デビューの1年前でした。テレビでこの演奏を見たとき「小野リサ」を知りました、ちょっとした貴重映像ですね。続きを読む