March 16, 2013

旧制高校・寮歌物語「猛練習で鍛えた寝技の柔道」(サンケイ新聞)

高専柔道の記事「四高柔道の黄金時代」、「講道館柔道との対立」
サンケイ新聞の2月10日の記事。
ウチは購読してないが、わざわざ教えてもらった。

せっかくなので何かに残しておこうかと思ったら、
電子版から「ブログに投稿」というのができるらしいので、
ためしにできるかどうか投稿してみた。

できた!<上の記事を参照>

ついでに、記事のリンクもいつまで残るかわからんので、
要約も書いとく。

●第四高等学校(旧制、金沢)で俊英がそろった「明治40年卒業組」
(※以下、いずれも四高→東大。)
八田與一(「台湾の農業の父」、大規模灌漑施設の設計・建造)
正力松太郎(読売新聞社主)
品川主計(巨人軍球団社長)
河原良成(吉田茂内閣の厚相、小松製作所社長)
飯森里安(放射化学の父)
森岡二朗(内閣官僚、日本野球連盟会長)
四高出身者 (2)

















●40年卒組のハイライト、南下軍:
『南下軍』とは、
柔道、剣道、野球、テニスによる三高、六校との試合のための京都遠征。
しかし、四高は野球、テニス、剣道と立て続けに敗退。
ここで「柔道」の正力松太郎が超人的な活躍。
実力上位の三高の大将を絞め落とし、六校の大将戦でも引き分けに持ち込み、劇的な優勝を勝ち取る。
「金沢に帰ったときはもう、大変な歓迎ぶり、金沢市内はわきにわいた。
全校あげて、中学生までも金沢駅に迎えに来る。花火は打ち上げられる。
・・・この時の感激と愉快は数十年後の今でもぼくの胸に強く刻まれている(正力)」

●四高柔道の黄金時代:
・四高柔道部は大正時代が黄金時代。破竹の7連覇。
・エース駒井重次は、神様とも呼ばれた。
(四高→東大。後、衆院議員。寮歌「北の都」の作詞者)。
・旧四高本館前庭には、
「柔道校長」と讃えられた七連覇当時の校長溝渕進馬の銅像と
「北の都」の歌碑がある。
・井上靖も四校の柔道に魅せられて静岡から金沢にやってきた。
「・・寝技の強い奴は必ず弱い奴に勝つんだ。・・立技のように僥倖はない。・・練習量がすべてを決定する柔道、それが寝技なんだ(井上靖の「北の海」より)」

●講道館柔道と(高専柔道との)対立:
・寝技中心の高専柔道(旧制高校、専門学校)と嘉納治五郎の講道館との対立
・「行き過ぎた寝技中心(嘉納側からの批判)」、対、「寝技こそが柔道の粋(旧制高校生の主張)」
・戦後は講道館柔道が主流となり、高専柔道は寂れるが、
戦後、ヘーシンクの寝技に神永(※講道館柔道)が抑え込まれるという惨敗の「衝撃」は、そのせいではないか。
・「高専柔道」に現在スポットライトがあてられることはないが、ブラジリアン柔術など世界の格闘技に影響を与えた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<コメント>
講道館柔道との軋轢に関しては、
いままでにホームページやブログで触れたのと大筋同じ。

嘉納さんの言動から推測するに、
「柔道」の体育的見地以外には、要するに、
路上のケンカや着衣での護身術としての技術を主眼においていたのだろう。
だから、ゆっくり寝技なんかできない、大勢が相手だと蹴られたり、危ないだけ、
意味がない、立技でいくべきという感覚ではないか。
最終的には打撃技術の導入も目指していたらしいし。
それはそれで一理ある。

ただ、戦国時代の甲冑戦など、殴る蹴るが通用せず、投げも効かず、
いきなり切ることもできず、組み伏せて仕留めるしかない状況もある。
最近の総合格闘技のように1対1で決着をつけるまでやる場合もある。
そういう場合は、寝技ができないとお手上げ。
コケてもだれも「待て」なんて言わない、立たせてくれない。

実際、寝技制限のない時代は、講道館は古流柔術に惨敗してるし、
勝てるようになったのはルール上、寝技を制限してから。

それに、柔道・柔術の海外進出の時代も、
「講道館柔道」は、異種格闘技戦で惨敗している。
そりゃそうだ、投げたって終わらない。

結局、実力で相手を仕留めて納得させてきたのは、古流柔術や
高専柔道、武徳会・武専の出身者、経験者。

(★敗戦・占領後の日本では講道館柔道だけになったが、
これは、ある意味、日本弱体化政策の一環。
なので、むしろ欧州など海外の方が古来の伝統が残ってるが、
日本で続けることはある意味、占領政策に対するレジスタンス。
もう「高専柔道」は七帝にしか残ってない。)

まぁ歴史的、護身術的、技術的、いずれの見地から言っても、
「寝」も「立」も両方大事なんですけどね。

今、高専柔道ルールを唯一残す七大戦、七大ルールでは、
もちろん延々と寝技の練習をやりますが、
立技だってあるから両方磨けます。
投げたけりゃ「寝」でくる奴をブチ投げて仕留めればいいんです。
(できないし、させないけど・・・)

・・・いやまぁ、「寝技に偏ってる」と言われるのはホント。

ただ、言っときます。
生死をかけた勝負は、コケたら終わりじゃないでしょ。
ライオンは組み敷いて止めを指す。

立技の方だけ重視する人は、
「柔道ルール」なら、どうせ、すぐ「待て」になるから、
寝技なんかやっても使えないと思っているのかもしれない。
あんなの柔道じゃないと思ってるかもしれない。

けど、寝技に自信がつけば立技だって思い切りかけられる。
延々と寝技の練習やることで、移行から素早く仕留める攻撃力も増すし、
守りきる技術も身に付く。

そして寝て強ければ、最後は勝つ。怪我してもなんとかなる。
(山下泰裕が負けなかったのも怪我しても勝てたのもそう)

今、オリンピックで勝てる日本人は
寝技をやり込んだ、寝技でとりきる力のある人だけ。
これは、なぜか案外指摘されてないけどホント。
コケたら終わり、寝技は「オマケ」くらいに考えてたら負けるね。
コケたらチャンス!逃がさない!と思わないと。
寝技と立技に境目も区別もない。
仕留めるかどうかだけ。

逆に言うと、
(個人的には)、寝技できない人とやるのはホント楽。
だから「柔道」の人は、みんなやらんでいいよ・・・

・・・でも、ちょっとやってみたかったら、
あこう堂に来る?

(注:ワタシで対応できるのは「寝技って何?」
っていう初心者レベルの方に限ります。
本気の方は本気の道場で高い月謝を払って習ってください。
あと、高レベルで、我こそ教えるという方も募集してます。)


<あこう堂>
道場レンタルの場合(空いてればいつでも可):
平  日:1時間:1000円〜(21時以降は1時間1200円)
土日祝:1時間:1200円。
ご要望・お問い合わせ
Phone:080−5323−4775
(ご予約はお早めに。お急ぎはお電話で。
確認のためメールもいただければ幸いです)
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あこう堂の地図
(2号線からだと神戸新聞販売所のビル下をくぐって下さい)

※毎週水曜の夜は、
予約がない限り、フリーの練習会として開放します。
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(最新状況はお問い合わせ下さい)
http://blog.livedoor.jp/akoudou2008/archives/1520373.html
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※平日夜21〜23:00ならいつでもできます。
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内容は、まあ参集者次第でテキトーにあわせます(以下参照下さい)。
http://accordsuma.grupo.jp/free286030
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akoudou2008 at 22:33│TrackBack(0)言うだけ格闘技講座 

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