Calling from Darkness Ⅱ

不定期更新な悪堕ちSSブログ

コードダークⅢ堕落編

エピソード5 【廃都沈黙変】

みなさま、お久しぶりです。
かなり間が開いていましたが、エピソードの5話でございます。
今回もあっちこっちの組織の人たちが、廃れた巨大都市で戦闘しています。

先月の更新回数は、まさかの一回・・・
何をしていたか?
艦隊を率いて、鉄底海峡を攻略していましたよ?
忘れていたわけではないのですが、
あまりの激戦で作業が滞ってしまいました・・・

さて、今回でひとまずⅢは終了とします。
エピソードだけでなく、Ⅲ全体を一旦閉幕。
Ⅳがあるかどうかは分かりません。

今回で本編で出てきたキャラクターたちを全員出せました。
各創作主の了承を得ない形での参戦なので、
微妙な違いが有るかと思いますが・・・。
コメントなど、ご意見をお待ちしてますね?
それでは、どうぞ!



混乱続く廃都。
朽ちたその都市に住み続けていた人々、正義を信じて戦い続けてきた戦士達。
様々な思惑を飲み込み、混沌の闇は全てを塗り潰していく。

「がぁああああああ!?」
倒れこむ大男。
その姿は巨大なサイのようである。
「退治完了・・・と。フィアレス、そっちはどうだ?」
白い虎のような姿の少年が、振り返りながら尋ねる。
「こっちも終了。・・・シン後ろっ!」
ナデシコの花を咲かせる少女が、慌てたように叫ぶ。
「舐めるなよ、小僧どもがぁあああああ・・・がはっ!?」
大男が立ち上がり、襲いかかろうとした瞬間・・・再び崩れ落ちる。
「お前ら、油断するなよな・・・」
その背後から現れた少年は、鋏のような角を持っていた。
「すまん、グロム・・・」
「ごめんなさい・・・」
シンとフィアレスはうな垂れる。
「ここは戦場だし、相手は野生化したソリティアンだけとは限らないんだ。もっと気を引き締めていかないと・・・」
グロムはそんな2人に目もくれず、周囲を見回す。
「今回は頼れる隊長たちもいないんだ・・・。自分の身は自分で守らないと。」
「ああ、分かってる。」
「アイ様たちに恥をかかせるわけにはいきません。」
二人の表情が引き締まる。
「よし次に・・・と、あっちから来やがったか。」
グロムはビルの屋上に1つの影を確認する。
それは純白の騎士。
「その姿、噂のソリティアンって奴か・・・」
どんよりと曇った空を背に、その少女は叫ぶ。
「悪いけど、さっさと片付けさせてもらうわ。」


コードダークⅢ エピローグ
エピソード5 【廃都沈黙変】
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エピソード4 【廃都饗乱変】

みなさま、お待たせでした?
ゲストたちが軒並み堕ちていくエピソードでございますよ。
今回はとある巫女さんとその仲間達チームが、
廃都で再会した少女たちとの・・・

今回は創作主の方と連絡が取れないので、
少々セリフ他に不安はあるのですが。
うちのキャラも絡みつつ、激しい戦いが展開されています。

エロ展開?今回も無いですね・・・
いかんせん片方はストーリーの途中で打ち切りになってしまいましたし、
むやみにエロエロにするのは躊躇われました。

ひとまず読んでみてもらって、
感想をいただければと思います。

それではどうぞー!


「はぁ、はぁ・・・」
少女は1人、街の中を走っていた。
「みんなと、はぐれちゃった・・・」
息を整え、周囲を見回す。
「ここ、どこだろ・・・?」
何となく、声に出してそう呟く。
返してくれる者はいない。
状況は良く分からない。
「けど・・・何かが起きているのは間違いないよね・・・」
爆発音が聞こえて、みんなで逃げ出した。
いつの間にか散り散りになって、今は1人。
「私にも、できることはある・・・よね?」
再び混乱の渦中へと向かおうとした、その時。

「見ぃつけた・・・♪」
聞きなれない声が、背後から響く。
「え?」
直後、首筋に感じた衝撃。
「あ・・・?」
意識が遠のく。
身体から力が抜ける。
倒れこみそうなところで、踏みとどまる。
「おとなしく、向こうで待ちなさい。」
女の声に、少女は頷いて歩き出す。
その瞳は虚ろ、足取りはふらついて。
見るものが見れば、まるでゾンビであるかのように。
「・・・」
無言のまま、少女は歩き去る。
その首には、黒い羽が刺さっていた。
「これで、何人だったかな・・・♪」
女は笑う。
その年頃は先ほどの少女と変わらない。
その姿は、異形であった。
「さ、次々・・・♪」
女は飛び立つ。
両手の翼を広げて。
廃都の混乱は、未だ収まる気配はなく・・・


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エピソード4 【廃都饗乱変】
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エピソード3 【廃都乱雑変】

みなさま、台風一過の中、いかがお過ごしでしょうか。
いろいろ考えた結果、エピローグは今の感じでもう少し続けることに。

舞台は、かつての首都。
現在は廃都と呼称される、スラムと化したようなところ・・・
タワーが建っていたり、巨大なビルが建ち並ぶ・・・

まあ、そこにいろんな人々を集めてしまったわけですよw
Ⅲの終了から少し経過して、ゲストたちの状況も変わっているわけですね。
どう変わったか・・・は、推測してくださいw

今回、各創作主の許可を得ないまま突っ込んだので、
異論反論ご意見は広く承ります。

それではどうぞー!



「はあっ、はあっ・・・一体何っ!?」
少女は駆ける。
大災厄で崩壊した、かつての首都。
今は廃都と呼ばれるその廃墟の一角を。
「何が始まったって言うのよっ!?」
少女は廃都に身を寄せる、ストリートチルドレンの1人。
廃都といえど、インフラはある程度確保はされている。
様々な混乱の中で無法地帯となったこの街に、流れ着いた家出人である。
「はあっ、はあっ・・・」
唐突に聞こえた爆発音、上がる土煙に少女は逃げ出した。
この地で知り合った親友たちは、散り散りになってしまった。
連絡を取り合う手段はない。
そんな余裕も無い。
「ここなら・・・」
少女が入り込んだのは、既に参拝者も居ない小さな神社。
埃の積もった本殿の中に潜り込み、身体を丸める。
「何が、起こってるのよ・・・」
ぼんやりと呟く。
「・・・見ぃつけたぁ♪」
そこに響く声。
それは聞き覚えのある、仲間の声。
「大丈夫だった?・・・って、え・・・?」
思わず外に出た少女の前に居たのは。
「あは♪大丈夫よぉ、もう何も心配ないわ♪」
蕩けるような笑みを浮かべる、仲間の顔。
その胸元には、鈍く光る目玉のようなもの。
「え、なんなの・・・?」
戸惑い、後ずさる。
背中が、誰かに当たる。
「え・・・?」
少女が振り向こうとした、瞬間。
「フフフ・・・。貴方にも、教えてあげる・・・」
声が聞こえて。
首筋に、痛みが走る。
「あ・・・ぁ・・・」
少女の意識が薄れる。
人としての、最後を感じながら・・・。

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エピソード3 【廃都乱雑変】
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エピソード2 【鏡都沈黙変】

みなさま、お待たせしました!
秋の不定期更新のお時間です!

てなわけで、コードダークⅢのエピソードの2番目。
鏡都を襲う異変!
突如現れた、鈴華美影のクローンたち!
その状況に対応するヒロインたち!
果たして異変の行方は・・・?

てな感じですねw
Ⅱのときにエロエロ展開はやりましたので、
今回はそっち方面はありませんが・・・。
ちなみに今回のネタ元は『とある』でござるw
こちらでは次で最終回ですが、
まあ、読めば分かりますねw

それではどうぞー!



「くっ。お前たちは一体!」
地面に伏せる男。
否、押さえつけられている男が吠える。
「黙っていろ。殺すくらいわけはない。」
冷ややかに、一瞥もすることなく女は告げる。
金髪の女は、男を見下すように立っている。
「何が目的だ!こんなことをして・・・」
男は口を閉じようとはしない。
少しでも情報を得ようと、必死に叫び続ける。
「「「「抵抗・・・無駄。」」」」
男を拘束する数人の少女が、異口同音に言葉を発する。
その顔は全て同じ、違いを見つけることは出来ない。
そして、男が良く知る少女と瓜二つだった。
「かしこまりました、我が君。」
誰かと通信していたらしい金髪の女が、恭しく頭を下げて答える。
目の前に誰かいるわけではない。
「少し眠っていろ。眼が覚めたら、終わっている。」
その言葉を理解するより先に、少女の1人が首元に手を当てる。
「スタン・・・ブレイク」
「がっ?!・・・ぁ・・・」
流された電撃によって、男は気絶する。
意識を手放してしまった男・・・大神直斗。
彼に訪れる危機に、彼自身は何もすることも出来ない・・・


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エピソード2 【鏡都沈黙変】
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エピソード1 【鏡都増殖変】

皆様お久しぶりです・・・と言っても、2週間ぶりくらいですね。
夏の疲れや長編の終了に伴う虚脱感とかで更新が滞ってました。
当面こんなペースでの更新になるかと思いますが、
どうかのんびり待っていてくださいね。

今回はⅢのエピローグ・・・後日談になりますね。
書かないと言っておきながら、またしてもいろいろやらかしてみたり。
タイトルで分かる人にはわかりますね?
とある退魔巫女と、その周囲の人々が登場します。

そして衣緒とアカネたちの組織、インモータリィ・システムズ。
コードダークの派生組織の中で、もっとも悪の組織らしい組織。
破壊活動や暗殺、防諜を含む諜報活動など。
闇の中の更なる深み、組織の暗部を担う彼女たち。

当然のように混乱に巻き込まれる鏡都ですが、そのきっかけは・・・
「とある」シリーズのネタをお借りした形だったり。
もちろん微妙に違うわけですが。

前置きは置いといて、それではどうぞー!



「・・・任務開始」
数人の女たちが、宇宙空間に飛び出す。
真っ黒なボディスーツ。
酸素ボンベから口元に繋がれたチューブや、目元だけを覗かせるバイザー。
宇宙空間での作業に最低限必要なレベルの装備。
太ももに取り付けられた大きな機械から空気が噴出し、姿勢をコントロールする。
両手からワイヤーを伸ばし、施設の外壁を器用に渡っていく。
「・・・」
課せられた任務。
それはこの宇宙ステーションの中央制御室の調査。
内側から入ることが出来ない其処を、秘密裏に調査することだった。
「・・・」
音もなく、声もなく、目的の場所へと向かう女たち。
「・・・?」
あと少しで到達できる。
そのとき、女たちの視界に映ったもの。
「懲りない連中だ・・・」
真空の宇宙空間にあってなお、鼓膜に響く声。
薄緑色に透き通った、エメラルドの体を持つ・・・女。
少女といってもいいそれは空気を必要としないのか、何の装備もつけては居ない。
「・・・」
先頭を行く女が合図をすると、全員が武器を取り出す。
あるものはナイフ、あるものは2本の刀。
障害を押しのけてでも、達成を義務付けられた任務。
「やれやれ・・・」
エメラルドの少女は一振りの巨大な日本刀を手にする。
「・・・!」
それを見て、女たちは一斉に襲い掛かる。
「ふん・・・!」


コードダークⅢエピローグ
エピソード1 【鏡都増殖変】
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