四人で囲む朝ごはんは温かくて切なかった。

テーブルにはお味噌汁とご飯と晩御飯の残り物。
yasが準備ができたものを、
どんどんキッチンから持ってくる。

起きたばかりのmotoくんとyuaちゃんは、
まだまだ夢の世界の住人。
「おはよう」とともに椅子に座る。
目の前に座っている非日常である自分という存在を当たり前のように受け入れる。

僕が手にすることができない選択肢。
同時に、yasにはしてあげられない選択肢。

こんなにも子どもが好きな人なのに、
ただ申し訳なかった。


年末はyasの実家で過ごしました。
お父さんにはアウトしていないけれど、
たぶんお父さんも気付いているんだろうな。
子どもたちは長女は分かっているかもしれないけれど、
下の三人はまだまだかな。
そんなことを考えながら。

子どもたちはただただ可愛くて、
おじさんは何でも買ってあげたい病を発病しまくりでした。

9年ぶりのyasの家は相変わらず笑顔たくさんで、
守りたいものがまた増えた、そんな時間となりました。