麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

2007年03月

満足度

誰もが金銭的損得だけで行動を選択するわけではない

満足度には個人差がある



「強い面子と打つ」


さんは自分よりも強い人と麻雀を打つのが好きです。
この日の面子、さん、Cさん、Dさんはさんよりも強い人でした。

この面子で雀力を比較したところ(参照ポイント制と評価
さんはこの面子において1半荘あたり−5Pという雀力評価になるとしよう。

「レートX」で10半荘打ちましょう。さんにとって、金銭的に損な行為ですよね。
1半荘あたり500円の期待損。10半荘なら5000円の期待損だ。

でもさんが

自分よりも強い面子と10半荘打つ満足度>5000mz

という人ならば「金銭的には損であるけれども、満足度がそれを上回るのでこの勝負を受ける」ということになるわけだ。


さんは麻雀を打つ満足度よりも、勝って得るお金に対する満足度のほうが高い人だ。この日の面子、さん、Cさん、Dさんはさんよりも弱い人でした。

この面子で雀力を比較したところ(参照ポイント制と評価
Bさんはこの面子において1半荘あたり+5Pという雀力評価になるとしよう。

「レートX」で10半荘打ちましょう。さんにとって、金銭的に得な行為ですよね。
1半荘あたり500円の期待得。10半荘なら5000円の期待得だ。

でもさんが

自分よりも弱い面子と10半荘打って、勝って得るお金に対する満足度>5000mz

という人ならば「金銭的には得であるけれども、得るお金に対する満足度が満たないレートなのでこの勝負は受けたくない」ということになるわけだ。


は「レートX」では不満なので

「じゃあ5倍のレート5Xで勝負しよう」
「えっ?ちょっと待って・・・」


Bにとって満足度を満たすレートを提案しました。でもにとっては

自分よりも強い面子と10半荘打つ満足度<25000mz

「それじゃ高いよ」となるわけだ。


の主張との主張、どちらが正しいとかそういった類の話ではありません。満足度には個人差があるのだから。それを認識した上で交渉や取引を成立させようとしたら、どちらかが折れるか互いに譲歩するしかないのですよ。


今日はここまで

たまには牌姿を用いて説明してみよう。(ジパングルールとします)


EX.1

オーラスは27500点南家トップ目

並びは27000点(親)、24500点(西家)、21000点(北家)

既に仕掛けてこんな牌姿 ドラ六筒

三萬五萬五萬三筒四筒五筒三索三索五索七索 ポン六筒六筒横六筒

ラス目北家のリーチは10巡目

一萬東九萬七索九索八筒
六筒七萬北五萬横

和了ればトップ。テンパイは取りたいよね?
しかし放銃するとラスまである。降りても着順が落ちてしまうパターンも結構あるのですが・・・

和了りの可能性は?これは高いとはいえないでしょう。
放銃する可能性は?ポンして出る三萬の危険度は高いですよね。

僕はジパングで月400本以上本走します。
その内、トップ目でオーラスを迎えることって100回以上はあるでしょう。

オーラス1着→4着への放銃
この頻度は月平均で2〜3回程度だと思います。
ちなみに今月は1度も無い(はず)。もちろんその可能性が全く無かったわけではないので、それは単なる偶然ではあるのですが・・・

このような僅差の点数状況のトップ目では相当気を遣って打っているってことです(当たり前ですが)
この程度の和了り確率で、3着順も落ちる可能性がある放銃確率の高い牌を切る行為は、ホントお金を河に捨てるようなもんだと思うんですけどね。


EX.2

ジパングでは以前2着止めができました。
オーラス親の和了りまたはテンパイで、トップ以外でも続行or終了を選択できるというものです。

頻繁に2着止めしてましたよ。
1−2−4というレートでは、2着→1着は+40P、2着→3着は−40P

着順が上がるパターンと下がるパターンが同じくらいであるのならば
2着順下がる可能性が相当低くない限り、続行すると期待的に損ですよね。

オーラス並びが 

>26000点
>25000点(親)
>24500点
>23500点

和了ればトップ。続行しますか?

自分が浮上のパターンはほぼ自分の和了りのみ。
3着4着の和了りはほぼ着順ダウン。この時点で着順が下がるパターンが上回るので続行は損。
放銃のパターンはほぼ2着順ダウン。ツモられも1〜2着順はほぼダウンしますよね。

期待的に続行するのは大損です。

今は2着止めを廃止にしました。
トップが狙えるような僅差で止められてはお客様としても面白くないのでしょうね。
(廃止したことによって、メンバーの収支に悪影響が出るようなこともありませんでした)


$$$$$$



EX.1の場合

確かにトップになる可能性だけを考えたらテンパイ取ったほうがいいかもね。
こうした危険牌を通して和了りきることに満足度を高く感じる人もいると思います。
「リスクが高ければ高いほど痺れる」みたいな(笑)

EX.2の場合

トップを目前にして止めるなどありえない。麻雀はトップを取ってなんぼやろ?
麻雀に求める満足度が「トップを取ること」に偏っている人もいるんじゃないかと思います。


満足度

誰もが金銭的損得だけで行動を選択するわけではない

満足度には個人差がある

ということでしたね。


つまり
期待的には損な選択chanceではあったとしても、メリットのみを最大限に追求する選択chanceこそがその人にとって最も満足度が高いものであるならば、それはそれでいいんじゃないでしょうか?ってことです。

麻雀なんて基本遊びなんですから。
我慢などせずに自分の気が済むようにやればいいじゃないですか。

自分の最も満足度の高い選択chanceを追求することを目指す
金銭的な損得の追求だけがすべてじゃないでしょ?ってことですよ。


僕?僕は我慢なんてしてませんよ?
僕は常に損得で選択chanceを考えますから。

それが僕にとっては最も満足度の高い選択chanceであるともいえますよね(笑)




まだ続きます

あなたは今アルバイトを探しています。

A店の待遇は時給800円B店の待遇は時給1300円です。
業務内容、勤務時間は全く一緒です。月に200時間くらい働くとしましょうか。

A店のスタッフはかわいい女の子(女性の方ならカッコイイ男の子)ばかりです。
B店のスタッフはおじちゃん、おばちゃんしかいません。

あなたはA店B店、どちらの職場で働きたいと思いますか?



金銭的なメリットを考えたら当然B店を選ぶじゃないですか。
しかし環境的なメリットを考えると、異性が苦手という人を除けばA店を選ぶんですよ。
そりゃそうでしょう。だってそっちのほうが明らかに楽しそうでしょ?

では、かわいい女の子と一緒に仕事することの楽しみって、どれくらいあるのでしょうか?
これは人によって違うでしょうね。

その価値観の違いを数値化できるのか?

<参照>「満足度と関数化」園田賢著

価値観を金銭に置き換え比較することによって出来るんじゃないかと思います。
これを園田先生に習って「満足度(mz)」としましょうか。


時給が500円も安いA店を選ぶ人は

かわいい女の子と一緒に働く楽しみの価値>時給+500円の価値

B店よりもA店で働くことによって、1時間あたり500円以上の満足度を得られる
と考えたわけですね。あっ!+500mz/1hってことね。

もしもA店B店の時給差が100円だったらどうします?
それならば僕だって間違いなくA店で働くことをを選びますよ(笑)

じゃあ

時給差が200円なら?
時給差が300円なら?

うーん・・・
多分僕なら200〜300円がボーダーライン。

つまり僕にとってA店で働く満足度は
+250mz/1hってところでしょうか。



アンケートを取った結果、A店を選ぶ人は2割弱。

500円も時給が違うのにA店で働くのはありえない

B店を選んだ人の中にはこう思った人もいるんじゃないでしょうか?
でもそうじゃないでしょう?誰もが金銭的損得だけで行動を選択するわけではないのですよ。

なぜなら満足度には個人差があるのだから。
自分の満足度を相手に押し付け行動を批判する。まあ余計なお世話ってヤツですよね。



ちなみにこの話は麻雀の話に繋がっていきます。

満足度と選択chanceの関連性

ピンとくる読者の方もいるでしょう?



今日はここまで

正確無比な雀力評価(比較)は極めて困難である。
それ故イメージによる評価になってしまうのも仕方ないのだが・・・

今回はそんなイメージ評価の間違った例について話そうと思う。


<EX1>自分自身の雀力を客観的に捉えられない

みなさんはご自分の雀力をどのように評価してますか?

客観的に評価できますか?主観的評価(願望?)だと
自分がよかった時を基準にして雀力を評価する傾向が強いですね。

たとえばAさんのある雀荘における雀力は「±0P」付近でした。これは平均値ですので
よい月は「+200P」また悪い月は「−200P」くらいに分散したりするわけですよ。

するとAさんは「+200P」とまではいかないが「+100P」くらいが自分の雀力であると勘違いする。マイナスになった月はたまたま調子が悪かっただけだと自分に都合よく解釈する。つまり勝ったときも負けたときも両方偶然であるという考え方が出来ない。

自分の麻雀の成績を記録することにしました。よかった時は嬉しくって(自慢したくて)自分のブログなんかにアップする人も結構いますよね?ところが成績が悪くなってくると更新するのを止めてしまう。そのうち成績を記録するのも止めるでしょう。面倒臭くなった?いやいや悪くなった成績から目を背けたいだけなんじゃないですか?その気持ちはわからんでもありませんが

ゲームあたりの平均ポイント。
これを同一条件下、信頼度の高い試行回数で比較するのが最適な雀力比較方法


麻雀の結果は抽選chanceに依るところが大きい。抽選ですから結果にバラツキが出るのは極々自然です。ならば短期間の結果で判断せずに、長期間の結果の平均値で判断するほうが雀力の評価として信頼度が断然高くなります。いいとこ取りの集計結果を自分の雀力と評価するのは完全な勘違いですね。


<EX2>他人との雀力差を大きく見すぎる

前述した自分の雀力を高めに設定してしまう傾向から
他人の雀力を実際よりも低く見積もる傾向もありますね。

そのせいだろうか?負けたときの言い訳に「集中力不足」など体調不良系を理由にしたものが多く見られる。自己の体調が万全であったならば、もっともっと成績はよかったはず・・・これってなにかおかしくないですか?

誰しも万全の体調で挑んでいるとは限りません。惰性で打ち続けている人。仕事で疲れきった後に打っている人。前日の寝不足や飲みすぎが影響しながら打っている人etc・・・・

他人の条件はそのままで、自分だけが有利な条件で打てたとしたらもっともっと成績はよかったはず・・・そんなの当たり前じゃないですか!

結果が悪かったときは「集中力不足」を言い訳にする。それは他人が常に集中できるような好条件で打てているはずであるという前提なのでしょうか?そんなわけないよね。そのような理由で不利な選択chanceが多くなる人って、だだ単純にその人の雀力が劣っているだけだと思いますがね。


<EX3>身内贔屓

身内だと麻雀に関する考え方など多く語り合う機会がありますよね。

麻雀の考え方に共感できる→こいつ麻雀知ってるな→麻雀強い

こんな流れで(笑)前述した自分の雀力を高めに設定してしまう傾向から
「自分と好勝負した人の雀力は高い」こんな思い込みもあるのでしょう。

○○団体所属の○リーグにいるから強いんじゃないか。
××団体所属の○リーグにいるからたいしたことないんじゃないか。

こういった評価も○○団体所属員の身内贔屓や
アンチ××団体による適正ではない評価方法といえるでしょうね。






まだまだイメージによる勘違いな雀力評価ってあると思う。明確な雀力評価方法が確立できないが為にイメージ評価でも仕方ないとは書いたものの、明らかに間違ったイメージ評価だけは蔓延してほしくはないものですね。

麻雀について悩み始めた子供「誠司」と『その父親』の会話

『じゃあ誠司。麻雀強い人ってどういう人?』

「いっぱい勝ってる人なんじゃないの?」

『確かに(笑)でもどれくらい勝ってるかなんて正確にはわからないだろう?』

「うーん・・そうだね。でも大体わかるんじゃない?」

『まあ明らかに勝っている人のことを負けているとか、明らかに負けている人のことを勝っているとか、その人のイメージが実際の成績と180度違うように見えるようなことはまず無いよね。成績以外で雀力を判定するには抽選chanceを有利に受けられる選択chanceができているかどうかを見るよね。では選択chanceの優劣がいまいち判断できない人はどのようにして強者と認識するんだと思う?』

「雰囲気とか?評判とか?なんとなくじゃね?」

『そう。かなり曖昧になっちゃうんだよね。これはイメージによる評価方法の悪しきところなんだけど・・・このことは次回詳しく話すよ』

「で?結局麻雀強いってどういうことなの?」

『ひとことで言えば、強者とは勝つ能力が高い人のことだと思うんだよ。でも勝利の定義つまり“勝つ”っていうイメージが人によって違ったりするわけだ』

「フーン・・結局曖昧なんだねぇ」

『そうだねぇ。“速いタイムを出す”であるとか“相手をKOする”とかじゃないからね。強者って基本絶対的なものではないじゃない?比較する相手がいてどうこうって話でしょ?』

>プレーヤーのゲームあたりの平均ポイント。これを同一条件下、信頼度の高い試行回数で比較するのが最も明瞭な雀力比較方法である。

『これが最適な強者判定方法だと思うんだけどね。だけど誠司もいった通りそういう機会はそうそうない。だからこそ・・・』

「わかった!イメージによる評価を上げることも大事だっていいたいんでしょ?」

『うん。たとえ曖昧かつ不明瞭であったとしても、強者と認められたいのであればそうした努力も必要なんじゃないかな?強いと認めてくれる人が多ければ多いほど強者みたいな』

「父さんにしてはアバウトに結論出したね(笑)麻雀もいっそ偏差値みたいなもので実力を測定できればいいのにねぇ」

『全員が同一条件で打つのならば、偏差値を算出することは可能なんだよ。でもそれ自体が不可能だからなぁ(笑)』

麻雀について悩み始めた子供「誠司」と『その父親』の会話

「父さん久しぶりだねっ」

『そうだね(笑)元気だったかい?』

「なんで僕を呼んだの?話続けりゃーいいじゃん」

(そのほうが書きやすいから・・)『んんっ?いや・・別に・・・続けるのは構わないんだけど、その前に話しておきたいことがたくさんあってな(最初から構成考えとけばよかった・・・)まあ土台づくりってヤツだよ』

「フーン・・・で?今日は何?」

『誠司はどんなときに“麻雀勝った”って思うんだい?』

「えとー・・・その日のお金が増えたときとかー。トップを取ったときとかー。大会とかで優勝したりしたときも思うよね。後は相手に負けを認めさせたらときなんかも思うかもね?なんで?」

『勝利の条件が最初から設定されている場合。つまり試合数が予め決まっていて、そのスパンの成績優秀者(昇級上位何名など、リーグ戦やタイトル戦予選がこれにあたる)や成績最優秀者(タイトル戦決勝などがこれにあたる)などを除いて勝利の定義って曖昧になってるよね?』

「えっ?うーん・・・そうかな?」

『実力判定方法が不明瞭な麻雀において、勝利の定義が各々違うってことはあるんだろうね。成績重視?印象重視?短期的な結果重視?etc・・・』

「誰が誰より強いって話?」

『そうだね。そういった評価も曖昧になっちゃうよね。父さんはポイント制と評価でも書いたけど』

エンドレスゲームであるフリー雀荘などでの雀力の評価方法は、プレーヤーのゲームあたりの平均ポイントの比較。

『これを同一条件下、信頼度のおける試行回数で比較するのが最も明瞭な雀力比較方法だと思うんだけどね』

「でもー・・そういう機会ってあんまなくない?」

『痛いとこつくねぇ(笑)おっと時間だ。続きはまた今度ね』

麻雀の評価方法はポイント制が主流です。
このポイントを現金に換算するのが賭け麻雀といえます。

ポイント制以外の評価方法には順位制があります。たとえば101競技連盟では

>1着   +1
>2、3着 ±0
>4着   −1

評価方法が単純明快でわかりやすいですよね。(麻雀のゲーム性が単純明快といっているわけではありませんよ)同じような条件下で試行した場合、プレイヤーのトップ率とラス率の比較のみで雀力を計ることができるでしょう。

また素点を全く度外視して、最終着順に応じて清算金額を決めている雀荘もあります。たとえば

>1着 +6000円
>2着 +3000円
>3着 −3000円
>4着 −6000円

1着順の差額が均等だとしたら、同じような条件下で試行した場合、プレイヤーの平均順位の比較のみで雀力を計ることができますね。


ではここでいうポイント制とは?「ジパング」を例にとってみましょう。

>素点ポイント 1000点= 1P
>祝儀ポイント    1枚= 5P
>順位点ポイント   1着=55P・2着=15P・3着=−25P・4着=−45P(25000点を基準とする)

これらのポイントが絡まりあって、より複雑な損得勘定を考えさせられる局面が多くなります。素点的には損だけれども順位点的には得ですとか、順位点的には損だけれども祝儀的に得をするといったような感じでね。

リーグ戦やタイトル戦など終わりが設定されている対局とは違って、エンドレスゲームであるフリー雀荘などでの雀力の評価方法はプレーヤーのゲームあたりの平均ポイントの比較であり、プレーヤーが目標とすべきはゲームあたりのポイント期待値を最大にすることであると考えます。(特に雀荘メンバー)

勝率や平均順位を競うわけではないし、トップをとる、高い手(勝負手)を和了るということはその為の手段に過ぎないのです。


今日はここまで

たとえば

A・東南戦東1局にマンガンを和了る。
B・東風戦東1局にマンガンを和了る。

どちらのケースが期待順位点の変動が大きいですか?

>では最初の面子(同一雀力の面子)で、東1局に子方のマンガンをツモ和了ったとき、和了った人の最終着順はどうなったか?を調べました。(INジパングsample/5000G)

その結果

1着40% (15%増)
2着30% ( 5%増)
3着20% ( 5%減)
4着10% (15%減)



この期待順位のパーセンテージが変わってきます。
AのほうがBよりも変動の割合が少ない=期待順位点の変動の幅は少ない。

東風戦と東南戦の大きな違いといってもいいでしょう。
それ故、勝つために求められる選択chanceにも違いが出てくるのです。



今日はここまで

順位点とは→最終着順に応じて配分されるポイントのこと。

ジパングならば
>1着+55P・2着+15P・3着▲25P・4着▲45P
(25000点を基準とする)

プロ協会公式戦ならば
>1着+45P・2着+5P・3着▲15P・4着▲35P
(25000点を基準とする)

期待順位点とは→最終的に得られる(失う)と予想される順位点のことです。
ゲームの中で、和了りや放銃などによる得失点によって変動します。

終局を決定づける行為のみ(オーラスやトビ)「期待」ではなくなります。


しかし
実はこの期待順位点、ゲームが始まる前から差があるものなんですよ。

対戦面子が強ければ強いほど、自分の期待順位点は低くなり。
対戦面子が弱ければ弱いほど、自分の期待順位点は高くなります。

面子の雀力差を全く考慮しないものととしたら、ゲームを無限回試行した場合の着順の分布は

1着25% 2着25% 3着25% 4着25% に近づくはずじゃないですか。

仮に面子の雀力が全く同一であるとしたら(ありえない例えで申し訳ない)
ゲームが始まる前の期待順位の増減はなし→つまり期待順位点は0

この面子にAさんが入ることになりました。
Aさんは他3人に比べて明らかに雀力が高い人です。どのくらい高いかというと

1着35% 2着30% 3着20% 4着15% ←強すぎる(笑)

5000Gほどジパングで同卓した結果、このくらいの着順分布になりました。
とすると期待順位の増減は

1着35% (10%増)
2着30% ( 5%増)
3着20% ( 5%減)
4着15% (10%減)

(55×0.1)+(15×0.05)+(−25×−0.05)+(−45×−0.1)=12P

つまり、Aさんがこの面子において稼げる1Gあたりの期待順位点(あくまで順位点のみ)は12Pということになりますね。


僕らの中で
こうした雀力差による期待順位点のことを面子の設定と呼んでおり

高設定→雀力の低そうな面子=期待順位点が高い
低設定→雀力の高そうな面子=期待順位点が低い

えっと・・・ちょっと話がそれましたね(笑)


では最初の面子(同一雀力の面子)で、東1局に子方のマンガンをツモ和了ったとき、和了った人の最終着順はどうなったか?を調べました。(INジパングsample/5000G)

その結果

1着40% (15%増)
2着30% ( 5%増)
3着20% ( 5%減)
4着10% (15%減)

になったとしよう。とすると

(55×0.15)+(15×0.05)+(−25×−0.05)+(−45×−0.15)=17P

マンガン分の8000点(8P)の収入に、この期待順位点(17P)が付いてくるという考え方です。

つまりこの場合、ジパングで東1局マンガンをツモ和了りするということは25Pの価値があるということですね。


ここまでの話わかりますか?


続く

「よしっ!正解だ!」

なんていいながら牌を手元に引き寄せ叩きつける。ちょっと大げさにいってみたが
選択肢のある局面で、結果和了りに結びついたときにこんなこという人いますよね?

あらゆる選択chanceの際、正解、不正解は存在すると思う。
ただその正解、不正解っていうのがとても微妙な差であったりして、不正解を選んだ場合でも、正解よりもちょっと不利な抽選を受けることになるというだけで、全く和了れなくなるといったわけではない。

わかりますか?和了りってのはねぇ
「偶然の結果」である。「必然の結果」ではないんですよ。

例えばダブりーで5面張。和了りも同然!って思うじゃないですか。
しかしこれは「和了りが相当高い抽選を受けられる」ということであって
ハズレることは稀かもしれないが、「必然の和了り」ってことではないんですよね。


となると冒頭の掛け声は

「よしっ!当選だ!」


こっちのほうがしっくりきますね。
でもこんなこといってる人は見たことないけど(笑)

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