麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

2011年11月

<A1>
押す押さない 1

鳳凰卓東風戦・東3局東家
現在23400点同点3着目・下家からリーチの一発目何切る?

鳳東の順位点配分は 60−30−0−▲100
トップだと6千円もらえて、2着だと3千円、ラスだと1万円払う。こう思っていただければ。

ラスは引きたくない。けど相手も手練揃い。
横移動しなかった場合、自身のラス確率も高くなるわけだ。

さて、ここで何切る?話をしたいわけではないんだ。
これから話すことは「押し引きの考え方」

まず和了り点、放銃点
この手、和了るとすると+100P、一発で放銃すると△100Pと考えていただきたい。
この数字はテキトーだ。ルールによって和了り+150P、放銃△50Pにもなったりもする。

次に和了り確率。テンパイすれば今のところ好形確定。
それよりも大事なことは巡目巡目ですよ。

先制リーチを受けて7巡目
まだこの段階では和了り確率はそこそこ高いということ。和了り確率30とする
基本、巡目の経過ごとに和了り確率も低下するものと考えます。

次に放銃確率。これは18分の1理論とか
放銃抽選確率を考える辺りを参考にしてもらいたい。放銃確率10とします。

<A2>
押す押さない 2


今度はこちら。1巡経過して何切る?<A1>と変わっているところは

>一発ではないので放銃点がダウン          100→80
>1巡経過したことにより和了り若干確率ダウン    30→28
>他の無筋が通ったことにより放銃確率がアップ    10→12

<A1>(100×30)−(100×10)=2000
<A2>(100×28)−(80×12)=1840

重ねて言うが数字はテキトーだ。比較するため使った。突っ込まないように。
当然<A2>のほうが分が悪い勝負となる。

このように巡目の経過、放銃確率の上昇により押し引きの判断は変わってくる。
でも実際はこういう計算を細かくしている訳ではない。

何となーく「まだいけるぜ!」とか「もうダメかな?」とか、感覚的に決める。
リーチを受けた瞬間「無筋3つくらいはいけんじゃね??」と思っていたのだが

六筒(6)プッシュして、七筒が通り
九萬九も通ったが、あんま危険牌候補に入ってなかったのでそれは保留。

そうなると二筒(2)プッシュまではオケーだが、次の四索4で・・・

20100120_1698046

こんな感じですかね。だからここでやめじゃボケ。
でも、もう1プッシュくらいはアリかな〜?とは思ってはいる。

もちろん<A1>の時点で九筒(9)打ちもありだとは思う。そうすると――

>和了り確率が大幅ダウン。
>放銃確率は取り敢えずゼロ。

周りがブンブン丸なら横移動にかけるのもアリだが
それがなかった場合確実に失点してしまう。うーんどうかな?


――――――――

「一貫性」

麻雀打ちはこの言葉を使う人が多い。いっかんせい?
もちろん自分の戦略に一貫性をもたせるのはよいことかもしれません。しかし

「押すなら押す」

「引くなら引く」

これを一貫性といわれると―???なんですよね。
だって麻雀ってそういうゲームじゃないっしょ?それは精神論じゃね?

とか思うんですよねー。

<A3>
押す押さない 3

結局これはこうなった。ここでまた何切る?

>打点は高めイーペーコーが追加された分若干アップ。
>巡目的にはまだ和了れそう。しかし<A1><A2>時より若干ダウン。
>放銃確率は若干アップ。

ここで五萬プッシュとか。これを単体でみるとそんなに酷い勝負ではないように見えるが

これこそ戦略的一貫性が無い選択だと思いますね。
だったら<A2>の段階で二筒(2)押してるほうがよかった。

ここまで来て「ん?第一打ドラの一萬一ってことは二萬五萬二五待ちあまり無いかも?」
なんて勝手読みに頼って突然五萬五をプッシュしようとする人がいたとしよう。
その人には問いたい

その読みで放銃確率どれくらい下がってると思うの?
自分が押したいからただ理由つけてるだけじゃないの??



最後に誤解をされないよう
五萬五を押すのが悪いといってるわけじゃないんだ。

7巡目<A2>二筒(2)を押さないでここで五萬を打つコンビネーションはテンコシャンコ。

そういえばこういう選択傾向があるZIPANGの元メンバーを「テンコちゃん」と呼んでたなぁ。
「テンコちゃん」元気かなぁ?これ読んだら直ちに遊びに来るように!

僕の所属する日本プロ麻雀協会二大タイトル戦の内のひとつ

雀竜位戦

のB級が12月10、11日に行われる。僕はA級から降級組でここからスタート。

C級予選から始まり、C級→B級→A級→決定戦と
「雀王戦」と違い、1年で頂点まで登り詰めることが可能。

もうひとつ特徴的なのが昇降級枠が広いということ
B級で例えると32人中、8人昇級、8人が残留、16人が降級。

とまあ半分は来季降級してしまうという過酷な戦い。
そんな中、今回B級に参戦している天鳳雀士をちょっと紹介。

闘士☆渋川老 十段 R2212

akinari0 九段 R2155

【罪歌】 八段 R2245

愛犬エリス 八段 R2204

比嘉秀仁 七段 R2159

ケンヂ☆  七段 R2028

なんなんだー  六段 R2016

※段位・Rは11月21日現在

知ってる限りではこんな感じ。

一時期、麻雀プロの実力を疑問視するような声を多く耳にしたのだが
そりゃね?麻雀プロにだってピンからキリまでいますんで、全部が全部とはいいませんが

麻雀プロの実力上位層はガチ

ほんと強いんだよね〜。
B級にはガチ層が多いんで勝ち上がるのは結構ムズイ・・・
この中にも天鳳打ち込んだら僕より強いって人もチラホラいるんじゃないでしょうか?

種目別でも書いたが、ネット麻雀の実力上位者がリアルでも実力上位とは限らない。
ネット六段が、ネット十段よりリアルでは強いなんてことも普通にありうることだから。

ただ、そういうのを証明する機会ってなかなかないんだよね〜。



というわけで今回も手抜き更新だな。
来週から戦術的な記事でも書いてみよう。

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

 『前から気になることがあって・・・』

誠司 「えっ?何?」

 『フリー雀荘とかでAさんは天鳳○段クラスとかBさんは天鳳×段クラスとかいう表現』

誠司 「でも父さんだって点5のフリー雀荘がちょうど特上卓くらいとかいうじゃない?」

 『うん。でもそれは全体のレベルの話だろ?特定の人を指してそういったことはないなぁ』

まさし 「天鳳打つ人に多いですよね。つまり天鳳とフリーは別種目だといいたいわけですね」

 『そうだね。例えていうなら100m走と400m走の違いくらいか』

誠司 「走るということに関しては一緒だねっ」

 『それはそうだが、強くなるための鍛え方が違うだろ?もっとも100m走強い人が本格的に鍛えたら400m走も相当強くなれそうだし、逆もまた然りだけどね』

まさし 「麻雀でもフリーと天鳳はそのくらい違うと?」

 『同じ麻雀だとしてもね。これから100m走で競います。それなのに400Mの持ちタイムを持ち出してもたいした参考にはならないだろ?』

まさし 「そうですね。違う種目の評価方法を持ち出してランク付するなんておかしいですよね」

誠司 「競技麻雀とフリーも違うのかなぁ?」

 『違うと思うがそれは100m走と200m走位の違いだろうね』

まさし 「それだと強い人はどっちも強そうですね」

誠司 「でも父さんは競技麻雀いいとこないよねっ(笑)」

 『・・・・』

雀王決定戦ニコ生配信

まず、音声等の不具合で不快な思いをさせてしまったことを
この場を借り深くお詫び申し上げます。本当にすいませんでした。


プロ連盟、プロ協会に続き、最高位戦も決定戦の配信をやるそうです。
今後、こうしたネット配信を使った対局中継の機会も増えてきそうですね。

今回の反省点を踏まえ、次回、次々次々回には
よりクオリティの高い番組作りができるよう目指したいと思ってます。

個人的にはそうだな〜・・・解説業って場慣れ大事だなーと思いました。
たぶん後3〜4回くらいこなせば、これも板についてくるようになるのでは??

ツイッターやメール等で応援メッセージ下さった方々、ありがとうございました。

選手として?まーそうね〜。それはまたいつか(笑)

あと優勝した鈴木達也
内容も素晴らしかったけど、こいつツイてるなーとは思いましたね。
でも、麻雀強い人って総じてそう思われやすいと思うんですよねー。

ツイてるように見える人=麻雀強い

みたいな。そうじゃないですか?


――――――


話は変わりますが

Asian Online Riichi Mahjong Competition

11月12日に行われるネット麻雀の国際大会に日本代表として参加して参ります。

「日本代表」って響きがいいですね〜
まっ、成績は並ですがね(笑

日本プロ麻雀協会第10期雀王戦、1日目観戦記を読んで

「血液型と人の性格との間には特定の関連性が存在する」

これには真っ向から、いや全方位から否定してみたい
そもそも人格の形成は、その人の育ってきた環境に依るところが大きいもの

人生の体験の積み重ねですよ。その受け止め方にこそ差はあるでしょうが
生まれ持ってその受け止め方が決まってる??そんなぶぁかなっ!!!

それこそアナタ

「麻雀は席だ!」

っていってるようなもんすよ。違うかい??

「十人十色」

10人いれば10通りの人生があるわけじゃないですか
受け止め方も人それぞれ違うと思うんですよね。

それは本人にしかわからないこと
わかるような気がしても心の奥底までは絶対にわからない。だから――

「所詮他人」

なんすよ。それを分かったようなフリをして
「君、血液型何型?あーやっぱりねー」とかいわれると――

「君、何待ち?あーやっぱりねー」

とちょっと似てるな。じゃなくって

「一体、この僕の何がわかるというのだろう??」

という気にはなりますねー。ハイ。
ちなみに僕はお客さんにほとんど血液型を当てられることはありません。なにせ――

誠実で几帳面なB型

ですからっ!
自分でいうなって?ハーイすいませーん。


――――――


そうそう!こんな話を書きたかったわけじゃないんだ(汗)

日本プロ麻雀協会第10期雀王戦決定戦、最終日がニコニコ生放送で放映されます。
配信は、11月6日(日)の14時から開始です→http://live.nicovideo.jp/gate/lv69374905

解説は渋川難波プロ綱川隆晃プロ、と僕です。

麻雀も経験の積み重ねは大事です。
その受け止め方も人それぞれあるでしょう。

決定戦に進出した4人。
勝ち方の経験も4者4様あると思います。

「俺様はこうやって勝ってきたんだ!」

対局者の方々にはそれを表現する場として
視聴者の方々にはそれを楽しんで見ていただけるよう

うまくサポートできたらいいなぁ。と思ってます。

というわけで乞うご期待!!

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