麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

2013年07月

最近、個人で麻雀配信してるんですよ。

配信URLトップページ
http://gae.cavelis.net/user/%E7%BD%AA%E6%AD%8C%EF%BC%92


こちらです。アカウント名はあまり気にしないでください
告知はツイッターより

天鳳および配信告知専用ツイッター

ブレ幅MAX打法について、こんな記事を書いたことがあります。
今から約2年前でした。今回はこのことについて再度記事を書きたいと思います。

まずは麻雀のゲーム性のおさらいから。
麻雀は選択と抽選のゲームです。※選択chanceと抽選chanceを参照

選択をする→抽選を受ける→選択をする→抽選を受ける

これを延々と繰り返し繰り返し行うゲームなのです。そして分岐において
ある選択をした時に起こる抽選の振り分けが――

2013071015gm-00a9-0000-fd5e3258&tw=2&ts=5












これを例にしてみましょう。ここでいう「ある選択」とは――

九索9リーチ

九索9ヤミテン

六筒(6)オリ

などですね「」とは――

放銃する

和了る

ツモられる

流局する

横移動する

です。
九索9リーチした時に起こる抽選結果の振り分けが――

放銃する 25%  (宣言牌9が放銃になる可能性含め)

和了る 20%    

ツモられる 15%

流局する 35%

横移動する 5%

こうだったとしましょう。

六筒(6)オリ時に起こる抽選結果の振り分けが――

放銃する 0%

和了る 0%

ツモられる 17%

流局する 76%

横移動する 7%

こうだとします。

九索9リーチした時のポイント増減が――

放銃する −90

和了る +80

ツモられる −30

流局する +10

横移動する −10

六筒(6)オリ時のポイント増減が――

ツモられる −20

流局する −5

横移動する ±0

数字はそれぞれ適当ですが、これを元に期待値を求めてみましょう。

九索9リーチ=(−90×0.25)+(80×0.2)+(−30×0.15)+(10×0.35)+(−10×0.05)=−8.0

六筒(6)オリ=(−20×0.17)+(−5×0.76)=−7.2

比較すると、打六筒(6)オリのほうが期待的に有利な選択といえましょう。
しかし――

この半荘のトップ者が優勝するといった場合
優勝確率を高めるという意味での選択の優劣ならば

九索9リーチ > 打六筒(6)オリ

になりそうな気がしませんか?そうです。打九索9リーチしたとしても
その局がプラスで終わる抽選結果の振り分けが半分以上もあるのです。

天鳳やフリー雀荘など、エンドレスゲームで成績を競い合うならば
期待値の高いと思われる選択を延々と積み重ねたほうが成績は向上するでしょう。

大会やプロのリーグ戦の勝者は狭き門です。勝利条件は天鳳名人戦ならば8分の1
雀王戦Aリーグならば15分の3、同決定戦ならば4分の1。規定半荘数も決まっています。

ここにクジがあります。

当選確率は45%で+50P、ハズレは55%で−50P

8人でそれぞれ5回引く権利があります。パスもできます。
最終的に一番多くのPを獲得した人が優勝です。さて、何回このクジを引きますか??

「期待Pがマイナスだから1度も引かない方が有利です」
なんて人はいないでしょうね。とりあえず1回以上は引くでしょう。

だって一度も引かない人はほぼ優勝できませんから!!

要するに大会やリーグ戦などの短期戦で
なおかつ勝利条件が厳しい設定になっている場合

1局1局期待値的に有利な選択を選び続けることが
必ずしも勝利条件を満たすための有利な選択であるとは限らないということです。

リスク・リターンのブレ幅が少ない安定した選択よりも、リスクは大きいが当選した時に多大なリターンが見込めるブレ幅の大きな選択。時としてそういう選択を交えたほうが勝利確率が高まることもあるということです。

ブレ幅MAX打法とは――

そういった選択のことです。

>不特定多数の人と延々と打って成績を残す
>特定の人と規定回数打って1番を目指す

この両者では勝利へのアプローチの仕方が変わってくると思うのですよね。








『第3回フェニックスオープン天鳳予選』 
〜災害義援金チャリティー大会〜
fenikusu
















【日程】
[天鳳予選A] 2012年07月06日(土) 18:00〜26:00
[天鳳予選B] 2012年07月13日(土) 18:00〜26:00
[天鳳予選C] 2012年07月20日(土) 18:00〜26:00

【賞品 】- [予選A,B,C] 1位 本戦参加シード + 有料版有効期限180日
- [予選A,B,C] 2〜3位 有料版有効期限180日
- [予選A,B,C] 4〜10位 有料版有効期限90日
※本戦は2012年07月28日(日)会場:銀座『柳本店』にて開催
※本戦には会場が雀荘であるため未成年者は参加できません
※本戦参加シード権はプロを除く一般参加者が繰り上げになります
※本戦参加者には交通費(最大30,000円)を補助します。

http://tenhou.net/cs/201307fo/

ゲストとして参戦します。3日とも打ちますよ〜。恐らく深夜枠ですね。


『第三期 天鳳名人戦 第2節』
名人戦
















2013年07月08日(月) 
生放送開始時刻21:00〜
一回戦観戦開始時刻21:10〜

http://tenhou.net/cs/201306tm/

解説します。最高レベルの闘牌、期待したいですね。


『日本プロ麻雀協会コミュニティー』 



【ニコニコミュニティ】こちら千代田区飯田橋日本プロ麻雀協会事務局の生放送

ニコニコ生放送の「日本プロ麻雀協会公式コミュニティ」開設しました。

7月17日(水)に登場する予定です。

スランプとは

心身の調子が一時的に不振になっている状態。
また、実力が発揮できず、成績などが一時的に落ち込んでいる状態


のことをいいます。麻雀における「スランプ」のことを話す前に
麻雀のゲーム性をみなさんにも今一度確認していただきたく思います。

配牌の強弱や期待打点、有効牌を引く確率
テンパイから和了り抽選確率、表裏ドラがのる確率に至るまで

個人差や確率変動みたいなものは無く、全て一律ランダムに抽選されるものである。つまり、引きの強い人とか弱い人。和了りやすい状態、和了りにくい状態というのは存在しないということです。

はい。ここまでのことで異論のある方、このコラムは読まないほうがよいでしょう。

抽選に偏りはつきものです。1/2の当選確率だとしても
10回抽選したら大体5回当選するというわけではありません。

3回しか当たらない事だってありますし、7回も当たる事だってザラにあります。むしろショートスパンなら、確率通りに抽選されなくてもそれは自然な出来事なのではないでしょうか?

悪かった結果の偏りをスランプの定義とするならば、スランプのない人間はいないという事になりますね。ただ、それが麻雀における「スランプ」か?といわれると、それはどうも違うような気がします。

麻雀における「スランプ」は、結果よりも過程に現れると思います。
そして技術的な問題というよりも、精神的な問題なのではないでしょうか?

うまくいかなかった時のトラウマが選択時の判断を鈍化させる。
結果が出ないことを気にするがあまり、結果を出そうとして焦ってしまう。

麻雀ですから、判断ミスが良い結果を生むこともあれば、逆に良い判断が悪い結果になることもあります。結果として悪いほうが選ばれてしまったときに、違和感として残る感覚。

「もしかして、今自分はスランプなのではないだろうか?」

と疑った瞬間がスランプの始まりなのではないでしょうか?

選択にスランプはあったとしても、抽選にスランプはない

ということです。麻雀における「スランプ」は偶然か、自分の潜在意識によってのみ起こるもの。
常に平常心でいることができたなら、心理的「スランプ」に陥ることはないでしょう。

でもこれが案外難しかったりするんですよね。

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