ブレ幅MAX打法について、こんな記事を書いたことがあります。
今から約2年前でした。今回はこのことについて再度記事を書きたいと思います。

まずは麻雀のゲーム性のおさらいから。
麻雀は選択と抽選のゲームです。※選択chanceと抽選chanceを参照

選択をする→抽選を受ける→選択をする→抽選を受ける

これを延々と繰り返し繰り返し行うゲームなのです。そして分岐において
ある選択をした時に起こる抽選の振り分けが――

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これを例にしてみましょう。ここでいう「ある選択」とは――

九索9リーチ

九索9ヤミテン

六筒(6)オリ

などですね「」とは――

放銃する

和了る

ツモられる

流局する

横移動する

です。
九索9リーチした時に起こる抽選結果の振り分けが――

放銃する 25%  (宣言牌9が放銃になる可能性含め)

和了る 20%    

ツモられる 15%

流局する 35%

横移動する 5%

こうだったとしましょう。

六筒(6)オリ時に起こる抽選結果の振り分けが――

放銃する 0%

和了る 0%

ツモられる 17%

流局する 76%

横移動する 7%

こうだとします。

九索9リーチした時のポイント増減が――

放銃する −90

和了る +80

ツモられる −30

流局する +10

横移動する −10

六筒(6)オリ時のポイント増減が――

ツモられる −20

流局する −5

横移動する ±0

数字はそれぞれ適当ですが、これを元に期待値を求めてみましょう。

九索9リーチ=(−90×0.25)+(80×0.2)+(−30×0.15)+(10×0.35)+(−10×0.05)=−8.0

六筒(6)オリ=(−20×0.17)+(−5×0.76)=−7.2

比較すると、打六筒(6)オリのほうが期待的に有利な選択といえましょう。
しかし――

この半荘のトップ者が優勝するといった場合
優勝確率を高めるという意味での選択の優劣ならば

九索9リーチ > 打六筒(6)オリ

になりそうな気がしませんか?そうです。打九索9リーチしたとしても
その局がプラスで終わる抽選結果の振り分けが半分以上もあるのです。

天鳳やフリー雀荘など、エンドレスゲームで成績を競い合うならば
期待値の高いと思われる選択を延々と積み重ねたほうが成績は向上するでしょう。

大会やプロのリーグ戦の勝者は狭き門です。勝利条件は天鳳名人戦ならば8分の1
雀王戦Aリーグならば15分の3、同決定戦ならば4分の1。規定半荘数も決まっています。

ここにクジがあります。

当選確率は45%で+50P、ハズレは55%で−50P

8人でそれぞれ5回引く権利があります。パスもできます。
最終的に一番多くのPを獲得した人が優勝です。さて、何回このクジを引きますか??

「期待Pがマイナスだから1度も引かない方が有利です」
なんて人はいないでしょうね。とりあえず1回以上は引くでしょう。

だって一度も引かない人はほぼ優勝できませんから!!

要するに大会やリーグ戦などの短期戦で
なおかつ勝利条件が厳しい設定になっている場合

1局1局期待値的に有利な選択を選び続けることが
必ずしも勝利条件を満たすための有利な選択であるとは限らないということです。

リスク・リターンのブレ幅が少ない安定した選択よりも、リスクは大きいが当選した時に多大なリターンが見込めるブレ幅の大きな選択。時としてそういう選択を交えたほうが勝利確率が高まることもあるということです。

ブレ幅MAX打法とは――

そういった選択のことです。

>不特定多数の人と延々と打って成績を残す
>特定の人と規定回数打って1番を目指す

この両者では勝利へのアプローチの仕方が変わってくると思うのですよね。