麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

カテゴリ: 麻雀のゲーム性

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」と『父親』の会話。

〜商店街にて〜

ガラガラガラガラ・・・・・ポン!

誠司 「あっ!またハズレだよ〜・・・ねぇ父さん?特賞のハワイ旅行ってホントに入ってるのかなぁ?」

 『ん?どうかな?父さんなら、こんな早くから入れておかないけどね』

まさし 「目玉商品ですものね。早く出過ぎたら興ざめです」

誠司 「大人は汚いなぁ〜」

 『まあまあ(笑)ところで誠司。このガラガラの抽選機――』

が30個 が26個 が24個 が20個

 『中身の内訳がこう。100回だけ回すとする。どれが1番出ると思う?』

誠司 「そりゃーじゃない?」

 『そうだね。でも、結果はそうなるとは限らないだろう?』

まさし 「◆↓が逆転したり、大きくブレたらが逆転することもありそうです」

 『あるいはが40〜50回出てしまうこともあったりしてな』

誠司 「だから何?ハワイ行きたいよ!」

まさし 「鈍いよね〜誠司くんは。抽選ゲームの特徴を話しているんじゃないか〜」

誠司 「えっ?麻雀の話??」

 『そうだよ。このブログで他の話なんかしないだろ?』

誠司 「ということは、抽選ゲームにおける結果のブレの話だね」

 『良い結果が選ばれることが多い時には、天国モード。悪い結果が選ばれることが多い時には、地獄モード。なんてよくいうじゃん』

まさし 「ネット麻雀やる人に多い気がしますね」

 『ネットもリアルも同じだよ。麻雀が麻雀であるからこそ、結果はブレて当たり前なんだよね』

まさし 「俺はリアルじゃこんなことなかったのに、ネットだとありえない負け方が起こる。みたいなこという人もいましたが」

 『それはたぶん。リアルで打ってる面子が弱かったからじゃないかな?』

まさし 「そういうことなんでしょうか?」

 『うん。例えば天鳳の鳳凰卓なんかはよく選抜されてると思うよ』

まさし 「そうでしょうか?たまに観戦していると、たいしたことない人も結構いるような気がします」

 『上を見るんじゃないんだよね。下のことだよ』

まさし 「といいますと?」

 『いくら強いと呼ばれている集団でも、一番上の方と一番下の方の実力の格差はかなりあるものなんだけど、それが割と小さいということ。あとは分布かな』

誠司 「ぶんぷ?」

 『前にも書いたような気がしたけどね。もっかいいうと――』

AAABBBBCCC

 『これが鳳凰卓の実力分布イメージ。あくまでイメージね』

AABBCCDDEE

 『これが一般的フリー雀荘の実力分布イメージ』

まさし 「なるほど。個々を見るとそうでもなくても、全体的には鳳凰卓のほうがレベルが高いというイメージですね」

 『そういうこと。麻雀は負ける人がいないと勝てないんだよ』

まさし 「その勝ちにくいといわれる集団の中でも結果のブレは出るんですよね?」

 『そりゃもちろんそうさ。これ父さんの鳳凰卓の成績だけど――』

鳳南1000



 『これが1000戦時、7段原点くらいだったかな?』

九段到達時



 『これが九段到達時だね』

誠司 「ものすごい良ブレだっんだね!145戦で安定段位が0.5段も変わってるよ!」

 『そもそも段位っていうのは、良ブレの期間を長く続けないと上がらない仕様だからね』

まさし 「つまり段位=実力という訳ではないと?」

誠司 「でも、天鳳やってる人は上の段位を目指して打っているんじゃないの?そうなら段位を上げるのは実力なんじゃないの?」

 『そりゃそうかもしれないけど、目指したからといって良ブレが引けるもんじゃないだろ?』

誠司 「ガラガラでも、念を入れて回したって出ないときは出ないもんね〜」

まさし 「良ブレを待つって感じですかね?」

 『そうだね。父さんは九段には「なる」ものじゃなく、向こうから「来る」ものだと思ってやってたよ』

誠司 (どっかで聞いたことあるよね・・・)

まさし (雀王決定戦とか雀竜決定戦でもいってたような・・・)

 『と、とにかく強いから高段位とか、弱いから低段位という考えは間違いさ。来たか来ないかという話なんだよね』

誠司 「それにしても長かったね」

 『そうだな〜。やり始めたのが2011年4月末だろ――』

罪歌7段














 『これが同年6月、七段昇段――』

罪歌8段














 『そして同年7月、八段昇段――』

罪歌9段














 『そして今、2013年3月、九段昇段と』

まさし 「1年8ヶ月かかったわけですね。おめでとうございます」

 『なかなか手に入らなかったものだからね。素直に嬉しいよ』

誠司 「でも、今時九段なんて珍しくもなんともないよね。目指すんでしょ?十段」

 『目指すんじゃなくて「来る」のを待つよ』

誠司 (素直に目指すっていいなよ・・・)

 『でも正直父さんの実力だと十段に昇段する可能性よりも、八段に降段する可能性のほうが圧倒的に高いと思う』

まさし 「まあラス率高いですものね」

 『それでも九段在籍時、10回にいっぺんくらいは十段になれるんじゃないのかな?とは思ってるよ』

誠司 「10回にいっぺんって・・・2年に1回九段だとしたら・・父さんもう死んじゃうんじゃない??」

 『死なねーし!!まあ気長にやりますよ』

まさし 「何か九段在籍時の対策は?」

 『2窓をしない!それだけ』

誠司 「はぁ・・・大丈夫なのかなぁ??」

 『来〜る〜きっと来る〜きっと来る〜♪』

まさし 「ちょっと古いっすね。まあせいぜい頑張ってください」

 『ところで九段になってからの着順が33443なんだが、これがモードってやつかぁ』

誠司 「おいっ!!」

「かー!そんな牌ツモるかねー?それラス牌だよー!ついてねーな!」

和了りの牌を暗刻にしていた男が、たいそうにぼやく。
でもその男は知らない。前局自分がツモったピンフも、実は山に残り1枚しか残ってなかったことを。

「かー!それ入り目だよー!ついてねーな!」

リーチの入り目を一発で打たれた男が、たいそうにぼやく。
でもその男は知らない。入り目の牌は山に5枚残っていたが、待ち牌は1枚も残っていなかったことを。

「かー!食い流されたよー!ついてねーな!」

有効牌を仕掛けで食い流された男が、たいそうにぼやく。
でもその男は知らない。有効牌の前に、ツモ切ったであろう他家への放銃牌まで食い流していたことを。

「かー!なんでそんな牌打つかねー!ついてねーな!」

オーラス、他家の放銃でトップをまくられてしまった男が、たいそうにぼやく。
でもその男は忘れている。トップ目になったのも、その人が自分に放銃してくれたおかげだということを。

「かー!オレこんなにいい手だったのにー!これ和了れないとはついてねーな!」

良形のマンガンテンパイをヤミテンにしていた男が、たいそうにぼやく。
でもその男は知らない。上家はバイマンの良形テンパイを和了れず、そっと手牌を伏せていたことを。

「かー!一発で引かされたよー!ついてねーな!」

リーチを受けた後、つかまされた不要牌で放銃してしまった男が、たいそうにぼやく。
でもその男は気づかない。掴むのが先だろうが後だろうがあんまり関係なくないっすか?

「かー!なんで負けるんだよ!アイツより俺の方が絶対強いのにー!」

格下と思っていた相手に負けた男が、たいそうにぼやく。
でもその男は知らない。格下だと思っているのはお互い様ということを。

「かー!なんで俺だけあたんの?ついてねーな!」

リーチを受けて3人ともゼンツしている中、ひとりだけ放銃になった男がぼやく。
でもその男はわからない。黒ひげ危機一髪だって刺せば刺すほど当たりやすくなるだろうが!


今日もその不幸アピールは雀荘内にこだまする。
その不幸、その人だけでしょうか?いいえ、だれでも。

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

 『頭がよい人ってどういう人だと思う?』

誠司 「どしたの?突然?いい大学入ってる人は頭いいんだなーとは思うけど」

 『学歴ね。でも「勉強ができる」と「仕事ができる」。必ずしも=ではないだろう?』

>勉強ができる知識の量が多い

>仕事ができる知識を活用することができる

まさし 「なるほど。的を得ているような気がします」

 『たとえば何か物を売る商売をしようとするじゃん。その会社には優れた「セールスマニュアル」みたいなのがあったとしよう』

誠司 「うんうん」

 『そのマニュアル通り一生懸命出来る人は相当優秀な成績を収めるだろうね。でも何百人と社員がいたら、それ以上の成績を残す人も出てくるわけだ』

誠司 「そうかも・・」

 『もちろんそういう人だってマニュアルを理解していないわけではない。知識は最低限必要ではあるけれども、それを応用する能力。つまり、アドリブ力に優れた人がマニュアルを超える成績を残せると思うんだなー』

まさし 「確かに。商売も結局は人相手ですからね。人によって違いはあるでしょうし、対人戦略が・・あっ?これ麻雀の話なんです?」

 『そりゃそうだよ(笑)どうもネット上での評価を見てると、あまりにもマニュアル重視に偏ってるような気がしてさ』

誠司 「何その話?聞きたーい!」

 『でも観戦記とかって時間と気力が必要なんだよねー。来週の更新に間に合うよう努力はしてみるけどねー』

まさし 「へー?そんなヒマなさそうですけど」

 『まあ別にヒマじゃないけど。やる気さえあれば時間はつくれるでしょ?震災時の枝野幸男じゃあるまいし、そんな忙しい人間なんてこの世にいないよ!』

誠司 「なんか似たようなセリフ前も聞いたような気がする〜(笑)とりあえず来週期待しましょうか」

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

まさし「まったく・・誠司クンは何にも考えてないんだね?」

誠司「そんなことないよ!考えてるって!」

まさし「そうかい?じゃあ、自分の打牌選択について、一打一打明確な説明ができるかい?」

誠司「うっ・・それは・・」

まさし「ほらみろ!そこまで言い切るのなら、それくらいはできるようになるべきじゃないかな?プロ目指してるんでしょ?」

『おいおい。なんだか穏やかじゃないねぇ?どうしたんだい?』

誠司「ねぇ父さん?自分の打牌選択について、一打一打明確な説明って、できた方がいいもんなのかな?」

『そりゃあーできた方がいいよ。なにせ上手く見えるからね(笑)あっ!でもトンチンカンな説明して下手に見える場合もあるかぁ・・・』

まさし「ま・真面目な話をしてるんですよ!だ・打牌選択を一打一打を説明できるくらいキチンと考えることが、雀力向上に繋がるんじゃないですか!」

『まあまあ(汗)じゃあまさし君は、雀力向上のプロセスとして打牌選択の説明はできるようになるべきだと?』

まさし「そうですね」

『うーん・・僕はそういう風には思わないんだよね。それは単なる見栄えの話であって、うまく説明できたほうがカッコイイ!みたいな』

まさし「えっ?関係ないとでも??」

『そもそも人に上手く説明する能力と、麻雀に勝つ能力は全く別物だから。うまく話すことができなくても麻雀強い人なんて、そこら中にいっぱいいるでしょ?それは何故だと思う??』

誠司「えっ?何でだろ?」

『父さんはこう思うんだよね。麻雀ってのは理論や計算とかよりも、直感や閃きみたいな、感覚的なもののほうが大事なんじゃないかと』

誠司「な・流れ的な話?」

『違うよ(笑)じゃあ、それは来週話そうか。そろそろ狩りの時間・・・」



続く

2〜3年前「雀荘対抗バトル」というイベントがありました。その企画を取り扱ったフリーペーパーの方が営業に来ていて、当時のフリーペーパーをサンプルとして置いてったんですよ。

ああ懐か・・・というか忌まわしき思い出が――

参加店舗は40店舗。1店舗につき4人を選出し、その4人がそれぞれ4半荘づつ打ってトータルスコアを競うというものだった。

ジパングからは当時の成績上位4人を選出しました。
それがどういうことかわかりますか?「本気」と書いてガチですよ!

ジパングの威信にかけて必ず勝ちます。
結果を見てもらえればどこが一番強いかわかるでしょう。


ということですよ。
いいかおまえら!足引っ張ったら許さんからなっ!


結果―― 34位 


萎えた・・ガン萎えですよ。

それでね?
そのイベント、個人賞(最多ポイント)もあったんですよ。
他の雀荘だってそうそうたる顔ぶれを揃えてきている。

その数160名。
並み居る強豪を抑え、栄えある「雀荘対抗バトル」個人賞に輝きましたのは――


ノーレートコスプレ雀荘のヒカルさんです!!


へっ??

ああそうなんだ?・・・ フーーーーン




麻雀について悩み始めた子供「誠司」、その友人「まさし」と『父親』の会話。

まさし「誠司君。最近ボク打ち方を変えてみたんだよ」

誠司「へー?どんな風に?」

まさし「今まで攻撃的だったのを、やや守備的にしてみたんだ」

誠司「うんうん。それで?」

まさし「そしたら結構調子がよくって、やっぱり今まで押しすぎだったんだなーって・・・」

『フフ・・また朝からピントのずれた会話で盛り上がってるな(笑)』

まさし「な・な・な・なんなんすか!バカにしてんすか!!」

『フフ・・まさしくんは麻雀の本質ってものをもっと理解すべきだと思うよ。いいかい?打ち方ってのは選択chanceのことだろ?その選択chanceを改善したところで所詮、ちょっとだけ抽選chanceが有利に受けやすくなる程度でしかないんだよ』

まさし「で・でも・・・」

『偶然出たよい結果を受けて、雀力が飛躍的に上がったと錯覚する人って多いよね。連続して良いクジが引けたからといって、クジ引くのがうまくなったとは思わないでしょ?』

誠司「じゃあ父さんは打ち方変えるってことはしないの?てかそれって強くなる努力を放棄してるんじゃね?」

『努力はしてるよ。たとえば――』


>マウスパットを購入した←クリックミスの減少

>PCのマウス周りを片付けた←クリックミスの減少

>連打しないように気をつける←クリックミスの減少

>右クリックで鳴きキャンセルできる技を知った←クリックミスの減少

>眠くなったらな・る・べ・く打たない事にした←寝落ちの減少

>漫画を読みながら打たないことにした←集中力の増加

>打ってる最中に出前を取らないことにした←料金支払いの際のタイムラグ解消



『ほら!こんなに(笑)』

まさし「そ・そ・そーいうことじゃなくて!麻雀の技術的なことを聞いているのですよ!!」

『それは七段になってから書くっていったでしょ?とにかくね。短期間の結果で錯覚を起こすなってことですよ』


眠いときに打ちました
負けました
やっぱ眠いとダメだなぁ〜

偶然だから!!


来月から本気で打とう
調子がよいです

偶然だから!!


昼間打って勝ちました
夜中打って負けました
やっぱ昼のほうが面子が温いな

偶然だから!!


またずいぶん放置してました・・・
たまには何か書いてみようと思います。

プロリーグ戦ってあるじゃないですか。
まあ僕もこのリーグ戦に参加しているわけですが

第7期雀王戦Aリーグ・第4節終了

>リーグ戦は「勝者」を決めるけれども、麻雀の「強者」を決めるわけではない。

ちょっと過去ブログから引用してみました。

僕の所属するプロ協会Aリーグであれば、年間で40半荘。
所属団体にもよるが、半期制であるCリーグ等であれば約半数の半荘数。

たった・・・たったこれだけの半荘数の結果で勝負付けを済ますこと。

たったこれだけの半荘数の結果で雀力を評価されること。

麻雀のゲーム性を考慮すると、理不尽な事この上ないじゃないですか。

麻雀のゲーム性?
そうだな・・一言で言い表すと――

抽選ゲーム

ですね。より多く選ばれた人が勝つみたいな。
プレーヤーにできることは、よりよい抽選を受けられるような選択をすることだけなんですよね。

この理不尽さに否応なく直面しながら、みんな必死でやってるんだな。
一時の結果なんて、自分の意志とは全く無関係に選ばれたり選ばれなかったりするものなのに・・・

一生懸命やってる人を笑うことなんてしない。
でも―― だからこそ――

偶然選ばれた結果を受けて

自信過剰になる人、増長する人、過大に評価を高める人

こういう人は癇に障るんだよね。
どんだけ自分が強いと思ってんの?みたいな。


もし僕が、今期リーグ戦で選ばれるようなことがあったらなら、ちゃんといおう。

実力で勝った?いーやそんなことはないよ。ただ――

「当選しました!」

ってね。

麻雀について悩み始めた子供「誠司」、その友人「まさし」と『父親』の会話。


誠司「なんかさー・・・全然勝てないんだよねー・・・」

まさし「せ・誠司君はアレだよ。ほら!○○といったときに、××するからダメなんじゃない?」

誠司「そっかなー・・・でもさぁ?」

『おっ!また麻雀の話かい?』

誠司「ねえ!父さん!麻雀に勝つためのコツを教えてよ!」

『そりゃあ自分よりも弱い人とやることだよ。前にもいったろ?これは間違いないからな(笑)』

誠司「そうじゃなくってさぁ・・・」

まさし「じ・じゃあ、どうしたら強くなれますか?強くなるコツを教えてください」

『強くなるコツかぁ・・・あのねぇ・・・そういう質問する事自体が、麻雀というゲームに対する理解がないというか、麻雀舐めてる?というか・・・』

まさし「な・な・な・な・なんでですか!!つ・強くなりたいと思うことが舐めてるってことですか!!!」

『そうじゃないよ(汗)コツっていってもねぇ・・・・負けが込んでるときとかに、なにかにすがりたくなるような気持ちになるのもわからんでもないけどね。でも「勝てない原因」「負ける原因」それを一言で言い表す事なんて・・・そりゃ無理でしょ?ちょっとアドバイスした程度で強くなるもんじゃないだろ?って話だよ』

まさし「で・でも、このまま放置してても強くなるわけないじゃないですか?」

『そうか?父さんは、強くなる人って誰に教わるでもなく、放置してても勝手に強くなるもんだと思ってるけどね?』

誠司「その根拠は?」

『ないけど(笑)強くなる人の傾向だよね。じゃあちょっとだけアドバイスしようか?役に立つかどうかわかんないけどね』



続く


「これはアレ切りでしょ?」

「なんでそんな牌切るの?」

「そんなの鳴かないし!」


同卓者に対する打牌批判ね。

これは結局なにがいいたいのかというと――


「おまえのせいでワシが損したやないけっ!ボケが!」


そういうことでしょ?たいていは感情論なんですよ。

気持ちはわからんでもないけどさ。


でもね?

そもそも麻雀っていうゲームはさ。

誰かのせいで得したり損したりするゲームでしょ?

たまたま損なほうが選ばれたからって

おまえのせいで―― はないだろ?



昔、こんなのがあったよ。大会の予選の最終半荘で

さんは予選通過確定。

さんはその半荘トップを取れば通過という条件。

「この局で終了してくださーい」時間打ち切りで最終局になりました。

現状はBさんがトップ

しかし、さんとはノーテン罰符でひっくり返るような点差でした。

何としてもトップで終わりたいさん。

どうでもいいから早く終わんねーかなー・・・と思ってるさん。

さんはテンパイすることができませんでした。

さんはテンパイしてました。そしてテンパイ宣言。


「オイ!おまえなんで開ける(テンパイ宣言する)んだよ!開けなくてもいいじゃねーか!」

さんはさんに文句をいったそうだ。



これどう思う?

ものすごくみっともないと思いませんか?

麻雀について悩み始めた子供「誠司」、その友人「まさし」と『父親』の会話。

つづき

そ・そんな気持ちじゃ勝てるもんも勝てないっすよ!――

『じゃあまさし君。ちょっと勝負しようじゃないか』

まさし「ハイ!なんでしょう?」

『ここにサイコロがある。4・5・6が出たらまさしくんの勝ちね。1・2・3が出たら僕の勝ちだ。まさし君のいう気持ちとやらで自分の勝率を上げるようにサイコロを振ってみてほしい。どうだい?できるかい?』

まさし「そ・そ・そ・そんなの無理に決まってるじゃないですか!」

『麻雀は気持ちで勝率が上げられるのにかい?』

まさし「そ・そ・それはゲーム性が大分違うじゃないですか?比較するのはおかしいですよ!」

『そりゃ全体的に見ればそうさ。ただ部分的・・つまり勝負が決定される瞬間だけを拾ってみれば――ゲーム性はこんなもんじゃないかな?』

まさし「あのー・・・全然わからないのですが・・」

『フフッ(笑)まさし君は麻雀負けたことがあるかい?』

まさし「えっ?はい。そりゃ当たり前じゃないですか!」

『負けたときはなんて思うんだい?』

まさし「えっとー。まだまだ力不足だなーとか、今日は裏ドラ乗らなかったなーとか・・」

『なるほどね(笑)まあいろいろ考えるのは構わないけどさ。僕は麻雀というゲームは過程結果は別個に考えるべきだと思ってるんだよね』

誠司「はい!選択chanceと抽選chanceの話でしょ?」

選択chanceは完全に自分の意志でそれを行なうことができる。
抽選chanceは自分の意志の介入を全く受けずに偶然に選ばれる。

誠司過程=選択chance結果=抽選chanceってことだよ」

『極端にいうとそうかな。つまり、さっきのサイコロ勝負を例に取るとだな――』

4・5・6が出たら勝ち。1・2・3が出たら負け。

『この条件で勝負しようと挑まれました。この勝負を受けるかどうか?これを判断する事が過程、つまり選択chance。これは完全に自分の意志でしょ?』

まさし「はぁ・・・」

気持ちでサイコロの目は変えられない。つまり勝負した結果は、自分の意志の介入する余地がなく偶然に選ばれる。これが抽選chanceね』

まさし「で・で・でも、気持ちが乗っていないと過程の段階でミスすることが多くなったりしますよね?そういう意味も含めて気持ちは大事だといってるんですよ!」

『その通りだね。勝負事の際のメンタルってやつね。まあそれについてはまた日を改めて・・・』


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