麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

カテゴリ: 抽選chanceの考え方

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

誠司 「ねえ!まさしくん!聞いてよ〜。今日リーグ戦だったんだけどさー。リーチかけて10回和了ったんだけどさー。裏ドラ1回しか乗らなくって、あんまり勝てなかったよー!確率通り乗ってたらもっと勝ってたのに〜」

まさし 「ああ、そう」

誠司 「しっかし乗らんかなー」

まさし 「そ・そういえば僕も、今日着順が1・2・2・1・1・3・1・1・2・2で平均順位1.6位だったのにも拘わらず、祝儀が全然っ引けなくって、思ったほど勝てなかったよねー」

誠司 「ああ、そう」

まさし 「しっかし引けんかなー」

 『どうしたい?またツイてない自慢大会かい(笑)』

誠司 (ムカっ!)「そうじゃないよ!勝ったもん!ただ・・・」

 『そういや父さんも今日パチンコいってきたけど、初当たりかなり引けたんだよね。でも、ほとんど単発で、確変の引いてもMAX3連とかでさー。結局2万しか勝てなかったよー。ツイてないなぁ〜』

誠司 「でも勝ったんだからいーじゃん!初当たりは確率以上に引けてるわけだし、それでツイてないとか・・・あっ!」

まさし 「なんかこの3つの話、よーく考えると似てますね」

 『気づいたかい?』

まさし 「4半荘でリーチを10回和了る。これも確率以上に当選しているわけですよね?しかも誠司君の雀力からいっても、プラスで終わることのほうが少な・・・」

誠司 「何だと!!まさしくんだって平均順位1.6位の実力があるわけないじゃん!それだけでバカヅキなのに、なに文句いってんの??」

まさし 「まあそれはそうなんだけどー。なんかね」

 『気持ちはわかるけど、お互いそんな話を聞かされたって「だから何?」って思われるだけだよ。それに、裏ドラのった回数とか数えてる人に麻雀強い人少ない気がするけど(笑)あくまでイメージだけどね』

まさし 「そうですね。そんなことどうでもいいことですもんね」

 『しっかしさー。隣の台は9連とか10連平気でしてるのに、なんで父さんだけ3連止まりなんだろう??不公平じゃね??』

誠司 「その話が一番どうでもいいよねー」


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昨日の話にちょっと付け足し。

こんな9pポンしない




>(鳴かず):(鳴いて打二索2)=7:3。いや!8:2くらいの大差で鳴かずのほうが有利だと思います。


といいました。
結果は抽選で選ばれるもの。商店街のクジ引きとかであるじゃないですか。
1回回すと玉が1個ポンと出てくるやつ。

10個玉が入ってます。その内の8個は(鳴かず)
他の2個は(鳴いて打二索2)です。さあクジを引いてくださいよ。

ガラガラガラガラガラ・・・・ポン!

おめでとうございます!(鳴いて打二索2)が当選しました!!

これだけ大差の抽選確率でもそういうことはあるのです。
でもこれなら20回も試行すれば優劣はっきりするのではないかと思います。


こっちのほうはもっと僅差で

こんな5p勝負する!




>(五筒(5)を押す):(五筒(5)を押さない)=5.5:4.5くらいで(五筒(5)を押す)のほうが有利な選択だと思います。

100個玉が入ってます。その内の55個は五筒(5)を押す、他の45個は五筒(5)を押さない
さあクジを引いてくださいよ――

こんなの10回や20回試行したところで優劣はっきりしないでしょう。
でも500回くらい試行すればわかるんじゃないのかな?

麻雀の結果に対する考え方。
その時々の結果次第で「よかった」「悪かった」「合ってた」「間違ってた」
選択chanceをそう判断するのは間違いです。

結果は抽選で選ばれるもの。その選択chanceが良いか悪いかはわからないけれども
「偶然当選しました」「偶然落選しました」
そのことを理解しているのであれば、こうした感想になりますよ。


ネット麻雀って効果音があるじゃないですか。
和了りの際「ツモ」とか「ロン」とか言う前に「ピンッ!」っていう。

あの効果音。まさに――

「当選しました!」

っていう印象受けませんか?僕だけかなぁ・・・

選択chanceの段階で考えること。
誰もが同じ事を考えたり、目指したりするわけではないのです。

>トップとりたい

>和了りたい

>振込みたくない

>注目されたい

中には

>アイツにはだけは勝たれたくない

>早く帰りたい

こんなことを考えながら選択する人もいるでしょう。

相手の考えている事
おおよその見当をつけることはできても、完全に把握することはできません。

価値観なんて人それぞれ違うのだから。

「ここはトップを狙って和了りに向かうべきでしょ?」

べき←この言葉が価値観の押し付けっぽくってイヤですね。

「そしたら俺が和了ってたのになぁ〜」

結局はそうさ(笑)この記事「打牌批判」だってそう。


相手の選択が自分に有利に働くこと。これも抽選だといいます。
相手の考え方が自分に有利に働くこと。これも抽選だと考えます。

このことを思考の抽選といいます。 いい言葉でしょ?(笑)

>○○さんの思考の抽選によって有利なほうが当選しました(喜)

>××さんの思考の抽選によって不利なほうが当選しました(泣)

使い方としてはこうかな?
もっとも、相手の思考の抽選で何が選ばれるか?
これを予測できる事も雀力のうちだとは思いますけどね。



麻雀の説明書を作成するとしたら
まず初めに、こんな注意書きを書いておいたらいいんじゃないかと思います。


※使用上の注意(超重要)

麻雀は誰かのある選択によって
他の誰かが有利になったり、そのまた他の誰かが不利になったりするゲーム
です。

たとえそれによって自分が不利を被ったとしても
他人のせいにすることだけはしないようお願い致します。

抽選chanceには

プラスの抽選

・強い配牌を得る
・有効牌を引く(鳴ける)
・和了り牌を引く(出る)
・裏ドラがのる

マイナスの抽選

両方あるのです。


抽選chanceを期待的に有利に受ける選択chanceとは?

>プラスの抽選を高めようとする選択chance。

>マイナスの抽選chanceを低く抑えようとする選択chance

これも両方あるのです。



1人麻雀牌効率。つまり「何切る?」議論のほとんどは

>プラスの抽選を高めようとする選択chance。

のみについての議論。


実戦では4人麻雀における効率のよい選択chanceとはなにか?が問われるわけだ。当然そこでは

>マイナスの抽選chanceを低く抑えようとする選択chance

も考えなくてはならないよね?



ちょい短いけど今日はここまで

「よしっ!正解だ!」

なんていいながら牌を手元に引き寄せ叩きつける。ちょっと大げさにいってみたが
選択肢のある局面で、結果和了りに結びついたときにこんなこという人いますよね?

あらゆる選択chanceの際、正解、不正解は存在すると思う。
ただその正解、不正解っていうのがとても微妙な差であったりして、不正解を選んだ場合でも、正解よりもちょっと不利な抽選を受けることになるというだけで、全く和了れなくなるといったわけではない。

わかりますか?和了りってのはねぇ
「偶然の結果」である。「必然の結果」ではないんですよ。

例えばダブりーで5面張。和了りも同然!って思うじゃないですか。
しかしこれは「和了りが相当高い抽選を受けられる」ということであって
ハズレることは稀かもしれないが、「必然の和了り」ってことではないんですよね。


となると冒頭の掛け声は

「よしっ!当選だ!」


こっちのほうがしっくりきますね。
でもこんなこといってる人は見たことないけど(笑)

麻雀について悩み始めた子供「誠司」と『その父親』の会話。

「期待的にって・・・どういうこと?」

『まあこれでも読んで参考にしてよ』

「ふうん・・・平均値ねぇ・・・」

『そう!ある選択を行なったときに、その結果として得られる収支の平均値を考えるんだよ。もちろん良かった結果も、悪かった結果もひっくるめて全部合わせてな』

「そんなのわかるもんなの?」

『ヘヘッ♪実は正確にはわかんないよね』

「それじゃ意味無いよ!」

『でもある程度は予測できるだろ?“選択chanceAとBどちらが優秀な平均値を出せるでしょうか?”こんな感じでね。この予測が俗に言うバランス感覚ってやつなんだよ』

(また勝手な言葉つくって・・・)

バランス感覚についてはまた後で話そう。つまり単独の結果の良し悪しで正解を考えるんじゃなくて、あくまでそのとき出た結果は抽選にすぎない。その結果にとらわれず、選択chanceの段階で最も期待的に有利な選択はどれか?っていうのを考えるのが麻雀の正しい考え方といえると思うんだよね』

「じゃあ麻雀は抽選の結果に依るところが多いゲームだから、一時的に出た結果に対していちいち反省することは無意味だということをいいたいわけ?」

『そうだね。有利な選択をするということは、不利になる抽選が全く無くなるってことじゃない。よく3面張待ちが単騎待ちに負けたりして“ありえない”とかいう人いるじゃない?でも考えてみ?ありえない事象は起こらないでしょ?たとえ【P:Q=99:1】だって、Qの抽選も必ず行なわれてるんだ。【3面張待ち:単騎待ち=11:3】程度だろ?負けることだって十分起こり得る。負けたら“確率の低い抽選に当たっちゃたな”って苦笑いするしかないよね(笑)』

「フーン・・・なんだか麻雀がつまんないゲームに思えてきたよ・・・」

『そんなことないよ。父さんは結構好きだな。抽選ゲームって好きな人多いだろ?ギャンブルなんかでね(笑)むしろ強い人が絶対勝つようなゲームであったなら、麻雀がこんなにも流行ることはなかったんじゃないかな?』

「いわれてみればそうだね。絶対かなわないって悟ったら、わざわざお金賭けて勝負なんて挑まないもんね」

『ウン。そういうことさ』

麻雀について悩み始めた子供「誠司」と『その父親』の会話。

「ねえ?どうして敗因を追求するのが意味がないことなの?」

『ああ・・その話だったね』

「負けるってことは何か原因があるからじゃないの?それを考えないのはおかしいよ!」

『そうだなー・・・いつも負けてるんだったら、選択chance時の選択に問題があるんだろうね』

「それを反省するんじゃないの?」

『その前に麻雀のゲーム性を覚えておいてよ。マイナスの抽選chanceは理解できたかい?』

「なんとなくはね」

『じゃあスゴロクを例にとって説明するよ』

分岐点には3つのルートがあって、それぞれのルートのマス数は

A−40マス
B−45マス
C−50マス

また、それぞれのルートには

>Aのルートには6マス目に 
>Bのルートには5マス目に  
>Cのルートには4マス目に

落し穴(マイナス抽選)があります。(落し穴=分岐点まで戻る)

さてどのルートを選びますか?


「うーん・・・A?」

『父さんもこのくらいのマイナス抽選の差なら、マス数の短さのアドバンテージが勝ると思うんだよ。でもさ?Aを選んでいきなり6の目が出ちゃったとするじゃない?』

「うんうん」

『あーーー!やっぱりBを選んでおけばよかったーー!!  とか』

『Bを選ぶのが正しかったんだろうか?  とか』

『サイコロの出目は偶然でしょ?それが悪いほうに出たからといって、選択chanceを反省したってしょうがないよね?』

「でも麻雀はそんなに薄っぺらなゲームじゃないやい!」

(ムムッ・・・いうねえw)

『確かにこんな単純じゃないよ。でもいいたいことはわかるかい?選択chanceでは、この後起こる出来事を予知しようとするんじゃなくて、この後起こるパターンをすべて考慮したうえで、最も期待的に優れた選択を予測することが重要ってことなんだよ』

「きたいてきぃ??」

『じゃあその期待的っていう考え方を・・・また今度』

麻雀というゲームでは

選択chance時にどのような選択をしたとしても、自分に不利益が被る可能性がある。
それがマイナスの抽選chanceだ。

>完全安全牌以外を捨牌するときに選ばれる放銃抽選
>他人のツモ番が廻ってくるたびに選ばれる被ツモ抽選
>上2つの抽選に当たった場合に追加で選ばれる被祝儀抽選

「早い巡目、他家動き無し」ならば
他家が和了り抽選を受ける状態(テンパイしてないってことね)になっていない可能性が高いので、放銃抽選確率および被ツモ抽選確率は低いといえるでしょう。

3軒リーチに対して、全員に通っていない無筋の456牌を捨牌すると
この放銃抽選確率は結構高いでしょうね。

わかりますか?
1人で麻雀やってるわけじゃないんですよ。
他家も同様に自分に有利な抽選を受けようとしているわけですよ。


選択chance時にはこのことを正しく理解した上で・・・
でも本当はマイナスの抽選chanceのことばかり考えるのも良くないんだけどね。

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