麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

カテゴリ: バランス感覚

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

誠司 「ついに「ロッソ」オープンだね!どうだった?」

 『大変なのはこれからだよね。この御時世に麻雀荘の新店オープンなんて‥でも思ったよりもたくさんの人が来てくれて、この場を借り深くお礼申し上げたい気持ちでいっぱいです』

まさし 「麻雀とかどーですか?ネット麻雀ばかりやってたら、対応できない局面とかあるんじゃないですか?」

 『ある!あるよね!なんか毎日違和感を感じながら打ってるよ(笑)』

西家・ドラ白
五萬赤七萬八萬六筒七筒八筒二索三索四索九索九索白白
金五七八(678)23499白白 (赤五萬はホントは金五萬で祝儀が2倍)

 『こんな手牌で対面の親がダブ東をアンカン。新ドラが五萬五になった瞬間出る、白白とか――』

誠司 「ポンするよね?九萬九が何枚切れ?」

 『2枚切れで親の現物なんだよね。五萬赤金五万切って六九待ちにしちゃったんだけどさー。それとか』

東家・ドラ五萬
五萬赤七萬三索三索五索六索七索北北北 ポン東東横東
五七33567北北北 東(ポン)

 『こんなテンパイしているところ、持ってきた三索3とか』

誠司 「あーとりあえず五萬五単騎にして、好形変化したらホンイツにしそうだね!」

 『そーなんだよね。結局ホンイツになってしまって、五萬赤金五万を切ったんだけどさー』

まさし 「五萬赤金五萬が祝儀倍だと微妙ですね」

 『そーなんだよね。どちらも天鳳なら同じようにするんだけど、ZIPANGの時でもそーだったかな?と思うとね。むしろ両方ともカン六テンパイで続行してたんじゃなかったかな?と思ったりして』

まさし 「どちらがよいのかわかりませんが、迷うってことは結果が出てないってことですよね?」

 『まさしくん鋭いね。とにかくもうちょっと慣れないとね。しばらく天鳳もやめとこうか』

誠司 「またまた〜。ネットのせいにしちゃって〜。言い訳しないでくれる?」

 『言い訳というより愚痴かな(笑)ホントはこういう選択の局面を迷っていることが問題ではなくって、鳴きラグが無いから出た牌に反応できないことがあるという、ただ単純に反応速度が鈍っているというのがとても深刻な問題なんだよねー』

まさし 「アルティマですもんね。配牌を見てパッと反応できないとマズイですよね」

 『そうそう今日なんかも――』

配牌 五萬九萬白九萬三索三索二筒四萬五索西六索七筒八筒
五九白九33(2)四5西6(7)(8)

 『こんな配牌もらって、1巡目に出た西西になぜか「ポン」とかいっちゃって、打牌した後気づいて、和了り放棄になるとかねー』

(それって反応速度以前の問題なのでは・・・・)

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。


 『じゃあもう1つ例題出すね。同じく赤無しの1−3の東南戦での話――』

南3局北家・7巡目 ドラ三萬

二筒三筒四筒六筒四索七索七索八索八索九索九索西西 ツモ三筒
(2346)778899西西 ツモ(3)

東家のリーチ
南一索七萬四筒西九萬
一萬横 リーチ
南1七(4)西九一リーチ

北家は現状2着目だが、トップはかなり遠く、親番もない。
東家は北家より10000点下のラス目。

誠司 「うわっ!絶対に放銃したくない局面だね!西西かな?」

まさし 「ぼ・僕は場況次第ですね。四索4まわりか、三筒六筒(36)まわりがよさそうなら勝負しますよ!」

 『そうだね。このとき他家で3巡目に六筒(6)切ってる人がいたんだよ。一筒(1)は2枚切られていたけど、その周辺はまだ見えていなかった。父さんなら四索4切ったね」

誠司 「一発目で?父さんって意外とMなの?」

まさし 「違うよ誠司くん。ピンズ受けが優秀に見えるからってことですよね?」

 『まあでもこれは正直どっちがいいかわからないよ。一発で四索4切るって、この瞬間は相当損する抽選を受ける選択だからねー。好みで決めてもいいんじゃないかな?』


北家・14巡目

二萬三筒三筒四筒四筒五筒五筒六筒七索七索八索八索九索九索
二(3344556)778899

四筒(4)が全見え、九筒(9)も通っている。
三筒六筒(36)は六筒(6)1枚だけ見えている。
二萬二は完全に無筋

 『7巡目に西西を切ったとして、あの手牌がこうなりました、と。どうする誠司?』

誠司 「決まってんじゃん!こうなったら二萬二切ってリーチだよ!」

まさし 「微妙ですよね。巡目も深いし。でも、僕はなんか勝負しちゃいそうですね」

 『じゃあ誠司に聞こうか。この巡目のテンパイと、7巡目のイーシャンテン、どっちが和了り確率高いと思う?』

誠司 「えー?わかんない・・」

 『じゃあこの時の二萬二と、7巡目の時の四索4とでは、どっちが放銃確率高いと思う?』

誠司 「うーん・・ここまで残った無筋は、7巡目の時の無筋よりも危ない(参照・18分の1理論)だろうし・・・でもあの時はもう1つ押さなきゃテンパイしないから・・・」

 『よしよし。実は、この質問の答えを聞きたかったわけじゃないんだよね。誠司。7巡目のリーチと自分の牌姿を見た時、「うわっ!絶対に放銃したくない局面だね!」っていってたの忘れてるんじゃないかい?』

誠司 「あっ!忘れてた!でもぅ・・テンパイだしぃ・・打点も上がってるから・・」

 『単体の選択として14巡目の二萬二勝負は悪いと思わない。しかし、コンビネーションはとしてどうだろう?7巡目勝負できなかったのに、この巡目で勝負?というのは組み合わせが悪いような気がするね』

まさし 「では7巡目勝負しない人はここでは打六筒(6)がよいと?」

 『実のところ、いいかどうかはわからない。でも、強い人って決断力があるよね。こういう押し引きでフラフラしてない感じはあるよねー』

まさし 「確かに。打牌選択に芯が通ってる感じはしますねー」

 『勝負する強い人もいれば、全く危険牌を打たない強い人もいるんだよ。職場に佐藤崇っていう最高位戦日本プロ麻雀協会のAリーガーがいるんだけど、後ろで麻雀見てると特にリーチに対しての押し引きの選択が、父さんとはまるっきり違うんだよねー。それでいて、麻雀の成績はほとんど変わらない』

誠司 「まるっきり打牌選択が違くても、実力差がほとんどないってこと?そんなことってあるの?」

 『あるよ。だから麻雀って難しいよね』

まさし 「押しても引いてもどっちでもいいって時、ありますもんね。自分の方針に対する打牌選択の精度が大事なんですよね」

誠司 「じゃあ自分は全ツッパタイプなんで、いついかなる場合でも全ツッパします!とかでもよいの?」

 『でもいくら方針とはいえ、和了りが薄いのに勝負したり、打点が見合わないのに勝負したりではダメだよ。危険牌を打たないにしても、より安全な牌を選択できなかったり、それほど危険ではない牌でやめてみたり。これもダメだよね』

まさし 「誠司くん。まるっきり損な選択を「方針だから!」と主張してみてもダメでしょ?」

誠司 「うーん・・・そっかぁ」

 『とにかく、押し引きのヘタクソな人は選択のコンビネーションが悪いと思うんだよねー。ホントはもっと書きたいんだけど、今日はこのへんで』




人気ブログランキングへ

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。


誠司 「こんびねーしょん??」

 『そう!前にも話したと思うんだけど、相性の良い打牌選択の組み合わせのことさ!例えばさ、双剣使うなら見切りとか高速砥石とかランナーとか――』

誠司 (モンハンはもーええやんか・・)

 『例題出した方が説明しやすいなー。赤無しの1−3の東南戦での話なんだけど――』

東4局東家(23000点持ち3着目)・7巡目 ドラ八筒

六萬七萬八萬二筒二筒一索一索三索七索八索 ポン中中横中 ツモ八筒
六七八(22)11378 ポン中中中 ツモ(8)

この時北家(15000点持ちラス目)の仕掛けが

五筒横三筒四筒 三萬三萬三萬横
(534)三三三

>場に初牌の五筒(5)を5巡目両面チー
>すぐさま出た三をポン。そして打四萬

誠司 「これは北家怖いね!ドラなんて切れないよ〜」

まさし 「ただこの状況なら、現状はイーシャンテンですが、容易にテンパイ組むことはできそうですね。ここで決断すべきかと」

 『そうだね。誠司は仮にここで一索1切ったとするじゃない?次巡引いた二索2とかで八筒(8)切ってしまうんじゃないかい?』

誠司 「あっ・・そうかもー・・」

 『それがダメとまではいわないけど、コンビネーションで優劣を比較するならば―― 』

イーシャンテン、テンパイ時、どちらも八筒(8)切らず=イーシャンテン八筒(8)切り>イーシャンテン八筒(8)切らず⇒テンパイ時八筒(8)切り

 『じゃないかな?』

まさし 「でもこれ、北家は大体テンパイですよね?しかもダンラスの仕掛けですよ?僕はどちらも切らずのほうが優秀だと思いますが・・・・」

 『その辺はよくわからんよ。仕掛けている人の打牌選択傾向にもよるだろうしね。まあテンパイ確率9割として、ドラが当たりになるパターン・・ドラで放銃したら間違いなくマンガンだろうけど、2割くらいじゃないかな?』

誠司 「ねえ?どうして9割?どうして2割なの??」

 『誠司。このルールで自分が5巡目に初牌の両面チーを3シャンテンからする頻度ってどのくらいあるんだい?同じようにダンラスで、ドラも持たずそこから仕掛けるケース、どのくらいあるんだい?まずそこから考えなよ』

まさし 「読みを鍛えるには、他人の捨て牌を見るのではなく、自分の手牌と自分の捨て牌を照らし合わせて考えるってよくいいますもんね」

 『そうだよ。自分がこういう牌姿の時は、こういう捨て牌相になるんだなぁ〜とか、自分がこういう牌姿で仕掛けたら、この辺りが手牌に残るんだなぁ〜とかね。そうすりゃ相手の牌姿は見えなくても、なんとなーくこの辺りかな?くらいには見当つくようになると思うんだけど』

誠司 「なるほど!ただ闇雲に牌を並べているわけではないって、そういうことをいってるんだね!」

 『まーね。ちょっと「コンビネーション」から話が逸れたね(笑)もう1つ例題出したかったんだけど、続きはまた来週だね』

人気ブログランキングへ



麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

『昔は、麻雀って教えたら強くなるもんだって思ってた時期があったんだよね』

誠司「えっ!!強くならないものなの??」

『ものすごく酷い選択なら修正できるかもしれないね。だけどある程度までいったら、ものすごく酷いっていうのは少なくなるわけだ』

誠司「うんうん」

『そこからは、その人の打牌選択傾向に沿ったアドバイスが必要なんじゃないかなー?って、今は思うんだよね』

まさし「つまりは攻撃型なら攻撃型、守備型なら守備型の教え方があるってことですか?」

『大雑把にいうとね。もう少しだけ細かく分類すると――』

A・打点重視型 

B・和了り優先型

C・加点重視型

D・失点回避型

『例えばこんな感じかぁ』

誠司「面前派とか鳴き派は?」

『面前でも仕掛けでも関係ないよ。威圧派、隠密派ってのは多少あるかも(笑)』

まさし「読み重視とかはないんですかね?」

『うーん・・・読みって不確かで、役立つ場面が少ないんだよね。でも、これくらいは最低限わかっておいたほうがよい!ってう読みもあるよね。どういうのかってーと・・・まあ今年中にはまとめて書くようにするよ』

誠司「それで?それで?」

東1局南家6巡目
二萬三萬五萬三筒四筒五筒五筒六筒七筒四索四索七索八索北ドラ五萬
二三五(345567)4478北 ドラ五

『こんな牌姿になったとするじゃない。北は安全牌ね』

誠司「えー。ドラは残すよねー。北で」

まさし「状況次第ですが、東1局なら残した方がいいかと」

『父さんもそうだよ。でも、ドラを先切りしたっていいと思うんだよね』

誠司「えー!なんかヤダ!」

『そこでA〜Dの型の話だ。これには相性のよいスキルの組み合わせってのがあるんだ。たとえば大剣使いだったら、抜刀会心とか抜刀減気というように――』

まさし(モンハンのやりすぎなんじゃ・・・)

『ドラを先切りする人はどちらかというとBタイプ。そして、CタイプというよりもDタイプの選択をしていったほうがいいと思う』

まさし「ドラが鳴かれたら即オリしろってことですか?」

『それは状況次第だと思うけど、鳴かれても鳴かれなくても、放銃を避けることを優先して選択した方がいいよ。例えばテンパイしても深い巡目ならヤミテンとか、相手のリーチを受けて、危険度が高い牌を引かされたら即オリるとか』

まさし「そんなので勝てるんですか?」

『そうだね。徹底してできるのなら、これでも勝てるんじゃないかな?AタイプならCタイプ、BタイプならDタイプ。これが相性の良い選択の組み合わせだね』

誠司「Aタイプの選択傾向なのに、Dタイプの選択をするようだとダメってこと?」

『そうじゃないんだよ。あくまでこれは部分と全体の話だから。例えばね――』

東1局北家4巡目
二萬四萬五萬六萬九萬九萬三筒五筒赤一索二索三索北北北ドラ二索
二四五六九九(35赤)123北北北 ドラ2

にこんな牌姿、父さんリーチするって話したじゃない?』

誠司「うん。覚えてるよ。父さんはAタイプなんだね」

捨牌 五筒八萬一筒三萬北
(5)八(1)三北

ポン東東横東 チー八索横七索九索
ポン東 チー879

『でもその時、対面の親がこんな仕掛けで、こんな捨牌してましたと――』

まさし「さすがにこれはリーチしないですよね?」

『うん。これはAタイプとかBタイプ以前の問題で、自分の待ち以外の色がこれだけ注目を浴びている場況で、こんなリーチ打つのはハッキリ不利な選択といえるでしょう。あくまでここでいいたいのは、打牌選択傾向の組み合わせの話だから』

誠司「Aタイプの強者が、ドラを先切りする人を見て「コイツ下手くそだな」って思うのは早計だってことだね?」

『そう!それはその人の1部分に過ぎないんだ。全体の選択傾向のバランスを見ないと、その人が強いかどうかなんて判断できない。そういうことだよ』

まさし「確かにあんまり強くない人の後ろで観てると、何がしたいのかよくわからないような印象を受けますねー」

『そういうのを「てんこしゃんこ」なんて父さんは呼んでるんだけど(笑)そうならないためには、その局のテーマを前もってしっかりと決めておく事が大事なんじゃないかな?』

誠司「前もってって?どのくらいの段階で?」

『配牌もらってからでいいよ。それじゃないと現実的じゃないだろ?とにかくさ、麻雀を教えるにしても、その人の部分だけ見て判断するんじゃなく、全体を見てってことだね』

人気ブログランキングへ

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

『最初にこれだけはいっておく。平面何切る?つまりひとり麻雀では、打牌選択の優劣を考えるというよりも、その人の麻雀観を問うものが多いと思うんだよね』

誠司「えっ?それはどういうこと??」

『自分の打牌選択傾向を問うってことだよ。もちろん正解がある平面何切る?ってのはあるんだけど、答えが割れるような問題は、たいていどっちを選んでもそれはそれで構わないってことさ』

まさし「そ・そんなことはないでしょう?どんな選択にも優劣は存在するはずですよ!」

『でも優劣は検証できないよね?検証できないのにお互い自分の打牌選択傾向、自己主張だけをするんだよねー。だから何切る議論はグタグタになりやすい』

まさし「で・でも人の考えを聞くのは大事じゃないですか?その中から新しい戦術とか定石も生まれたりするんじゃないですかね?」

『確かに聞くのは悪いことじゃない。でも聞いたって強くなんないよ。強くなったような気になることはあるかもしれない。思い込みって大事だからね(笑)もちろんこのブログを読んだからといって強くなることもないんだよ」

誠司「じゃあ無駄だってこと?」

『目的が強くなるためだとしたら有効な手段とはいえないね。目的が人の考えを引き出すことだったらいーけどさ』

誠司「強くなるための有効な手段ってなに?」

『これねー・・人によってそれぞれ違うんじゃいかなーと思ってさ。つまりね?打牌選択傾向って人それぞれ違うんだよ。それぞれの傾向にあったバランスの打牌選択をしなきゃダメなんじゃないかなーって・・・例えばよ?前回の話にあった牌姿でさ――』

東1局南家6巡目
五萬六萬六萬七萬七萬二筒三筒四筒二索七索八索九索西西ドラ二索
五六六七七(234)2789西西 ドラ2

『ちなみに八萬八が3枚切れている』

『この場合、特筆した場況(リーチが入ってる、テンパイしていそうな仕掛けがいる等)がなければ、リーチしようがしまいがどっちだっていいとは思うんだけど、ヤミテンを選択するってことは自分の加点よりも失点を防ぎたい、相手の加点を防ぎたいという思考だと思うんだよね。それなのに――』

>このドラ二索2が鳴かれました。どうやらテンパイしているっぽくなってきた。そして持ってくる危険牌

>ヤミテンでテンパイしているところにリーチを受けた。そして一発で持ってくる危険牌

『もちろんその牌の危険度合いや巡目にもよるけど、あの時点でヤミテンを選択し、状況が変わったのにも拘わらず、テンパイ崩したくなくて切ってしまう。これではバランス悪いんじゃないかなーって思うんだよねー。危険牌を持ってきて、思わず横に曲げてしまうとか(笑)だったら最初の有利な時点でリーチしておいたほうがいいのでは?と、比較もできるわけだ』

誠司「つまりあれだね!一つ一つの選択だけで優劣を判断せず、その後どうするかも含め全体で判断しろってことだね!」

『そうだね。それじゃないとその人の打牌選択傾向に合ったバランスなんてわからないよ。ちなみに前回の3つの牌姿、父さんは一発裏アリなら全部リーチするね。祝儀アリなら尚更の事。そういうバランスで打ってるつもりだよ』

まさし「攻撃型ってことでいいですか?」

『シンプルにいえばそうかなぁ?そろそろ眠くなってきたよzzz。続きはまた来週ね』


続く人気ブログランキングへ



麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

『んじゃ、今日あった実戦譜からー何切る?』

誠司(珍しいな・・父さんが何切る?なんて・・・)

東1局北家4巡目
二萬四萬五萬六萬九萬九萬三筒五筒赤一索二索三索北北北ドラ二索
二四五六九九(35赤)123北北北 ドラ2

まさし「とりあえずヤミテンですね。手変わり少ないですが、5200なら十分かと」

誠司「僕リーチしたい!このくらい早かったらリーチのほうがよくない?」

『さあどっちがいいんだろうね?じゃあ次の問題ね』

まさし「あ・あれ?答えは・・・」

東1局西家6巡目
二萬二萬六萬六萬六萬八萬八萬三筒四筒五筒五索赤六索七索發ドラ發
二二六六六八八(345)5赤67R

まさし「うーん。これは場況によりますね。序盤に一または九を切ってる人が複数いたらリーチも有りかと」

誠司「僕ね!とりあえずドラ切って、みんなそれに合わせ切ってきたらリーチ!鳴かれたり、誰も切らなかったらヤミテンのまんまー」

『へー?そうなんだぁ?じゃあ最後にこれは?』

まさし「い・いや・・だから答えをですね?」

東1局南家6巡目
五萬六萬六萬七萬七萬二筒三筒四筒二索七索八索九索西西ドラ二索
五六六七七(234)2789西西 ドラ2

『ちなみに八萬八が3枚切れている』

まさし「自分の河にもよるなあ〜。あんまり情報が少ない例えば――」

一萬北九筒八筒九索二索横

まさし「こんな河なら曲げやすいですねー。でも――」

一萬四萬五筒九萬六索二索

まさし「こんな河ならヤミテンにしちゃいそうです」

誠司「うーん・・わかんない・・気分?」

『なるほどなるほど・・・そっかぁー」

まさし「あのう・・・こ・答えって教えてくれないんですか?」

『気になるかい?よーし!じゃあ最後の問題な!こういうのが気になる人と気にならない人ではどっちが麻雀強いと思う??』

まさし「ば・ば・ば・バカにしてるんですか??」

『してないよ。これら何切る?を出題したのはちゃーんと意図があるんだよ。今日は時間ないから、また来週話すよねー』


続く人気ブログランキングへ

麻雀について悩み始めた子供「誠司」とその友人「まさし」、と『父親』の会話。

三萬四萬六萬八萬二筒三筒四筒五筒八筒四索七索七索八索北

Q・上記のような配牌をもらいました。和了り確率、放銃確率はそれぞれ何%か答えなさい。

『わかるかい?』

誠司「えーーー?わかんないよ??結構いい配牌だけど・・和了り確率50%くらい??」

まさし「面子とかの傾向によっても違ってくるんじゃないですかね?1巡目では場況もないのでなんとも判断しにくいのですが、3割強は和了れる気がします。だだ単純に和了りだけを求めるのならもっと和了れるかも」

『まさしくんはホント真面目だねー。こんなの答えなんて出るわけがないよ(笑)』

まさし「バ・バ・バカにしてるんですか??」

『違うよー。直感とかの話の続きさ』

誠司「わかった!勘が鋭い人は実際の和了り確率に近い数字を答えるんでしょ?」

『ふふっ(笑)数字を答える答えないはどーでもいいんだけどね。誠司は神様のキューブの話は知ってるかい?』

誠司「知ってるよ!麻雀サイトでは超有名な話だよね!」

『そうさ。僕のいう直感とか閃きの話は、これを読んでもらえれば大体理解してもらえると思うんだ。そうだなー。次回はこれを麻雀荘メンバー語録風に突っ込んで話をしたいと思うよ』


続く 人気ブログランキングへ

麻雀について悩み始めた子供「誠司」、その友人「まさし」と『父親』の会話。

誠司「最近なんかよくツモられるんだよねぇ」

まさし「そりゃツイてないっすね」

『なんだなんだ?またツイてないせいで負けたアピールかい?』

まさし「だって・・なにもしてないのに祝儀ばっかり引かれてお金がどんどん減ってくんですよ?」

誠司「そうだよ!先月も今月も僕なんて・・・」(以下自主規制)

『“放銃してないのに”ってヤツかい?ツモられるのが嫌ならいっそのこと放銃しちゃえば?(笑)』

誠司「あのぅ・・・冗談じゃなく、死活問題なのですが・・・」

『ん?そうかそうか。放銃しちゃえば?ってのはちょっといいすぎなんだけどさ、でも“放銃してないのに”っていう負けグチはよく聞くよね。確かにツモられるのはツイてないといえばツイてない。でもさ?ツモらせない努力ってちゃんとしてるかい?』

誠司「ツモらせない努力?ツモ筋を変えるとか??」

『違うよ(笑)いいか誠司?麻雀というゲームはな?基本加点しなければ、どんどん失点していくものだと考えてもらいたいね。“放銃してないのに”って和了ってなければ点数が減っていくのは当たり前なんだよ』

まさし「で・でもオリることだって大事じゃないですか?」

『確かに。でも、放銃=悪っていうイメージが強すぎるんじゃないかと思うんだ』

“放銃してないのに”負けました=何も悪い事してないのに負けました

『みたいな。ホントかよ??って思うよね。本当に悪いことというのは――』

失点する可能性と加点できる可能性を比較して、加点できる可能性のほうが高いのに放銃を恐れてオリてしまう。

『――ことであって、麻雀の技術の重要度でいえば――』

和了るスキル>>>>>>>放銃しないスキル

『放銃しない技術よりも、和了りきる技術。つまり失点しない技術よりも加点できる技術のほうが重要度は高いってことさ』

誠司「じゃあゼンツしろってこと?」

まさし「ち・違うよ。攻めのほうが技術として重要だけれども、その見極めが大事だってことをいいたいんだよ。バランス感覚ってヤツですよね?」

『そうだね。確かにこういう風にいうと、ゼンツを勧めてるみたいだね(笑)じゃあもうちょっと次回は詳しく話そうか』



続く

麻雀について悩み始めた子供「誠司」と『その父親』の会話。

バランス感覚わかったかな?』

「いわんとすることは大体わかったよ。でもさー・・僕はもっと具体的に教えてほしいんだよ。ここはこうしたほうがいいとか。こうするようにしたら勝てるようになるよとか。いわゆる戦術的なものを教えてほしいんだ」

『戦術ねぇ・・ちなみに即効性のある戦術なんてないよ』

「えっ?そうなの?でも本屋に行ったら麻雀の戦術本がたくさんあって、色んな戦術が載ってたよ?」

『ん〜・・あれはねぇ・・・戦術というよりも“著者のバランス感覚の紹介書” というような本だよね。それが正しいのかどうかはわからないけれども、私は選択chance時にこのようなバランスで選択します。みたいな』

「えっ?戦術としては成り立たないって事?」

『いやそうはいってないよ。部分的にみれば正しい事をいっていることもあるだろうね。ただすべてを鵜呑みにして取り入れるのはどうかな?』

(また曖昧な・・・)

『たとえばさ。麻雀強くなるためには、強い人の意見を聞く事が大事っていうじゃない?でも聞いているだけで強くなるってもんじゃないだろう?本当に大事なのはね。本当にその意見が正しいのか。本当にその選択は有利なのか。そういった優劣を判断する能力を養うことこそが大事なんだよね』

「ふーん・・・じゃあ父さんに麻雀の教わるのはいいとして、父さんがいったことが本当に正しいのかどうかを、もう一回自分で考え直す事が必要だってことだね」

『うっ・・・まあそういうことだね(笑)でも今までの自分のバランス感覚は本当に正しかったのかどうか?ということを考えさせられるきっかけにはなるだろう?そういった意味では意見を聞くことも大事かな』

バランス感覚

1.手牌構成のバランス感覚
2.押し引きのバランス感覚
3.相手の打牌傾向考察や、危険事前察知のバランス感覚
4・読みのバランス感覚

ざっと挙げるとこんなもんだろうか。


1.手牌構成のバランス感覚

いわゆる「何切る?」「何鳴く?」これは巡目点数状況に大きく左右されますね。
この2項目以外にも場況面子傾向といった判断基準があります。これらも決して軽視すべき項目ではありません。本に出ている「何切る?」問題にはこれらは全く表示されていない。これ抜きで答えを出すということはマイナスの抽選chanceを無視して考えろということなのだろうか。

確かに基本手順の精度を高める練習として「何切る?」問題を解いたり、それについて議論することも意味のあることなのかもしれません。しかし、1人麻雀技術を鍛えるだけで麻雀に強くなれるのであれば、とっくに最強のコンピュータ雀士が誕生しているんじゃないでしょうか。

ある麻雀戦術書には、「場況による」といって答えを明確に出さない人を否定するようなことが書いてありました。1巡目の「何切る?」3巡目の「何切る?」ならともかく、選択chanceの段階で場況を無視して答えを出せることのほうが違和感を感じますね。(そのような局面もありますが)1人で麻雀やってるわけじゃないんですから。

2.押し引きのバランス感覚

「何押す?」「降りる?」といったらいいだろうか。
これも巡目点数状況場況面子傾向に大きく左右されますね。

「麻雀で勝つ」ためにおいて、先に述べた手牌構成のバランス感覚よりも更に重要な感覚であると思います。コンピューターで解析しにくい大部分はこの分野なのではなかろうか。巷にいるおおよそ上手とは思えないピン雀のオッサンにこっ酷くやられ、「なんであんなのに勝てねーんだ!」なんてボヤいているあなた。これを軽視して「上手、下手」を判断しているのではないでしょうか?

「カリテン流押し引きのバランス感覚」ってな感じで(笑)実戦例を使って今後の記事で紹介したいきたい思ってます。


3.相手の打牌傾向考察や、危険事前察知のバランス感覚
4・読みのバランス感覚

これに関しても今後の記事で取り上げていきます。これも実戦例のほうが解りやすいでしょうから。

しかし、これだけはとりあえず言っておきたい。読みとは相手の待ち牌をズバリ当てることではありません。また自分勝手な決め付けでもなく、思い込みでもなく、また希望的観測のことではありません。

ある牌の危険度はどれくらいか。またはAとBの牌の危険度の比較。相手の進行速度や打点。将来場に打たれやすい牌の種類や山に残っている牌の種類などを大まかに推測することです。正確にはわからない局面の方が多いでしょう。100%の精度の読みは不可能です。しかし、読みの精度を高めることによって、実戦でも効果的に使えることはあるでしょう。


<参考>バランス感覚1バランス感覚2バランス感覚3バランス


続く

このページのトップヘ