麻雀荘メンバー語録 version2.0

日本プロ麻雀協会所属麻雀プロ、木原浩一による個人的な麻雀についての考え方、戦術等を紹介するブログです。

カテゴリ: 和了確率

「イーシャンテンよりテンパイのほうが和了りやすい」

役あり且つフリテンではない限り、ほとんどの場合はそうでしょう。それはなぜでしょうか?それは、他家の河からも和了りの抽選を受けられるからなのです。

待ち牌によって、出やすい、出にくいはあるでしょう。それでもテンパイさえしていれば、1巡につき4回も和了りのチャンスがあるのです。

イーシャンテンでは和了りの抽選を1度も受けることはできません。少々悪形のテンパイだとしても、好形のイーシャンテンよりも見た目以上に和了りやすい。この差はあると思います。もちろんそうではないケースもありますから「絶対に」とは言えません。

「リャンシャンテンよりイーシャンテンのほうが和了りやすい」

これはどうでしょうか?先ほどとは違ってなんともいえません。ケースバイケースでしょうね。

他家の河からも和了りの抽選を受けられる状態ではないので、イーシャンテンもリャンシャンテンも現状は何も変わらない。ですから、イーシャンテンとリャンシャンテンの和了り確率の比較は、どちらがよりテンパイしやすいか?の比較ということになります。

ここで1つ問題を

6巡目に上家からリーチを受けています。以下の牌姿

A・三萬四萬六萬七萬八萬一筒一筒四筒五筒六筒六索七索北
三四六七八(11456)67北

B・三萬四萬六萬七萬八萬二筒二筒四筒五筒六索七索北北
三四六七八(2245)67北北

Aはイ―シャンテン、Bはリャンシャンテン、どちらが和了りやすいですか?

上家からリーチということは、上家は和了り牌及びカン材以外、全てツモ切るということです。この手を和了りに向かうとして、シャンテン数アップの抽選が面前ツモ限定の牌姿Aと、上家の河からもシャンテン数アップの抽選を受けられる牌姿Bとでは後者のほうがよりテンパイに近い牌姿といえましょう。

つまり、ただ単純に和了を求めるだけならば、リャンシャンテンながらAよりBのほうが和了りやすいといえるでしょうね。

もう1つ問題 6巡目

A・三萬四萬五萬六萬七萬二筒二筒四筒一索二索六索七索八索
三四五六七(224)12678

B・三萬四萬五萬六萬六萬七萬二筒二筒四筒二索六索七索八索
三四五六六七(224)2678

AとBは同一牌姿でした。Aは打六としたもの、Bは打1としたもの
さて、どちらの牌姿が和了りやすいでしょうか?

みなさんもよく考えて見てくださいね〜


続く

「1回も放銃してないのに ――」
そんな愚痴をこぼしたことありませんか?

放銃=悪

こんなイメージを持っているかた、多くいらっしゃるのではないかと思います。

基本、基本的にはですよ。

麻雀は自分の和了りがないとポイントが減るゲーム

そう思っていただいて間違いないかと思います。

>ツモられて点数が減る
>ツモられて祝儀を払う
>点数が減ることにより期待順位点も減る
>降りてしまってノーテン罰符で減る

などなど。これらを防ぐためには「和了り」しかないのです。
自分が和了らないことによって、相手に得点する機会を与えているのです。

麻雀における悪、あえて定義するならば「放銃すること」よりも「和了らないこと」そう「和了らないこと」こそが悪。大事なことなので2回いいました。

だからといって、なんでもかんでも和了りに向かうというわけではありません。
大事なのは自身の和了り確率を見極めるということ。和了りが薄いのに危険牌を押してまで勝負するのは損ですよね?

では麻雀で一番大切な和了りの確率、どのように考えたらよいでしょうか?


両面待ちと単騎待ち、どちらが和了りやすいでしょうか?
こう漠然と聞かれたら「両面待ち」と答える人が多いのではないかと思います。

果たして実際はそうでしょうか?
14巡目に以下のテンパイが入りました。

二萬三萬四萬五萬七筒八筒九筒三索四索五索九索九索九索北
二三四五(789)345999北

二萬五萬二五は場に1枚も切られていません。北北は2枚切られています。
どちらでリーチを打てば和了りやすいでしょうか?6対1で二萬五萬二五の方が和了りやすいでしょうか?そんなことはありませんよね?

14巡目という巡目。終局までツモの機会は3〜4回といったところでしょうか。
両方初牌の中張牌の筋待ち。6枚山に寝ているなんてことはほとんどありません。これは機会があれば山を引っくり返して数えてみるといいでしょう。

4枚生きていることもあれば1枚もないことだってあるでしょう。
平均すると2枚以下なのではないでしょうか?

相手の有効牌である可能性、北北は確実に不要牌。
終盤無筋の両面待ち。テンパイ勝負者からこぼれることはあってもノーテン者からだと出にくいですよね?

つまり、巡目が深ければ深いほど、二萬五萬二五待ちと北単騎の和了り安さの差が縮まるということです。一概には言えませんが、14巡目なら北北単騎の和了り安さのほうが上回っているかもしれませんね。

このようにテンパイ時は必ずしも

待ちの枚数=和了りやすさ

とは限らないわけです。

良い待ちとは一体どういうことかといいますと

「和了りやすそうな待ち」

ということです。見た目の枚数が多い待ちではありません。

「牌効率」という受け入れ枚数の優劣を比較するような問題がありますが、大事なのは受け入れ枚数うんぬんよりも

和了りやすそうな形になる枚数
つまりそれこそが「牌効率」ならぬ「和了りやすさ効率」

うまいネーミングが思いつきませんでしたが(笑)そういうことですね。


続く

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