2007年12月13日
今年もやります。サンタさん追跡大作戦
去年と同じ話で恐縮ですが、これ知らない人が多いので・・
早いもので、今年もあとわずか。もう１２月ですね。
１２月といえば、そうクリスマスですね。恋人と過ごす人。家族と食事する人。そしてプレゼントを貰う子供達。日本人の大半は仏教徒だけど一年に一度くらいはこんな日があってもいいですね。
それはそれとして子供達にはいつまでもサンタ・クロースの実在を信じてほしいです。子供達も生きにくい世の中だしね
そこでちょっと良い話というか僕のお気に入りの話を。
ＮＯＲＡＤという組織をご存知だろうか？北米航空宇宙防衛司令部。Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａｎ Ａｅｒｏｓｐａｃｅ Ｄｅｆｅｎｃｅ Ｃｏｍｍａｎｄの略で、ノーラッドと発音します。
アメリカ空軍とカナダ空軍の合同組織で北米大陸の防空が主任務。普段は北アメリカ大陸を狙うミサイルの監視や不審な航空機の警戒にあたってます。司令官はアメリカ空軍の中将があたり副司令官はカナダからでています。
そのＮＯＲＡＤの将兵に、この季節になると新たな任務が加わります。
それはなんとサンタ・クロースの追跡です。
きっかけは１９５５年。ＮＯＲＡＤが設立された年に、ある商店がサンタさんと�笋任�話ができるという広告をだしました。しかしその広告の電話番号の記載は間違っており、なんとＮＯＲＡＤの司令官への直通電話だったのでした。当時の司令官はノリの良い人だったらしく子供からかかってきた「サンタさんは今どこにいるの？」という電話を受け部下にサンタクロースが北極圏から南にむかった形跡がないかレーダーで調査するよう命じその結果を子供に伝えたそうです。
これが「サンタ追跡」のスタート。
以来、今年で５2回目
毎年、クリスマス時期になると偵察衛星でサンタクロースの出発を確認。その後の飛行をレーダーで追跡しその後、戦闘機を飛ばしてサンタが今どこにいるか確認しているそうです公式ウェブサイトではイブの夜中から追跡の模様を中継します。
こういうの見る子供達って幸せだなあって思う。サンタを信じるだろうな。こういう「任務」に真面目に取り組んでいる大人がいることも、まだまだ世の中すてたもんじゃないって思う
いまはともかく。
冷戦の真最中にもこれしてたのがスゴイ。
余裕というかなんというか、そりゃあ戦争しても負けるは。
日本人にはクリスチャンは少ないからクリスマスにうかれるのは変かもしれないけど、一年に一度くらい、おとぎ話のような奇跡や、純粋な愛や、そういう「夢」を信じる日があってもいいと思います。
クリスマスは子供の心を取りもどす日かもしれません。
できるだけ長く子供達には純粋な心を持っていてほしいものです。
それと事務次官の件やイージス艦の機密漏えいで信頼を落としている防衛省もこれくらいしてくれてもバチは当たらない。
みんなで石破さんにお願いしよう。
http://www.noradsanta.org/jp/home.htm
公式ＨＰの日本語版です。
早いもので、今年もあとわずか。もう１２月ですね。
１２月といえば、そうクリスマスですね。恋人と過ごす人。家族と食事する人。そしてプレゼントを貰う子供達。日本人の大半は仏教徒だけど一年に一度くらいはこんな日があってもいいですね。
それはそれとして子供達にはいつまでもサンタ・クロースの実在を信じてほしいです。子供達も生きにくい世の中だしね
そこでちょっと良い話というか僕のお気に入りの話を。
ＮＯＲＡＤという組織をご存知だろうか？北米航空宇宙防衛司令部。Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａｎ Ａｅｒｏｓｐａｃｅ Ｄｅｆｅｎｃｅ Ｃｏｍｍａｎｄの略で、ノーラッドと発音します。
アメリカ空軍とカナダ空軍の合同組織で北米大陸の防空が主任務。普段は北アメリカ大陸を狙うミサイルの監視や不審な航空機の警戒にあたってます。司令官はアメリカ空軍の中将があたり副司令官はカナダからでています。
そのＮＯＲＡＤの将兵に、この季節になると新たな任務が加わります。
それはなんとサンタ・クロースの追跡です。
きっかけは１９５５年。ＮＯＲＡＤが設立された年に、ある商店がサンタさんと�笋任�話ができるという広告をだしました。しかしその広告の電話番号の記載は間違っており、なんとＮＯＲＡＤの司令官への直通電話だったのでした。当時の司令官はノリの良い人だったらしく子供からかかってきた「サンタさんは今どこにいるの？」という電話を受け部下にサンタクロースが北極圏から南にむかった形跡がないかレーダーで調査するよう命じその結果を子供に伝えたそうです。
これが「サンタ追跡」のスタート。
以来、今年で５2回目
毎年、クリスマス時期になると偵察衛星でサンタクロースの出発を確認。その後の飛行をレーダーで追跡しその後、戦闘機を飛ばしてサンタが今どこにいるか確認しているそうです公式ウェブサイトではイブの夜中から追跡の模様を中継します。
こういうの見る子供達って幸せだなあって思う。サンタを信じるだろうな。こういう「任務」に真面目に取り組んでいる大人がいることも、まだまだ世の中すてたもんじゃないって思う
いまはともかく。
冷戦の真最中にもこれしてたのがスゴイ。
余裕というかなんというか、そりゃあ戦争しても負けるは。
日本人にはクリスチャンは少ないからクリスマスにうかれるのは変かもしれないけど、一年に一度くらい、おとぎ話のような奇跡や、純粋な愛や、そういう「夢」を信じる日があってもいいと思います。
クリスマスは子供の心を取りもどす日かもしれません。
できるだけ長く子供達には純粋な心を持っていてほしいものです。
それと事務次官の件やイージス艦の機密漏えいで信頼を落としている防衛省もこれくらいしてくれてもバチは当たらない。
みんなで石破さんにお願いしよう。
http://www.noradsanta.org/jp/home.htm
公式ＨＰの日本語版です。
2007年12月08日
全世界は知らんと欲す！！日本艦隊は何処なりや？
今年の10月の終わりにソマリア沖で日本のタンカーが海賊船にのっとられアメリカの駆逐艦が追跡するという事件があった。
また２００４年４月にペルシャ湾内で日本郵船の大型タンカー「ＴＡＫＡＳＵＺＵ」（２８万トン）がテロ攻撃を受け、寸前で撃沈を免れている。このとき、攻撃を阻止した米軍兵士３人が死亡したことを日本人として決して忘れるべきではない。
彼らは同盟国である日本のために死んだのです。
我が国には二種類の艦隊がある。海上保安庁なる沿岸警備隊と海上自衛隊という珍妙な名前で呼ばれる海軍。
後者が日本人にしか解らない政治的理由で使えないために海上保安庁は沿岸警備隊としては世界最大。アメリカのコーストガードよりも規模が大きい。
それらの艦隊は我が国の商船が危機にさらされている時にいったい何処にいたのでしょうか？
僕のいきつけのバーのマスターが元外国航路の商船の通信士でペルシャ湾
にもいったしフォークランド紛争の際には近くの海域にもいたというツワモノなのだが彼の言うには海外で日本の商船を守ってくれるのはアメリカやイギリスの軍艦で海自も海保も影も形もない。
小さいバーなので客もあまりいないのでこのマスターとはいつも右翼トークで盛り上がるのですが、こんなことで国家といえますか？
いうまでもなく我が国の艦隊が海外で日本の商船の護衛ができないのは憲法9条があるがため。
同盟国の兵士の犠牲のうえに成り立つ繁栄や平和が世界に誇る憲法なのでしょうか？
そんな恥知らずな憲法を現実的に解釈してやっとはじめた洋上補給からも撤退する。
こんな恩を仇で返すような行為が人間として国家として許されることなのだろうか？
まして洋上補給はアメリカからだけでなくパキスタンやドイツはじめ各国から強く要請されているのに・・・・
日本の洋上補給は対テロの海上阻止活動が目的ですが、より直接的な我が国の安全にもかかわっているのです。
ドイツのメルケル首相は「できるだけ多くの国が国際テロの問題に関与すべきだ。日本が国際社会でさらに活動しようということなら，より重い責任を負わなければいけない」と述べています。
民主党はアメリカ追随だと批判するがドイツや他の欧州諸国もそれが国家としての責任とそれぞれの国の国益のために派兵してるのです。
せめて日本も洋上補給くらいしないと国際社会から孤立というより、なんて利己的な国ってレッテルがはられてしまいます。っていうかせめて補給くらいと考えないのでしょうか。
一日も早い洋上補給の再開を望むとともに将来的には我が国の艦隊がより積極的な役目を担うことを願います。
また２００４年４月にペルシャ湾内で日本郵船の大型タンカー「ＴＡＫＡＳＵＺＵ」（２８万トン）がテロ攻撃を受け、寸前で撃沈を免れている。このとき、攻撃を阻止した米軍兵士３人が死亡したことを日本人として決して忘れるべきではない。
彼らは同盟国である日本のために死んだのです。
我が国には二種類の艦隊がある。海上保安庁なる沿岸警備隊と海上自衛隊という珍妙な名前で呼ばれる海軍。
後者が日本人にしか解らない政治的理由で使えないために海上保安庁は沿岸警備隊としては世界最大。アメリカのコーストガードよりも規模が大きい。
それらの艦隊は我が国の商船が危機にさらされている時にいったい何処にいたのでしょうか？
僕のいきつけのバーのマスターが元外国航路の商船の通信士でペルシャ湾
にもいったしフォークランド紛争の際には近くの海域にもいたというツワモノなのだが彼の言うには海外で日本の商船を守ってくれるのはアメリカやイギリスの軍艦で海自も海保も影も形もない。
小さいバーなので客もあまりいないのでこのマスターとはいつも右翼トークで盛り上がるのですが、こんなことで国家といえますか？
いうまでもなく我が国の艦隊が海外で日本の商船の護衛ができないのは憲法9条があるがため。
同盟国の兵士の犠牲のうえに成り立つ繁栄や平和が世界に誇る憲法なのでしょうか？
そんな恥知らずな憲法を現実的に解釈してやっとはじめた洋上補給からも撤退する。
こんな恩を仇で返すような行為が人間として国家として許されることなのだろうか？
まして洋上補給はアメリカからだけでなくパキスタンやドイツはじめ各国から強く要請されているのに・・・・
日本の洋上補給は対テロの海上阻止活動が目的ですが、より直接的な我が国の安全にもかかわっているのです。
ドイツのメルケル首相は「できるだけ多くの国が国際テロの問題に関与すべきだ。日本が国際社会でさらに活動しようということなら，より重い責任を負わなければいけない」と述べています。
民主党はアメリカ追随だと批判するがドイツや他の欧州諸国もそれが国家としての責任とそれぞれの国の国益のために派兵してるのです。
せめて日本も洋上補給くらいしないと国際社会から孤立というより、なんて利己的な国ってレッテルがはられてしまいます。っていうかせめて補給くらいと考えないのでしょうか。
一日も早い洋上補給の再開を望むとともに将来的には我が国の艦隊がより積極的な役目を担うことを願います。
2007年11月27日
日本版「フライボーイズ」希望
映画「フライボーイズ」が公開中ですね。全国順次ロードショーらしく僕の住んでる高知ではいったいいつ上映されることやら。トホホ・・
かなり評判良いみたいだけど第１次世界大戦中。かたくなに中立を守っていたアメリカからフランス陸軍航空隊に義勇兵として志願した若者達の活躍。なにやら国策映画ばりという内容らしいけど映画ですから、難しいこと言ってはいけません。
このアメリカ人による飛行隊をラファイエット飛行隊といいます。おそらくアメリカ独立戦争の際おなじように義勇兵を率いてフランスから駆けつけたラファイエット侯爵にちなんだものでしょう。その返礼かな。ほれベルサイユの薔薇なんかには名前くらいは登場する。マリー・アントワネットの不倫相手もこの義勇軍に参加してたな。
それはさておき。ほしのあき嬢がこの映画の特別宣伝部長なのね。
う〜ん。セクシー!!こういう写真みると妄想膨らまずにはいられない。いいねえ。
まあ日本で戦争映画というと、どうしてもお涙頂戴ものが多い。まあそれは否定はしないけどいいかげん飽きた。日本の戦争も負け戦だけじゃない。
僕がDVDを持ってる「天皇・皇后と日清戦争」「明治天皇と日露大戦争」なんて理屈ぬきで超オモシロイ。左翼系の人達からは怒られるだろうけど・・・
だけど映画って娯楽なんだから難しいことを言ってはいけません。
そこで「フライボーイズ」にちなんで日本でも同じようなの創れないだろうか?
いるのですよ。良いモデルが。
その名を滋野清武。男爵家の三男として生まれ帝国陸軍に奉職するもどうも折り合いが悪かったらしくフランスに音楽の勉強をするため留学。何故か飛行機に熱をあげ第１次世界大戦がはじまるとフランス陸軍航空隊に志願。パイロットとして活躍します。
エースを集めたコウノトリ飛行隊に所属しバロン滋野とよばれるようになります。
勲章も貰ってる。そればかりか戦争未亡人のフランス女性と結婚までしているのです。
どうです。これだけて映画になりそうでしょう。この人物を詳しく描いた書籍があれば読んでみたいのだけど不勉強なせいか知らないのよねぇ。非常に興味深いのでもう少し深く知りたいのだけど。
過去の戦争を描いた映画や時代劇なんかは出尽くした感があるように思えるけど、まだまだ一般には知られていない出来事や人物はあります。
特に日本の場合は太平洋戦争ばかりに目がいきますが北清事変での日本軍の活躍や、このバロン滋野のように逆に国際貢献した事例もあるのです。こういう映画もたまには観てみたい。暗いイメージばかりだと日本人としてのモラルが落ちます。
だけど、日本で戦争映画つくって、ほしのあきがミリタリー風のセクシー衣装で宣伝となると、それだけで非難があるかも?
そういうメンタリティはどうも好きになれないな。
2007年11月19日
イラクの治安は回復しているのに・・・・
ここのところイラクでの爆弾テロの報道がないと思ったらイラクの治安はかなり回復してるらしい。
思想信条の件はこの際おいて大変結構なことです。
http://www.longwarjournal.org/archives/2007/11/why_the_violence_has.php
曰く
「大規模なカウンターテロの成功」
「イラク国民が反テロで団結」
「イラク政府の治安維持能力の向上」
「サドル師とハキム師（シーア派とパドル派）の停戦合意」
「国境警備の充実でテロリストや武器弾薬の移動が減った」
それから。
バグダットからアルカイダが一掃されたとNYTimesは報道している：http://www.nytimes.com/2007/11/08/world/middleeast/08iraq.html?_r=1&ref=us&oref=slogin
American forces have routed Al Qaeda in Mesopotamia, the Iraqi militant network, from every neighborhood of Baghdad, a top American general said today, allowing American troops involved in the “surge” to depart as planned.
そして先月4万6000人以上の避難民がバグダットにもどってきたとワシントンポスト紙が報道：http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/07/AR2007110700516.html?hpid=sec-world
い゛すれにしてもイラクの人達にとっては朗報です
ね。
それはともかくイラクで少しでもテロ騒ぎがあれば大きく報道するのに治安が回復している事実を報道しないメディアの姿勢はいかがなものか?
確かに怪しげな民間警備会社や練度の低い州兵なんかによる残虐行為は問題だしそれを報道するのはきわめて健全なことだけど治安が回復している事実は伝えないと。
民間警備会社は私もいかがなものか?
と思うがジェーンディフェンスの報道によると発砲そのものは正当なものと主張しているわけでイラク政府の見解と相違するがまだ調査も終わってない段階で決め付けるような報道は公平とはいえない。
イラク戦争そのものは私は正しい判断だったと思うがその占領政策はあきらかに誤り。
ラムズフェルド国防長官が少数の特殊部隊に頼りすぎる作戦をとったのがそもそもの失敗。
エリック・シンセキ陸軍参謀総長(この人は日系)ら制服組の意見を容れて大部隊で一軒一軒まわって刀狩でもすればよかったのに。
治安の回復の原因の主な理由は交戦規定の変更にあると思います。
それは今年初めの増派とともに行われました。
今まで米軍はいちいちイラク政府の許可をとらないとテロリストを攻撃もできなかった。
テロリストを捕まえてもイラク内務省の高官が「俺の親戚だから釈放しろ」とか言われる始末。
これではなかなか治安回復は進みません。
それを米軍独自の判断で行えるようにした効果が大きかった。今年初めに増派した際は効果を疑問視する報道ばかりだったが、こういう事情を報道しないのは軍事を知らないにもほどがあるし故意に反米論を煽ってるとも感じる。
それは確かに兵力の逐次投入は古来より兵法の禁じるところだけど、交戦規定という根本のところが大切なので兵力の多寡を問題にするのが間違い。
確かにここまで大きな犠牲をだしたし時間もかかったが長い歴史のなかでは比較的スムーズなほうではないかな。
このままいけばイラクの平和につながるだけでなく中東地域の抑えとしての役割を担うようになるでしょう。
そう希望します。
思想信条の件はこの際おいて大変結構なことです。
http://www.longwarjournal.org/archives/2007/11/why_the_violence_has.php
曰く
「大規模なカウンターテロの成功」
「イラク国民が反テロで団結」
「イラク政府の治安維持能力の向上」
「サドル師とハキム師（シーア派とパドル派）の停戦合意」
「国境警備の充実でテロリストや武器弾薬の移動が減った」
それから。
バグダットからアルカイダが一掃されたとNYTimesは報道している：http://www.nytimes.com/2007/11/08/world/middleeast/08iraq.html?_r=1&ref=us&oref=slogin
American forces have routed Al Qaeda in Mesopotamia, the Iraqi militant network, from every neighborhood of Baghdad, a top American general said today, allowing American troops involved in the “surge” to depart as planned.
そして先月4万6000人以上の避難民がバグダットにもどってきたとワシントンポスト紙が報道：http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/07/AR2007110700516.html?hpid=sec-world
い゛すれにしてもイラクの人達にとっては朗報です
ね。
それはともかくイラクで少しでもテロ騒ぎがあれば大きく報道するのに治安が回復している事実を報道しないメディアの姿勢はいかがなものか?
確かに怪しげな民間警備会社や練度の低い州兵なんかによる残虐行為は問題だしそれを報道するのはきわめて健全なことだけど治安が回復している事実は伝えないと。
民間警備会社は私もいかがなものか?
と思うがジェーンディフェンスの報道によると発砲そのものは正当なものと主張しているわけでイラク政府の見解と相違するがまだ調査も終わってない段階で決め付けるような報道は公平とはいえない。
イラク戦争そのものは私は正しい判断だったと思うがその占領政策はあきらかに誤り。
ラムズフェルド国防長官が少数の特殊部隊に頼りすぎる作戦をとったのがそもそもの失敗。
エリック・シンセキ陸軍参謀総長(この人は日系)ら制服組の意見を容れて大部隊で一軒一軒まわって刀狩でもすればよかったのに。
治安の回復の原因の主な理由は交戦規定の変更にあると思います。
それは今年初めの増派とともに行われました。
今まで米軍はいちいちイラク政府の許可をとらないとテロリストを攻撃もできなかった。
テロリストを捕まえてもイラク内務省の高官が「俺の親戚だから釈放しろ」とか言われる始末。
これではなかなか治安回復は進みません。
それを米軍独自の判断で行えるようにした効果が大きかった。今年初めに増派した際は効果を疑問視する報道ばかりだったが、こういう事情を報道しないのは軍事を知らないにもほどがあるし故意に反米論を煽ってるとも感じる。
それは確かに兵力の逐次投入は古来より兵法の禁じるところだけど、交戦規定という根本のところが大切なので兵力の多寡を問題にするのが間違い。
確かにここまで大きな犠牲をだしたし時間もかかったが長い歴史のなかでは比較的スムーズなほうではないかな。
このままいけばイラクの平和につながるだけでなく中東地域の抑えとしての役割を担うようになるでしょう。
そう希望します。
2007年11月11日
今日は終戦記念日
今日11月11日は終戦記念日です。というと奇異に思われる人も多いでしょうが今日は第一次世界大戦の終戦記念日でそれを記念して世界平和記念日。
日本には馴染みがあまりないけどアマチュア歴史家の僕としては日本にとって重要な転機だったと思っている。
ヨーロッパでは第二次大戦と同じくらい多分それ以上に悲惨な戦争だった。
ヨーロッパではナポレオン戦争以来100年も大規模な戦争なかったもので兵器の進歩に戦術戦略がついていってなかった。
封建的な階級出身の将校団に率いられた各国の軍隊は19世紀型の主力軍決戦によよる短期決戦を考えていた。
各国の戦死者ざっと900万。
このような大量の戦死者が発生したのを「国家の品格」のなかで藤原正彦氏は民主主義社会で大衆が報復を叫んだからだと述べておりますがそのような事実はない。
専門外の数学者は大戦勃発にいたる名著「八月の砲声」を読んでないらしい。
戦死者が大量に発生したのは機関銃。色々あるけど主な原因はこれですね。
カーキ色の軍服を採用していたイギリス陸軍はともかくフランスの青い軍服に赤いズボンの軍服をはじめ各国ともカモフラージュなどということは考えてなかったし歩兵の隊形もマスケット銃の頃と大差ない。これでは戦死者は増えます。
このためフランス軍では反乱が相次ぎ総司令官フォシュ元帥はアメリカ軍の到着と戦車が揃うまで攻勢にでないと兵士達に約束します。またドイツでは事実上の独裁者ルーデンドルフが勝ち目がないと解ると政府にアメリカの要求を容れて言論の自由を認めるように薦め。その途端に講和への要求がドイツ国内からおこりました。
藤原正彦氏のいうような民主主義社会が戦死者を増やしたというのは間違いです。
機関銃により膠着した戦局を打開するためにイギリスは戦車を開発しますが、この開発にあたり主導的な役割を果たしたのは議会政治家たるチャーチルやロイド・ジョージです。軍のほうでは生粋の職業軍人ではなく予備役の将校が戦車の開発に力をつくします。
英国では開戦時、どちらかといえばリベラルな政党の自由党政権でした（アスキス首相）。戦争に反対する閣僚が何人か辞任したため野党である保守党に入閣を要請し二大政党制の伝統に反し連立政権が発足します。
先週、日本では自民党と民主党による連立が話題になったが連立政権というのはこのような国家非常事態に考えるべきものだと思います。
日本はこの大戦で日英同盟に基づき参戦しアジアのドイツ植民地を攻略し漁夫の利を得た。
ここまでは良かったのだけど実はイギリスから援軍の要請があったのを断ってるのですよ。ヨーロッパ大陸に陸軍を派遣してくれるように要請があったのを。
明治維新以来。日本はイギリス陣営に属し国際的に有利な立場にいた。
日露戦争に勝てたのも日英同盟あればこそ。日露戦争の時イギリスは同盟の条項以上に日本を助けてくれた。
イタリアから装甲巡洋艦を買って日本に回航するさい。英国海軍が護衛をつけてくれてロシアに拿捕されるのを防いでくれた。これロシアの機雷で貴重な二隻の戦艦を失ったタイミングだったので大いに助かりました。
またバルチック艦隊の航行を邪魔してくれたのは有名な話。
日本は一次大戦では地中海に駆逐艦を派遣して船団護衛に協力したけれど英国やフランスから要請のあつた地上軍の欧州大陸への派遣はしなかった。
これ派遣しておくべきだったと思う。さすればヨーロッパとの結びつき強くなり太平洋戦争は避けられたのではなかったかと・・・
当時の英国の外務大臣エドワード・グレイ卿はこう言ったそうです。
「日本のような恩知らずの国は知らない」と。
第一次大戦後,日英同盟は解消されました。
その途端に日本の国際的な孤立が始まりました。その結果は・・・
今、日本はアフガンへの地上軍の派遣どころか各国から感謝されている洋上補給からも撤退しました。いますぐ直ちに日米同盟に影響はないでしょう。
一次大戦の終了までは日英同盟に影響なかったように。
しかしこのことは必ず日本の国際的地位に悪影響を及ぼします。
今から各国の軍艦が帰国するとします。その水兵さん達が「日本が洋上補給から抜けてねえ」なんて話すでしょう。それを聞いた家族は「さすが日本。憲法9条は素晴らしい」なんて思いません。
「日本は貿易に依存する国じゃないの？その日本が何もしないなんて・・」と思うはずです。
太平洋戦争の敗戦から60年。
日本が平和だったのは日米安保があればこそ。
けっして憲法9条のおかげではありません。
同盟国であるアメリカが戦ってるのに何もしないでイザという時はアメリカに守ってもらうつもりでしょうか？
僕は民主党に聞きたい。国連と日米同盟とどちらが大切ですか？と。
反米主義は現実をみない愚かな思想だと思います。
一次大戦の時の日本ではイギリスのいいなりになることはない。英国追随外交反対。という論調があったそうです。
なんか今と似てると思いませんか?
日本には馴染みがあまりないけどアマチュア歴史家の僕としては日本にとって重要な転機だったと思っている。
ヨーロッパでは第二次大戦と同じくらい多分それ以上に悲惨な戦争だった。
ヨーロッパではナポレオン戦争以来100年も大規模な戦争なかったもので兵器の進歩に戦術戦略がついていってなかった。
封建的な階級出身の将校団に率いられた各国の軍隊は19世紀型の主力軍決戦によよる短期決戦を考えていた。
各国の戦死者ざっと900万。
このような大量の戦死者が発生したのを「国家の品格」のなかで藤原正彦氏は民主主義社会で大衆が報復を叫んだからだと述べておりますがそのような事実はない。
専門外の数学者は大戦勃発にいたる名著「八月の砲声」を読んでないらしい。
戦死者が大量に発生したのは機関銃。色々あるけど主な原因はこれですね。
カーキ色の軍服を採用していたイギリス陸軍はともかくフランスの青い軍服に赤いズボンの軍服をはじめ各国ともカモフラージュなどということは考えてなかったし歩兵の隊形もマスケット銃の頃と大差ない。これでは戦死者は増えます。
このためフランス軍では反乱が相次ぎ総司令官フォシュ元帥はアメリカ軍の到着と戦車が揃うまで攻勢にでないと兵士達に約束します。またドイツでは事実上の独裁者ルーデンドルフが勝ち目がないと解ると政府にアメリカの要求を容れて言論の自由を認めるように薦め。その途端に講和への要求がドイツ国内からおこりました。
藤原正彦氏のいうような民主主義社会が戦死者を増やしたというのは間違いです。
機関銃により膠着した戦局を打開するためにイギリスは戦車を開発しますが、この開発にあたり主導的な役割を果たしたのは議会政治家たるチャーチルやロイド・ジョージです。軍のほうでは生粋の職業軍人ではなく予備役の将校が戦車の開発に力をつくします。
英国では開戦時、どちらかといえばリベラルな政党の自由党政権でした（アスキス首相）。戦争に反対する閣僚が何人か辞任したため野党である保守党に入閣を要請し二大政党制の伝統に反し連立政権が発足します。
先週、日本では自民党と民主党による連立が話題になったが連立政権というのはこのような国家非常事態に考えるべきものだと思います。
日本はこの大戦で日英同盟に基づき参戦しアジアのドイツ植民地を攻略し漁夫の利を得た。
ここまでは良かったのだけど実はイギリスから援軍の要請があったのを断ってるのですよ。ヨーロッパ大陸に陸軍を派遣してくれるように要請があったのを。
明治維新以来。日本はイギリス陣営に属し国際的に有利な立場にいた。
日露戦争に勝てたのも日英同盟あればこそ。日露戦争の時イギリスは同盟の条項以上に日本を助けてくれた。
イタリアから装甲巡洋艦を買って日本に回航するさい。英国海軍が護衛をつけてくれてロシアに拿捕されるのを防いでくれた。これロシアの機雷で貴重な二隻の戦艦を失ったタイミングだったので大いに助かりました。
またバルチック艦隊の航行を邪魔してくれたのは有名な話。
日本は一次大戦では地中海に駆逐艦を派遣して船団護衛に協力したけれど英国やフランスから要請のあつた地上軍の欧州大陸への派遣はしなかった。
これ派遣しておくべきだったと思う。さすればヨーロッパとの結びつき強くなり太平洋戦争は避けられたのではなかったかと・・・
当時の英国の外務大臣エドワード・グレイ卿はこう言ったそうです。
「日本のような恩知らずの国は知らない」と。
第一次大戦後,日英同盟は解消されました。
その途端に日本の国際的な孤立が始まりました。その結果は・・・
今、日本はアフガンへの地上軍の派遣どころか各国から感謝されている洋上補給からも撤退しました。いますぐ直ちに日米同盟に影響はないでしょう。
一次大戦の終了までは日英同盟に影響なかったように。
しかしこのことは必ず日本の国際的地位に悪影響を及ぼします。
今から各国の軍艦が帰国するとします。その水兵さん達が「日本が洋上補給から抜けてねえ」なんて話すでしょう。それを聞いた家族は「さすが日本。憲法9条は素晴らしい」なんて思いません。
「日本は貿易に依存する国じゃないの？その日本が何もしないなんて・・」と思うはずです。
太平洋戦争の敗戦から60年。
日本が平和だったのは日米安保があればこそ。
けっして憲法9条のおかげではありません。
同盟国であるアメリカが戦ってるのに何もしないでイザという時はアメリカに守ってもらうつもりでしょうか？
僕は民主党に聞きたい。国連と日米同盟とどちらが大切ですか？と。
反米主義は現実をみない愚かな思想だと思います。
一次大戦の時の日本ではイギリスのいいなりになることはない。英国追随外交反対。という論調があったそうです。
なんか今と似てると思いませんか?
2007年11月04日
国立ロシア美術館展
文化の秋ということで、愛媛県立美術館に「国立ロシア美術館展」を鑑賞にいっておりました。
素晴らしかった。
作品のほとんどは絵画なのだけど、非常に写実的。
素人にも十分に楽しめる内容です。
エカテリーナ二世の肖像に圧倒されニコライ二世のほぼ等身大の肖像に気品を感じました。
風景画では「これ、ジオラマ？」と感じるほど細かく描いた「昼間の村」という作品がありました。これが一番気に入った。
堅苦しい表題にもかかわらず楽しめる美術展です。
素晴らしかった。
作品のほとんどは絵画なのだけど、非常に写実的。
素人にも十分に楽しめる内容です。
エカテリーナ二世の肖像に圧倒されニコライ二世のほぼ等身大の肖像に気品を感じました。
風景画では「これ、ジオラマ？」と感じるほど細かく描いた「昼間の村」という作品がありました。これが一番気に入った。
堅苦しい表題にもかかわらず楽しめる美術展です。
2007年10月28日
守屋事務次官をつくったもの。
明日ですかね守屋事務次官の証人喚問がおこなわれるの。
防衛業者からの過剰な接待が問題になってます。
テロ特措法の審議で大切なときにまったく・・・
航空自衛隊の新型輸送機Ｃ−Ｘのエンジンの納入に関する疑惑もあります。
納入に関して便宜をはかったのではないかと。
その真偽のほどはともかくわが国の自衛隊の装備の購入費は欧米に比して非常に高い。
何故こんなことになるかというと武器を国内開発しても輸出できない事情もあるにせよ。
政治家が防衛問題に関心がないからでしょう。
そもそもＣ−Ｘに関してはエンジンの納入がどうこういう以前に開発計画そのものに誰も疑問をもたなかったのか？
航空自衛隊の需要は30機程度。このような機数のために莫大な開発費をかけて国内開発することに国会から疑問の声があがるべき。それが普通の国です。
軍用輸送機というのはアメリカのような外征軍ならともかく。どの国もそれほどの需要はない。戦闘機の国内開発に熱心なスウェーデンですらアメリカから購入している。いまどき軍用輸送機も単独で開発してるのはアメリカとロシアくらい。
とはいえ日本国内の航空産業の維持育成のために必要です。民間にも転用できますよ。という意見があるのは承知しているが、それならそれでそういう議論が必要だと思う。まったくそういう論議なしで何千億円もする開発計画が進んでいくことが異常。
これった政治家によるシビリアンコントロールができてないからでしょう。
欧米では軍の装備や編成について議会の細かいチェックが入ります。
日本の反米的な思想の人達はアメリカの産軍複合体と批判するがボーイングもロッキード・マーチンも合併再編も繰り返してます。それだけまっとうに経営努力してるのです。イラクの駐留経費に新型機の開発費とられて新型機の調達数おちてるのに軍需産業のために戦争するなどというヨタ話もたいがいにしてもらいたい。それより自国の防衛産業と防衛官僚の癒着を心配すべき。
ここで問題なのがシビリアンコントロールのあり方。
日本の場合、背広の事務屋さんが制服の自衛官の上にたち統制するという他国では例をみない異常な仕組み。これ文民統制ではありません。官僚統制です。
普通の国の国防省では武官も文官も等しく議会政治家により統制されるのです。
それがシビリアンコントロールです。
だから自衛隊の装備の購入に関して非常に高いし、防衛機密の名のもとに必要な情報も公開されない。過剰な接待が収賄にあたるかどうかは別にしても防衛産業に天下るために必要性が疑わしい装備も購入する。こういう構図が今の問題の根本です。
少し前に対空自走砲を開発したことがありました。飛行機やヘリコプターを打ち落とすための機関砲を積んだ戦車もどき。だけどこれ対戦車ヘリのミサイルの射程が延びて役に立たなくなりました。アメリカでも似たようなの開発してたのだけど機関砲やめて対空ミサイルを積んだ別のシステムにしました。
日本はどうしたか？開発生産をやめず年間に一両だけ作りつづけました。
山ほど開発費かけて年間に一両だけ。
こういう問題をメディアも国会も誰もつっこまない。
潜水艦は16隻の定数で16年しか使いません。
三菱重工と川崎重工に仕事を与え続けるために。
守屋事務次官の件を奇禍としてシビリアンコントロールのあり方。装備の調達のありかたを見直す必要があると思います。
そのためには政治家の力量が必要です。こまかい揚げ足取りをするばかりでなく本質的な論議が必要です。
民主党のネクスト防衛大臣の浅尾さん。
「空母が横付けして臨検するはずがない」側舷エレベータを下ろせばすむことです。
だいたい臨検は搭載艇をおろしてするものです。
駆逐艦やフリゲートでも横付けなんてしません。
この程度の見識で防衛大臣になられては困ります。
政治家がこうだから防衛官僚が暴走したのです。それが今回の原因です。
防衛業者からの過剰な接待が問題になってます。
テロ特措法の審議で大切なときにまったく・・・
航空自衛隊の新型輸送機Ｃ−Ｘのエンジンの納入に関する疑惑もあります。
納入に関して便宜をはかったのではないかと。
その真偽のほどはともかくわが国の自衛隊の装備の購入費は欧米に比して非常に高い。
何故こんなことになるかというと武器を国内開発しても輸出できない事情もあるにせよ。
政治家が防衛問題に関心がないからでしょう。
そもそもＣ−Ｘに関してはエンジンの納入がどうこういう以前に開発計画そのものに誰も疑問をもたなかったのか？
航空自衛隊の需要は30機程度。このような機数のために莫大な開発費をかけて国内開発することに国会から疑問の声があがるべき。それが普通の国です。
軍用輸送機というのはアメリカのような外征軍ならともかく。どの国もそれほどの需要はない。戦闘機の国内開発に熱心なスウェーデンですらアメリカから購入している。いまどき軍用輸送機も単独で開発してるのはアメリカとロシアくらい。
とはいえ日本国内の航空産業の維持育成のために必要です。民間にも転用できますよ。という意見があるのは承知しているが、それならそれでそういう議論が必要だと思う。まったくそういう論議なしで何千億円もする開発計画が進んでいくことが異常。
これった政治家によるシビリアンコントロールができてないからでしょう。
欧米では軍の装備や編成について議会の細かいチェックが入ります。
日本の反米的な思想の人達はアメリカの産軍複合体と批判するがボーイングもロッキード・マーチンも合併再編も繰り返してます。それだけまっとうに経営努力してるのです。イラクの駐留経費に新型機の開発費とられて新型機の調達数おちてるのに軍需産業のために戦争するなどというヨタ話もたいがいにしてもらいたい。それより自国の防衛産業と防衛官僚の癒着を心配すべき。
ここで問題なのがシビリアンコントロールのあり方。
日本の場合、背広の事務屋さんが制服の自衛官の上にたち統制するという他国では例をみない異常な仕組み。これ文民統制ではありません。官僚統制です。
普通の国の国防省では武官も文官も等しく議会政治家により統制されるのです。
それがシビリアンコントロールです。
だから自衛隊の装備の購入に関して非常に高いし、防衛機密の名のもとに必要な情報も公開されない。過剰な接待が収賄にあたるかどうかは別にしても防衛産業に天下るために必要性が疑わしい装備も購入する。こういう構図が今の問題の根本です。
少し前に対空自走砲を開発したことがありました。飛行機やヘリコプターを打ち落とすための機関砲を積んだ戦車もどき。だけどこれ対戦車ヘリのミサイルの射程が延びて役に立たなくなりました。アメリカでも似たようなの開発してたのだけど機関砲やめて対空ミサイルを積んだ別のシステムにしました。
日本はどうしたか？開発生産をやめず年間に一両だけ作りつづけました。
山ほど開発費かけて年間に一両だけ。
こういう問題をメディアも国会も誰もつっこまない。
潜水艦は16隻の定数で16年しか使いません。
三菱重工と川崎重工に仕事を与え続けるために。
守屋事務次官の件を奇禍としてシビリアンコントロールのあり方。装備の調達のありかたを見直す必要があると思います。
そのためには政治家の力量が必要です。こまかい揚げ足取りをするばかりでなく本質的な論議が必要です。
民主党のネクスト防衛大臣の浅尾さん。
「空母が横付けして臨検するはずがない」側舷エレベータを下ろせばすむことです。
だいたい臨検は搭載艇をおろしてするものです。
駆逐艦やフリゲートでも横付けなんてしません。
この程度の見識で防衛大臣になられては困ります。
政治家がこうだから防衛官僚が暴走したのです。それが今回の原因です。
2007年10月21日
消費税は不公平か？
最近、政界や財界の有力者から消費税率アップの発言があいついでます。
これには反対の声も少なからずありますが私は基本的には賛成です。
それは誰しも税金なんて少ないほうがいいにきまってるけど社会保障や様々な公共投資の必要性も考えると負担に無縁ではいられない。
消費税は最悪の大衆課税だ。といって反対する人達もいます。
だけど大衆課税は悪いことでしょうか？
民主主義社会はみんなで支える社会体制です。特定の所得層。つまり高額所得者に負担が集中するような税体制は健全ではない。
今、所得税の最高税率は50�諭�少し前まで七割くらいだった。
よく左翼系の人達は金持ち優遇だなんていいます。
はたしてそうでしょうか？
繰り返しますが皆で支えるのが民主主義社会です。フランスではそのような理屈から左翼政党が消費税の導入を主張したそうです。
理念としては負担も公平でないといけない。
だけれども理念は理念としてどこかで現実と折り合いをつけなければいけない。
低所得の人達も同じ税率では現実として厳しいのである程度の累進課税は必要。
まったくそれを否定するつもりはない。
しかし、これは僕の個人的な考えだけど、それも5割程度が限度ではないでしょうか？
自分の稼いだ金は半分以上、税金でもっていかれるような制度は健全とは到底いえない。1億収入があって7割の税率で3千万残るからいいじゃないかと言う人もいるけど、その人個人のお金をそういう考えでもっていっていいものでしょうか？
例えそれが株で大儲けしたものでも、まったくの幸運で儲けたものでも個人のお金には違いない。
5割を超えるような税率はみんなで支える社会の理念からあまりにも逸脱します。
それと気になるのが高額所得者への税率を以前にもどせという主張は財政上の要求によるものなのか？
そうではなくて高額所得者に高い税率の所得税をかけて、そうでない人達が溜飲を下げる。そのためではないのか？僕にはその疑念が大きい。
それって僻みでしょう。そういう悪い感情を政策として肯定してはいけない。
税はみんなで社会を支えるためのものです。
負担から逃れるのではなくその考えにしたがって消費税の論議を進めるべきだと思います。
これには反対の声も少なからずありますが私は基本的には賛成です。
それは誰しも税金なんて少ないほうがいいにきまってるけど社会保障や様々な公共投資の必要性も考えると負担に無縁ではいられない。
消費税は最悪の大衆課税だ。といって反対する人達もいます。
だけど大衆課税は悪いことでしょうか？
民主主義社会はみんなで支える社会体制です。特定の所得層。つまり高額所得者に負担が集中するような税体制は健全ではない。
今、所得税の最高税率は50�諭�少し前まで七割くらいだった。
よく左翼系の人達は金持ち優遇だなんていいます。
はたしてそうでしょうか？
繰り返しますが皆で支えるのが民主主義社会です。フランスではそのような理屈から左翼政党が消費税の導入を主張したそうです。
理念としては負担も公平でないといけない。
だけれども理念は理念としてどこかで現実と折り合いをつけなければいけない。
低所得の人達も同じ税率では現実として厳しいのである程度の累進課税は必要。
まったくそれを否定するつもりはない。
しかし、これは僕の個人的な考えだけど、それも5割程度が限度ではないでしょうか？
自分の稼いだ金は半分以上、税金でもっていかれるような制度は健全とは到底いえない。1億収入があって7割の税率で3千万残るからいいじゃないかと言う人もいるけど、その人個人のお金をそういう考えでもっていっていいものでしょうか？
例えそれが株で大儲けしたものでも、まったくの幸運で儲けたものでも個人のお金には違いない。
5割を超えるような税率はみんなで支える社会の理念からあまりにも逸脱します。
それと気になるのが高額所得者への税率を以前にもどせという主張は財政上の要求によるものなのか？
そうではなくて高額所得者に高い税率の所得税をかけて、そうでない人達が溜飲を下げる。そのためではないのか？僕にはその疑念が大きい。
それって僻みでしょう。そういう悪い感情を政策として肯定してはいけない。
税はみんなで社会を支えるためのものです。
負担から逃れるのではなくその考えにしたがって消費税の論議を進めるべきだと思います。
2007年10月08日
正義の名において沢尻エリカ嬢を擁護します。
先週、エリカ様こと沢尻エリカの舞台挨拶での不機嫌な言動が先週は大騒ぎになりましたね。「別に・・・」もう流行語になりそう。なんかバッシングされてますが、そんな大騒ぎするようなことでしょうか？
不穏当なことには間違いないし彼女の謝罪文にもあるように。プロとして表現するものとしてあってはならないことだとも思う。
お客さんの前だったわけだし。
だけど注意すればいい程度のことで騒ぎすぎ。
人間誰しも間違いはあるし二十歳くらいの女の子は気持ちの不安定の時もあるよ。
あの一時をもってして彼女の品格がどうのと言うのは早計にすぎる。
これでこんなに大騒ぎするなら円天のイベントに参加してた演歌の大御所なんかのほうが、はるかに問題だし芸能界では多い不倫のほうが道徳的には不適切。
エリカ嬢の言動だけ問題になるのは明らかに二重基準。
彼女の人気と容姿に対する僻みとしか思えない。
一番、悪いのが和田アキコ。
自分は酒の飲みすぎでレギュラーであった必殺シリーズにほとんど出演できなかったくせに、エリカ嬢を「シメル」などという下品な言葉で批判するとは、どういう了見だ？ああいうことを平気で言う人間が一番信用できないね。
僕なんかあの会見の映像をみて二十歳くらいの女の子が突っ張って可愛らしいもんだと思うけどな。
あんなことで騒いでたら若い女の子と付き合えないじゃないか。
そもそもこの騒動の最中、エリカ嬢にかしづいてた芸能界の男達は何故に彼女を庇おうとしない？こういう時こそ姫の役に立つのが紳士というものです。
僕の経験からすると、あの会見の言動だけで沢尻エリカ嬢が性格が悪いとは限らない。人間にはイロイロな面があるのです。
こういうことで性格が悪いとレッテルを貼る世の中は短絡的にすぎる。
今回の問題で気になるのが去年の今頃に大騒ぎになった「イジメ」に似てること。
今のイジメは成績の良い子や容姿が良い。カワイイ女の子が標的になることが多いそうです。少しでも人と違った言動や気に入らないことがあると、たちまちイジメの標的になる。いじめる子供たちが日頃から抱えているコンプレックスをエネルギーとして。嫉妬や僻みという人間として最も恥ずべき劣情を正当化して。
今度のエリカ嬢の構図もこれに似てるような気がする。不穏当な言動があったことをオブラートに彼女の人気や容姿に対する僻みを正当化して必要以上にバッシングする。こういう世の中がまともだろうか？エリカ嬢は女の子が一番になりたい顔の女優だった。今はどうなのでしょう？
私には今回の騒動はエリカ嬢に対する僻みの要素が大きいように思えます。
確かに沢尻エリカ嬢のあの言動は社会人としてあるべき姿ではない。
しかしそれを注意すべき大人達やその社会が規範ではなく僻みという感情で先鋭的な批判にはしれば、ますます社会が守るべき規範は軽んじられることになるでしょう。
ああいう言動を許せないなどと気持ちに余裕のないことではなく、大きな心で導く姿勢が大切ではないでしょうか。
2007年09月30日
祝 石破茂さん。防衛大臣就任
事前の予想で、少なからず予想はあったけど、福田内閣の防衛大臣になりましたね。石破茂さん。
僕は福田康夫さんは嫌いだけども石破氏は一番好きな政治家です。
防衛問題に詳しいのは、もちろん評価できるけど、それ以上に論理的でわかり易い話かたは非常に好感が持てる。
少々、もちあげるとチャーチルを温厚にした感じ。
福田氏が北朝鮮、中国。あるいは、お父上のようにテロリストに融和的だとすると、
福田氏がチェンバレンで石破氏がチャーチルというところか。
防衛問題に詳しいというと右翼的なナショナリストと思いがちだがバランスのとれた思想の持ち主で過去の戦争の経緯をよく解ってらっしゃる。
そこが安部さんとは違うね。
愛国心をも押し付けるものではないという考え方。
前に防衛庁長官してたときは「国民に説明できないものは買わない」として
Ｆ2支援戦闘機の調達を中止したり新型対潜哨戒機の開発を中止しようとして庁内の抵抗にあったり、また新しい装甲車の開発をめぐって陸上自衛隊幕僚から恨みをかってるという噂もあります。
防衛省内の調達部門にいる官僚や制服組にとってはうるさい存在でしょうね。
だから僕は石破氏は防衛大臣にはなりにくいと思ってたのだけど・・・
しかし空自の基地の戦闘機用のシェルターの建設や基地警備の強化をはじめたのも彼です。正面装備よりこちらのほうが大切。
今まで防衛論議がタブー視されてきたせいか、自衛隊・防衛官僚のほうも予算が一度ついたものを優先的に装備する傾向がある。日本の防衛にとって何が必要で冷戦後はどのような編成がいいのか。
そういう議論がほとんど聞こえてこない。
それを変えることができる政治家は少ない。
石破氏くらい。
事務所費問題がでてきてるが、めげずに頑張ってもらいたいものです。
ただ大臣になるとテレビ出演の機会が少なくなるので寂しい気もするな。
