ユダヤ人が頭に聖句箱をつけて祈っている姿(下図)は日本の山伏の姿に似ていて親近感を覚えますが山伏と違う点は左腕にも聖句箱を巻きつけている点です。この聖句箱には聖書の言葉が書かれてあります(読んでいるのは祈祷書)。

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彼らがなぜこのようなことをするかというと聖書の申命記6:8に“あなたはこれ(神の言葉)をあなたの手(腕も含む)につけてしるしとし、あなたの目の間において覚えとし・・・“と書かれてあるからです。

 

 このスタイルは頭から胴体にかけてが均衡の柱、左腕が峻厳の柱(神の言葉で動きを束縛している)、右腕が慈悲の柱(束縛がなく自由である)の3本柱つまり生命の樹を自分の身体で表現しているのです。

 この聖句箱は頭の箱と腕の箱が1つの革紐でつながれていて頭の聖句箱が左腕の指先までつながっている様は生命の樹のケテル~マルクトがつながっている図形を思わせます。

 ちなみにこの箱にはヘブル語のシンשが書かれてあり、頭に箱を付けているカタチがヘブル語のダレットדになっていて腕に巻いているカタチはヨッドיとなり合わせて読むとシャダイ“全能”という意味になります。