6580f1b5.jpg製作年:2007
製作国:アメリカ
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー レナ・へディ デイビッド・ウェナム ドミニク・ウエスト ホドリゴ・サントロ
東商ホール 試写会

 2回目の観賞。面白いじゃん!!この映画!


Story
紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとにペルシア帝国からの遣いがやって来た。国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの王クセルクセスに服従の証を立てろと使者は言う。「服従か、死か」と問われれば、スパルタの答えはひとつ……。王レオニダスがペルシアの使者を葬り去った瞬間、スパルタは100万の大軍を敵に回した。王のもとに集まったのは300人。しかし、それはただの300人ではない。スパルタ精鋭の300人だ。(goo)
こみ上げてくる笑いを堪えるのに必死の2時間弱。
スピーディーに音と映像で攻めたてる映画かと思いきや、スローでみせるシーンが多いのに驚いた。何度となく繰り返されるうちに、多分コマ送りになると、原作の絵そのものになるのだろうと気づいた。
そしておそらく、原作に忠実に作った結果、極めて愉快なペルシア軍になってしまったんだろう。

どんな顔をしていたのかウッカリ忘れそうなので。Rodrigo(笑)
この映画が初Rodrigoの方がいたら、クセルクセスを演じていた彼は、こんな人ということで、さりげなくご紹介。(え、さりげなくない?)。
ブラジル生まれ31歳独身。
『LOSTシーズン3』に出演しているので、これから日本での知名度も上がる予定。(予定って 笑)
 ⇒【Rodrigo Santoro カテゴリー

2

ネットでこの映画に対する批判が…という記事を目にした時には気にも留めなかったが、私から見ても、差別的な部分も含まれている気がした。
総勢100万人のペルシア軍を構成するのは姿形様々な戦士達。
あまり美しいとは言えぬ"生き物達"を束ねるのが、装飾品に身を包んだ大男、クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)。
中性的でナルシスト。声は地雷のように響く…(らしいが、地声でやってくれよ… 笑)
最初は、小麦色の肌の彼がこの役に選ばれたということに単純に大喜び(大笑い)していたけれど、映画を観た後、ふと我に返ると諸所複雑だったりする。

1小難しいことはさておき。ロドリゴ神(笑)降臨後は、笑いを噛み締めながら観賞。ペルシャ王の繰り出す戦術(刺客?)がエスカレートしていくうちに可笑しくて可笑しくて。
あなたの支配する帝国の発想どうかしてるわ。全く。
いやー細かく書き始めたら止まらないからやめておくけど。
とりあえず神のごとし王なんだから、足踏ん張って揺れるなと。堂々としやがれと言いたい。
予告編を観るたびにその微動が気になって仕方がなかったんだが。
で、、メイクは確かにキワモノなのだけれど、彼の目は爛々とした光を出せるタイプではなく、どぎついアイメイクの奥にある目は濡れた仔犬ちゃん。
それのギャップがまた時折女の子っぽくてねぇ(笑)
どうしてくれよう。この人。どうして出たんだよ?この映画に。

思わずペルシア軍側(ていうかクセルクセス)のことばかり書いてしまったが、ここからはなるべく本筋に戻って。

複雑な人間模様はハナから期待していなかったが「正義」「自由」「希望」などという分かりやすい言葉で互いを鼓舞し、そして勇ましく死んでいく300人の戦士達の姿に、私の心に熱いマグマが溢れそうになった…はずもなく、ひたすら半笑いが続いてしまった。

血がダメとか暴力シーンがイヤとかじゃなく、『シン・シティ』も結構スキだったんだけれど、この戦いにどうしてもワクワク出来なかったんだな。
2年弱の間、徐々に上がってくるスチールや動画をワクワクしながら待ってた期間の方が楽しかった。
そしてその間に読んだ、テルモピュライの戦いを題材にした小説『炎の門』読書中の私の脳内テルモピュライの方がアドレナリンが出てしまったんだよ…。

やれやれ。あれこれ書きすぎたわ。

とにもかくにも筋肉・筋肉
その辺りを、おいしく召し上がれればよろしいのではないかと。

そういやウェナムさんってば、いい位置だったね?