収録時間:125分
レンタル開始日:2006-10-27

Story
『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンと『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソン共演によるサスペンスラブストーリー。ひとりの美しい女性を愛した孤独な暗殺者と刑事。オランダを舞台に3人の男女が数奇な運命に翻(詳細こちら
韓国映画は現実逃避にうってつけ。
何か映画は観たいけれど、現実で煮詰ってて、余計な脳みそを使いたくない時に選ぶのが韓国映画。
なんていったら、怒られちゃうか。(私も一時はそこそこ観てたので許してー!)
今回もかーるく一杯引っ掛けてみたら、やっぱり素通りできなかったよ。チョン・ウソンに!

ってその話は我慢して後に回し、とりあえず映画の感想で。
全く期待していなかったのに思わぬ拾い物の映画だった。
劇場に観にいくべきだったね。
台詞でつなぐのではなく、間が映画を創りあげている作品が好きだ。
この映画も、会話はごく少なく、3人の登場人物がそれぞれナレーションで心情を吐露していくという『アナとオットー』とか『冷静と情熱のあいだ』とか…『ニュー・ワールド』あたりをふと思い出すような、静かな作品だった。
みんな勝手に相手のことを想って、すれ違って。
柱の影からみまもる系の非現実的な少女漫画風味が、好みど真ん中。
漂う不幸せ感もたまらない。

ソフトフォーカスで捉えるオランダ郊外の美しい景色や、オランダの街並みや広場など、引きの絵が美しくて、ロマンチックー。
見知らぬ人へ花を贈る、贈られるというのは韓国映画では良く見かけるけれど、それがデイジーという小花というのもいい。

事件が花火のように連続して打ちあがる「いわゆる韓流」が好きな人にとっては厳しい映画だったかもしれない。
『デイジー』は韓国映画のいいとこどりはしているけれど、監督が『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウというのも関係するのか、純粋なる韓国映画とは違う感覚であった。

『インファナル…』は未見。でもいつか絶対観たい。
インファナルというか、エディが観たいと常々言ってる気が。
今後公開される『傷だらけの男たち』もぜひ、行きたいところ。


チョン・ジヒョンは、猟奇的な感じよりも断然『イルマーレ』の彼女が好き。
『Happy Together』の幸薄そうなイメージが強いの。私には。
だから、この映画の彼女はすごく可愛く見えた。
可愛いだけじゃなくて、声を失ってからの演技の冴えに驚き。

イ・ソンジェは『氷雨』でしか観たことがなかったけれど。
この映画観て好きだと確信したわ、私。末長く観ていたいタイプの役者。

そして、チョン・ウソン!
どうしますか。このヒト。なんですか。この格好よさは!!!
愛する人の為に何もかもを捨て、雨の日は傘になり、嵐の時には体を張って彼女を守り、そして晴れた日にはそっと側で微笑む。
うはうはうははー。どこに存在するんだ?そんな人間はっ!という現実離れしたイイ男を演じさせたらこの人の右に出るものはいないわ(笑) (参考:消しゴム感想

アナザーバージョンも観賞したけれど、3人それぞれの立場からのインターナショナルバージョンの方が私は好きかな。
でも、アナザーのラスト。ウソンの表情には、つい涙。