マイナス評価を散々見かけてもなお劇場観賞したかった『コレラの時代の愛』
その理由のひとつが音楽でした。
シャキーラの歌もよかったですが、アントニオ・ピント と聞いてピンと来る(わ。オヤジギャグ?)人はいるかしら。
コレラ…で音楽を担当していたこの方の過去作品を並べてみるとこんな。↓
セントラル・ステーション (1998)
ビハインド・ザ・サン (2001)
シティ・オブ・ゴッド (2002)
タブロイド (2004)
ロード・オブ・ウォー (2005)
それでも生きる子供たちへ(2005)
コレラの時代の愛 (2007)
シティ・オブ・メン (2007)
パーフェクト・ストレンジャー (2007)
私の中南米映画(特にブラジル)は、彼なしでは決して語れないのです。
映画に何度も繰り返される旋律が、軽く1週間は頭に残るということも少なくなく、
グスタボ・サンタオラージャ(『ブロークバックマウンテン』、『モーターサイクルダイアリーズ』etc)とアントニオ・ピントの音を聴くとすぐに中南米映画へ心が引き戻されてしまいます。
というわけで、今回は、最悪音楽聞きながら瞑想するだけでもOKと思ってました(笑)
ですが、そこは、思い入れのある作品で何度も観てきた俳優さん達が演じているのを観るのは私は嬉しくて楽しくて。
もちろん、どストライクな映像(船での移動のシーンはすごく好き)もありましたけれど、まずは、役者でワクワク楽しんだ映画だったと思います。
もしこれが、他の国で他の俳優で演じられている作品だったら、私は見向きもしなかったと思うもの。
■ハビエル・バルデム(フロレンティーノ・アリーサ)
『ノーカントリー』は未見。
私の中ではこの人の作品は好き嫌いに関係なく、その姿が残ってしまうのです。
強烈な個性のお陰なのですけれど、その後遺症に悩まされたことも少なくなく、観る時にはそれなりの覚悟でのぞまねばいけないというのがバルデム。
いい意味の方向で忘れがたいのが、彼の声。
特に詩的な文章の朗読は抜群だよね。
『夜になるまえに』『海を飛ぶ夢』、そして今回の『コレラの時代の愛』朗読三部作です。私にとっては。
そんなバルデムも今年はきっちりオフに入ってしまったらしく、クリスチャン・ベイルと共演予定だった『Killing Pablo』も降板とか。残念無念。
■ジョン・レグイザモ( ロレンソ・ダーサ )
今回一番笑わせてもらったのはレグイザモだったなぁ(笑)
彼目当てで観にいった『ハプニング』で消化不良だった分、今回は満足。だけれどやっぱりいつのまにやらフェードアウト。
年齢的にヒロインの父親というのは無理があった気もするけれど、そこは目を瞑らねば。
粗野で、娘がお金持ちと結婚することに命を懸けているという分かりやすいキャラ。
ガニ股歩きや、大袈裟な表情ひとつで笑いを取れる存在でした。
■ウナックス・ウガルテ(フロレンティーノ・アリーサ(10代))
若かりし頃のフロレンティーノを演じた1978年生まれのスペイン人。
ウナックス→バルデムの役者の切り替えと同時に、彼女も初恋の幻想からはたと目を覚ましたらしく、手痛くフラれてしまうという、さもありなんと思ってしまうような絶妙な配役でした(笑)
全然違うのに、この2人似てるかも!と思ってしまったのはなぜだろう。
『Aratriste』では、最初ガエルの名前が挙がっていたところに最終的に収まったのが彼でした。
結構濃い顔だけれど、作品ごとに器用にカラーを変えているところをみると、この先が非常に楽しみな俳優。ちなみに『宮廷画家ゴヤは見た』ではバルデムと再共演だ♪
この顔、上の画像で、レグイザモの隣に居るヒトとは思えない…。
■ベンジャミン・ブラット(フベナル・ウルビーノ医師)
素敵なドクター。ヒロインをかっさらっていく、フロレンティーノの永遠のライバル(笑)
この映画においては私の唯一の目の保養でしたが、やっぱりそこは、台詞の端々で笑わせてくれて、特に初夜のシーンは傑作(笑)字幕の問題かしらね。
いや、診察も可笑しかったしなぁ(笑)
■ジョヴァンナ・メッツォジョルノ(フェルミーナ)
向かいの窓 (2003)
レ・ミゼラブル (2000)
良く知りません…はい…。向かいの窓はHDDに入ってますのでいつか。
■カタリーナ・サンディノ・モレノ(イルデブランダ)
ゲリラ(原題) (2008)
パリ、ジュテーム (2006)
ファーストフード・ネイション (2006)
痛いほどきみが好きなのに (2006)
そして、ひと粒のひかり (2004)
さすが華があるなぁ。カタリーナ。上の彼女よりよっぽど魅力的だったんだが。
■フェルナンダ・モンテネグロ(トランシト)
セントラル・ステーション (1998)
クアトロ・ディアス (1997)
言わずと知れた、ブラジルの大女優。
この映画でも出てきた代筆業は、セントラルステーション のドーラを思い出す。
■アナ・クラウディア・タランコン(オリンピア・スレータ)
ワン・ミス・コール (2008)
ファーストフード・ネイション (2006)
スウェー★ニョ (2005)<未>
カクタス・ジャック (2004)
アマロ神父の罪 (2002)
…気づかなかったよ。アナ・クラウディア。
■ローラ・ハリング(サラ・ノリエガ)
インランド・エンパイア (2006)
キング 罪の王 (2005)
マルホランド・ドライブ (2001)
その理由のひとつが音楽でした。
シャキーラの歌もよかったですが、アントニオ・ピント と聞いてピンと来る(わ。オヤジギャグ?)人はいるかしら。
コレラ…で音楽を担当していたこの方の過去作品を並べてみるとこんな。↓
セントラル・ステーション (1998)
ビハインド・ザ・サン (2001)
シティ・オブ・ゴッド (2002)
タブロイド (2004)
ロード・オブ・ウォー (2005)
それでも生きる子供たちへ(2005)
コレラの時代の愛 (2007)
シティ・オブ・メン (2007)
パーフェクト・ストレンジャー (2007)
私の中南米映画(特にブラジル)は、彼なしでは決して語れないのです。
映画に何度も繰り返される旋律が、軽く1週間は頭に残るということも少なくなく、
グスタボ・サンタオラージャ(『ブロークバックマウンテン』、『モーターサイクルダイアリーズ』etc)とアントニオ・ピントの音を聴くとすぐに中南米映画へ心が引き戻されてしまいます。
というわけで、今回は、最悪音楽聞きながら瞑想するだけでもOKと思ってました(笑)
ですが、そこは、思い入れのある作品で何度も観てきた俳優さん達が演じているのを観るのは私は嬉しくて楽しくて。
もちろん、どストライクな映像(船での移動のシーンはすごく好き)もありましたけれど、まずは、役者でワクワク楽しんだ映画だったと思います。
もしこれが、他の国で他の俳優で演じられている作品だったら、私は見向きもしなかったと思うもの。
■ハビエル・バルデム(フロレンティーノ・アリーサ)

私の中ではこの人の作品は好き嫌いに関係なく、その姿が残ってしまうのです。
強烈な個性のお陰なのですけれど、その後遺症に悩まされたことも少なくなく、観る時にはそれなりの覚悟でのぞまねばいけないというのがバルデム。
いい意味の方向で忘れがたいのが、彼の声。
特に詩的な文章の朗読は抜群だよね。
『夜になるまえに』『海を飛ぶ夢』、そして今回の『コレラの時代の愛』朗読三部作です。私にとっては。
そんなバルデムも今年はきっちりオフに入ってしまったらしく、クリスチャン・ベイルと共演予定だった『Killing Pablo』も降板とか。残念無念。
■ジョン・レグイザモ( ロレンソ・ダーサ )

彼目当てで観にいった『ハプニング』で消化不良だった分、今回は満足。だけれどやっぱりいつのまにやらフェードアウト。
年齢的にヒロインの父親というのは無理があった気もするけれど、そこは目を瞑らねば。
粗野で、娘がお金持ちと結婚することに命を懸けているという分かりやすいキャラ。
ガニ股歩きや、大袈裟な表情ひとつで笑いを取れる存在でした。
■ウナックス・ウガルテ(フロレンティーノ・アリーサ(10代))

ウナックス→バルデムの役者の切り替えと同時に、彼女も初恋の幻想からはたと目を覚ましたらしく、手痛くフラれてしまうという、さもありなんと思ってしまうような絶妙な配役でした(笑)
全然違うのに、この2人似てるかも!と思ってしまったのはなぜだろう。
『Aratriste』では、最初ガエルの名前が挙がっていたところに最終的に収まったのが彼でした。
結構濃い顔だけれど、作品ごとに器用にカラーを変えているところをみると、この先が非常に楽しみな俳優。ちなみに『宮廷画家ゴヤは見た』ではバルデムと再共演だ♪
この顔、上の画像で、レグイザモの隣に居るヒトとは思えない…。
■ベンジャミン・ブラット(フベナル・ウルビーノ医師)

この映画においては私の唯一の目の保養でしたが、やっぱりそこは、台詞の端々で笑わせてくれて、特に初夜のシーンは傑作(笑)字幕の問題かしらね。
いや、診察も可笑しかったしなぁ(笑)
■ジョヴァンナ・メッツォジョルノ(フェルミーナ)
向かいの窓 (2003)
レ・ミゼラブル (2000)
良く知りません…はい…。向かいの窓はHDDに入ってますのでいつか。
■カタリーナ・サンディノ・モレノ(イルデブランダ)
ゲリラ(原題) (2008)
パリ、ジュテーム (2006)
ファーストフード・ネイション (2006)
痛いほどきみが好きなのに (2006)
そして、ひと粒のひかり (2004)
さすが華があるなぁ。カタリーナ。上の彼女よりよっぽど魅力的だったんだが。
■フェルナンダ・モンテネグロ(トランシト)
セントラル・ステーション (1998)
クアトロ・ディアス (1997)
言わずと知れた、ブラジルの大女優。
この映画でも出てきた代筆業は、セントラルステーション のドーラを思い出す。
■アナ・クラウディア・タランコン(オリンピア・スレータ)
ワン・ミス・コール (2008)
ファーストフード・ネイション (2006)
スウェー★ニョ (2005)<未>
カクタス・ジャック (2004)
アマロ神父の罪 (2002)
…気づかなかったよ。アナ・クラウディア。
■ローラ・ハリング(サラ・ノリエガ)
インランド・エンパイア (2006)
キング 罪の王 (2005)
マルホランド・ドライブ (2001)