コミックキューン 2016年2月号
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-12-26

 今回の記事のテーマは、率直に言ってタイトルのとおりです。『コミックキューン2016年2月号』に掲載されている『となりの吸血鬼さん』が最高なので、買って読めの一点張りです。それ以外に主張したいことはありません。オラッ、もうこの記事は良いから、ぼやっとしてねえで書店に行け!

  とは言え、このままだと新年初の<s>半年ぶりの</s>記事が三行で終わってしまいます。なので、差し当たって作品そのものの概要と主観的な2月号のお話のキモをさっくり説明してみることにします。
となりの吸血鬼さん (1) (MFC キューンシリーズ)
甘党
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015-09-26

  『となりの吸血鬼さん』は、昨年第一巻が発売済みの4コマ漫画です。正確には通常コマ割りのパートと4コマのパートが混合されているのですが、掲載誌が「あなたのために作った、かわいい4コマ誌」を謳っていること、 非4コマパートでもページごとにオチをつけて区切るフォーマットが維持されていること根拠として、厳然たる「萌え4コマ」であると考えて良いでしょう。
 私が本作の見所だと感じるのは、なんと言ってもコメディとしての面白さの中に隠された「ソフィー(表紙右側)を通して描かれる吸血鬼の悲喜」「定命と不死の差異」「主人公の人間・灯(表紙左側)の狂気」――ゴシックロマンとしての格調を保証する、〝甘い毒〟とでも言うべき部分です。そして、第一巻が出ているにも関わらずわざわざ最新の1エピソードを取り上げるのは、今回のお話に『となりの吸血鬼さん』の魅力的な部分が凝縮されているからなのです。

となりの吸血鬼さん3
 金髪碧眼の吸血鬼・エリーが友人であるソフィーの屋敷を訪れたところ、同居人(ソフィーが眷属候補や非常食として住まわせているのではなく、完全な押しかけ女房です)の灯が風邪で苦しんでいた、という所からエピソードは始まります。と言っても彼女は吸血鬼を恐れないばかりか「人形みたい」と言って愛で、寝ている間に水着に着せ替えたあげく海水浴場に連れて行く危険人物なので、エリーからは適当に流されかけてしまうのですが。

となりの吸血鬼さん1
 それでも実際病気ということが分かるとエリーも人並みには心配して、老練な――外見はローティーンですが、実はソフィーよりも歳上なのです――吸血鬼の知識を活かして診察を試みます。曰く、
 「四体液のうちの粘液が過剰な状態ね」「黄胆汁を増やしてバランスを」「とりあえず瀉血とか?」

 オォォォーイッ!! それガレノス医学じゃねぇーか!! 
 確かに15~16世紀ごろに至るまでヨーロッパでは主要な説だったけどさぁ!!

 ……しかしよく考えると、吸血鬼は人間とは身体の作りが違う上に弱点を突かれなければ不死なので、医学の発展に興味がなければ古い知識がアップデートされないままでもおかしくないんですよね。そういう「もし吸血鬼が実在し、長きに渡る〝日常生活〟を続けていたらどうなるか」というシミュレーションを、甘党先生は本当にしっかりなさっています。

 とまあ、適当な調子のエリーですが、ソフィーの方は大真面目です。灯の友人である人間のひなたを呼びつけ、まともな現代の医学知識を説明させますが、「病院に行って入院しなくて良いのか?」とそれでも心配は収まらない。なにせ、彼女は人間が正体不明の病でたやすく死ぬ時代を経験しているのですから。そこでエリーがかけるなぐさめの言葉が、また良いんですよね。これについてはソフィーの年齢設定である「36X歳」を踏まえた上で是非本誌をご覧になって欲しいです。この漫画、細かいところで時代考証が冴えてますよ。

 さて、気遣われっぱなしの灯ですが、彼女は正真正銘の狂人なので風邪を引いていても調子は変わらず、しまいには「体を冷やす」という友人の助言にかこつけてソフィーと添い寝を始めます。「冷たすぎず丁度いいヒンヤリ感だよ~」とご満悦ですが、それは紛れも無く……その……死体の冷たさにほかなりません。キャラクターがそういうツッコミを入れるくだりはないものの、読者はほんわかと優しい世界の中に、一粒の背徳の味わいを見出す事ができるように。灯のちょっと危ない発言は、意図して設計されているように思えてなりません。この捻った耽美・猟奇路線も、『となりの吸血鬼さん』のスパイスです。

 「萌え4コマ」としての楽しさを有しながらも、「吸血鬼もの」の鋭いエッジを研ぎ澄ましている『となりの吸血鬼さん』。率直に言ってオススメの漫画です。萌え4コマクラスタのみならず、人外×人間ものが好きな方や、報われない百合キャラが愛おしくてたまらない(実はひなたちゃんがそういう属性です)あなたにも。だからまずはコミックキューン2月号を買って、体験してみてください。そして気に入って頂けたなら、単行本を手にとってみてください。儚さとおかしみの入り混じった独特の世界が、きっとあなたの感覚を楽しませてくれるはずですから。
 

当記事は、5月9日発売の『まんがタイムきらら』6月号についての感想を述べるものである。

《表紙》 
読者からは「無印」「本誌」とも呼ばれる 『まんがタイムきらら』の事情をご存知でない方のために説明すると、この雑誌の表紙は『ゆゆ式』『棺担ぎのクロ』『あっちこっち』の三作でほぼローテーションが組まれている。しかし実際の所、安定して毎月掲載されているのは『ゆゆ式』のみであり、必然的に登板回数も多い。罫線入りの白紙を模した背景に、油性ペンを片手に微笑むゆずこと縁・唯をイメージしたてるてる坊主が描かれた全体像は、真っ白なバックグラウンドに散りばめられたカラフルな記号や梅雨時のソロ表紙と言った点から、どこか2014年7月号のものを思い起こさせる。



それは置いておくにしても、シンプルながら区別の明瞭なキャラクターデザインをアピールするてるてる坊主、精細に描き込まれた指の表情、ハの字に広がる瑞々しい太ももと、今回の表紙は『ゆゆ式』のポップでスマート、そして時にコケティッシュな魅力を存分に発揮していて大変魅力的だ。
《今月の「このマンガを読め!」》

読めと言ったら読め! 

・『スロウスタート』(篤見唯子先生)
あの『瓶詰妖精』でゼロ年代の「萌え」界に名を刻み、『咲-Saki-』百合二次創作の大家・薄荷屋としても知られる篤見唯子先生の大好評連載が、二本立て。初っ端から夢オチ最終回ネタを叩きつけてくるのは、順風満帆に執筆を続ける覇者にのみ許された余裕の現れである。
今月はコメディ色の強い一本目では太い主線が特有の存在感を放つデフォルメキャラクターを多用し、十倉栄依子が榎並先生に対して抱く淡い想いの進展を描く二本目では大人びた雰囲気が重視される、といった具合に、本作が持つ思春期の多層性をより分けて楽しむことができる作りになっている。その両方において、クライマックスで「前ページの4コマめで〝フリ〟を提示」→「観念上5コマめとなる改頁後1コマめで、キャラクターの心を動かす強いパワーを持つ発言」という技法が使われており、色濃いコンテクストの連続性を持つストーリー百合4コマとしてのスタンスが強く表明されているのが印象的。

・『きらきら☆スタディー~絶対合格宣言~』(華々つぼみ先生) 
先月号にて円満に完結を迎えた『コドクの中のワタシ』(全三巻)の華々つぼみ先生が引っさげてきた新作は、SF要素がアクセントとして用いられる賑々しい群像劇だった前作とは打って変わって、主役となる美少女ふたりに太い軸足を置いた王道の女子高生ものとなった。
この作品、とにかく「愛が重い」のがデフォルトな世界観が心地よい。幼馴染なのにわざわざ主人公・美崎真零の家の隣に引っ越してきて、毎朝起こしに来て母のお弁当作りを手伝い、「まれーちゃんをお世話できるくらい 立派になりたかったから」難関大を志望するヒロイン・間城満のともすれば狂気じみた健気さは、わかりやすい優等生キャラとしての造形に劇薬すれすれのスパイスを塗りこんでいる。また、職人芸めいて挿入される「後ろから見た太もも」の構図や、吹き出しを使った視線誘導とコマ間の幅を意識した効果的な枠からのはみ出し方も円熟味があって、ビジュアルを前面に押し出した漫画としてするりと頭に入ってくる工夫が為されている。これから『まんがタイムきらら』を購読し続ける理由になりうる期待の新作と言えよう。

・『オリーブ!』(文月ふうろ先生)
今まで暈されてきていた情報が多く、主人公であるスズも殆ど直接的な関係を持たなかった、「魔法使い」の世界についにクローズアップする時がやってきた。センターカラーで描かれた魔法世界の様子は、前時代的な看板があちこちに掲げられた猥雑な下町の上を、空飛ぶ箒や広告のノボリを垂らした飛行船(文字通りの飛行する船)が飛び交うアジアンサイバーパンク的なもので、その中に圏外のスマートフォンを手にして佇むスズの姿は、文月ふうろ先生の骨格が張り出したところにエロスを垣間見せる絵柄も相まって儚い頼りなさを纏う。これまでいかなる路線に進むのかどっちつかずな印象を拭えなかった本作だが、シリアス方面にも当たりをつけたことで、だらだらと進行する手品部の日常もより引き立つのではなかろうか。

・『Dear my sweet flowers』(雨音くるみ先生)
初登場ゲストである本作は、主人公である育美が毎日欠かさず世話をしている自宅の花に宿った精霊たちが少女の姿で現れ、友情を結ぶという単純な筋書きながら、そこはかとなく狂気を伺わせる。というのも、育美と三人の花の精霊以外の登場人物が一切出てこないのである。育美は高校に馴染むことができず友人がいないということは明記されているが、両親や兄弟姉妹も登場しない。最後のページで「いってきまーす」と言ってはいるのだが、花の精霊たちとの出会いを回想するコマから直結しているため、文脈的に家族ではなく花に対して挨拶しているように見えて不気味である。どこまで意図して仕込んでいるのかは分からないものの、今後の話の広げ方によっては意外な角度から胸に突き刺さるようなダークホースになるかもしれない。

《総評》
今回のきらら本誌は、何と言っても『きらきら☆スタディー』の連載開始に尽きる。角川でも連載を持っており、ともすれば芳文社から離れてしまうのではないかと言われていた華々つぼみ先生の新連載であり、13ページ(ふつう『きらら』系列の4コマは一回8ページが相場であり、連載数が少なくページ数が多い『ミラク』においても平均は10ページである)に及ぶ枚数は編集部の「ちゃんと主力として運用していくよ!」という意志の表明に違いない。もし「『きらら』を読みたいと思っていたが、最初から追える作品がないと嫌だ」と考えているのなら、本作を目当てに購読するのはよい選択肢だ。

当記事は、4月28日発売の『まんがタイムきららキャラット』(以下キャラット)6月号についての感想を述べるものである。今後は他の三誌の感想と合わせて定例記事に……できたらいいな。


 
《表紙》
キャラットの表紙は『ひだまりスケッチ』『GA 芸術科アートデザインクラス』『Aチャンネル』の三作でほぼローテしているが、四番手として年に一回程度登板する作品がある。それが根強いカルト的な人気を誇るアニメ化作品『キルミーベイベー』だ。
潤いのあるカラフルな色遣いの表紙が多い中、今回も『キルミー』は独特なものを投じてきた。全体がオレンジから赤に至る炎のグラデーションに貫かれている。飛び蹴りをキメているやすなとソーニャの姿と中華風の門構えもあって、まるでカンフー映画のポスターのようだ。キャラット表紙の右上にはいつも、刊行された時期にまつわるワンフレーズの入った吹き出しがあるのだが、それも今回は季節ガン無視で「映画化希望作!!」となっている。その無比の存在感で周囲を染め上げてしまう『キルミー』の力を感じさせる、秀逸なキャプションである。

《今月の「このマンガを読め!」》

読めと言ったら読め!

・『ばーどすとらいく!』(もず先生)
先月号から本格的に登場したダジョン星武断派のエージェント、クロ=ゥ・カーカァホゥに焦点を当てた回。彼女は同じくダジョン星から地球に訪れ、侵略の下見をしていたはずがすっかり馴染んでしまった主人公・クルと激突することになる。狡猾で飄々としたクロだが、少し抜けているところまでクルと「同類」であるようで……。
白眉なのは、26Pをまるまる使った公園でのクル対クロの格闘だ。急接近してきたクロの身体をクルが弾いたと思いきや腕を掴まれ、しかし相手の力を逆用してクルがクロを投げ返す。空中で身を翻したクロは片手と両脚の三点で接地しつつナイフ(鴉の鉤爪状なのが細かい!)を懐から抜く。距離を詰めてくるクロに対し、クルは足元の割れたガラス瓶を刃物代わりにして応じる――という、緊迫した接近戦の応酬を合計7コマで描写するために、アニメの中抜きにも似た大胆な省略で、両者の挙動のクライマックスとなる部分だけを描いている。これで読者は派手なモーションを息もつかせず楽しみ、コマの間にあった細かな動きを補完しながら読み進めることができるのだ。そして二人のダジョン星人の刃が相手の喉元を捉えかける緊張の頂点で、8コマ目のオチを使い笑わせる。「4コマとアクションの親和性は低い」などと言わせない巧みな構成、ぜひ手にとって確認して頂きたい。

・『まちカドまぞく』(伊藤いづも先生)
 隅々までネタが描き込まれた情報量の豊かさと緻密な伏線で一巻発売前から多くのジャンキーを生み出している『まちカドまぞく』は、やっぱり面白かった。今月は陰のある元魔法少女・千代田桃が卑屈だけれど頑張りやなダメダメ魔族・吉田優子の聡明な妹である良子にノートパソコンを貸与することになったので、優子が壊さないように注意しながら家に持ち帰る話だ。吉田家には一定以上の収入が(現物を含め)すべて何らかの不運で失われてしまう呪いがかけられているのだが、桃はそれを見越して「貸す」という方法を使っているのだろうか。
以前から登場していた眼鏡っ娘の「小倉さん」という名前が判明したり、優子の祖先である魔族リリスがメソポタミア由来(よく調べられた設定である。詳しくはぐぐってね)であることが分かったり、今回は布石打ちが中心の回となっている。先生も細かな情報を拾って楽しむ読者の心持ちを理解しているらしく、犬小屋に「いぬ」と書かれているような単純な小ネタを織り交ぜることで、身構えた姿勢を崩してくる。まったく、とんでもないお方だ。
しかし優子、桃に「できる表計算」とか「わかるインターネット」なんて本までつけてもらって、相当ナメられてないだろうか……。

・『カスタムメイド』(たちつてつこ先生)
現キャラット連載陣の中でもかなり小柄なヒロイン(もしかしたら、アリス・カータレットとタメを張れるのではないか)であるぼくっ娘お嬢様・鳳凰路ユウを擁する本作。待望の銭湯回でも、大小のコントラストを色んな意味で活かしている。画面の手前側に配置されたユウが他キャラ三名を見上げるような構図はその小柄さを引き立て、主観的な視点の置き方が読者をユウの視線に同調させる。あといつもポニテの相方・巨乳メイドのマサキさんはともかくとして、ユウがセミロングヘアをシニヨン風に結わえてお風呂に入っているのがかわいい。誰がやってあげたのか、想像が膨らむ。気が付くとユウちゃんについての言及ばっかりになってしまったが、私は小柄な金髪キャラが大好きなので仕方ないのだ。

・『ウサギとカメは両想い?』(bokkun先生)
誌面の後方を埋め合わせるために再登場・新登場を問わずかき集められたゲストの中で、特に琴線に触れた作品がこれになる。先生のTwitterを見て知ったのだが、以前から同人で出していたストーリー漫画のキャラを流用しているらしく、そちらについては5日のCOMITIAで再販もあるようだ。
4コマとしてはまだ粗削りで、書き文字の主張が激しすぎたり、キャラの輪郭が安定しない部分もあるものの、『うさぎとかめ』の話に準えた主人公二人のキャラクター造形とわかりやすいデザイン、笑わせるために美少女の顔を派手に崩して見せる思い切りの良さ、そしてドタバタコメディとしての体裁の中で幼馴染の相互認識の違い(具体的には、友情を感じているか恋愛感情を抱いているかの違いだ) という百合の機微を描き出す方法には磨けば光りそうな良さがある。今後への期待を込めて、アンケートのゲスト感想欄には好意的な評価を書き連ねようと思っている。この作品に限ったことではないが、編集部がゲスト作品を評価する基準はほぼ100%アンケートなので、気に入ったものがあれば全力あげて守り通すつもりでアンケートを出そう。

・『いろはよしなに』(ひみつ先生) 
2月号~4月号で三連続ゲストとして登場した『マリア様がみてる』の系譜を忠実に受け継ぐ上級生×下級生の女子校百合作品が再登板し、通算四話目を迎えた。これまで無かったキャラクター紹介が欄外に付記されており、あらすじ紹介のフォントもこの作品にマッチしたものに差し替えられていて、連載への期待を感じさせる。
実のところ三連続ゲスト当時はさほど惹きつけられなかった作品なのだが、女子三日会わざれば刮目して見よ、と言うべきか、今回はかなり強い魅力を感じられた。主人公であるいろはにとっての姉役(エルダー)である美代と鏡子のキャラクター性がいよいよ生きてきて「一年の終わりまでに片方を選ばなければならない」という葛藤を読者が意識させられるようになったのがハマった理由のまず一つ。そしてもう一つは、三連続ゲスト時代よりもはっきりとした描線で描かれ、瞳の黒塗りの面積が増えることで絵柄が格段に可愛くアップデートされたことである。
私のイチオシキャラは、真面目で厳格だけれどいろはへのアプローチを積極的にかけておっとりした美代を牽制していく鏡子さん。いちど気に入ってしまうと、いろはが二人の「姉様」のどちらを選ぶのか最後まで見届けたくてたまらない。さあ、君もアンケートを投げるんだ!

・『イキモノシステム』(ユイザキカズヤ先生)
「奇妙な部活で女の子たちがだらける」という、比較的オーソドックスな設定の萌え4コマに「ネコミミの少女」「人語を解する猫」と言った要素を仕込み、読者が「これはこういうもんだろう」と油断したところで一気に前提をひっくり返す離れ業で最後の一花を咲かせた本作も、ついに完結と相成ってしまった。
今月末に二巻が発売するので、未読の方にも配慮して多くは語らない。だが少しだけ特筆するならば、欄外のキャラクター紹介とあらすじに仕込まれたとある「仕掛け」が妖精からっぽまるの涙腺を見事に貫いてくれた。今からバックナンバーを集めるのは骨かもしれないが、この仕掛けは単行本に組み込まれるとも思えないので、ぜひ直近三ヶ月のキャラットを手に入れて確認してほしい。
ユイザキカズヤ先生、約二年間の連載お疲れ様でした。コミックアライブで連載がはじまる『ノーゲーム・ノーライフ』外伝マンガも楽しみにしております。

《総評》
今月のキャラットは比較的高い頻度で休みを貰っている『GA』に加えて、『ひだまりスケッチ』と一巻刊行後も高い掲載順位を保ち続けている『ブレンド・S』が予定外の休載となり、代原と思われるゲスト掲載が非常に多く見られた。そしてそれらのゲストは率直に言って当たり外れが激しく、『キャラット』らしからぬでこぼこと不安定な誌面となってしまっている感が否めない。私はアンケートで「3」(面白くない、という評価だ。誌面に存在することを否定するのに等しい)をつけることは滅多にないが、今回は2作品ほどそうせざるを得なかったマンガがあった。
しかしながら、それでも「読めない」と感じさせないのは、流石に4本のアニメ化作品と強力な多数の未単行本化作品を抱えるキャラットと言ったところか。まんがタイムきららMAXからは一巻が出たばかりの『こみっくガールズ』がゲスト参戦し、瑞々しい若手グッドスタッフの強さを存分に体感できるようになっている。 今月も、ごちそうさまでした。

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