さて、今年もこの日がやってまいりました!なかなか毎年続けるモチベーションが大変なのでいつまで続くかわかりませんが( ・ω・)


オセラーいろいろ表彰!なんと今年で5度目の開催!


※相変わらず手作業です。間違ってたらごめんね。


まずはタイトルホルダーを確認していきましょう。


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国外タイトル

World Othello Championship 2017 優勝  高梨九段
                                                女子優勝     菅原五段
                                                ユース優勝    高橋(晃)五段
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41回大会はベルギーはゲントで開催されました。優勝は高梨九段。2009年ベルギーで初優勝を決めた思い出の地で5度目の優勝を成し遂げました。

女子優勝は菅原五段。今年女流名人戦3位、全日本女子優勝そして女子世界一と躍進の年となりました。

そしてなんといってもユース優勝の高橋五段。無差別でも準優勝となり、まさに破竹の勢いでした。


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国内タイトル

第37期名人 高梨九段 (準優勝 中島八段)
第44回全日本選手権者 栗田八段 (準優勝 中野六段)
第11期王座 福永七段 (準優勝 栗田八段)

女流名人 山中六段
女流日本一 菅原五段
女流王座 冨所四段

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高梨九段が4度目の名人位獲得。栗田八段は2大会で決勝進出を果たし、大学生になって更にその実力を伸ばしています。福永七段は念願の初タイトル。世界選手権では惜しくも予選通過を逃しましたが来年以降もその活躍に期待です。

山中六段は女流名人獲得で今年六段昇段を果たしています。


地方タイトル
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・地区名人位

北海道名人 米山四段
東北名人   沖崎三段
北関東名人 北野五段
東関東名人 倉橋五段
茨城名人   奈良三段
東京名人    末国九段
神奈川名人 大池六段
新潟名人   長崎六段
東海名人   荒木五段
中部名人    加納五段
近畿・北陸名人 山崎五段
兵庫名人   宮岡七段
中四国名人 亀本五段
九州名人     中野五段
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・地区特別タイトル

・東北ブロック
2017東北王座 和田四段
郡山名人 三浦三段

・北関東ブロック
2017川越棋聖 石黒四段
2017川越女王 大野三段

・東京ブロック
東京グランプリ優勝 村上九段
関東社会人選手権者 亀田六段
関東女流名人 龍見六段
関東学生名人 佐治二段

・神奈川ブロック
横浜新人王 安斎初段
横浜最高位 大森六段

・近畿北陸ブロック
大阪盤聖 中森六段

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各所で新しい顔ぶれが出てきていますね。果たして来年メジャー大会の上位に食い込んでくるプレイヤーは現れるのでしょうか。


次は各地方大会の最多優勝者です(レーティング対象大会のみ)

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北海道ブロック主催
佐々木七段 5回

東北ブロック主催
大清水五段 4回

北関東ブロック主催
村上九段・北野五段 2回

東関東ブロック主催
奥田四段 3回

茨城ブロック主催
和泉四段 10回

東京ブロック主催
高梨九段 8回

神奈川ブロック主催
福地五段 2回

新潟ブロック主催
滝沢九段 3回

東海ブロック主催 
荒木五段・波木三段 2回

中部ブロック主催
高橋(晃)五段・高木三段 3回

近畿北陸ブロック主催
※複数優勝者なし

兵庫ブロック主催
福永三段 2回

中国四国ブロック主催
亀本五段・川上三段・後三段 2回

九州ブロック主催
中野五段 3回

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神奈川・中部ブロック:高橋(晃)五段と福地五段の小学生プレイヤーが最多優勝を飾っています。

北関東ブロック:村上九段と北野五段はその他の地区でも優勝を多数しており、その強さを発揮しております。

近畿北陸ブロック:複数優勝者なし。群雄割拠といったところでしょうか。

東京:高梨九段2年連続で最多優勝。品川がホームです。



次はその他の記録です

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年間最多大会出場 中村(和)三段 334試合
                (昨年:菱山四段 289試合) 
年間最多勝 中村三段 209勝
                (昨年:菱山四段 157勝)
年間最多分 岩倉五段 7分   
                (昨年:大清水六段 10分)
年間最高勝率 高梨九段 .891
                (昨年:高梨九段  .821  )  ※勝率は50試合以上出場のみ対象
年間最多連勝 高梨九段 34連勝  
                (昨年:宮崎七段 和泉四段 21連勝)
年間最高レートトップ 高梨九段 1808
                (昨年:高梨九段  1679)
年間平均レートトップ 高梨九段 1699
                (昨年:山川七段 1569)
年間レーティング上昇トップ 杉本三段 900→1288
                (昨年:高橋(晃)三段)
新人王 杉本三段(昨年:高橋(晃)三段) 

※新人王は「今年レーティング対象大会初参加者」のうち「レーティング上昇トップ者」を新人王にしました
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高橋(永)三段や菱山四段が毎回取っていた最多試合・勝利は中村(和)三段が獲得しました。

レート・連勝・勝率は高梨チャンプが圧倒的な記録を叩き出しています。

昨年高橋(晃)五段が獲得した新人王は杉本三段。りんかいCCで三段を獲得し今後の活躍に期待です。


みなさんの名前はありましたかね( ・ω・)

年々やるモチベーションが下がってるので来年はやらないかもしれません・・・



ではまたの( ・ω・)良いお年を

お久しぶりです( ・ω・)もはや年に一度の更新となってしまいましたブログです。

ところで、たまにブログの管理画面でアクセスカウンタを見ると4年前の今頃に書いたこの記事が結構読まれてるんですね。

オセラーと話してると「この記事もう一回書いてよ」的なことを言われるのでこの機会にアップデートしてみようと思います。更新した記録を中心に書こうと思うので他の記録は前の記事を見てね。

今回は今年数々の記録を叩き出した世界最強の男、高梨九段をデータで振り返ります。
最近オセロ(+ニア)を始めた人たちが高梨さんのことをより知ることになれば幸いでございます( ・ω・)

Image_b036c0e高梨 悠介 九段
2009年名人戦優勝 七段昇段
2009年世界選手権個人 優勝
2010年名人戦 二連覇 八段昇段
2010年世界選手権個人 二連覇
2012年全日本選手権優勝 九段昇段
2012年世界選手権個人 優勝
2013年Othello World Cup  7位
2014年Othello World Cup  3位
2015年
世界選手権個人 優勝
2016年世界選手権個人 3位
2017年世界選手権個人 優勝


出場した6回の世界選手権は全て団体優勝、2012年と2016年は歴代最高のチーム33勝を記録しています。

鬼神・為則九段の7回に次ぐ5回の世界選手権優勝を達成しています。2013年に書いた時はまだ遠かったレジェンドの背中もついに見えてきた感じでしょうか。

国内メジャー大会成績
名人戦 優勝4回(2009年・2010年・2015年・2017年)※決勝進出4回
全日本 優勝1回(2012年)※決勝進出4回(+2008年・2011年・2016年)
王座戦 優勝2回(2015年・2016年)※決勝進出2回

2008年から2017年の10年間30メジャー大会のうち3分の1にあたる10回決勝進出しており、7回の優勝を飾っています。1度負ければそれで終わりのトーナメント制の大会としては異常な数字です。

成績に見れる通り高梨九段といえば名人のイメージが強いですね。その反面初のメジャー決勝で敗れてから全日本選手権は若干苦手にしているところでしょうか。

1987年以降のトーナメント制の代表選考会となっての優勝回数記録も為則九段の8回。来年高梨九段が優勝を飾ればその記録に並ぶことになります。

ちなみに2016王座・2017名人を制しているため2017全日本を取れば史上初の国内三冠を達成するところでしたが、こちらは来年以降に再挑戦となりました。

その他の記録2017
●公式戦年間最高勝率:.891(2017年110勝13敗1分)

高梨九段の全盛期と名高い2012年の記録.888をさらに上回る.891を記録。しばらくは時代をリードしていく存在になるでしょう。

●日本レーティングでの歴代最高記録: 1808(2017年7月1日 岡本九段に勝利して記録)

将棋界では藤井四段の連勝記録が話題になりましたが、オセロ界でも同時期に高梨九段の連勝記録・連盟レートの最高記録の更新が話題になっていました。最高記録1808の更新時は34連勝で達成しました。

34連勝も日本記録・・・かと思いきや

ちなみに公式戦デビューからのレート推移は以下のグラフの通りです。
レート推移














2006年のデビューからおよそ2年で全国のトップ層である1500に到達しました。

初のタイトルを取った2009年には未だ高梨九段しか到達していない1700超えを記録しました。

1500を切ると度々「高梨終了説」が囁かれるも、全然終了することなくむしろアベレージを伸ばしています。そして今年7月、ついに1800超えを達成しています。※グラフでは月末時点のレートを取ってるので若干届いていません。

●全地区大会制覇
2013年時点で8/14地区だった地区制覇数ですが2017年末の茨城ブロック優勝を達成したことで全地区制覇を達成しました。

達成大会一覧(オープン大会もしくは部門別大会の最上位部門を対象)はこちらです。
キャプチャ
初の優勝は所属ブロックの神奈川でも頻繁に参加していた東京でもなく新潟ブロックでした。

所属の神奈川ブロックは世界一を取った二年後に初めて優勝。不思議な感じがしますね。

真の全地区制覇を目指すために北陸ブロックの大会にも参加しました。



とまぁこんな感じでした。すげーわ( ・ω・)ただの頻繁に酔っぱらってるにーちゃんじゃなかったんだね

こんな高梨九段世界チャンプの2018年以降の活躍に期待しましょう!

さて、今年もこの日がやってまいりました!ちなみにこのブログ、今年のお正月以来の更新です( ・ω・)


オセラーいろいろ表彰!今年三度目の開催!

も相変わらず手作業です。間違ってたらごめんね( ・ω・)


まずはタイトルホルダーを確認していきましょう。


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国外タイトル

World Othello Championship 2016 優勝   Piyanat Aunchulee
                                                女子優勝      Zhen Dong
                                                ユース優勝    和田三段
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 今年は40回記念大会となり、日本・水戸で行われたWOC。全日本チャンプの長野七段の予選全勝など、記憶に新しいですが、タイのPiyanatが久しぶりの海外勢優勝となりました。

女子の部は予選9勝を挙げた木下五段が予選通過での女子チャンプかというところまで行きましたが、中国のDong Zhenが優勝しました。


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国内タイトル

第37期名人 笠井七段 (準優勝 清信六段)
第44回全日本選手権者 長野七段 (準優勝 高梨九段)
第11期王座 高梨九段 (準優勝 三屋七段)

女流名人 木下五段
女流日本一 羽田五段
女流王座 龍見六段

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笠井七段、長野七段といった強豪プレイヤーが念願の初タイトル。
高梨九段は2タイトルで決勝進出と相変わらずの強さを誇りました。


地方タイトル
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・地区名人位

北海道名人 米山四段
東北名人   大清水六段
北関東名人 北野(拓)三段
東関東名人 山川七段
茨城名人   瀧沢六段
東京名人    上倉六段
神奈川名人 大森六段
新潟名人   滝沢九段
東海名人   荒木五段
中部名人    武村三段
近畿・北陸名人 岡本九段
兵庫名人   福永三段
中四国名人 池田三段
九州名人     中野五段
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・地区特別タイトル

・東北ブロック
2016東北王座 大清水六段
郡山名人 大清水六段

・北関東ブロック
2016川越棋聖 栗田七段
2016川越女王 大野三段
2016川越王子 東無級

・東京ブロック
東京グランプリ優勝 中島八段
関東社会人選手権者 高梨九段
関東女流名人 龍見六段
関東学生名人 岡本九段

・神奈川ブロック
横浜新人王 高見沢二段
横浜最高位 笠井七段

・近畿北陸ブロック
大阪盤聖 福永三段

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今年からオセロ界に復帰している栗田七段が高梨九段との川越棋聖争いを制しました。
来年以降の活躍が期待されます。

福永三段は10月関西選手権、12月に大阪盤聖・明石年忘れスペシャルを制す活躍。
岡本九段が関西から離れるという噂がある中、来年の関西は彼一強となってしまうのでしょうか。

次は各地方大会の最多優勝者です(レーティング対象大会のみ)

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北海道ブロック主催
米山四段 6回

東北ブロック主催
大清水五段 6回

北関東ブロック主催
北野(大)五段 後藤(雅)四段 北野(拓)三段 2回

東関東ブロック主催
山川七段 北野(大)五段 2回

茨城ブロック主催
和泉四段 7回

東京ブロック主催
高梨九段 6回

神奈川ブロック主催
高梨九段 3回

新潟ブロック主催
滝沢九段 梅沢五段 阿部四段 2回

東海ブロック主催 
長尾六段 荒木五段 2回

中部ブロック主催
松本五段 清水四段 帆足初段 2回

近畿北陸ブロック主催
岡本九段 3回

兵庫ブロック主催
管生六段 福永三段 2回

中国四国ブロック主催
亀本五段 7回

九州ブロック主催
中野五段・黒木三段 4回

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北海道ブロック:今年躍進の米山四段が全大会の半数を制覇しました。

北関東・東関東ブロック:北野兄弟が躍進。拓海三段は北関東名人。大地五段はレーティング1500に乗せるなど、今後の活躍が期待されます。

新潟ブロック:年6回あるレーティング大会を3人が2回ずつで分け合いました。

東京・神奈川ブロック:高梨九段が制圧しました。

九州ブロック:今年五段昇段の中野五段、黒木三段が4回ずつの優勝で分け合いました。


◇特別コーナー
なんとなく、今年地区全体で5回以上優勝している人を調べてみました。
手計算なんでこれも間違ってたらごめんね。

1位 高梨九段 12大会優勝 (東京6神奈川3北関東1九州1全国1)
2位 岡本九段 7大会優勝 (東京3近畿北陸3兵庫1)
2位 大清水六段 7大会優勝 (東北6茨城1)
2位 和泉四段 7大会優勝(茨城7)
2位 亀本五段 7大会優勝(中四国7)
6位 長野七段 6大会優勝(東京5全国1)
6位 米山四段 6大会優勝(北海道6)
8位 大森六段 5大会優勝(神奈川2北関東1東海1九州1)
8位 末国九段 5大会優勝(東京3北海道1東北1)
8位 中島八段 5大会優勝(東京5)


高梨さんやばいっす( ・ω・)

岡本九段は東京と近畿北陸で3大会ずつ優勝。就職でどこに行っても問題なさそうですね。

各地区で強豪が活躍を見せる中、大森六段は各地へ遠征し4地区を制覇しました。



次はその他の記録です

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年間最多大会出場 菱山四段 289試合
                (昨年:高橋(永)三段 386試合) 
年間最多勝          菱山四段 157勝
                (昨年:高橋(永)三段 195勝)
年間最多分      大清水六段 10分
                (昨年:和泉四段 8分)
年間最高勝率     高梨九段  .821   
                (昨年:高梨九段  .812)  ※勝率は50試合以上出場のみ対象
年間最多連勝   宮崎七段 和泉四段 21連勝   
                (昨年:末国九段 鈴木(祐)初段 16連勝)
年間最高レートトップ 高梨九段  1679
                (昨年:高梨九段  1698)
年間平均レートトップ 山川七段 1569
                (昨年:高梨九段  1595)
年間レーティング上昇トップ 高橋(晃)三段
                (昨年:帆足初段 900→1340 +440)
新人王   高橋(晃)三段(昨年:帆足初段) 

※新人王は「今年レーティング対象大会初参加者」のうち「レーティング上昇トップ者」を新人王にし
ました
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(10分ってすごいな・・・)

最高勝率は高梨九段。ちなみに50戦に届いていませんが笠井七段は46戦で.849の好成績を残しました。今年はこの二人と長野七段が強かったですね。

新人王は期待の新星高橋(晃)三段。ジュニア界隈・関西界隈ではとても強いと評判です。
12月には名古屋オープンも制覇しています。来年はもっと大舞台で名前が見ることができそうですね。




みなさんの名前はありましたかね( ・ω・)

ということで今年の今年の大晦日もぎりぎり投稿することができました。
来年も忘れてなかったらやろうかな。



ではまたの( ・ω・)良いお年を

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