2005年05月

2005年05月24日

写真の地層
 明け方までかかってプリントアウト。

 A3ノビサイズでプリントアウトした写真を72点抱えて、午前10時すぎに世田谷美術館へ行く。

 並べ方などまったく考えていなかったので、床に並べることから始める。写真の展示をするのは初めて。以前、神田憲行さんの写真展をお手伝いしたことがあり、ステップはわかっているつもりだったが、いざ、自分でやるとなるとやっぱり違う。

 このグループ展に誘ってくださった、写真家の飯田鉄さんも急遽作品を出品されることになり、会場でお会いできた。床に広げたぼくの写真を見て、感想を言ってもらえたのは嬉しかった。展示の流れについて示唆的なアドバイスも。有難し。

 さるワークショップで一時期いっしょだった酒井裕一郎さんともお会いできた。彼のフルネームを知らなかったので、今日の今日までいっしょに出品することになるとは知らなかった。ワークショップの時に彼が持ってきていた作品のファンだったので、ちょっと嬉しい。

 ほかの方たちの作品もそれぞれに個性的で面白かった。

 ぼくは、結局、デジタルプリントしたカラー写真を60点、マトリックス的に展示した(上写真はその一部を切り取った写真)。

 壁面に並べてみると、立派な感じがして吹き出しそうになった。昨年から、発表することを意識して写真を撮るようにし始めたのだが、こうして展示してみると、それなりに見られるように感じる。

 それが傲慢とも言い切れないのは、しょせん、写真はカメラが撮っているものであり、自分ではないという当事者意識の薄さから。そして、その距離感が写真の面白さだと思うのだ。1枚の写真は、誰でも撮れるともいえるし、その1枚がその一瞬でなければならない以上、誰も撮れないともいえる。そのあたりが、ぼくの写真に対する愛着の根拠の一つになっている。

 まあ、展示してある写真そのものは難しいところは何もないので、写っているものを見てそれぞれ楽しんでいただければ幸いなり。

 では、もう一度、宣伝を。

「写真の地層」展IV

参加者:
飯田鉄 R.五十嵐 桑原敏郎 後藤智
酒井裕一郎 高沢賢治 田口芳正
比留間達朗 丸山あつし

5月25日(水)〜29日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーB
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

10:00〜18:00(最終日は16:00まで)
*入館は閉館時間の30分前まで

「写真の地層」とは何か?
http://www.st.rim.or.jp/~gaga/strato/

 結局、午前中いっぱいかかっても貼り切れず(水平とって並べることの難しさよ!)、午後まで食い込んであわてた。

 締め切りを過ぎている原稿を仕上げた後、新潮社で9年ぶりのホラー小説集となる『アイズ』を出したばかりの鈴木光司さんにインタビュー。イメージどおり、パワフルな方だった。鈴木光司的ホラー小説論を中心にまとめる予定。

アイズ
アイズ
posted with 簡単リンクくん at 2005. 5.24
鈴木 光司
新潮社 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。


 で、これから編集仕事→デザイン事務所で打ち合わせと原稿のやりとり。

(18:53)

2005年05月23日

 どんなグループ展かというと。

「写真の地層」展IV

参加者:
R.五十嵐 桑原敏郎 後藤智
酒井裕一郎 高沢賢治(←これがボクです) 田口芳正
比留間達朗 丸山あつし

5月25日(水)〜29日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーB
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/

10:00〜18:00(最終日は16:00まで)
*入館は閉館時間の30分前まで

「写真の地層」とは何か?
http://www.st.rim.or.jp/~gaga/strato/


さる筋から声をかけていたていて出すことにしました。

いま、プリントアウト中です。

ほかの参加者の方々の作品は1枚も拝見したことがないので、どんな感じのグループ展になるのか皆目わかりません。もしかすると、すげえ、浮いてるかも……。まあ、それも良しということで。

お近くにお越しの折りはお寄りください。

ちなみに、世田谷美術館では

ウナセラ・ディ・トーキョー
残像の東京物語1935〜1992
4月23日(土)〜5月29日(日)

という、アラーキーとか高梨豊とか桑原甲子雄の東京写真の展示もあるので、そちらを見るのが個人的には楽しみだったりもする。

よろしくお願いします。

(13:39)

2005年05月19日

 久々の更新。このところ、仕事が立て込んでいて余裕がなかった。

 最近やった仕事がかたちになったので、その宣伝です。

 「日本カメラ」(日本カメラ社)6月号の挟み込み付録「チョートク固執堂ガイドブック」。編集しました。田中長徳氏の超人的カメラコレクションのごく一部をカタログ化したもの。かなり暴走気味に制作したので、この号が売れないと責任問題かも……。付録は販売促進のためにつけているわけだから、効果なしとなれば次がない。みなさん、こういう酔狂な企画を今後も実現するためにぜひお買い求めください。カメラに興味がない人でも「ある偏った価値観を持った人間の記録」としてお読みいただく価値はあるかと。全国書店で絶賛発売中であります。

 発売中といえば、松本賢吾さんの時代小説の新シリーズがスタートした。

十兵衛を斬る
十兵衛を斬る
posted with 簡単リンクくん at 2005. 5.19
松本 賢吾
学研 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。


 家光の時代。徳川幕府の治世が安定期に入る直前が舞台。忍者とか由井正雪とか、道具立ても華やか。キャラ立ちは「竜四郎」シリーズよりも上かも。三部作を予定しているとのこと。続きを早く読みたい。



(22:58)