2005年10月

2005年10月19日

■曇り。

■宣伝です。写真家・中里和人さんのスライドトークショーで中里さんの相方を務めることになりました。

★中里和人スライドトークショーのご案内10月22日(土)18:00〜(受付開始17:30)ゲスト/タカザワケンジ(編集者)
入場料1000円(ワンドリンク付き)座席指定なし/先着50名
お問い合わせ先03-3380-7123 ご予約はファックス(03-3380-7121)まで
ギャラリー冬青

夜旅
夜旅
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.20
中野 純文 / 中里 和人写真
河出書房新社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。

*中里さんの最新写真集『夜旅』の刊行記念写真展のイベントです。

よろしくお願いします。


■いまさら、北方謙三の『三国志』(角川春樹事務所)にハマっている。中国人の名前がたくさん出てくる、中国史オンチなどの理由から敬遠していたのだが、さすがは北方謙三、グイグイと引き込まれる。北方謙三のハードボイルド的文章作法と漢文をベースにした文体が合っているのではと思ったり。

(22:15)

2005年10月18日

■雨

■昨日はさつまいも、今日はさといもとマコモ、ズッキーニをもらった。食欲の秋なり。

■さといもは大池直人さんからもらった。新宿の喫茶店で、リコーGRデジタルやキヤノンEOS 5Dについてトーク。近くベトナムに戻る大池さんにリコーGRデジタルでの写真撮影を依頼する。

目黒区美術館へ。「チャールズ&レイ・イームズ〜創造の遺産〜」展の取材。イームズの家具が展示してあるのは当然として、夫妻のバイオグラティー、デザインのためのソースとなったさまざまなコレクション(たとえば、彼らは大量のスライドをコレクションしていた)や、彼らが製作した短編映画も紹介されていた。

イームズ夫妻は家具、インテリアデザインのみならず、アメリカの合理主義を体現する文化大使、近代工業デザインの伝道師として活躍した人だった。たしかに、その美意識は現在も古びていない。

■神保町の東京古書会館へ。幻妖ブックブログの東雅夫さん(「幽」編集長/アンソロジスト)と澁澤龍子さんのトークショーがお目当て。

澁澤龍子さんは、故・澁澤龍彦の夫人で、18年に渡った夫婦生活を、今年4月、『澁澤龍彦との日々』を出版したばかり。

東さんは「幻想文学」編集長として、澁澤夫妻と交流があった。トークでは、夫妻のなれそめから、澁澤龍彦の素顔、「書くこと」にこだわり、講演や大学での講義の誘いは一切断っていたという作家としての姿勢まで話が及んだ。龍子さんの語り口はユーモアをもじえつつ、サバサバとした口調で澁澤龍彦との日々を振り返り、とても楽しいトークショーだった。

(23:00)

2005年10月03日

▲晴れ?

▲風邪を引いたらしい。医者で診てもらってクスリをもらう。

「とくダネ!」(フジテレビ系)で写真家、ブルース・ウェーバーの撮影風景が紹介されていた。

手の大きな人で、ローライが小さく見えた。そのローライは2.8GXで、わりと最近製造の、ローライ・フリークからはわりと露骨にバカにされているカメラである(高いわりには、造りが荒っぽい)。使い込まれたGXってはじめてみた。

もう一台登場したのはペンタックスの6×7。木製グリップ付き。こちらは長焦点のレンズを使っていた(被写体は稽古中の琴欧州)。アシスタントが手でハレ切りをしていた。こちらも使い込まれている様子。

写真家のインタビューをしていて意外に思うのは、高名な写真家であっても、感じのいい人が多いことだ。篠山紀信さんにインタビューしたときにそのことを聞いたら「偉そうにしていたら人物写真なんて撮れない」というような意味のことをおっしゃっていた。写真家は「被写体」あって。だから、謙虚でフレンドリーであることはいい写真家の条件なのかもしれない。

ブルース・ウェーバーも、人の警戒心を解く、実にいい人っぽい感じだった。

青山の紀伊国屋跡地でやってる写真展も、そんなブルース・ウェーバーの人柄がにじみ出ていた。

国書刊行会で「日本写真史の至宝」シリーズについての取材。編集者の島田さんにお話をうかがう。

「日本写真史の至宝」シリーズは、戦前の写真家の「作家的作品集」の復刻シリーズ。超小部数のため、古書市場で高価な上、めったに出ない。

飯沢耕太郎と金子隆一が監修にあたっている。用紙・印刷など凝りまくり、復刻ということを意識せずとも「写真集」として楽しめる内容になっている。青山ブックセンターなど一部の書店の店頭で実物を見ることができる。その存在感、強力です。

・発売中
安井仲治『安井仲治写真作品集』 定価:本体35,000円+税
小石清『初夏神経』 定価:35,000円+税
堀野正雄『カメラ・眼×鉄・構成』定価:15,000円+税

・発売予定
木村伊兵衛『Japan Through a Leica』予価15,000円+税
丹平写真倶楽部『光』 予価15,000円+税
福原信三『巴里とセイヌ』 予価35,000円+税
別巻『「光画」傑作集』 予価5,000円+税

▲恵比寿で横木安良夫さんと打ち合わせ、席上、朝のブルース・ウェーバーの出演番組の話が出た。

東京都写真美術館「恋よりどきどき」の内覧会。コンドルズ、ニブロール、珍しいキノコ舞踊団という、3つの人気ダンス・カンパニーによるインスタレーション展。展示期間中には、ダンスのイベントもある。

メンバーが男子のみのコンドルズは、男子校の「部室」めいた猥雑かつパワフルな展示。ダンボールで迷路をつくり、架空の「秘宝館」を作っていた。

珍しいキノコ舞踊団は女子のみ。「もし自前のスタジオがあったら」という妄想に基づいた、参加型展示。こちらも部室めいていて、対照的な2つのカンパニーの底流に共通するものを感じた。

残るニブロールは、メンバーを持たないプロデュース集団で、その性格上なのか、コンテンポラリー・アートのインスタレーションという印象。身体感覚と世界観について見解が示されている。

身体から始まる、ということについては、共通項があるインスタレーション。彼らのダンスの背景にある思想、世界観について知るきかっけになるだろう。ダンスについてはまったくの門外漢だが、楽しめた。

▲3Fでは東京都写真美術館の企画展「決定版! 写真の企画展」がいよいよ大詰め、第4部をやっていた。タイトルが「混沌」というのはいかにも〜と思って見に行ったら、意外と整理されていたというか、アートよりの視点から整理されてすぎているというか。とはいえ、著名作家の作品をたくさん見ることができるのは、やっぱり気持ちのいいことであることは間違いない。

▲家に帰って田中長徳さんの日記を読んでいたらブルース・ウェーバーについての記述があり、アシスタントについての辛口評、面白かった。渡部さとるさんは見たのかな?

(23:18)