日本三大酷道の一つに数えられ、酷道愛好者ならば誰もが走破を夢見、心躍らせる酷道。

 それが、酷道425号。

 和歌山県御坊市に始まり、紀伊山地を横に貫いて三重県尾鷲市に至る路線は、一見半島ショートカットルートに見えるが、入り込んだら最後。
 全線に渡って自然災害や狭隘路、山岳路がオンパレードの酷道区間が続き、なかなか他の路線にエスケープすることも出来ず、コンビニの1軒もない。
 半島を周回する国道42号のほうが圧倒的に御坊から尾鷲へ行くのに早いほどである。

 そんな酷道に挑んだ、酷道フェチの野郎2人の記録である。


国道425号 三重県尾鷲市和歌山県御坊市

2010年 5月2日 5時40分 探索開始
2010年 5月2日 15時 探索終了

使用車 日産ノート AUTECH Rider
人員 2名

※略称解説
=国道
酷道=国道
=都道府県道
=主要地方道
青看板=一般道路に関わる案内標識(行き先標識)
1車線=離合不可能な道幅
1.5車線=何とか離合できる道幅
合流分岐=他の国道との重複区間が開始される分岐
分離分岐=他の国道との重複区間が終了する分岐



地図がありますと、わかりやすく楽しくお読みただけると思います。




酷道425入り口、尾鷲市の板場交差点。
手前の青看板には、行き先が『クチスボダム』となっている。一方通行。
GW (4)


一旦交差点を通り過ぎて給油&兵糧を購入して、いよいよチャレンジ!
熊野方面から板場交差点を撮影。
GW (6)


5時40分、トレース開始!
酷道425に入ってソッコー規制標識。
GW (7)


一方通行区間では、墓地の横や民家の軒先を通る。
GW (9)



一方通行区間を工事中(R42方向を向いて撮影)。
GW (10)


同じく工事現場(進行方向を向いて撮影)。
ここには以前、民家があったはず。
GW (11)


大型車通行止めの看板。
GW (12)


生活感漂う区間を過ぎると、いよいよ山道に突入。
電光掲示板に対してワクワクするか不安になるかは、通行者の趣味しだいであろう。
もちろん我々は前者であるw
GW (15)


少し進み、短いトンネルを抜けた後に現れるのが、入り口早々規制を表示してた坂下トンネル。
GW (17)


内部。素掘りコンクリ加工。
GW (18)


トンネルを抜けるとセンターライン付2車線が出現するが、ソッコー消える。
GW (19)


林道との分岐。右の橋を渡るのが酷道425。
GW (20)



橋の先にみえる電光掲示板のところで、県760号と分岐。
酷道は橋を渡って左折。
GW (21)


クチスボダムを通過し、少し走ると又口という所で林道分岐。
写真が見づらいが、もちろん酷道は『池原ダム』方面。
GW (23)


また少し走ると、八幡トンネルが現れる。
トンネル延長は少し長いが、内部は意外と広い。
GW (24)


八幡トンネル。
GW (25)


トンネルを抜け、橋を渡ると林道分岐。
またも写真が見づらいが、ここも『池原ダム』方面。ちなみに林道は通行止め。
GW (26)


三重と奈良の県境。なぜか上手く撮影できていなかったorz
GW (27)


同じく県境。
ここの右側の広場に停車して何かやっている人がいたのだが、我々を完全無視で振り返りもしなかった。
GW (28)


落石防止柵が存分に活躍。
GW (29)


これから進むライン。
GW (30)


酷道の反対側では、大規模な崩落が!
GW (31)


巨大落石。サンキュー!落石防止ネット!
GW (32)


坂本貯水池の横で、不動橋を渡る。
橋を渡っている最中、右手には不動滝が見える。
GW (34)


出合橋の東詰で県228号と分岐。
この県道は、結局最後は行き止まりである。
GW (35)



出合橋。
GW (36)


ウチのオカンと同年同月の誕生であるw
GW (37)


坂本ダムを過ぎ、しばらく川沿いの道を進むと、備後橋に到達。
GW (39)
 

備後橋を渡り終えると分岐。青看板通りに進む。
GW (41)

備後橋からしばらくダムサイドを走り、その後、池原ダムの上を通過する。
ちなみに、池原ダムには有料の釣り場があり、日本では珍しいバスが生息する聖地になっているので、対向車に注意。
GW (42)


池原ダムを渡り、音枝交差点でR169と合流。
このとき7時31分だったので、スタートからもう約2時間かかっている。
距離と時間を考えると、茨城の自宅から軽く渋滞にハマって都内まで行くくらいである。
信号も渋滞も無いことを考えると、ここまでの425の酷っぷりがお分かりいただけるだろう。
GW (43)


R169の重複区間は、センターライン付き。
しかし、重複区間はスグに終わる。
GW (44)


R169との分離分岐。十津川方面へ右折。
GW (45)

GW (46)


分岐後すぐの集落の狭隘路を抜けると、センターライン付のお出まし。
しかし、スグに急勾配とヘアピンでタイトに高度を上げるようになる。
この急勾配の途中では、下北山村の集落が一望できる絶景が拝める。
GW (47)


急勾配を終えると、明神池が現れる。
ここで公衆トイレを見つけたので、トイレタイム。ウオッシュレットも付いているハイテク公衆トイレ。
なお、池には鯉がたくさん生息していて、エサも売っている。
エサを買って池を見ると、『はよよこせ!』とばかりに鯉が集まってくる。
GW (49)


池の平公園から先はセンターライン付き。
ちなみに、この分岐は左に行くと旧道なのだが、旧道もセンターライン付。
現道と合流する直前だけ狭くなる。
GW (50)


県229号分岐。ここまで快走なので、通り過ぎないように注意。
GW (53)


分岐を右折し、行き先表示の青看板を過ぎると、1〜1.5車線の酷になる。対向車に注意。
GW (55)


ゴッツな青看板があるが、なくても迷わないであろう分岐。
なお、この先でマイクロバスと離合。
GW (56)


酷道愛好者の間では有名な珍名、『カナウナギトンネル』。
GW (57)


1.5車線の酷道を走り、白谷トンネルに到達。
少し長めのトンネルだが内部で離合できないことはない。しかし、両側溝に注意。
GW (58)



トンネルを抜けて十津川村に入り、少し走ったところでサルの群れに遭遇。
ツーリングマップルで、『イノシシの横断に注意』って書いてあるあたり。
GW (60)


何か動物の骨が落ちていた。たぶんサル。
GW (61)


青看板。冷静に考えると、この道路状況で92km、76kmって、普通の人だったら気が狂ってもおかしくないレベルである。
GW (62)


落石防止ネット、無念!
GW (63)


21世紀の森 森林植物公園の先で、林道分岐。
なお、公園では石楠花まつりが開催されており、車が多く急激に離合が増える。
分岐からR168まで20台(マイクロバス2台)と離合。
GW (64)


R168と合流青看板。新宮・本宮方面へ左折。
GW (65)


トンネルを抜け、滝交差点を看板どおり左折。
GW (66)


R168との重複をしばらく走り、十津川温泉郷中心部で分離。
右折すると、再び酷道425単独になる。
なお、ここまで道路状況のワリにけっこう交通量があるので、注意。
GW (68)


県735号分岐。ここから先は、酷道425のハイライトである牛廻越区間に突入していくことになる。
なお、県735号でも引牛越を経由して酷道と同じ行き先に抜けられる。
GW (69)


分岐を左折。ここから先で、立て続けに軽トラ3台&原付1台と離合した。
GW (70)


集落内を抜け、林道分岐。橋の方へ。
GW (72)


分岐を左へ。
この先で、丸太を積んだダンプと離合。
GW (73)


名物の赤看板。
GW (74)


けっこう奥まで人家はある。
この奥にも人家はまだあり、バス停もある。
しかし、このあたりは3年半くらい前に土砂崩れで自動車転落死亡事故が発生している危険区間である。
GW (77)


林道分岐を左折。
GW (79)


農道分岐は龍神村方面へ。
GW (80)


牛廻越前最後の集落、迫西川。
この先の狭隘部で先行車のCR−Vが離合できずに立ち往生していたので、車を降りてバック誘導。
困っている人を助けるのは、酷道探索のマナーだという持論。
最も、CR−Vは酷道探索ではないようであったが・・・。
GW (81)


牛廻越に到達!
まだ新し目のPTA風(?)看板。
文章が『続きはWEBで』的なノリだが、けっこう続きが気になる・・・。
GW (82)


名物赤看板。
酷道愛好者でこの看板の写真を撮影しない人はいないであろう。
GW (83)


県境。
2005年5月に合併し、現在は和歌山県田辺市のハズだが、表示は龍神村のまま。
酷道425のディスられっぷりが表れている。
GW (84)



牛廻山方向を撮影。絶景!
GW (85)


転落“死亡”。
もはや、転落“事故”では済まないレベル。
GW (86)


高度は下がってきたが、酷っぷりは相変わらず。
このあたりでも、ちょくちょく離合があった。
GW (87)


路面状況はとても悪い。
GW (88)


集落内はセンターライン付き快走路もある。
GW (89)


トンネルを抜けると、R371と合流。ここは左折。
ちなみに、右折もしくは右斜め下に入ると、龍神温泉へ。
我々は龍神温泉に立ち寄り、休息をとった。
GW (91)


R371重複区間はセンターライン付快走。
GW (92)


R371と分離。直進。
GW (93)


センターラインが消えるが、スグに復活する。快走。
GW (95)


龍神村福井でバイパス建設中。トンネルが口を開けていた。ここは右折。
GW (96)


いつの間にか重複していたR424との区間をしばらく走ると、分離の交差点。左折。
ここからが尾鷲側からトレースした場合のラスボス区間。
GW (98)


集落内はたしかに狭いが、ここまでの道程を考えると、路面状況も良いのでむしろ快走。
GW (101)


県196号との分岐。
酷道425は右折。
GW (102)


最後の酷区間も、バイパス建設中。
トンネルと橋でパスするようである。
GW (103)


主27号との分岐。
GW (104)


ドラマやアニメなら、エンディング曲が流れるような気分の区間。
GW (106)


R42と久しぶりに再開を果たし、酷道425は終了となる。
GW (108)





 聞きしに勝る酷道っぷりに、終始大興奮の酷道425号探索でした。

 ちなみに、今回は尾鷲→御坊でトレースしたので、右左折や各ポイントの視点が基本的には尾鷲側からのものになっています。
 しかし、酷道425は正式には御坊市が始点で尾鷲市が終点です。

 終了時には15時になっており、途中で温泉休憩を含んだとはいえ、200kmちょっとの距離の走破に9時間20分ほどかかったことになります。

 また、対向車の数をカウントしたのですが、自動車49台、バイク4台との離合がありました。
 やはり、大型連休中ということもあり、様々な人が利用していたようです。

 この後、当初の予定では和歌山駅に行き、その後に酷道308号暗峠を攻略する予定でありましたが、日没による視界不良のため、大事をとって断念しましたorz