先日事前告知したEMイベントが実施の運びとなりましたので追記。

UO(140218-記事用-01)


古ぼけた家の一角にて1人の姿と2つの気配が存在する。

「堪能してもらえたかね?」
姿を見せてはいないがここにいるという気配だけは感じ取ることができる。
「えぇ、注文通りと言ったところかしら」
(気がつくまでに抜け殻を山ほど積み上げといてよくいうわ)
「・・・。」
「あとで激辛Ajiouラーメンをおごってあげるから覚悟しなさい」
気配は一つ瞬く間に消え、もう一つの気配はカンラカンラと奇妙な笑い声をあげこう言った。

「見えざるものを見よ。見えているものが全てではない、それを知る者は進むがよい」
また一つ気配が消え、静寂に包まれる。

窓の外に目を向けると人の気配を察知した異形の者達の群れがこちらに来るのが見えた。
「今は、そんな気分じゃないのよ」
身支度を整えたMayuraはそう呟くとその場から姿を消した。

乾いた空は冬山の様に白く霞み、足元を吹き抜ける冷たい風は
晩冬のテルマーからあらゆる命の芽吹きを奪っていくかのようであった。

・・・一方その頃

「・・・となるわ、いいわね、必ず無傷で確保するのよ!」
寒風吹きすさぶブリテンの郊外にて暑苦しい男の集団に指令文を読み上げる女一人。

「Oo0o0o0o!?0o0oo0」
「o0o0o0o0!o0o0o0」
返事は来るが通じているかすらわからない。

「はい!それじゃー夜が来たら実行!解散っ」
「0!o0o0^^o0o0」
蜘蛛の子を散らすように消える一団。
ぼやく女。
「もーだいたいなんでこんなのをつかわなくちゃいけないのよー」
手元で光るC.C(コミュニケーションクリスタル)
どこで見ていたのかショートメッセージが一言。

「パッドじゃ足らないから仕方ないじゃない、ホホホ」
「・・・・キー!!」
その声でステルスが解ける。
魔術の文様が浮かび上がる黒いエルフローブに袖から見えるエルフの白い肌。
銀蛇妄想新聞お抱えのメッセンジャーRuriである。

自分の姿が出ていることに気がつくと瞬時に姿が溶け風景の一部となる。
そしてその足は王都ブリテインへ。

そして同時刻サーとシリアが手紙を開封する

この先はまだ誰も知らない。