☆ラッキーDiary ☆

スポーツ・読書大好き、モニター大好きなハッスル主婦です。 モニター感想や投稿を楽しみながら書いてます♪ チャレンジ精神満載のブログです。

カテゴリ: 映画

公開されたばかりのドキュメンタリー映画

コロナウイルス対策で、ひとつおきの座席指定です。
そのせいか、当時券を購入すると、
「残席僅少」となっていてビックリ。
観客も60代ぐらいの方が多くて、
三島について、関心あるのだなと再びビックリでした。

IMG_0921

【監督】  豊島圭介  【配給 】 ギャガ 【製作】2020年 日本
【出演 】 三島由紀夫  芥正彦  木村修  橋爪大三郎ほか

このドキュメンタリーでは、1969年に
超右翼派の天才作家としてしられる三島由紀夫が
東大全共闘の学生たちの討論会に招かれ、
約2時間にわたって、思想や政治について討論しています。

自分たちの手で国を変えようとする東大生に対して
天皇崇拝者であり自ら民兵組織を立ち上げる三島。
その思想は一見、真逆であり、
三島一人に対して1000人の東大生との机上の戦は開始されました。

その内容は濃くて熱い論争ですが、
お互いに言葉遣いは丁寧で暴言などはありません。
ときおり、爆笑もおこるという和やかなムードも。
若者に自らの思いを託して同じ目線で語る姿勢を持つ
三島の器量がこの場の雰囲気を作り出していたのかもしれません。

1960~1970年代の日本で、
三島はその将来を案じていたのでしょうか。
この翌年、三島は市ヶ谷で方面総監を人質にして、
「自衛隊よ、奮起せよ!」と演説をし、割腹自殺を遂げます。
自分たちの大将を人質に取られたのでは、反感を買うばかりで、
三島の考えに同調する自衛官はいないはず。
この辺りの自衛官の気持ちも三島はお見通しで
わざと自殺をするつもりであんな事件を起こしたのかな、などと思えました。

三島と討論会で対峙した東大生は今は70代。
東大全共闘も破滅したとはいえ、
同年代の学生が今の日本を築きあげたといっていいでしょう。
果たしてそれがよかったのか、悪かったのか。
結果はまだわかりません。

この映画をみると
一見違う思想の二方が、持論を熱く語っています。
その向かう相手は同じ! 「国」に対してでした。

三島没年から半世紀。
平和ボケしている日本に、また政治の転機がくるのでしょうか。
この国の将来を自分の眼で見て考えてみたいと思える映画でした。

子供の頃に読んで大好きだった『荒野の呼び声』(ジャック・ロンドン著)
1903年に書かれた冒険小説ですが
今回、『野性の呼び声』という映画になると知り、
上映されると即観に行きました。

IMG_0889

【あらすじ】
セント・バーナードとスコットランド牧羊犬の雑種・バックは、裕福な飼い主のもとからさらわれ、ゴールドラッシュにわく、カナダに送られます。郵便配達のそり犬として活躍したのち、金塊捜しのグループのそり犬となりますが、激しい労働を強いられ、弱りはてたところを、人生に絶望しかけている初老の男性に助けられます。次第に距離感を縮めるバックと男性。やがて男性の子供がめざそうとした夢捜しの旅に出ました。この旅がバックの運命を変えていきます。
【監督】クリス・サンダース
【出演】 ハリソン・フォード、ダン・スティーヴンス、カレン・ギラン、オマール・シー
【公式サイト】 https://www.disney.co.jp/movie/yasei.html

バッグはCG犬らしいけれど、
初老の男性を演じるハリソン・フォードの渋さがいい!
『インディジョーンズ』や『スターウオーズ』の時のカッコよさも備えつつ
人生に半ば疲れた哀愁漂う演技が光ります。

バックの賢さはCGでないと出来ないでしょうね。
大きな犬なのに優しい心を持っているバック。
雄大な自然のカナダで眠り込んでいた本能を呼び覚まされ
どんどん人間界から離れていきます。
でも人間界との繋がりを引き留めているが、ご主人への愛。

人間と動物の共存意識。
これがディズニー映画によく見られるコンセプトで、
さすがはディズニー作品だと思いました。

『荒野の呼び声』を再読したくなりました。
これと同じくジャック・ロンドン著作の『白い牙』は愛読書でしたもの。

あー、遥かになりけり、私の青春。(;^_^A

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』を観に行きました。
この映画は先日訪れた「江戸東京たてもの園」でロケが行われたとのことで
ぜひ観たいと思っていたものです。

IMG_0763
【あらすじ】
一見冴えない中年男なのにやけに女にもてまくる編集長・田島。
終戦後の動乱をさけて、妻子を田舎に疎開させたのはいいが、
それをいいことに複数の愛人を持つ始末。
いざ妻子を呼び寄せることになり、困った田島は
絶世の美女に妻役をさせて愛人と会い
別れを告げるという作家の漆山のアイデアに乗る。
そのために白羽の矢が立ったのが、怪力で大食いの永井キヌ子だった。
普段運び屋をしていていつも泥だらけのキヌ子だが、
いざ泥を落とし化粧をして着飾ると、絵から抜け出たような美女になる。
果たして、この理想の配役を得たニセ夫婦は
うまく作戦を果たすことができるのだろうか。

【監督】成島出  【原作】ケラリーノ・サンドロヴィッチ 【配給】キノフィルムズ
【製作】2019年/106分/G/日本
【キャスト】大泉洋(田島周二)  小池栄子(永井キヌ子)  水川あさみ(大櫛加代)
  橋本愛(水原ケイ子)緒川たまき(青木保子)  木村多江(田島静江) 
  濱田岳(清川信彦)  松島豊(漆山連行)他

モテるダメ男田島を大泉さんが見事に演じきっていました。
田島って、女性の母性本能をくすぐるタイプなんですね、きっと。
絶世の美女を演じる小池さんも、地でいけるような当たり役です。
薄汚れた姿で、運び屋などしている女性が、
化粧をすれば誰もが振り向く知的な女性に変身できるなんてすごいです。

原作は太宰治の未完の遺作を
舞台用にケラリーノ・サンドロヴィッチが作ったもの。
なんだか女にだらしない主人公は太宰作品によく出てくるものですね。
でもこの作品では、嘘から誠が出る結果になって良かったと思います。
愛人と別れる方法に悩むダメ男の行く末をたっぷり鑑賞できました。

公式サイト:http://good-bye-movie.jp/
2020年2月14日ロードショー

是非一度観てみたいと思っていた
歌舞伎『阿弖流為』がシネマ歌舞伎で上演されていると知り、
先日観てきました。
このシネマ歌舞伎は、2015年7月、新橋演舞場で上演されたものだとか。
連日客席を興奮と感動の渦に巻き込んだ名作を
シネマ歌舞伎第24弾作品として公開されているのだそうです。


IMG_0765

【あらすじ】
奈良から平安にかけての頃。北の民 蝦夷は国家統一を目論む大和朝廷に攻め込まれていた。そこに、かつて一族の神に背き追放された阿弖流為(市川染五郎)が、運命の再会を果たした恋人 立烏帽子(中村七之助)と共に戻り、蝦夷を率いて立ち上がる。一方、朝廷は征夷大将軍に、若くとも人望の厚い坂上田村麻呂(中村勘九郎)を据え、戦火は更に激化していく。戦いの中で、民を想うお互いの義を認め合いながらも、ついに阿弖流為と坂上田村麻呂が決着をつける時が迫りつつあった。(サイトより)

市川染五郎 × 中村勘九郎 × 中村七之助
なんという豪華な顔ぶれ
そして期待に応えるかのような
息のあった演技とリズミカルな動きと素晴らしい演技構成。
男気のある英雄二人の激しい戦いの場面では
思わず手に汗をにぎりました。

シネマ歌舞伎だからこそわかる、細かい表情や飛び散る汗に
ただただ凄いなあと感動するばかりでした。
この作品はシネマ歌舞伎の中でも
リクエスト№1の作品だそうです。

激しい動きをやりこなす若手のトップスターが
3人揃わないと出来ない作品とも言われていますから、
もう新たな再演はないかもという噂も耳にしました。

そういえば、サイトの作品概要は、
上演月:2015年(平成27年)7月    上演劇場:新橋演舞場
シネマ歌舞伎公開日:2016年6月25日  となっています。
上演されてから5年たつのですが、
今見ても、十分面白いし、
阿弖流為と坂上田村麻呂との固い契りのようなものに感動します。
本当にシネマ歌舞伎の中でも名作だと思いました。
またシネマ歌舞伎で上演されるなら、観たいと思います。

こうの史代さん原作の映画
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観てきました。
2016年版も観ましたが、
今回は2016年版に追加シーンを加えた2019年版として上映されています。

IMG_7768

【あらすじ】
昭和19年、18歳のすず(声:のん)は、広島市から呉市の北條周作(声:細谷佳正)の元へ嫁ぐ。すずは、絵を描くのが得意だが、ぼんやりすることが多い女性だった。北條家は周作の他に、舅、姑、子連れで出戻った小姑がいる。隣組の人々との関わり合いもあり、緊張の連続のすずは円形脱毛症になるほどだった。しかし周作を頼りに毎日を過ごしているうちに、次第に新しい生活に馴染んでいく。時は太平洋戦争真っ只中。すずの温和な暮らしの一方、戦局はどんどん悪化し、呉市には毎日のように空襲警報が鳴り響くようになる。昭和20年8月6日、広島市へ原爆が投下された。実家が気になるすずは、広島市への交通が再開した頃、一人で被爆地へ向かう。
 【監督】片淵須直 【原作】こうの史代(漫画 )【配給】東京テアトル 

2016年版のときにも感じましたが、
主役のすずさん、ぼんやりしていますが、とても素直で可愛らしいです。
戦争が激しくなる緊迫した日々の中、
夫の周作と共に一生懸命に生きようとする姿と笑顔が眩しい作品でした。

2016年版と比べてみると、
カットされていたような場面もありますが、
街の様子や建物など、よりリアルさが増していたように思います。
そして前作になかったのに今回あるもの。
その大きな違いは、すずさんがやきもちを焼く女性「りん」のエピソードが
最後にアニメで出てくるところでしょう。

すずさんは原爆投下後の広島へ戻った時に孤児となった少女と出会い、
その後その少女を養子にして温かな家族となるのですが、
その辺りの話がカットされていたのは残念に思いました。

一市民の目で語られる戦争の恐怖と辛さ。
一生懸命に生きる生活の知恵と暮らしぶりは、映画の中でも充分語られています。
これは戦争を知らない世代にも丁寧に伝えて行きたいことだと思いました。
戦争体験映画なのに、心がとても温まるとても不思議な映画です。

このページのトップヘ