efb3a4fd.jpgシャンペンはHPP(ハワイアンパラダイスパーク)で出会ったゴールデン・リトリーバー犬です。彼との出会いは2000年の5月にさかのぼります。滞在していたバケーションレンタルにあった家の建築の記録アルバムに、シャンペンの写真がありました。ソファーで寝そべっているシーン、ペンキ塗りを眺めている顔、荷物を運ぶ家のオーナーらしき人たちを見守る顔。。。建築中の家のところどころに彼は登場しており、写真の下には「Champagne」と犬の名前が書かれていました。以前私が飼っていた犬にそっくりで、ちょっと驚いてしまったくらい。その家には犬を飼っていた様子はなくて、オーナーは本土に行っていますから「この子はどこの子?」と聞くわけにもいかず。。。写真の中の犬は、とってもフレンドリーそうで、沢山の人々に囲まれてハッピーな笑顔を見せていました。 それから数日後、海岸沿いの小道を散歩するご夫妻の後ろを歩く、ゴールデンリトリバーを見つけました。あれ?Champagneじゃない?
私は慌てて駆け寄って、Excuse meでもなければ、Alohaでもなく「Champagne!」と犬の名前を呼んでしまったのです。
Champagneは振り返って、尻尾をぶんぶん振って私の元へ駆け寄ってきました。
驚いたのは飼い主のご夫妻。突然現れた日本人の女の子が、自分の犬の名前を呼ぶんですから、誰だって驚きますよね。
でも、Champagneはまるで私のことを以前から知っていたように、体をこすり付けてきました。
その時、すでに我が家のゴールデンリトリバーは亡くなっていたので、その大きな体と柔らかい毛の感触に、涙が出るほどの懐かしさを覚えました。
幸い、ご夫妻もChampagneに劣らずとってもフレンドリーでした。
早速、自己紹介をして事情を話すと、ご夫妻は2軒先に住んでおり、本土に行くときは、私達が滞在していたバケレンのオーナーにシャンペンを預かって
もらっていたと教えてくれました。それでシャンペンの写真がアルバムに登場したわけです。

champagne

その後も、ご夫妻とシャンペンとの交流は続きました。
そして2002年の春、ご夫妻が日本に旅行に来ることになりました。
で、彼らから「Champagneの面倒を見に来てくれないか?」との連絡が。
私はもちろんOKして、彼らが日本に出発する前日、ハワイに到着、
Baby Sitterならぬ、Dog Sitterをすることになるのです。

初日の夜こそ、飼い主ご夫妻を探して鳴いていたシャンペンですが、翌朝からはすっかり私に慣れてくれました。
散歩、ブラッシング、餌やり・・・犬との生活に「飢えていた」私にはそれが何よりの心の休暇になりました。
10日間があっという間に過ぎオーナーが帰国、私は他のバケレンに移りました。
日本に帰国する日、ご夫妻とシャンペンがお別れを言いに尋ねてきてくれました。私は何かを予感していたのか、シャンペンをぐっと抱きしめて彼の匂いと
大きな優しい体を記憶しようとしました。
そして、それがシャンペンとの最後のお別れになってしまったのです。
同じ年の秋、突然の心臓発作でシャンペンは逝ってしまいました。
Good bye and Mahalo for your friendship, Champagne.
沢山の思い出をありがとうね。