2013年01月

2013年01月26日

(番外) きっかけは、ハローから

週末は気軽に、ワイン&グルメ。
ワイン選びや、美味しい料理のセレクトはマーケティングに通じます。

 

最近は、安くて美味しいスペイン産ワインがたくさん出回り嬉しい限り。

もともとヨーロッパでも有数のワイン輸出国ですから不思議はありません。

 

一方で、銘柄となるとフランス産やイタリア産と比べ、あまり知られていません。

そんな消費者の琴線に触れるのが、本日ご紹介するワインシリーズ。

 

世界一予約の取れないレストラン「エル・ブリ」のチーフソムリエ

ダビット・セイハス・セレクションと銘打たれたこのシリーズ、思わず食指が動きます。

 

エル・ブリの名を知る者にとって注目を集めることはもちろん、その名を知らずとも

「世界一予約の取れないレストラン」というだけで気持ちが揺り動かされます。

 

行動経済学でいうところのハロー効果、即ち「エル・ブリ」という

一つの権威がもたらすイメージのプラス効果が次々と波及しています。

 

世界一やチーフソムリエという言葉が追い打ちをかけるように

消費者の心に訴えかけてくる、素晴らしい企画だと思います。

 

と前置きが長くなりましたが、単なる一ワイン愛好家としても

企画者の思う壺にはまり、早速2本をセレクト。

 

Excelion&Moraleda
 

 

1本はExcelion、スペインの固有種ガルナッチャ100%のミディアムボディ。

もう1本はMoraleda、こちらはテンプラリーニョが主体のやや重厚なタイプ。

 

ダビット氏のコメントを基にセレクトした、品種も価格帯も異なる2本。

どちらも個性的ながらクセは無く、それぞれの品種の果実味が味わえました。

 

合わせた料理は骨付きの豚ロース肉。魚焼き用のグリルでじっくり焼き上げ

余分な脂を落とし、こんがり香ばしくジューシーな焼き上がり。

 

前菜に用意した牡蠣のオイル漬けから始まり

2のワインが食卓を華やかに盛り上げてくれました。

 

知識が無いために、普段選ぶ機会が少ないスペイン産ワイン。
こうした試みは消費者にとってもあり難く、販売者にとっても市場の開拓になります。

 

これで結果が美味しくなければ看板に偽りありですが

顧客満足が得られ、ハロー効果が功を奏した事例の一つといえるでしょう。


 

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alpha_marketing at 07:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ワイン&グルメ 

2013年01月22日

(170) もっと速く

◎ 視点を移すこと

 

コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする

『マーケティング小咄』。今回のテーマは、経営改善。

 

木を見て森を見ずと言います。

瑣末な現象に気を取られ、全体像を理解しないことへの戒めです。

 

経営において、このように視点を移すことは非常に重要です。

先ず、森である会社全体の業績を俯瞰して、何らかの問題箇所を察知します。

 

状況を分析した上で、木である個別要因を確認します。

更に、林に当たる関連部門との連携を確認し、問題の本質を解明します。

 

このように、順を追って視点を移しながら分析することにより

初めて課題が明らかになり、的確な対策を講じることができるのです。

 

言うは易しですが、実行するのはなかなか難しいものです。

これを機能させるためには、異変をいち早く察知する為の仕組みが必要です。

 

現場の異変を知らせる生の声と、全社レベルのデータ解析により得られる情報

それらが連動することで大きな成果が生まれます。

 


◎ 中小企業にこそ勝機

 

経営において、森は「盛り」、木は「機」、そして林は「速し」でもあります。

即ち、社業が盛況であるか否か、問題点がないかを監視します。

 

異常を発見したら、機を見て敏に経営判断し、対策を打ち出します。

その改善策が速やかに実行されているかの確認までが一つのプロセスです。

 

多くの場合、課題は内にあります。景気や競合企業などの周辺環境に

目を奪われることなく、自社内の異変に対して監視の目を光らせるべきです。

 

中でも、最も雄弁に語ってくださるのはお客様に他なりません。

データや行動、或いは直接の言葉で様々なメッセージを発してくれます。

 

不買という無言の意思表示、クレームや返品などのネガティブな行動から

購買頻度の増加や顧客紹介など前向きなものまで様々です。

 

それらの全てが、直ちに改善すべき課題とは限りません。

それを判断するためには、視点を移しながら分析する必要があります。

 

そして的確な改善策を講じ、速やかに実行することが重要です。

成功している企業は、この行程が仕組化されています。

 

とりわけ中小企業にとって、このスピードは大きな強みとなります。

ぜひ、迅速に改善をご検討ください。

 


今日の一言: 経営は 森見て木を見て 林見て


 

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alpha_marketing at 05:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 中小企業経営 

2013年01月16日

(169) 大人の配慮

◎ 雪中二景

 

コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする

『マーケティング小咄』。今回のテーマは、接客。

 

東京では珍しい積雪となった成人の日。

新成人の範たる大人たちの、些かいただけない姿を目にしました。

 

降りしきる雪の中、店前の歩道に立ち

傘をさしかけてお帰りのお客様を見送るすし店の女将。

 

狭い歩道を塞いでしまい、足早に帰宅を急ぐ歩行者にとって迷惑この上ない。

目の前のお客様に気を取られ、他の通行人は目に入らぬご様子。

 

一方、一夜明けて歩行者のための除雪に励むマンションの管理人。

出勤時間前に歩行スペースを確保しようと、早朝から作業していたようです。

 

ようやくマンション前に歩行できる程のスペースを確保し

更に駅方面へと向け除雪作業を続行、実に素晴らしい配慮です。

 

するとそこに、1台の迎車タクシーがスーッと道端に寄せてきて

折角確保した歩行用の除雪路を塞いで停車。

 

歩行者は雪の残る道路中央側に迂回を余儀なくされ、迷惑なこと甚だしい。

慌ただしい早朝、口には出さずとも恨めしそうにタクシーを睨んで過ぎ往く人々。

 

視線の先には、ボディに記載されたタクシー会社の名前が。

その名は、しっかりと心に刻まれたことでしょう。


snow

 


◎ 誰もがお客様

 

目の前のお客様のために最善を尽くすことは、もちろん重要です。

しかし、その為に誰かの犠牲を強いては本末転倒です。

 

不快に感じたその方は、明日のお客様かもしれないのです。

常にそうした心掛けで接し、周囲にも目配りすべきなのです。

 

これは、何も接客業に限った話ではありません。

社内の廊下ですれ違った方は、重要な取引先の方かもしれません。

 

見た目が若そうだからと言ってぞんざいな態度で接したところ

後で社長と分かって冷汗をかくということも。

 

新成人の皆さん、ぜひ周囲に目の届く大人の配慮を身に付けてください。

大人の皆さん、新成人の模範たるべく実践しましょう。

 


今日の一言: 往き過ぎる 誰もが明日の お客様


 

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2013年01月12日

(番外) はじめ良ければ・・・

週末は気軽に、ワイン&グルメ。
ワイン選びや、美味しい料理のセレクトはマーケティングに通じます。

 

年末年始、お酒を飲む機会の多い季節、たくさんの新しい出会いがありました。

その中で、最も印象に残ったものの一つが、9.5(Nine Dot Five)Pink

 

NineDotFive
 

 

白とピンク、ポップな色調のボトルデザインが印象的なスプマンテ。

その名の通り、9.5度とやや低めのアルコール度数の泡物です。

 

グラスに注げば、淡いピンクの中に無数の泡が立ち上る様子が美しく

見ているだけで場の雰囲気が華やぎます。

 

この手のワイン、味は今一つというのが正直なイメージでしたが

スッキリとして口当たりよく、フルーティな香りも心地好いなかなかの優れもの。

 

一度好印象を抱くと、あばたもえくぼの例えではありませんが

全てが好意的に思えて来るものです。

 

イタリア語でもなく、ナインハーフでもない、ナイン・ドット・ファイブという名称も

RossoでもRoseでもなく、Pinkというのも好もしく感じられます。

 

休日のランチ、カリカリの焼き立てバゲットにローストビーフを挟んだサンドウィッチや

フレッシュなバジルやルッコラをトッピングしたピッツァなどと共にちょっとしたパーティ気分。

 

ビール感覚で、餃子や手羽焼きと合わせても好相性。

食前酒代わりに善し、食事と合わせても善し、しかもお手頃価格の重宝する存在です。

 

その様に思えて来るのも、全ては第一印象から。

いかにお客様の興味を引き、手にとって、お試しいただけるか。

 

デザイン、ネーミング、味そして売り場提案。

あらゆる評価は、第一印象によって大きく左右されるものであることを努々お忘れなく。


 

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2013年01月07日

(168) すっからかん

◎ 言葉の使い方が・・・

 

コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする

『マーケティング小咄』。今回のテーマは、経営戦略。

 

近頃やたらと目に余る誤用ではないかと気になる言葉は「ソリューション」と「戦略」。

もっともらしく聞こえるし、定義が曖昧なので使いたくなる気持ちは分かります。

 

しかし、本来的な用法とあまりにもかけ離れた使い方をされているのを目にすると

見ているこちらが気恥ずかしくなるケースも少なからずあります。

 

「ソリューション」とは、ある課題に対してそれを解決する仕組みを構築することであり

その提案をすることが本来的な使われ方でしょう。

 

個人的な見解ではありますが、当社製品を使えばこんなことができますよという

単なる機能紹介に使うべき言葉では無いように思います。

 

もっとも、そんなものだと気にせずに読み飛ばせば済む話なので

特に実害があるわけでもないでしょう。

 

一方、「戦略」については言葉の濫用に加え、品質の優劣、企業における誤用が

経営を惑わすことになりかねない重要な問題を孕んでおり、より深刻です。

 


◎ 分厚いレポートと薄っぺらな中身

 

先代社長の急死により、急遽後を継いだ若き2代目社長。

創業者のカリスマを失った会社の経営に、戦略が不可欠と思い至ったのは賢明です。

 

経営戦略策定に当たり、大学の先輩の紹介で某コンサルティング会社に依頼。

適正な評価もできぬまま、2ヶ月後に手渡された膨大なレポート。

 

そして、その厚さに比例するかの如き請求書。

さらに、実行支援のための月々の見積金額を見て絶句。

 

先代社長の友人だった、私のクライアントでもある某社長を通じて相談が寄せられ

美しく製本された件のレポートを拝見したところ、実にあっぱれなもの。

 

全体の2/3は、ネットや業界レポートの引用による、通り一遍の市場概況や

競合企業情報に費やされており、独自に調査した形跡は無し。

 

残りの1/3も、今後の実行支援内容や必要なシステムに関する記述が中心で

肝心の経営戦略というべき核心部分はごく僅か。

 

しかも、マニュアルまたは専用ソフトに沿って仕上げましたという

体裁は整っているものの、内容はすっからかんというお粗末さ。

 


◎ 経営戦略とは

 

経営戦略のあるべき姿とは、会社の目指すべき方向を掲げ

それを実現する為の課題を抽出して、どのように実現するかを示すものです。

 

絞り込んで考えれば、構成要素として必要なものは、現状分析と基本方針

それに行動計画の3つだけです。

 

個人的には、理想的なスタイルはA3用紙1枚程度に

コンパクトにまとめられたものと考えています。

 

そこにエッセンスが詰め込まれていれば、必要に応じ

そこに至った分析資料や関連資料を添付すれば良いのです。

 

そこには空疎な表現や実現性の無い絵空事が入る余地はありません。

目標と戦略の取り違えや、重要課題の取りこぼしも一目瞭然です。

 

経営戦略は、文字通り会社の進路を決める羅針盤であり

何をすべきかが描かれた設計図なのです。

 

マニュアルに沿った通り一遍の空疎なものでは実が上がらないばかりか

進路を見失い、窮地に陥る懸念さえあります。

 

先ず自社の現状分析を徹底的に実施した上で的確な目標を掲げ

実情に応じて実現可能な戦略を構築する必要があるのです。

 


今日の一言: 戦略の 導く先に 光あれ


 

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