2013年04月

2013年04月28日

(番外) 魔法の黒い壷

週末は気軽に、ワイン&グルメ。

ワイン選びや、美味しい料理のセレクトはマーケティングに通じます。

 

フランス国外では入手困難な壷入りMailleの量り売り。

先日、某百貨店のフランスフェアにやって来ました。

 

BM1
 

 

しかも、今回は黒い壷、何と黒トリュフ入り。価格もそれなりですが

日本に居ながら入手できる機会は滅多にないことですから迷わず入手。

 

早速試したのはシンプルな肉料理。

骨付き豚ロース肉は、燻製塩をよく擦り込んでロースターに入れてじっくりと。

 

同じく骨付きのラムは、これもシンプルに塩のみでフライパンで調理。

こちらは火の通り具合を慎重に加減して、美しいロゼに仕上げます。

 

焼き上がった肉には、粗めに挽いたブラックペパーを一振り。

お待ちかねのMailleを添えて、口元に運ぶと黒トリュフの香りが漂います。

 

口に入れると香りが口中に広がり、ジューシーな肉の旨みと微かな辛み

そしてMailleの酸味が混然一体となって至福の味わいとなりました。

 

やはり想像通り、Maille自体が強い存在感なので

上質な素材をシンプルに調理した料理が相応しいことが実感できました。

 

合わせたワインはクセの無いローヌのミディアムボディ。バゲットにMailleだけで

充分美味いのですから、こちらもあっという間に空いてしまいました。

 

その後も、真鯛のカルパッチョやローストビーフなどシンプルな料理をセレクトして

黒い壷に入った魔法の調味料、Mailleとの邂逅を楽しんでいます。

 

ほんの少し添えるだけで、料理を華やかに演出する魔法の一匙。

普段使いのMailleとは一線を画した逸品です。

 

本来、添えものであり、料理の引き立て役であるはずの調味料が

それを活かすべき素材や料理を選択する際の主役となっています。

 

何やら主客転倒のようでもありますが、こうしたビジネスモデルは

プリンタのインクカートリッジやシェーバーの替刃など、いたるところに見られます。

 

ウォーターサーバや、消耗部品を伴う機器のレンタルなど様々な応用が考えられ

少し視点を変えることで、新たなビジネスアイデアが生まれてきます。

 

お客様が価値を認め、利便性を感じて戴けるのであれば

パーツや付加機能からの発想も重要な視点となるのです。


 

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alpha_marketing at 05:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ワイン&グルメ 

2013年04月17日

(181) 啼かぬなら・・・


◎ 大名商売!?

 

コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする

『マーケティング小咄』。今回のテーマは、新規事業。

 

昨年末、新規事業部を新設して1年余を経て、未だ1件も新規事業が

立ち上がらないと嘆いていたのは、某上場企業の担当役員。

 

長い歴史と豊富な資産からの収入により、経営は安定しているものの

今後を見据えた時に、新たな収益事業を立ち上げる必要があると経営判断。

 

特段の事業テーマも決めぬまま、数十人態勢の新規事業部を設立。

担当役員はじめ、新規事業の立ち上げなど経験したスタッフは皆無。

 

先ずは、新規事業のネタ探しから、手探り状態で奔走して来たと言います。

いくつか候補の案件があると言って見せられた企画書はどれも膨大な資料。

 

しかしながら、中身を拝見すると、殆どは意味の無い周辺情報。

肝心の事業計画の骨子が定まっておらず、これでは意思決定もままなりません。

 

しかも、その作成に要した期間は6ヶ月と聞かされて更に驚きました。

為すべきことの分からぬスタッフが、暇にあかせて資料ばかり作成したのでしょう。

 

このままでは、いつまで経っても新規事業を立ち上げることはできません。

がらりとやり方を変える必要があります。

 


◎ 先ずは前進

 

先ずは、組織の再編です。現在、俎上に上がっているテーマを精査して

進めるべきか否かを振り分けます。

 

その結果、3つの案件につき事業化の検討を進めることとしました。

それぞれに選任の人員を振り分け、期間を区切って調査を進めます。

 

意思決定する為の情報収集と、実行する為の計画づくりという

具体的なテーマの下、次々に作業が進められて行きます。

 

元々優秀な頭脳の持ち主が揃っていますので

目的が明確化されれば行動は的確で、対応も迅速化します。

 

かくして、早くも一つの案件が新規事業案として役員会議の俎上に載せられ
新年度に予算付けされました。

 

残る2案についても、かなり形が整って来ており、採算性の検証と

リスク管理において精査した後、最終判断を仰ぐこととなりそうです。

 

しかし、課題は実行段階における人材です。当該分野における

エキスパートは社内におらず、適切な人材をリクルートする必要があります。

 

これはいかなる分野においても想定される課題であり、実行段階においては

人が事業の成否の鍵を握ると言っても過言ではありません。

 


◎ 課題解決の一手

 

そこで、部内に今一つのセクションを設置しました。

それは、全く新しい事業を外部から導入しようというもの。

 

中小企業やベンチャー企業が手掛ける新規事業に資金や事業インフラを

提供したり、後継者のいない企業の買収を検討するというものです。

 

専門性の高い人員と独自の技術やビジネスプランとのパッケージは

余剰資金を使っての新規事業にはうってつけといえます。

 

そしてもちろん、事業資金が乏しい中小企業や後継者の無い企業にとって

同社の豊富な資金力や信用力は大きな魅力となるでしょう。

 

既に検討に入っている案件もあります。

もし、お心当たりがありましたらお気軽にご相談ください。

 


今日の一言: 啼かぬなら 啼く鳥購え 不如帰


ホトトギス

 

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alpha_marketing at 16:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 新規事業 

2013年04月03日

(180) 提携の定型

◎ 思惑が外れた?!

 

コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする

『マーケティング小咄』。今回のテーマは、企業提携。

 

今春、ビジネスプロデュースというサービスを開始しました。

新規事業の立ち上げのみならず、事業アイデアの創出段階からのサポートです。

 

社内分析により経営改善を進めながら、埋もれている隠れた経営資源の発掘や

新しい市場の開拓などにより新規事業の可能性を探っていきます。

 

新市場への参入や、新分野の開拓などの際、有効な手段の一つが提携です。

相互補完から発展し、相乗効果が期待できる場合も少なくありません。

 

一口に提携と言っても、様々な形態があります。単なる販売提携から

共同開発や資本提携、合併に企業買収まで多種多様です。

 

そして、結果もまた様々です。事前交渉で破談に終わるケース、提携を解消したり

解消に至らぬまでも実質機能していないという失敗事例も多々あります。

 

そうした際、必ず耳にするのが「思惑が外れた」という言葉です。

では、その「思惑」とは一体どのようなものだったのでしょうか。

 

そうした際、必ず耳にするのが「思惑が外れた」という言葉です。

では、その「思惑」とは一体どのようなものだったのでしょうか。

 


 優先順位は・・・

 

当初思い描いた「思惑」とは、即ち自社にとっての利得に他なりません。

相手の資金力、営業力、ブランド力などが、期待に及ばなかったということです。

 

恐らく、双方が同様に考えているのでしょう。しかし、交渉中は互いに

相手にとってのメリットを強調していたことは、想像に難くありません。

 

後になって顧みれば、それが如何に自社都合により

歪められたものかを知ることになります。

 

多くの場合、提携交渉において自社にとってのメリットは過大に期待し

相手に供与できるメリットはより高く吹聴するものです。

 

要するに、失敗する提携は利己主義に発しているのです。

しかしながら、本来、第一に考慮すべきはお客様であるべきです。

 

お客様にとって、より良い製品やサービスを提供できるものであるか否かを

判断基準とすべきです。低下を招くようでは、提携は上手く行かないでしょう。

 

次いで考慮すべきは提携相手にとってのメリットです。

客観的に判断して、明らかな利点が見出せねば成果は見込めません。

 

その上で、自社にとってのメリットがあるか否かを慎重に吟味します。

過度な期待や、希望的観測は禁物です。

 

あらゆる可能性を想定して、オプションプランも用意すべきです。

不透明な部分があれば、双方が納得できるまで協議することです。

 

顧客をないがしろにした提携は市場から見放され

相手を尊重しない提携は見透かされます。

 

根底に在るべきものは、利他の精神に他なりません。

 


今日の一言: 提携の 成否は利他の 心掛け


 

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alpha_marketing at 10:49|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 中小企業経営