新規事業のつくり方 (3)もっと危険な誤解!?新規事業のつくり方 (5)事業化調査のポイントは。

2018年01月16日

新規事業のつくり方 (4)成否は見分けられる!?

新規事業立ち上げの手順を、実際の手順に沿って分かりやすく

解説していくシリーズコラム「新規事業のつくり方」。

 

コンサルティングの現場や、セミナー等でしかお話ししてこなかった

内容も含め、成功に導くための秘訣を公開していきます。

 

初めて新規事業に取り組む方にも、既に取り組んでいる方にとっても

今、何をすべきか、どのように進めればよいのかが明確化します。

 

 

◎ 成功確率80%の真実

 

本シリーズコラムの冒頭で、私が携わった新規事業の成功確率が

80%以上であるというお話をしました。

 

なぜそのような高確率の実績を残せるのかといえば

計画段階において、高い精度で成否を予測できるからです。

 

100%の成功を見極めることは不可能ですが

100%失敗するであろう案件を見極めるのは比較的容易です。

 

 

ざっくりと感覚値で言えば、ご相談いただく案件の半数は

お話を伺った段階で計画の中止をお勧めしています。

 

理由は単純明快で、どのように手を加え

計画を修正しても成功が見込めないからです。

 

可能性が極めて低いにもかかわらず強行すれば

経営を脅かすことになりかねないので、中止をお勧めします。

 

 

本業が不振だから、新規事業に活路を見出したいという

ご相談も多々ありますが、あまり現実的とはいえません。

 

状況を精査すれば、難易度の高い新規事業に取り組むより

本業の再建を優先すべきケースが殆どだからです。

 

 

口頭でのアイデアレベルでも事業化が見込めそうなものもあれば

詳細な企画書ご持参でも可能性がゼロというケースもあります。

 

例えば“画期的ビジネス・アイデア”の内容を伺ってみれば

既に事業化されており、知らぬは本人ばかりというケース。

 

計画上の5年後の売上高が、想定される実際の市場規模を

上回っているということも。

 

程度問題はあれ、アイデアに陶酔して市場を見ていなかったり

実現性のない計画を描くのは最も多いケースです。

 

 

アイデアは良いが、タイミングが合わないというケースもあります。

旧い事例ですが、商社勤務時代のエピソードです。

 

某大手メーカーから、家庭用浄水器を売り出したい

というご相談をいただきました。

 

時代背景は、スーパーでペットボトル入りの水が売り出された

ということが「水を買う時代になった」と話題となった頃です。

 

海外生活経験者など、ごく一部の層を除いて水を買うという

意識は根付いておらず、浄水器は時期尚早と判断しました。

 

一方で、高級システムキッチンの市場が延びつつあったので

ビルトインタイプとしての市場参入をアドバイスしました。

 

結果として、ビルトインタイプで市場シェアを獲得し

後に家庭用に進出して大成功を収めました。

 

当時、同じようにタイミングが合わなかったものとして

太陽光パネルなどがあります。

 

省エネに対する意識が高まり好機でしたが、先行する

同業者の販売トラブルによりイメージが悪化していました。

 

 

このように、理由は様々ですが、最初の段階で

絶対に上手く行かないであろう案件を見極めます。

 

更に、要検討案件については、より詳細な調査を実施して

成否の可能性を判断します。

 

ご依頼企業の社内状況や、詳細な外部環境など

成否に関わる諸用件を精査する必要があるからです。

 

その具体的な内容については、また次回。

 

 

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無理な計画を強行するのは無謀!




alpha_marketing at 12:50│Comments(0) 新規事業 

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