新規事業のつくり方 (6)既存事業の影響度新規事業のつくり方 (8)新規事業を企画する組織づくり

2018年02月01日

新規事業のつくり方 (7)最も重要な要素とは?

新規事業立ち上げの手順を、実際の手順に沿って分かりやすく

解説していくシリーズコラム「新規事業のつくり方」。

 

コンサルティングの現場や、セミナー等でしかお話ししてこなかった

内容も含め、成功に導くための秘訣を公開していきます。

 

初めて新規事業に取り組む方にも、既に取り組んでいる方にとっても

今、何をすべきか、どのように進めればよいのかが明確化します。

 

 

◎ 残りの4項目は柔軟に

 

新規事業の成否を測る10項目。

今回は残り2つの区分、計4項目について解説します。

 

 

3)新規事業に係る2項目:

 当該事業に直接関連する要素。

 

⑦ 商品力: 優位性はあるか

 

提供する製品やサービスの品質や価格などのレベルが

ユーザーの求めるレベルに達しているか否かを評価します。

 

当該市場における競合先との比較や、ユーザーの

要求レベルをベースに比較優位性を評価します。

 

いわゆるポジショニングという作業ですが、ここで重要なことは

「市場は変えられる」ということです。

 

仮に、当初想定していた市場Aにおいて

確な優位性が認められなかった場合であっても

 

対象市場を変えて再検討することで、際立った優位性が

発揮されるケースがあります。

 

そうした可能性も含め、評価します。

 

 

⑧ 人材: 当該事業に適当な人材がいるか

 

新規事業において必須の人材は、推進役のリーダーです。

 

経営管理、マーケティング、商品開発等の人材も必須ですが

何れも外部から雇用することができます。

 

しかしながら、自ら責任を負って事業を推進するリーダーだけは

経営者ご自身も含め、社内の人材を任用されるべきです。

 

他のキーパーソンも、可能であれば

社内の人材を充てるべきでしょう。

 

一方で、専門性の高い分野などであれば、スペシャリストを

雇用した方が良い場合も多く、ケースバイケースです。

 

そうした人材の採用コストや人材配置の実現性も含め

評価対象とします。

 

 

4)内外の要因2項目:

 社内外の環境要素。

 

⑨ 資金力: 新規事業を完遂できる資金力はあるか

 

②で取り上げた企業体力とも関連しますが、中小企業が

新規事業で躓く最大の原因は資金不足です。

 

開発コストが当初見込みより増大した

予定していた融資が受けられなかったなど

 

理由は様々なれど、継続不能となるケースが多いのです。

したがって、必要な資金は余裕を持った計画が必要です。

 

 

⑩ 市場環境: 当該市場のライフサイクルを知る

 

市場にはライフサイクルがあり、導入期、成長期、成熟期

及び衰退期の4つに大別されます。

 

一般的に、導入期から成長期に移行する直前の市場への参入が

リスクが比較的低く成長性が期待できます。

 

とはいえ、必ずしもうまく当てはまるわけではありません。

重要なことは、参入市場がどのような状態であるかを知ることです。

 

そして、既に衰退期に近付いているのであれば

市場を変えることを検討すべきかもしれません。

 

前述の通り、参入すべき市場は如何様にも変えられます。

市場を変えることで、より容易に参入できるケースもあるのです。

 

 

◎ 最も重要な要素

 

3回にわたり、新規事業の成功可能性を判断するための

10の項目を解説して参りました。

 

判断ポイントと併せ、見直しの可能性についても

ご理解いただけたと思います。

 

10項目それぞれに各10点を配点し、100点満点で

評価するのでしょうかというご質問をよくいただきます。

 

結論から言えば、ノーです。

事業内容や社内外の環境によって配点は変わります。

 

いくつかの典型パターンを挙げることはできるかもしれませんが

あまり意味はないと考えています。

 

なぜなら、評価基準はあくまでも主観に基づくものであり

客観的に評価するためには相応の経験を必要とするからです。

 

むしろ、活用法として重要なポイントは以下の3点です。

 

1. ①~③の要素は、いかなる場合においても必須の3項目です。

これ無くして成功は見込めません。

 

2. 各項目で、変更可能なものについては

最善を目指して柔軟に検討することです。

 

3. 上記の結果、100%成功するという

確信を得られるか否かが判断基準です。

 

たとえ100%の確信を持って臨んでも、天災地変や為替変動、

国際情勢などによる不確定要素によるリスクは排除できません。

 

その要素を加味し、成功確率80%と称していますが

直近10年の実績は90%以上というのが実態です。

 

正確に状況を分析し、必要な手立てを講じることにより

失敗の要因は取り除かれ、成功確率はグンと高まります。

 

懸念される要素があれば、無理押しするのではなく

どうすれば解消できるかを柔軟に検討すること。

 

実は、変化の連続である新規事業において

こうした姿勢や考え方こそ、最も重要な要素といえるのです。

 

 

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考える姿勢こそ重要!



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