新規事業のつくり方 (10)難易度を意識する新規事業のつくり方 (12)テーマ選定と取り組み方法

2018年03月01日

新規事業のつくり方 (11)テーマ選びは枠組みから

新規事業立ち上げの手順を、実際の手順に沿って分かりやすく

解説していくシリーズコラム「新規事業のつくり方」。

 

コンサルティングの現場や、セミナー等でしかお話ししてこなかった

内容も含め、成功に導くための秘訣を公開していきます。

 

初めて新規事業に取り組む方にも、既に取り組んでいる方にとっても

今、何をすべきか、どのように進めればよいのかが明確化します。

 

 

◎ 事業分野の大枠を決める

 

新規事業のテーマ設定に先立つ重要な作業として

経営資源の洗い出しにつき2回にわたって記しました。

 

更に追記ですが、この作業をおろそかにすると

社内プレゼンテーションの段階ではねられる可能性があります。

 

例えば、外部に求めたリソースが、既に社内の他部門にあれば

その時点で「調査が甘い」という判断を下されます。

 

経営者は、可能な限り社内やグループ内の資源を活用し

リスクを軽減することを心掛けているのですから当然です。

 

自社のリソースでは不足であれば、理由を添えて

企画に盛り込めばよいのですが、触れていなければアウトです。

 

 

さて、準備が整いいよいよテーマの設定作業に進みましょう。

まず初めに、事業領域の大枠を設定します。

 

進むべき方向性と、手を出すべきでない事業領域の設定です。

基準は、自社の経営方針において標榜する方向性です。

 

健康を標榜する企業であればスポーツ、医薬品、介護、

ダイエット、ストレス解消などに広げられます。

 

逆に、健康を標榜しながら酒やたばこ関連の事業領域に

踏み込むことは考えにくいでしょう。

 

このように規定すると、進めるべき方向性が明確になり

そこを起点として発想も拡がりやすくなります。

 

 

ただし、この際注意しなければいけないのは

逆のケースもあり得るということです。

 

環境を標榜する企業が環境に悪影響を与える分野に

進出することは無いでしょう。

 

しかし、環境に悪影響を及ぼす製品を提供する企業が

戦略的に環境関連事業に取り組むことはあるのです。

 

例えば、大量の木材を消費する建設会社が行う植林事業。

自動車メーカーによる環境関連事業などが挙げられます。

 

これらは、単なる事業損益によるものばかりではなく

企業のイメージ戦略上の展開であったりします。

 

 

何れにせよ、この段階は大枠の設定に過ぎないので

あまりガチガチに絞りこむ必要はありません。

 

テーマ設定に際し、何も基準がなければ

かえって発想しにくいものです。

 

或は、個人の主観や思考に基づいて発想した結果

現実離れしたアイデアに終始することになりかねません。

 

正しく発想を進めるためのガイドラインとの位置付けです。

重要な作業ですので、ぜひ、取り組んでみてください。

 

 

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枠組みを決める。



alpha_marketing at 00:55│Comments(0) 新規事業 

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