マーケティング小咄 (号外) ドラッカーを体得できれば・・・新規事業のつくり方 (15)外部要因によるテーマ選定

2018年03月27日

新規事業のつくり方 (14)新規事業のタネは身近に

新規事業立ち上げの手順を、実際の手順に沿って分かりやすく

解説していくシリーズコラム「新規事業のつくり方」。

 

コンサルティングの現場や、セミナー等でしかお話ししてこなかった

内容も含め、成功に導くための秘訣を公開していきます。

 

初めて新規事業に取り組む方にも、既に取り組んでいる方にとっても

今、何をすべきか、どのように進めればよいのかが明確化します。

 

 

◎ 感度と発想の意識から

 

前回に引き続き、ネタ探しについてお話しして参りましょう。

新規事業の第一歩は、市場のニーズを的確にキャッチすることです。

 

アンテナ感度を高めるためのテーマの絞り込みは

既にご説明してきました。

 

しかし、これは情報が入ってくるのを待つという

あくまでも受動的な取り組みです。

 

今回は、一歩進んで情報を積極的に取りに行く

リサーチについて解説します。

 

 

新規事業を進める上で、最もハードルが低いのは

既存顧客に新しい製品やサービスを提供することです。

 

これは、既に取引を通して信頼関係が

構築されているからに他なりません。

 

リサーチにおいても同様のことが言えます。

信頼関係に基づき、より本音に近い回答が得られやすいのです。

 

ネットリサーチから、記述式、インタビュー形式など

様々な手法がありますが、誰に訊くかが最も重要です。

 

 

1000件の一般調査より、100件の顧客調査の方が

はるかに精度の高い情報が得られます。

 

コスト的にもセーブできますが、むしろそのコストを

手法に置き換えて精度を高めるべきでしょう。

 

ただし、既存製品やサービスの評価ではなく

新たなニーズの発掘がリサーチの目的です。

 

顧客が抱いている不満や欲求を引き出すためには

リサーチ方法や設問の工夫が重要です。

 

顧客自身も自覚してはいない潜在的な不満や欲求を

引き出し、言語化する必要があるからです。

 

 

その為には、戦略的にリサーチのステップを

構築することが重要です。

 

入口は、接待の席での重要顧客の一言であったり

ちょっとしたクレーム対応かもしれません。

 

意図的に実施したアンケート調査の場合もあれば

商談の過程で気付かされることもあるでしょう。

 

顧客や関係者の口の端に上った一言がきっかけとなり

欲求が顕在化して、新規事業に至るケースもあります。

 

 

知人の医師から、パソコンによる疲れ目の原因となる

「ブルーライト」の存在を教えられ、開発されたPC眼鏡。

 

従来、視力矯正のツールだった眼鏡に、パソコンによる

眼精疲労の予防という、新しい価値を創造しました。

 

医師の言葉を「なるほど」と聞き流すか

「新規事業のタネ」と捉えるかが最初の分岐点。

 

スポーツ選手がワンプレーごとにずり上げる動作を見て

開発されたずれ落ちにくい膝用サポーター。

 

利用者も気付かぬ、無意識の不満や欲求を捉え

製品に新しい価値を付加しました。

 

何れも、顕在化していない欲求を言語化し、仮説を立て

検証を経て、具体的な事業化プランに至ったのです。

 

 

利用者の行動、製造現場からの声、関係する身近な人々の

発する一言が、ビジネスのタネとなることが多々あります。

 

重要なことは、顧客との関係において潜在的なニーズを

掘り起こす意識と、仕組みづくりです。

 

情報の源は、常に現場にあります。

積極的に足を運んで眺め、試し、尋ねてみる。

 

チームで共有すれば、更に発想は膨らみます。

初めは単純な思いつきも、磨かれて光ることもあります。

 

新規事業のタネは、意外に身近なところに

埋もれているかもしれません。

 

 

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大きく育つか?!



alpha_marketing at 00:27│Comments(0) 新規事業 

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