新規事業のつくり方 (14)新規事業のタネは身近に新規事業のつくり方 (16)ビジネスアイデアとビジネスモデル

2018年04月11日

新規事業のつくり方 (15)外部要因によるテーマ選定

新規事業立ち上げの手順を、実際の手順に沿って分かりやすく

解説していくシリーズコラム「新規事業のつくり方」。

 

コンサルティングの現場や、セミナー等でしかお話ししてこなかった

内容も含め、成功に導くための秘訣を公開していきます。

 

初めて新規事業に取り組む方にも、既に取り組んでいる方にとっても

今、何をすべきか、どのように進めればよいのかが明確化します。

 

 

◎ 自社と外部要因の接点

 

新規事業のテーマを選定する際、外部要因から

発想を進めるという方法があります。

 

市場トレンドや公的データ、イベントや法改正、新技術の登場など

市場環境に影響を及ぼす要因は、新規事業の好機でもあります。

 

具体的にどのようなケースがあるのでしょうか。

個々に例示しながら見てまいりましょう。

 

 

市場トレンドというのは分かりやすいかもしれません。

日々のニュースや巷間の話題で流行りものが目につくでしょう。

 

だからといって、すぐに飛びつくことはたいへん危険です。

一気に流行したものは、同様に一気に廃れるものです。

 

逆に、普及までに時間を要した事業分野は

長く継続する傾向にあります。

 

例えば音楽の音源で言えば、19世紀、エジソンによる

蓄音機の実用化以来、長く普及してきたレコード。

 

一方、登場からわずか5年でその座を奪い

ピーク時には95%ものシェアを誇ったCD

 

それから10年を経ずしてダウンロードやモバイルに押され

シェアは50%を割り込み急速に減少しています。

 

 

別の事例で言えば、東日本大震災以来、様々な発電技術や

エコロジー関連の市場がにぎわっています。

 

これらは一過性のトレンドではなく

震災を契機として継続的な取り組みが続いています。

 

新規事業分野として参入すべきか否かの判断基準は2点。

一つは、市場の継続性があるか否かという見極め。

 

今一つは、自社の掲げる事業ドメインに合致しており

且つ自社のリソースが活用できるかというポイントです。

 

ブームに便乗していたずらに参入したところで

充分な知見が無ければ失敗リスクは高いでしょう。

 

よしんば一時的な売上は上がったとしても

その後の反動で、大きな損失を被るリスクが大です。

 

 

長期のトレンド予測は非常に困難ですが

唯一の拠り所となるのは人口統計です。

 

甚大な自然災害や戦争などによる変動は考えられますが

他の統計に比べ、その可能性は極めて低いと言えます。

 

これをベースとした労働力人口や年齢別成の変化による

特定市場の将来予測は可能です。

 

これに、自社の技術開発計画や、市場全体の技術レベルの

推移を見極められれば、かなり精度の高い予測も可能です。

 

他にも、公的データを活用して参入機会を伺うことは可能です。

必要なことは、目的を明確にした上でデータに臨むことです。

 

 

法改正については、最近の動きとしては消費増税をはじめ

禁煙に関するものや所謂カジノ法案等がよく知られています。

 

話題性は低くとも重要な法改正は多々あり

大きな事業機会となることがあります。

 

自社に関わりのあるものから始めて、徐々に枠を拡げて

チェックすることで、新たな参入機会も期待できます。

 

 

イベントと言えば、直近では東京オリンピック。

既に、参入機会は極めて乏しいでしょう。

 

むしろ狙いは大会後の市場。

不動産をはじめ、様々な遺産が予測されます。

 

これを活用できないかという視点も重要です。

この視点は、様々なケースに応用できます。

 

 

新技術では、AIやビッグデータの活用など。

基本技術は日々進化しています。

 

ここでも、如何に応用できるかという視点が重要です。

自社の領域から発想してみることです。

 

新技術を使って、現状の困りごとを解決できないか。

新たな利便性が生まれないか。こうした視点が原点です。

 

 

外部環境から新規事業のテーマを検討する際

単に市場の拡大やブームだけで判断するのは最も危険です。

 

今、流行っているから。これから市場の拡大が見込まれるから。

市場だけを見た参入は、最大の失敗要因の一つです。

 

あくまでも、自社のリソースをベースに外部要因との

接点を見出すという視点こそ、最も重要なポイントです。

 

 

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長く育てられるか⁉





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