新規事業のつくり方 (21)成果は何か?新規事業のつくり方 (23)忘れてはならない重要項目

2018年06月28日

新規事業のつくり方 (22)3つの数値目標

新規事業立ち上げの手順を、実際の手順に沿って分かりやすく

解説していくシリーズコラム「新規事業のつくり方」。

 

コンサルティングの現場や、セミナー等でしかお話ししてこなかった

内容も含め、成功に導くための秘訣を公開していきます。

 

初めて新規事業に取り組む方にも、既に取り組んでいる方にとっても

今、何をすべきか、どのように進めればよいのかが明確化します。

 

 

◎ ブレ幅も見込んで

 

前回、事業の進捗状況を評価する指標

KGIKPIについて解説しました。

 

設定した指標となる項目の推移をベースにして

数値目標を組み立てます。

 

例えば、販売拠点数と1拠点当たりの販売数量、

販売単価により、売上高の推移を試算していきます。

 

 

計画期間は、基本的に累損解消期間に応じて設定します。

とはいえ、新規事業において長期計画に精度は期待できません。

 

あくまでも、初期の投資判断を目的とする試算であり

如何に実現するかという計画は3ヶ年か5ヶ年が一般的です。

 

不確定要素の高い新規事業においては3ヶ年計画を

比較的短いサイクルで見直していくというのが現実的です。

 

 

計画する事業が単一商品、単一販路ということは稀であり

多くの場合、複数の商品や複数の販路を想定しているでしょう。

 

その際、条件が異なる商品や販路につき

それぞれ試算して積み上げていきます。

 

 

あくまでも机上論ですから、あまりに細分化し過ぎても

作業が煩雑になるばかりで意味がありません。

 

リスク範囲を規定するという側面で考えると

実現性を尺度に検討すべきでしょう。

 

 

例えば、計画に盛り込まれている販路の中で

重要なポジションを占めている取引先がある場合。

 

取引が成立するか否か、取引規模や条件は

計画全体を大きく左右することになります。

 

 

開発中の新商品導入の計画がある場合

開発の遅れなどがリスク要因になります。

 

生産などにおける新規のアライアンス先が

想定通りに機能するか否かもリスク要因となります。

 

 

これらのリスクを想定し、3種類の数値目標を試算します。

基本となるプランに加え上振れ、下振れの試算です。

 

基本プランとは、一定のリスクを想定した上で

最も実現性の高いプランです。

 

上振れプランとは、KPI指標が100%機能した場合であり

想定外の僥倖をあてにするものではありません。

 

下振れプランは、想定されるリスク要因を

最大限織り込んだものとすべきです。

 

 

経費計画も同様に作成します。大きな費目である

人件費、開発費、広告費などを中心に試算します。

 

ここでも、開発費の積み増しや原材料費の高騰など

リスク要因を想定する必要があります。

 

 

作成した数値目標で、チェックすべきポイントは3つ。

単月黒字、単年度黒字、累損解消の時期と規模です。

 

経営者は、これをベースにリスク範囲を規定し

事業への投資予算を意思決定することになります。

 

プランナーにとって、最も責任を負うべき数値であり

特に下振れプランについては必達目標と認識すべきです。

 

 

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鉄の斧は自己責任!?





alpha_marketing at 02:37│Comments(0) 新規事業 

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