『史跡盛岡城址公園保存管理に関連する桜山神社参道地区の整備計画案』
(正式名称ではありませんが以下『桜山問題』) 
に関して、仲間内やtwitterは騒がしい事になってます。

『桜山地区』とは、戦後復興の闇市から始まった桜山神社の参道にある商店街で、60年の歴史を持つ昭和の趣を残す商店街です。
官庁街と桜山神社に挟まれたところにあり、場所柄、官公庁の職員はもとより、多くの観光客も訪れる市民から愛される場所になっています。
そのほとんどが飲食店で、盛岡の『じゃじゃ麺』発祥の店『白龍』本店もここにあります。
最近は、若い飲食店経営者もどんどん参入し、古くから続くものと新しいもので、新たな魅力的な文化を作りつつあります。

事の起こりは、9月30日付けの河北新報の記事。 

盛岡市が策定した、盛岡城址を中心にした街づくりに、文化庁から指導が入り、遺構の復元を含む整備計画案が発表されたというものです。 
下図に示しますが、桜山地区に南部藩当時の土塁と勘定所、綱御門を復元するという計画です。

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図を見ても判る通り、桜山地区の大半は立ち退きを余儀なくされます。
図案では、計画にかかってない所もありますが、盛岡市の過去の動きを見れば、まず間違いなく桜山地区全部が立ち退きとなるでしょう。

この時点で、報道したのは河北新報のみ。
10月2日には、盛岡タイムスが計画図案を載せ報道。
岩手県で一番読まれているであろう岩手日報は、10月3日の日曜日に、やっと掲載しました。

そして、一番驚くべきは、事前の連絡が『桜山地区』に無かった事。
住民によっては、一番後発の岩手日報や、最初の新聞報道後に配られた町内会報で知ったという人も多いという事。
そして、新聞報道によると、市の担当部署である『公園みどり課』の責任者も、ほぼなにも把握していない状態。

今のところ、復元した勘定所は、お土産物の販売と観光案内所的役割を予定してるとか。
そして、旧県立図書館跡のその後の流れから見て、土塁、御門予定以外の場所は『駐車場』になるでしょう。
(当初、盛岡市は県立図書館跡地を駐車場にしたがっていました)
土塁とは、土を盛った防護壁のようなものです。
(といえば聞こえはいいですが、要は土手)

これを、箱物行政と言わずになんというのでしょう。
「上からお達しもあったし、取り敢えずこれとこれつくっとけばいいか」感がミエミエです。
こんなもので、観光客が呼べると思っているのでしょうか。
観光推進策として、なにか作っておけばいいや、とでも思ってるのでしょうか。
街なかの活性化を謳いながら、人の流れが分断されるとは思わないのでしょうか。

そんな、訳の分からない箱物行政によって、桜山が潰される事には大反対です。

盛岡市のやり方に異を唱える人達に、webでのパブリックコメント(行政が市民の意見を聞く場)への書き込みを呼びかける為、twitterでその旨を伝え、皆さんに拡散、リツイートをお願いしました。

多くの方々に御協力を頂き感謝しております。

でも、まだまだだとも思っています。
実際、岩手県で、盛岡市で、twitterをやってる人がどの位いるのかは判りませんが、最終的には市長のリコール請求が出来る位の人数への拡散を目指しています。
(口コミだろうが、メールだろうが、その位の人数が集まれば、市側もヘタな事は出来ないと思う筈です)


そして。。。

たった数日ですが、いろんなところで温度差も感じています。

『桜山地区』は、その歴史の古さもありますが、建物の老朽化、経営者の高齢化という問題も抱えています。
そんななか、保証金が出るのであれば、出てもいいと考えてる人。
過去、何回も開発という立ち退き話が出ては、なんとかなってきた経緯もあり、今回もなんとかなるだろうと思ってる人。
自分のところは計画図案にかかってないし、大家が違う(『桜山地区』は、桜山神社所有地と市有地が入り組んでいます)から、大丈夫と思ってる人。

本当に大丈夫なのでしょうか。
昨今の盛岡市政の動きを覚えておいででしょうか。
ただでさえ暴走気味なのが、今回は国のお墨付きを貰ったと勘違いしてゴリ押ししてくるとは思わないでしょうか。

老朽化、高齢化の問題は、これから先協議するとして、今回の立ち退きに関しては、反対するべきだと思います。

例えば、条件付きで改修を認めるとか、やはり条件付きで新しく建て直すとか。
逆に新しい建物にする事に反対する人もいるとは思いますが、老朽化、高齢化はどうしても避けられない問題です。
どこかで着地点はみつけなければならないのです。
その時、出て行く人には保証金を出すという形でもいいかもしれません。


そして、twitterのなかでも当然温度差はあります。

デモすら辞さないという意見もあります。
(県庁に投石という人もいますが。。。!?)

デモも、抗議の一つの手段だとは思いますが、あまり得策だとは考えていません。
強硬策は相手(市側)の態度すら硬化させてしまう恐れがあります。
そして、よく市内でも小さなデモ行進を見る事がありますが、あれを見て、関心を持って、この人達の意見を聞いてみようと、思う人はいるでしょうか。
先にも述べたように、『桜山地区』の中ですら温度差があります。
当然、桜山と関係のない市民もいます。
他県から転入してきた人、飲みに出ない人、住む地域が離れてて桜山に思い入れのない人。。。等々。
如何に、そういった他の市民の賛同を得るか。
この際も強硬策は、他の市民の反感を買う恐れがあります。
デモをする事で、中央のメディアに取り上げてもらい、訴えかけるという手もありますが、先日の渋谷のデモの例もあります。メディアは取り上げず、反感だけ買ってしまう。。。という事も考えられます。

やはり、一番効果的なのは地道でも、この声を広げていく事。
まだ、この事を知らない人もいると思います。
新聞で見たけれど、気にもしていない人もいると思います。
twitterでも、職場でも、飲み屋でも、1人でも多くの人に関心を持ってもらい、出来れば盛岡市のサイト『webもりおか』のパブリックコメントに書き込んで貰う事。
当然、webじゃなくても構いません。直接でも書面でも、どれだけ多くの市民が『桜山を潰す事』に反対してるか、という事を盛岡市にみせつける事が重要だと思います。

声が多ければ多い程、見直しの可能性は高まります。
単細胞的箱物行政にストップをかける事、それが目的です。
今、桜山が抱えてる問題はそれから着地点を探せばいいのです。

それでも、見直しが図られない場合は、市長のリコール請求も視野に入れるべきだと思います。
(盛岡の場合、有権者数は約24万人。リコール請求に必要な署名は、その3分の1になります)
それに近い数の声を上げ、『これじゃあ次の選挙はやばいな。桜山の件は見直そうか』と思わせてあげるのです。

確かに、お役所の仕事は時間がかかります。
検討し協議し、詰めていくものと考えられますが、逆に転がり出してしまえば、それにブレーキをかけるのは大変です。

『桜山を潰す事に反対』と、声を上げブレーキをかけてやりませんか。
住民の声を無視した市政にブレーキをかけて、好き勝手にはさせないぞ、と思い知らせてやりませんか。

これは、反対の意思表示のひとつの方法です。
他にも、意思表示の方法はあると思います。
それぞれのやり方で構いません。
目的は

『桜山を潰させない事』



長々とではありますが、自分なりの『桜山問題』のまとめと感想を述べさせてもらいました。

御協力をお願いします。