桜山神社参道地区の将来像について、盛岡市が今回発表した計画に対して、オーライヤの対案(A案)を出させて頂きたいと思います。

あくまでも、今迄の市の会見、説明会その他の報道、様々な方のツイート、ブログ等を参考にしたオーライヤが提案するたたき台(笑)であり、法的、歴史的、都市計画法からの肉付けや、ご意見、ご批判は有り難く頂戴いたします。



さて、 その前にここのところの谷藤市長、公園整備部新沼部長の会見について一言。

まずは新沼部長の
『史跡保存管理計画に盛り込む文言は土塁や勘定所といった具体的な名称ではなく、別の形にとどめられないものか、文化庁と協議したい』
という発言。

再三、言っていますが文化庁の指導には「土塁」、「勘定所」といったものはありません。
模造品(にすらならない)の「復元」というものもありません。

史跡盛岡城址保存管理計画策定委員会(以下、策定委員会)でも、勘定所に関しては「総合的な調査が必要」としています。
策定委員会のなかでも土塁、勘定所という文言が出てはきていたのでしょうが、調査すらしていないものを押し進めてはいません。

つまりは、文化庁でも策定委員会でもなく、土塁、勘定所の復元は市から出たものです。
一部では「公務員も国と市民に板挟みでかわいそうだ」的な事を言われる方もいますが、市が思いつき(としか思えない)で、ブチ上げたものなのです。

「文化庁と協議」という言葉で計画の出どころ、責任の所在をごまかしてませんか。
「具体的な名称ではなく」と言ってはいますが、名称が問題なのではないですよ。
人が生活している場所を壊して訳のわからないものを作ろうとしているのが問題なのですよ。

昨今の報道で、市の方が折れてきてるのではないか、というような事を言う方もいますが、表現を変えただけで本質の部分は、なんら変わってはいません。

「柔軟に」、「地元との協議」等の表現はしていますが、谷藤市長の発言からも市がまるで退くつもりがないのがわかります。

「国の史跡の上にある仮設店舗」

今迄の「桜山にはりついてきた人達」というスタンスからまるで変わっていないのです。
60年の歴史を「はりついてきた」、「仮設」という認識のもとブチ壊す気は満々なのです。



では、ここからオーライヤA案。

基本的に市の計画の矛盾点、その他の計画との整合性を考慮はしましたが、法的、歴史的にはまだまだ足りないものです。
あくまでもたたき台です。(笑)
まるで違う切り口の計画案もある筈です。
そういった方々にも是非声を上げて頂きたい、その思いからのA案です。
いいんです。
市のたたき台というものがあまりにもズサン過ぎるから。(笑)


桜山地区はなるべく現状のまま残す事にします。

これに際して、桜山地区の地上部分の史跡指定の解除を申請します。
地下に関しては、史跡のままなので今迄の通り、地下部分の工事は制限が設けられます。

これは、文化庁の指導にある「遺構の保存が望ましい」をクリアします。
市の掲げる勘定所「風」建物、谷藤市長は計画発表後の早い段階で、ここに修学旅行生相手の観光案内所、土産物屋、飲食部門を入れる事を言っていました。
となると、当然100人超規模の建物になります。
これでは地下部分の工事も相当深く基礎を掘らなければなりません。
(現在、桜山地区は史跡指定により地下部分は4〜50センチ程しか掘れません)
この時点で市の計画は文化庁の指導とは合致しません。

国の史跡の上にあるからと立ち退かせて、史跡を壊すものを作ろうとしているのです。

さて、では史跡指定の解除はできるのか。

岩手公園全体を解除というのであれば、これは大事ですし、私達もそんな事は望んでいません。

第4種地区(ここが市にも住民にも絶妙に微妙な分類なのですが)である、桜山地区の地上部分だけの解除を目指すのです。

第1種から第3種までは、現状変更手続きに際して「盛岡市と協議の上現状変更申請を作成し、『県教委、文化庁の許可』を得るものとする」
とありますが、第4種は「盛岡市と協議の上現状変更を許可するものとする」とあります。

これで史跡指定の解除に繋がるのかはまた別になるのかとは思いますが、現状でも文化庁ではなく盛岡市との協議のみで現状変更は出来るのです。

その他にも第4種に関しては、第1〜第3種まで文化庁の許可がなければできないもの、もしくはまるでできないものまでも、ほとんどの事に関して条件付きで可能なのです。

新沼部長は「文化庁との協議」を口にしますが、ある条件さえ付せば住民と盛岡市の協議でほとんどの事が出来るのが第4種史跡保存管理区分なのです。
まあ、つまりは文化庁うんぬんではなく、市の腹ひとつでどうにでもなるのです。

さて、地上部分の史跡指定を解除したとしましょう。(笑)
(もしくは、現状の第4種というところを最大限の活用をしたとしましょう)
桜山町内会のいう「商業地域」に関しては、様々な方が様々な意見をお持ちだと思います。

その辺に関しては、そういった方々におまかせします。(爆)
(まあ、そのあたりがオーライヤ案のオーライヤたるところで。。。笑)

さて、史跡指定を解除した場合、危惧されるような、将来「マンション」や「商業ビル」になるようなものではいけません。
商業地域区分、もしくは景観条例といったようなものは桜山地区に
ふさわしいものがあるでしょう。
ある程度の規制は必要だと思います。
地上部分に関しては、以下のような案で

基本的に現在の街並を残す。
地下の遺構に影響のない範囲での補修、改修を許す。
(第4種でもこれに関して、「改築は条件付きで許可」、「内装、外壁、配管の改修を許可」とあります)
これにあたっての、防災、耐震の調査をする。
(ここは市が負担)
なるべく現状のままの方向とするが、明らかに補修、改修が必要な場合は住民の負担とする。
(この場合、市がなんらかの融資制度を用意する)
補修、改修に際しても現状から著しくかけ離れたものは許可しない。
今現在も風俗営業やコンビニといったものは営業できませんが、それについては継続する。




そして、ここからがウルトラC的オーライヤA案の肝!

ツイッターでも書きましたが、どうしても勘定所を作りたいと、たにふじくんとにいぬまくんがゴンボ掘ったら。。。

「盛岡市遺跡の学び館」の隣に勘定所「風」土産物屋を作るという案!

これが我ながらスゴイ。
(自画自賛。。。笑)

先程も書きましたが、桜山地区に勘定所を作るというのは、文化庁の指導とは合致しません。
ならば、「学び館」の隣に作ったらどうなるか。

このあたりにはさらに、「先人記念館」や「県立美術館」があるじゃないですか。

市は勘定所を作る事で観光客の対応が出来ると考えているようですが、桜山地区にもし作ったとしても観光収入の一極集中にはなっても、収入増は見込めません。
(収入の一極集中。ここに市の押し進めたい理由があるのかなあ、と思ってます)

「学び館」「先人記念館」「県立美術館」の中心に勘定所「風」土産物屋兼大食堂があったら。。。

修学旅行生もそうですが、一般の観光客も利用しやすくなる筈です。
当然、私達市民もわざわざ「イオン」まで行かなくても、あの辺を利用した際休めるし、ご飯も食べられます。

そして、ここからがウルトラC!

観光客(修学旅行生も一般客も)は、「学び館」「先人記念館」「県立美術館」で、遺跡や先人の偉業、芸術品に触れた後、勘定所でご飯を食べ、お土産を買います。

そしてその後、岩手公園で先程「先人記念館」や「県立美術館」で触れた賢治や啄木、萬鉄五郎が見た景色に直接触れるのです。

より立体的に盛岡に、盛岡の歴史に触れる事になるのです。

そう。
「城跡を中心としたまちづくり」を観光という観点から、岩手公園と桜山周辺だけにとどめず、もっと広い視点で捉えるものなのです。

勘定所や先人記念館のある地域、岩手公園、それをさらに広げて、鉈屋町、紺屋町の町家、八幡宮から岩手公園に続く参道、天満宮や三つ石神社、と城跡を中心とした観光の輪が出来るのです。

既存の施設、観光地を利用しながら勘定所を「学び館」の隣に作る事で、広く盛岡を巡る観光の核のひとつになりうるのです。


そして、桜山地区は昭和の趣を残す商店街として、こちらもひとつの観光の核となるでしょう。

現在、昭和の街並を売りにした街、地域は全国にありますが、そのほとんどが再現したレプリカであったりします。
街なかが廃れてしまって、活性化として取り組んでいる所もあります。

桜山地区はそれらとは違います。
60年の歴史と新しく参入したものが融合し、新たな文化を生み出そうとしています。
レプリカでもありません。
リアルなのです。
シャッター街でもありません。
(一時なりかけましたが、新しい血が入る事で持ち直しました)

単なる飲み屋街とも違います。
食堂が、喫茶店が、雑貨屋が、酒屋が、薬屋が、美容室が、古着屋があり昼の生活があるのです。
ここまで健全な飲み屋街も稀でしょう。
そして、門前町でもあります。
観光資源として十二分すぎるものが桜山地区にはあるのです。

そして、勘定所を「学び館」の隣に作ることで観光のポイントが増え(岩手公園を中心にした観光ルートの輪ができます)、観光客の盛岡市への滞在時間も増え、観光消費額も増えるのです。



以上が、桜山地区を残すという事を大前提に、観光、史跡(文化庁の指導に沿う形での)、その他の街作り計画との整合性を念頭に考えたオーライヤA案です。

最初にも書きましたが、法的、歴史的、都市計画的にはツッコミどころ満載だと思います。
(市の計画よりはいいと思ってますが。。。笑)

どんどんツッコンで下さい。(笑)
どんどんご意見ご批判を下さい。
それが、どんどん肉になって、この計画がより良いものになっていくのです。

『俺は、もっといい案がある』

という方もどんどん声を上げて下さい。
どんな案でもいいんです。
だって、市の計画があんなにズサンなんですから。(笑)

長々とおつきあい頂き有り難う御座いました。