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でんてふのブログ別館 水草図鑑の予定ww書き直しなどもある可能性あり

March 2014

ミゾハコベ

・学名:Elatine triandra

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IMGP6820石垣島にて

水上葉。葉には艶があり、濃い緑色。
匍匐し、よく側枝を出して成長していく。葉は1cmほど。


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・水中での生育初期。匍匐し、よく側枝を出して成長していく。葉は0.8cmほど。
 水上用に比べて、水中葉はやや薄く、幅が広い。また、色もライトグリーンに変わる。

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・生育中期。この頃が最も前景として使いやすかった。葉は3~4cm。また、葉裏は白くなる。

R0017209

・成植物。水中では閉鎖花を葉腋に1,2個つける。
 閉鎖花は節ごとにつけるが、花の代わりに側枝を出す場合もある。
 また、写真の右端にあるように、葉が赤く色づく場合もある。

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・結実したものを拡大。実は球状で、大きさは1mmほど。中にはたくさんの種が詰まっている。

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・実よりもさらに小さい種。0.5mmほど。ティッシュの繊維の大きさからもこの種の大きさがわかるであろう。
 表面は凹凸があり、像の臼歯のよう。
 ちなみに、倍率はうちのカメラの限界である(笑)

IMGP5395

・水草としては、中景、前景に使うのがベストだと思われる。
 小型水槽で使う際は中景に植えることをお勧めする。
 また、一度に多くの茎をトリミングすると枯れてしまうことがあるので、こまめにトリミングを行うのが好ましい。
 また、調子がいい場合は、生育初期のものが一ヶ月で水槽の前面を覆いつくした挙句、高さが5cmほどにまで育ち、レイアウトを崩してしまうことがあるので注意する。
 
・C02添加、強光は必須。できれば肥料添加もしたい。
 育成に手間はかかるが、その分美しい水草なので、日本産の水草でレイアウトを組む際にはぜひとも加えたい水草だと思う。


※花は準備中

タネツケバナ

タネツケバナ

・学名:Cardamine flexuosa

・アブラナ科タネツケバナ属の越年草。軽く湿った場所ならば、ほぼどこにでも生えている。
 高さ10~30cmほどにしか育たない、小型の草。葉は羽状複葉。
 果実は熟すと破裂し、種を広範囲に散布する。
 花はアブラナ科によくある十字花で、白色。花期は12~5月。
 種籾を水につけるころに咲くので、種漬け花という和名であるそうだ。
 また、同属にはミズタガラシがある。


IMGP5663

・水中で半年育成したもの

タネツケバナ(水中葉)
・水中で羽状複葉となっていないもの

タネツケバナ(半水中葉)
・明らかな羽状複葉の水中育成もの

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・水中から立ち上がったもの。陸上一筋で育ったものより頂小葉(羽状複葉の先端につく葉)の切れ込みが深く、側小葉は幅広いというイメージ。

IMGP5686
・半水中

IMGP5698
・乾燥地にはロゼットが生えていた。

IMGP5699

・水中、陸上関係なく変異が多いイメージの草だ。

・水中育成に関しては、あまり向いてない様に思われる。
 今のところ半年間維持に成功しているが、明らかな水中葉は形成していない。
 レイアウトにはこちらを使うより、似たような葉を展開するオランダガラシ(クレソン)を使うことをお勧めする。
 こちらを使うメリットとしては、多少湿ったところであれば、どこにでも生えていて、川岸などに行かないと採集 できないクレソンより手軽なこと。水質、水温にうるさいクレソンに比べてほとんど水質を選ばないこと。
 などがあげられる。
 CO2添加はあったほうがよい。また、沈めた直後は葉の形状が安定しないことがある。

・参考

クレソンの水中葉
IMGP5666

・タネツケバナ
IMGP5667

セリ

IMGP5562水中葉1

IMGP5564水中葉2

IMGP5587沈水状態で生育しているセリ

IMGP5593

IMGP5639陸上葉


・学名:Oenanthe javanica

・湿地に生えるセリ科セリ属の多年草。地下茎で増え、高さは20~50cm。葉は鋸歯があり、1~2回羽状に複生する。スーパーなどでも販売していることがあるので、それを使って育成してみるのもありかもしれない(笑)
 香りがよく、食用にもなる。陸上で育てる場合、キアゲハの幼虫がつくことがあるので、見つけ次第駆除をお勧   めする。
 花期は7~8月で、白い花を咲かせる。また、花期が近づくと葉が青臭くなり、食用に適さなくなる。

・水中で育成する場合、特に気をつける点はない。
 節から発根していくため、トリミングの際はそこを目安にするとよいだろう。
 他の水草にはない葉っぱを展開するため、使い方しだいでおもしろいレイアウトを作れるかもしれない。
 

ハンゲショウ

・学名: Saururus chinensis

・増やす場合は、根茎を切って地面に植えておくと増やすことができる。
 増え方や芽の出かたはドクダミを想像してもらえれば良い。

IMGP5577
水中葉

ハンゲショウ(水中葉)水中葉2

ハンゲショウ (4)陸上葉

ハンゲショウ (3)陸上葉2

・ドクダミ科ハンゲショウ属の低湿地に生える多年草。地下茎で増え、草高は50~100cmほどにまで育つ。
 花期のときに花序の葉の茎側半分が白くなることからカタシログサとも言われる。夏期は6~8月。

 葉は互生する。また、日陰のような場所でも生育できる、陰性植物。

 夏に日陰になるようなビオトープに使ってみるのもいいかもしれない。水を切らさないようにして鉢植えで育て  
 たり、しけった所で直接地面に植えたりすることも可能。
 ただ、葉の白色を鮮やかに出したいようならば、日なたにおくのが吉。

・水中ではライトグリーンの、水上葉に比べて小型の葉を展開する。
 成長が遅いため、スポット状ゴケや、黒髭ゴケの付着には注意したほうがよい。 

 CO2の添加はあったほうがよい。前景~中景に似合い、比較的低光量でも育つので、流木の陰などに植える                                                                                                                                   のもよいかもしれない。小型水槽のアクセントとして使ってみるのもありだろう。
 また、ダッチアクアリウムのようなレイアウトでは、サウルルス(この草も一応サウルルスではあるがw)の代わりにも使える。


IMGP5684

・沈水状態から水上に出てきたもの。(下のアオミドロはご容赦くださいw)
  地面から直接出てくる物よりもずっと小型で、色も明るい。半陸上葉とでも言うべきなのだろうか?


参考書籍

原色日本植物図鑑 草本編〔2〕・離弁花類   北村四郎、村田源 著   保育社

水草の楽しみ方  吉野敏 著   緑書房

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ここは水草図鑑として使っていこうと思います!

特に野外で手に入るものを中心に収録していこうかな、と(・∀・)

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