映画ブラックスキャンダルを観た。

今回は、 TOHOシネマズなんば別館で観た。

初めて別館に行ったが、場所が分かりにくい。

パチンコするなら、マルハンの横と言えばいいんだろうか・・・

吉本新喜劇好きな人は、NGKの北側100mと言えば分かるだろうか・・・

この場所には、すごく思い出がある。

角に、たしか、中華料理屋とうなぎ屋が

昔、あって、

うなぎ屋は、路面に面して、うなぎをさばき、焼いてる店だった。

まだ、小学生だった私は、

うなぎを軽やかに、そして鮮やかな手さばきで

さばいていくその様を、感動しながら見た。

そばにいた父は、そのうなぎ屋には、入らず、

隣の中華屋に私を連れていった。

父いわく、

「うなぎ屋の子供は、目が悪くなるか失明した子供が多い」

なんて言う。

私が「なんで?」

と言うと、

「さっき、見たように、うなぎの目をまな板に打ち付けることで、

うなぎをさばくことができるので、

うなぎの恨みを買うのだ」

と答えた。

父は、続けて、


「それより、この中華屋には、珍しい料理がある。

猿の脳みそ

が食べられるんだ!

猿の頭が半分に割られて、スプーンですくって食べるんだ!

食べるか?」

と聞くので、

小学生の私は、全力で拒否した。

「お父さんは、食べたことはあるの?」

と聞くと、

「あるわけない。

今、その経験をおまえと初めてする」

なんて答える。

怖いことを言うので、全力で拒否し

早く家に帰りたい!と言った気がする。

父は、何度も口惜しそうに

「美味しいのになぁ、美味しいのになぁ・・・」

なんて言ってた気がする。

あれから数十年経つが、

本当に、

猿の脳みそが

あの中華料理屋でメニューとして

あったのか

疑問に思う。

話が脱線したが、

映画ブラックスキャンダル

評価★☆☆☆☆

話がブチブチ切れるので

統一感がない。

観客にストーリーの読解を押し付けるので

考えるので、精一杯。

本(脚本)が悪いか

編集が最悪だと思う。

わざわざ映画館で観るほどでなく、

TSUTAYAの旧作になってからで充分。

ただ、

公式ホームページで

面白いことを発見。

https://warnerbros.co.jp/c/movies/blackmass/


撮影 マサノブ・タカヤナギ

日本人の名前やん!

とプロフィール見たら、

日本人で、

東北大学文学部を卒業後

アメリカに渡って、映画撮影を学んだらしい。

東北大学といえば、

旧帝大で

名門なのに、

普通の就職をしないで、

夢に向かって突き進んだ人、尊敬する。

たとえ、こうして成功しなくても、

尊敬してしまう。

高村光太郎の詩を思い出した。

『道程』

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため