2007年02月09日

2月のご挨拶

ナント(フランス)から帰国いたしました。
さて2月は「逃げる」と申しますが、あっという間に明日は10日。明日は高崎(群馬)へ群響さんを聴きに行って参ります。本当は1−2月、山響さんも聴きたかったのですが、月末で重なってしまったのですね。少々残念です。

昨2006年11月で「サラサーテ」編集部を辞してフリーになりました、というご報告を先月の「ご挨拶」で申し上げました。引き続き、トップにInformationを置いておきますので、ご覧いただけましたらと思います。

現在は、慎ましく個人で運営している「PAUSE3」の方へ書き込みを移しており、こちらはしばらく更新停止です。
表紙が寂しいので月に一度は何か書くと思いますが、よろしければ、下記をご参照ください。ほとんど日に数人(それでも最近では10〜30人くらいはいらしていただいている様子で、ありがたいことです−何故か趣味系の裏blogは日に150ほど…謎)、というぽつぽつしたblogですが、個人blogでトラバもコメントもできます。

弦楽器雑誌「サラサーテ」はこちら(_ _)

以下、私のインフォメーションです。

 >> 雑音楽音雨音PAUSE・3
 >> 伊東雨音の本
 >> Traumhaus (有)トロイムハウス << 私の会社です

伊東雨音・拝

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2007年02月07日

ナント便り・1

初めて「La Folle Journee(ラ・フォル・ジュルネ)」の現地へ行って参りました。マスコミツアーも何度か企画されたようで、今回も一部混ぜていただきましたが、私費での渡航です。
 東京国際フォーラムでの、ここ2005年から行なわれた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」を素晴らしい企画だと思っている[雨]にとっては、ぜひ現地へ行きたいと思う気持ちは以前からありました。急に電話がかかってきて「行かない?」とお誘いをされた時は、(言葉のわからないフランス語圏でもありましたが)一瞬、躊躇はしたものの、その日のうちに結論は出してしまった、というわけです。
 確か1月の半ば近かったのではなかろうかと思います。

     ・・・
シャルル・ド・ゴール空港から空港バスを利用し、パリ市内のモン・パルナス駅を列車を利用しました。新しいわけではないのですが重厚感もあり顔も美しく、乗り心地も抜群! 少々お高いですが(=68.4ユーロ)そんなものでしょう
0202-MrMartinプロデューサーの素晴らしいアイデアマンでもあるパワフルなルネ・マルタン。早速着いた翌日に会見
0202-stage.JPG日本と同じく無料ステージは人気です。周りに客席が作られ間を人が通る仕組み。だから混雑することこの上ない反面、ご年配の方が多いこの地の祭では動く線が少なくて済むというメリットもあります。車椅子の方も数多く見かけました。写真は期間中通じて大人気だったロシアのバラライカチームです。押し合いへしあいで、プレスルームが遠い…
0202-FJmark0203-siberius会場の照明はあまり明るくなく(国際会議場なのは東京と同じ)、2番目の大きさのKafkaと名付けられたホール(800席)ではサイドに明かりで「ラ・フォル・ジュルネ」の文字が。演奏はけっこうな満席で取材陣は立ち見でした。これは樫本大進が独奏、シンフォニア・ヴィルソヴィアによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲

…というような様子を、blogでぼちぼちと。あとは3誌ほどに記事を書きます(_ _)

2007年01月22日

1月のご挨拶

…もうすぐ2月ですね。月初はフランスへ行って参ります。
プラグインだけ、季節のものに変更してみました。

昨2006年一杯で「サラサーテ」編集部を辞してフリーになりましたので、このblogも「編集者のブログ」という処から外れます。後半は体調を崩したりして更新があまりできず六本木の面白いイベントなどもレポートできなかったのは残念ですが、お読みいただいていた方、ありがとうございました。

 ということで、これまで個人で慎ましく(?)運営していた「3」の方へ、しばらくは書き込みを移し、ここはしばらく更新停止としたいと思います。
表紙が寂しいので、月に一度は何か書くと思いますが、よろしければ、下記をご参照ください。ほとんど日に数人、というぽつぽつしたblogですが、これと違い個人blogですのでトラバもコメントもできます。

 では今後ともどうぞよろしく、雑誌ともどもお願いいたします(_ _)

伊東雨音・拝

 >> 雑音楽音雨音PAUSE・3
 >> 伊東雨音の本
 >> Traumhaus (有)トロイムハウス << 私の会社です

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2007年01月20日

伊東雨音の著/編集・本

自己紹介するのに、本業の紹介をしていませんでした。
2003−2004年はわりあい沢山出したのですが
2005−2006年は、ほとんど雑誌一筋でした。

最新の編集企画本は、「エマニュエル・パユ〜孤高のコスモポリタン」
著者/武田奈菜子 写真/カール・フォルスター せきれい社・刊  
 楽器やさんやアマゾンで売っていますが直販・書店への注文も受付中です
 エマニュエル・パユ―孤高のコスモポリタン

 著者と共にザルツブルクにベルリン・フィルを追った際、オペラのリハーサルに出演していたパユさんにインタビューし、のち日本公演の情報なども入れ込んだ編集本です。インタビューは英語で行ないました。パユさんは仏独英伊と堪能で、ほかにいくつかがある程度わかるそうです。来日も多いので日本語も少しならお話されます。

    ・・・
 少し前の本ですが、好評を続けて現在もかんとう社から発売を続けているのが
「今から始めて上手くなる 楽器とオーケストラ入門」です。
大きな楽器店・CD店などでも売っています。
今から始めて上手くなる楽器とオーケストラ入門

 著者・柏木真樹さんは遥か以前、1年半ほど私のヴァイオリンの師匠でした。「さまよえる大人から始めたヴァイオリン弾き」だった伊東は、柏木さんのもとでなんとか基礎をやり直し、楽器らしい音が出せるようになったのです。
 現在、彼はヴァイオリン教師として多くの悩めるレスナーたちの指導者をしています。下記「サラサーテ」にも連載有り、また2007年中くらいには次の本を出版予定です(発行元は未定)。

    ・・・
 創刊からかかわった弦楽器雑誌「サラサーテ」。
現在、せきれい社で発行されており、2月発売第15号から隔月になります。
編集長は第11号から二代目になりました。
 昨年11月までは副編集長を務めましたが、現在は時々原稿を書いています。
 気合の入った号(笑)&最新号を以下にご紹介します(どれもまだ売ってます…ただし一番気合の入った号=創刊号と第7号は完売)。

Sara10Sara11Sara14


自分の著作はPC本や企画本など古いものを含めれば8冊ありますが、
現在、この名前で書いて売られているものは1冊だけです
(「Artist Photobook01 西本智実−私の中のロシア」(せきれい社刊)は
流通在庫を除き、絶版)
「指揮者・西本智実〜31歳の新星★日本とロシアと」(ソフトバンク パブリッシング刊) 写真/塩澤 秀樹
西本智実・31歳の新星―日本とロシアと


今年はもう少し出る予定です。

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2007年01月18日

Traumhaus のこと

Traumhaus

 って何ですか。と名刺をお出しするとよく訊ねられます。
 伊東雨音が代表をしている個人会社で、「有限会社トロイムハウス」といいます。

 事業内容は
   ・編集企画、出版、執筆
   ・人材派遣
   ・音楽全般(指導や演奏も含む)
   ・医療関係* (*医療行為そのものではありません)
   ・制作(録音やCD制作、演奏会・イベントなども含む)
   ・その他
 となっております(_ _)。。。

 連れ合いの佐瀬亨とやっていますが、他に、仕事毎のお付き合いや
 机を置いていたり、つながりのある芸事関係者は数人
 (近々ご紹介します)。

 現在、稼動している主な業務は伊東の「企画・編集・執筆」と
 佐瀬の「録音・(イベント等の)制作」の二つです。
 後者は(クラシック音楽などの)ライブ録音を主にしておりまして、
 アマチュアオーケストラや室内楽などの依頼に応じ録音しています。
  プロオーケストラの録音で培った豊富な経験と、都内の専用ホールなら何でも来い(他地域や海外も含め)の20余年のノウハウがウリです。
 なお、現在、佐瀬は別の会社の社長をしておりまして、そちらのブランドとの関係もあり、弊社で受ける場合は「実費+@程度」とさせていただいております。ただしお仕事先は選ばせていただいておりますので(スケジュールの関係が大きいですが)悪しからずご了承ください。
 もし記録録音やデモCD作成などにご興味のおありの方は、
 メールでお問合せいただければ、おつなぎいたします。



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2007年01月02日

新年おめでとうございます

2007年も幕開けしました。

昨日夜のNew Year Concertはご覧になりましたか? 今年は指揮はメータさんでコンマスはヒンクさんでしたねー。キュッヒルさんもシュミードルさんもいなかった。リングアンサンブルのコンサートはいつからだったっけか。

今年は海外そとへも行かず、確たるイベントもなく、なんとなく静かに過ごしております。
というのも、12月に体調を少し崩したため、仕事が押せ押せ(持ち越し企画がけっこうある)になってしまったことと、事務所の引越しやら部屋の整理やらでゴミダメと化した自宅兼書庫をどうすべ、というのに手をつけたため。
31日は毎年来日中のロシア某劇場管弦楽団の友人と逢ってランチし(なんと! 
2年ぶりだったりする)、今年は絶対に行くって約束を、、、(行けるのだろーか)。楽しい大晦日を過ごした反面、御節作りは諦めて夕方市場へ買出しに行くにとどめる体たらく。ここ数年、東京に居ないことや新年早々旅立ってしまうことが多くて、御節料理作る余力がない。長年作らないと絶対に忘れるんだよね。仕方ないか。

31日深夜からは友人宅で年越ししながらベルリン・フィルのジルベスターを見ました。やっぱ上手いですよねー。特に「ドン・ファン」と最後のアンコールは素晴らしかった。「ばらの騎士」も上手かったけど、、、

・・・と、今日まではダラダラすると決めた正月2日。これからまた出かけなければ。年賀状も書かなければ〜という2007年の幕開けです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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2006年12月27日

リアルのだめ的ワールドin国際フォーラム

東京国際フォーラムで12月22日行なわれた「のだめオーケストラ」のイベント演奏会はクラシック業界では例を見ない画期的な売れ行きで完売したらしい。当日完売、プレオーダーも抽選に漏れた人がたくさん。国際フォーラムAだとたかをくくっていたら結局、私も行くことはできなかった(うちは月刊ではないしレビューページはないのです)。TV放映の方は25日に無事最終回を迎え、数々の感動を呼んだらしい。このままクラシックに興味を持ってくれる方々が増えると嬉しいんだけど。
で、タイアップ企画を展開する同フォーラムでは、12月頭から冬の電飾イベントの代わりに「のだめフェスティバル」開催中(年末まで)。

12月27日、お招きいただいたのでアマチュアオーケストラのコンペティションがある「のだめ杯♪」を見学に行ってきた。来年5月の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」展示ホールでの演奏出場権を巡るアマチュアオーケストラの公開審査。例年はテープをルネ・マルタンが聴いて選ぶ審査だけなのだが、今年はテープ審査を通った4団体が来年のテーマであるチャイコフスキーやスメタナ、シベリウスなんかを演奏する公開審査。入場無料。“審査”というには音響の点で慣れてない学生さんとかは不利かもしれないのだが、なかなか楽しめるイベントである。
2番目に演奏した「たじオケ。」さんのチャイコフスキー:交響曲第5番は上手くて、びっくり。案の定優勝でしたね。

同時に会場で行なわれているオブジェ作品の展示「光と音のシンフォニー」はけっこう美しく、また設けられた各コーナーでは、CDやらグッズも売られ、もちろん美味しい食い物や飲み物もある。こたつもある(爆)。番組に使われた小道具なんかも展示してあるし、楽器のお試し演奏コーナーやら楽譜も。楽器体験コーナーが大人子ども問わず人気だったのは喜ばしいことだ。

12月31日は深夜からカウントダウンである。来る年も善き年でありますように。



2006年11月27日

林光せんせいと宮澤賢治

週明けには新刊の発売。11月28日にはサラサーテ14号が店頭に並ぶだろう。
実はこの号、大きなウリがある。
宮澤賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」という曲があるのだが。
これを林光編曲でチェロ用に作ったものを掲載しているのだ。

前々からやりたかったんだけれど、やっとこのたび実現。
出だしから非常に美しくて、音は(初心者でも弾けるように)少ない。
だが、やっぱり音楽的には素晴らしいと思います。
えらそーなことは言えない私だが(チェロは弾けないので)
その玉稿が届いた時の編集部内の大騒ぎときたら
(楽譜の作成屋さんも押し戴いて持っていかれました)。
やっぱり凄い人は凄いと思います。

・・・購入して、演奏してみてね。どんどん弾かれると嬉しいなと思います。


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2006年11月16日

イギリス音楽と「惑星」

日本ブリテン協会が立ち上がった、というのは「サラサーテ」のNewsでもお知らせしたし、諸所の周知の通り。他所様の記事を貼り付ける(これって大丈夫、ですよね? だめ?)。→こんどちゃんと詳しく書きますね。

  山尾好奇堂さん 
  
イアン・ボストリッジが来日してブリテンを歌っているが校了最中で聴きにいけず悔しい思いをしていたのだが、同じイギリス音楽。こっちは何とか、、と思いサントリーホールへ。
体調不良、前日、校了したとはいうものの。普通ならやめてるよ、と思いながら、久しぶりに「行きたい!」と思う演奏会。無理やりに行く。日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会、イギリス音楽の一夜だ。

 第585回定期演奏会 サントリーホール 11月16日、17日
 指揮:ジェームズ・ロッホラン
 エルガー/ヴァイオリン協奏曲 独奏:川久保賜紀
 ホルスト/惑星 (※「冥王星」は付いてない・笑)


私はどうもこの、ホルストの「惑星」が好きらしい。
「ジュピター」聴きながら涙しちゃいましたよ。

今夜の指揮者だったジェームズ・ロッホランというのはスコットランドはグラスゴーの人である。トーン・ハレ管の後、現在はフリーだと思う。とても素晴らしい、イギリス音楽やらせたら右に出る者はない。個人的には、実はサー・サイモン・ラトル&ベルリン・フィルの演奏するこの曲のCDより良かったぞ、、、ほんと。

生の音楽の感動…なんてよく知っているつもりなのに。毎日のように仕事で接している現場なんだが、改めて感じる。何かのために聴きに来てることを忘れさせるというのは良い演奏会なんだろうと思う。疲れているから、沁みるのかもしれない。揺さぶられ方もまた大きい。
パーカッション、うわぁかっこいい! 弦楽器のコルレーニョもすっごく良いし。音やリズムがすっきりしているのは指揮者の力量かな、それがある時は日本フィルの面目躍如なのが、音量がどこまでも大きくなっていく、この音圧感と弦楽器の和声の厚み、それにゆるりとのっかってくる金管の響き(金管はけっして上手いわけではないんだけど)は、このオーケストラ特有のものと感じる。これこそオーケストラの魅力、という音を時々出すので、どうしても応援団やめられないんす、私。

「水星」「金星」のアンサンブルも良かったが、やはり「木星」の有名なフレーズで感動する、、、て語彙ないですね、すみません。
「海王星」の栗友会の女声合唱もよかった(^^)。

この日は、ヴァイオリニスト・川久保賜紀が前半はエルガーのヴァイオリン協奏曲を演奏。舞台映えする姿に驚き。音楽も長い息のフレージングと音色の豊かさが素晴らしかったなぁ、安心して聴ける骨太な本格派の演奏。
・・・ということで、生で聴く贅沢を思い切り味わった夜だったが、家へ帰りついたらマジ、コケた。
川久保賜紀さんのインタビューが、「サラサーテ」14号巻頭で。ぜひどうぞ。


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2006年11月03日

Flのパユさんの本、発刊

此処のところ書こうと思うコンサートが多くて、仕事も忙しく(って入稿期間中なので当たり前だが)なかなか更新出来ずにいる。
だけどメモだけでも、と思って書いたものを今ごろ上げる(<11月半ば。意味なし?)

まずはサラサーテには直接関係ないが、せきれい社のオシゴトとして。
2年越し、作っていたパユさんの本が出た。

 Artist Photo Book 03
 エマニュエル・パユ「孤高のコスモポリタン」

 写真/Karl Forster 著/武田奈菜子 1,500円

ザルツブルクでの取材による2年前の音楽雑誌「カンパネラ」最終号の特集を再編集し、追加取材したもの。アーティスト本人の絶大な協力により、けっこう充実した内容となった、、、と思う。企画編集/不詳ワタクシ[雨]。

10月28日神戸からツアーがはじまる。最終は11月20日頃の松江。
会場で先行発売、場合によりサイン会あり。
そして、私たちは11月1日、トリフォニーホールで今年の彼に会う。

     ・・・
 彼はどこまで行くのだろう?・・・
 その変化する天才に邂逅するとき
 私たちはその残滓を、わずかに記録に残すことしかできない。
 ただその足跡を追って、その片鱗を思い出す貝の欠片のようなもの。

そんな印象を新たにしたツアーだった。
続きを読む

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2006年10月10日

武生国際音楽祭

作曲家・細川俊夫が音楽監督となって長年開催されている、北陸は福井県・武生市での国際音楽祭。…数ヶ月前、合併して越前市と名を変えたが、音楽祭は武生国際音楽祭のままである。

例年は8月末であるが、2006年は9月2日〜10日に亘って行なわれ、各国から現代作曲家が招聘されたり世界的演奏家たちが集まって、特徴ある催しが行なわれる。

。。。と此処まで書いたのが10月初旬でしたがねぇ、結局行けなかったんです。
今回は、パリ管の千々岩さんと、ヴィオラの今井信子さんが参加され、またアルディッティSQも足を伸ばし、室内楽でタケミツをやったりするのが、ワタシ個人的ウリだったんですが、、、残念(>_<)

代わりに、というわけではないのですが、「サラサーテ」14号Newsでの短い記事と、あとで面白い画像をアップする予定(。現在手元に見当たらないからあっちのHDだろうきっと)。
ともあれ、参加された方々には充実した内容となった模様です。

・・・う〜ん、地元なんですけどね。行ったことないというのは問題ですね。
まぁ“ぢもと”、といっても高校卒業した5年間住んだだけっていえばそうですが。


サラサーテ、11月28日発売予定です。

2006年10月02日

やっぱり弦楽四重奏は

良いものを聴けば良い、、、って当たり前ですが。

10月1日(日)15時。ちょうど降り始めた雨の中、トッパンホールへ。
いわずと知れたハーゲン弦楽四重奏団、東京の最終公演。
この前に9月25日(月)と28日(木)に浜離宮Hであり、
残念ながら行けなかった。今回のツアーはテーマがモーツァルトで
だが凸版は独自でショスタコーヴィチなど聴ける(*^_^*)。

「何故か凸版さんに来る日はいつも雨なんですよぉ」と
ずるずる濡れた荷物を引きずり会場へぎりぎりに駆け込んだのを謝りながら
担当者に言うと、「そういえばそうかも」と笑われました。
満席の会場、、、本当に、ほぼ満席。先年行なわれたトッパン−ベートーヴェン
ツィクルスで人気も高まり、固定ファンも多いのであろう。
浜離宮の2回もかなりの売れ行きだったというから、喜ばしいことだ。

    ・・・
曲目は
 変更のあった1曲目が(ハイドン・プロシア王第4番の予定だった)
 同じくハイドンの第74番「騎士」になって嬉しい。
 2曲目はショスタコーヴィチの第3番で、もっと嬉しい。
 3曲目はドヴォルジャーク。第13番で、アンコールがプロシア王だった。

ヴェロニカ復帰で、またイリスとは違った味わい。音が太いというか
低い方がまるでチェロのような音色がする。よく聴かないと溶け合って
響くのでまるでわからない。ルーカスの1stは艶を増したような気すらして
それはもしかすると曲目の所為なのかもしれないが、ショスタコーヴィチの
集中力と音色、構造感はゾクゾクするほど素敵だった。

中堅どころ…というかこの世代のカルテットで世界的な人たちは多くない
ザルツブルク、という色を尚濃く持っているように思わせながらも
ピリオド奏法や古楽的な演奏解釈も随時に取り入れながらの音づくりは
非常に興味深い。
良い演奏会が聴けて幸いな日曜日であった。

 ヴェロニカ&シュミットのインタビューは、11月28日発売予定の
サラサーテ第14号巻頭に掲載。その演奏法のことやカルテットとしての考え方、最近の活動などについて聞いた。(雨)が書いてます。ぜひお読みください。


2006年09月30日

ボロディン−ロジェストヴェンスキー

在京オーケストラの定期会員にいくらかなっているのだが、仕事とか別の弦楽器の演奏会と重なれば行けないことも多い。
なるべくプログラムを見て、行きたいものは行きたい、と思うのだが。

…その「行きたかった」演奏会の一つ、久々の読売日響定期・サントリー。
2006年9月29日(金)19時。
曲はすべてボロディンの交響曲、1〜3番で、指揮はロジェストヴェンスキーである。

この指揮者、オーケストラとの信頼関係はバッチリで、ほとんど「おらが団さの指揮者」という雰囲気であるが、けっこう演奏の出来には波がある。精緻に作り上げた時は素晴らしいが(記憶に残ってるのがプロコフィエフ全曲の時の演奏など)、そうでないときはそうでない(笑)。

この日は、第3番からスタートしたが、弦楽器の緻密な集中力と音色、続くフレーズの作られ方。ボロディンてこんなに美しかったかな、というほどに、感激。ホンキ出すと上手いオーケストラだしなぁ、としみじみ音楽に浸れた夜である。


2006年08月27日

子どもたちのオーケストラ

通称MAROジュニア。NHK交響楽団ソロ・コンサートマスター&ソリストとして活躍中のヴァイオリニスト、篠崎史紀さんが10年にわたり育てているジュニアオーケストラ。名を東京ジュニアオーケストラソサエティ、という。

本誌13号(現在発売中)の「ジュニアオーケストラ」のページで取材している。
じっくり向き合ってみるとコンセプトが素晴らしく、また篠崎さんの人柄とそれを支える周りのスタッフ、またトレーナの方々が、熱い想いをもって次世代に受け渡そうとしている文化・心・人と人とつながりとか何かをやり遂げようという意思を感じる。それもより具体的な形で示されようとしているし、その運営の方法などを見ていると、子どもたちも自律的で能動的だ。自分の意思を持ち、はっきりものを言い、また仲もよく切磋琢磨している。

この日、本番。指揮者は下野竜也(ここのところ下野さんづいている私)、曲目はチャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(独奏:清水和音)。

リハーサルの時から感じたことだが、白鳥にはとんでもないソロが2つ。コンサートマスターとチェロ・トップによるアダージオ。バレエにおいても有名なシーンだ。このソロはとても素晴らしく、また子どもたちが演奏する音楽は、だいたいにおいて見聴きするだけで感動してじわっときてしまうものではあるのだが、この演奏会はそれを超えて、音楽として楽しめ、その音楽そのものも受け取れた。これは子どもたちやソリストの力量もあっただろうけれど、指揮者の力量も大きかったように思う。

ともあれ、感動しつつ過ごした日曜日の昼下がり。ご興味がおありの方は、記事の方もぜひ(^_^)

2006年08月25日

ということでアニフィス音楽祭

取材をすることになったので、何とか聴かせていただくことができました。
海外で活躍しておられる弦楽器奏者の方は、本当にたくさんおられますが
その中でも素晴らしい実績を残しておられるヴィオリストの一人
ハンブルク北ドイツ放送響の主席、深井けん章さんにインタビューでき
(この記事は次号=14号に載ります)、その関係で聴かせていただけたのです。

リハーサルから若々しい音楽が生み出され(指揮者は下野竜也さん)
アカデミーオケだけあって、ベテランの奏者たちと若い日本の奏者たち
(各オーケストラの現役奏者が主でした)が良い意味でつくりあい
なんといっても響きが素晴らしかった。欧州のオケみたい。
コンサートマスターとチェロトップはむちゃ上手でした。

四方さんの演奏も久々にその音を聴いたのですが、本当に美しい音で驚きました。
四方さんにもインタビューしたかったですね。次はぜひ。

なんといってもメタモルフォーゼンが面白かった。
各パート1人or2人という楽譜通りの指示の演奏で、力のある人たちが
揃い、リハーサルを重ねた上で作り出すとこんな音楽になるのだなと感動。
また来年もぜひ聴きたいですねぇ。

…ちなみに、リハーサルは最初日本語で、次に英語になりましたが
結局最後にはドイツ語で行われました。下野さんもご堪能ですね
(ウィーンにいらしたのだから当たり前か)。


2006年08月15日

8月も…

過ぎようとしている。
編集部はお盆休みもなく、本日明日で校了です。

六本木ヒルズの一部に「ドライミスト」というミクロの水蒸気による
冷却装置がついて、なかなか快適です。
最近は、暑さにメゲで、毎朝出勤途中に2Fのスタバでアイス・ラ・テ(トールサイズ 340円)を買って飲むのがマイ・ブーム。だがラテも好きだが氷をガリガリ齧るのがまた快感。ここんちの氷は独特の形をしていて食いやすく溶けにくいです。

夏の日々が過ぎていきますが、今年はどこへも音楽祭に行けなかった。
せめて東京へ来るものを…と思ったけれど、PMFなどチケットは「逆さに振っても出ません」と言われ、泣く泣くNews掲載等も諦め、、、あとはアフィニス音楽祭が25日です。さて、これはどうなんだろう。。。電話しよう。

2006年07月27日

時空の旅

ミューザ川崎で、「ミューザ川崎サマーフェスタ2006」というのを8月13日までやっている。リーズナブルなお値段で短いコンサートを、首都圏の9つのオーケストラや室内楽、コンサートなどが行なわれる。
 毎年、校了時期に重なるので、予定していてもなかなか完璧に取材はできないのだが、とりあえず行こう、と張り切ってでかけたのが、「バロックダンスと音楽」の夕べ。19時半からという夜のコンサートで、バロックダンスのなま物を見られるのと、バロック・ヴァイオリンも聴けるしオルガンも堪能できると、今回のプログラム中、おそらく一番個性的だろうこの日をめがけ、出かけた。

 バッハとバロック。オルガンと歌。それはどっちも素晴らしい。弦楽器も秀麗な歌を奏でる。気持ちよいアンサンブル(<ってこれは素晴らしかったと思う)。
間に入る、花嫁とバロックダンサー(市瀬さん)との会話劇は、、、ううむ。
それなりに楽しめる工夫は凝らされており、そういった意味で評価はできるだろうが、私は個人的には好きではない。
 単独で踊られた魔女の踊りや、合間で花嫁に絡むようにして踊られるダンス。会話のように語り掛けるヴァイオリン。そういったものの方が素晴らしかった。

 フランクフルトで以前見聞きしたバロック・オペラやバロック・コンサートを思い出す。本格的にこっちの世界にのめり込めば、奥深く、また戻っては来れないだろうなと思いつつ。ただ、短い時間の、時空の旅を楽しんだ。

2006年07月17日

ラテンな弦楽四重奏団(^_^)

日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスターである木野雅之氏。
…というお付き合いしかない。ずいぶん以前から存じ上げている方だが、このほど初めて、ソリストとして、また弦楽四重奏団の取材をした。
 本誌13号p50にその2本の原稿は掲載されるので、興味ある方はお読みください(8月29日売りです)。

 ということで、7月16日、そのリハーサル現場にお邪魔。本番はライターさんにお任せしてしまったので、この日は桐朋学園でのリハである。
読響のソロ・コンマスの小森谷さんをソリストに立て、並んで弾いている様はなかなかめったに見られない風景。…とはいえ、「以前はよく一緒に演奏」されたんだそうな。生徒さんも見学に来られていて、見ごたえ聴きごたえのあるリハだった。
 スイスのイタリア語圏で活動しているルガーノ・カルテットは、チェロの山下泰資氏と木野氏の2人が日本人、タマス・マイヨル(ヴァイオリン)(おそらくハンガリー人)、エンリコ・バルボーニ(ヴィオラ)(イタリア人)の国際的カルテット。リハーサルも日伊英混ぜ混ぜで面白かった。
 ルガーノはそのコンセプトとして、イタリア物かイタリアに縁のある曲しか演奏しない、日本では2年に1度程度の頻度でコンサートを行なっており、固定ファンも多い。さすがにベテランだけありアンサンブルの妙を楽しめ、独特の音色を持った楽しいカルテットで、今後続けて聴いてみたい気になりました。



2006年07月04日

イタリア文化会館

というところに、この日、行ってきました。
月に一度くらい催しをやっていまして、いきなり九段下がイタリア? になっている場所です。地下二階になかなか素敵なホールがあり、音響も大きさもちょうどよい。
イタリアのオペラ劇場が現在来日中です。
その劇場の室内アンサンブル(木管+ピアノ2台)がモーツァルトのオペラの編曲ものと、プッチーニなどを演奏してくれました。
めっちゃ上手ですし、毎日一緒にピットの中で吹いてるだけあってアンサンブル抜群です。が、音が派手だ〜。espressivoってこういう解釈なのね、イタリアの方は。木管アンサンブルといえばベルリンとパリ音楽院〜な私にとってはなかなか新鮮でありました。

ところで面白かったのは、この明けて7月5日の朝4時から。
この文化会館ではサッカー・ワールドカップ イタリア−ドイツ戦を
皆でスクリーンで鑑賞して盛り上がる会をやるそうです。
3時半に扉が開いて、カプチーノとかパンとか出るそうなので
興味があってご近所の方は(だって始発動いてないでしょ)どうぞ。
ドイツ人も来るそうで(笑)。…私は行くとドイツの応援になちゃう。
久しぶりに周りで聞いたイタリア語はちんぷんかんぷんでした。

ともかく、楽しい人々です。


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2006年06月27日

しばらくぶりで

更新滞って長いですね。
書きたいことは山とあれど、、、少しずつさかのぼって書いていきます(って役には立ちませんので自己満足か、、、)

今日はとても久しぶりに都響の演奏会に行きました。
東京文化会館は、なかなか腰が重い場所(弊社はサントリーが超近いし、[雨]自身の仕事場からはトッパンとオペラシティがとても近い)ではあるのですが、
入ってしまうと、やっぱり好きですねぇ、ここは。
音響も良いし音場も良いし、ホールの景観(中、ですよ)も最高。
1階席でゆったりと「あぁ上手いなぁ」と思いながら演奏を聴くのは幸せです。

特に弦楽器とオーボエとらっぱは上手かったです。
オーケストラの演奏会で個人技を褒める必要は感じませんが
終曲、ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」はその響きの作り方など
とても好みで、気持ちが良かった。コンサートマスター・山本氏もぶらぼ。
セカンドがよく鳴っていて非常に気持ちがよく、チェロも上手かったなぁ。
…と、つい弦楽器に耳が行きますね。
弦のアンサンブルがこのくらい充実していると、小さな編成でも非常に濃密な
音がする。こういう曲は手中にできていくのではないかと思いました。

ジョアン・ファレッタという人の指揮は初めて見ましたが、女性らしい指揮を
する女性指揮者というのを見たのは実は初めてです(<主観でっせ)。
シモーネ・ヤングやマリン・オルソップや、アヌ・タリや西本智実は
どちらかというと男っぽい(それぞれ意味は違いますけれども)棒を振るように
思うので。しなやかで華奢ともいえるのに、要所を決めていくスピード感は
体が柔らかいのかな? 表現力という意味でも十分で、音楽そのものは
非常に緻密に思います。頭の中に鳴っている音楽がよく伝わってきました。

とまれ、満足度は高かったので、気分よく過門家(?だっけ?)へ寄って
中華食って帰った夜でした。