April 2019

April 06, 2019

2019年版 独断と偏見の「気持ちよく集団走行するための極意」

シーズンが始まったので上げておきます
仲間と再確認して事故無くスマートに走りましょう!


「仲間と協力してより遠くへ走る。」という場合のお話し。
(トレーニングに関してはは必ずしもあてはまる訳ではありません)


まずは先頭を走る時の心構え。

①真っ直ぐ走る。
②一定ペースで走る。
坂は頑張らない。

①、まずこれができないと始まりません。
後続が安心して走ることができないのでドラフティングも使えません。
不用意に車間を詰めればハスって落車の危険が出てきます。
道路の白線を外さないイメージで真っ直ぐ走りましょう。
もし後続があなたを信用していたら車間は20cmも無いはずです。

②、これはどんなところでも一定ペースという意味ではなく、勾配に変化があればそれに見合ったペース(負荷)で坦々と走るということ。
スピードではありません、負荷です。
大事な事なのでもう一度言います、スピードではありません。負荷です。
同じ負荷でも下りでは40km/h以上出ることもありますし、上りでは10km/h以下になることもあるでしょう。
もしあなたが先頭に出てしばしば後続が切れていることがあったらこれができていない場合がほとんどです。
もっと仲間のことを考えて走りましょう。
かと言って脚を止めることなどはご法度。
同じリズムでケイデンスを刻みましょう。
何も外乱のないところで速度変化が生ずると、後ろに行くにしたがって伸び縮みが起きインターバルを余儀なくされます。
車が渋滞するのと同じ原理です。
アクセル操作が雑だったり不安定な車ほど渋滞を引き起こします。

③、上りは得意不得意が出やすくドラフティングもほぼ使えません。
当然、速い人が頑張って牽けば後ろは千切れます。
逆に遅い人が頑張って牽けばそれなりですが、上り切った後にその人自身が終わって千切れてしまいます。
後ろが詰まるのは気にせず余裕をもって上りましょう。
特に脚力差がある場合での上りは先頭はどれくらいで牽けば後続が無理なく付いてこれるか良く考えて走りましょう。
自分の脚力が周りと比べてどうなのか?しっかり把握しましょう。
余計な謙遜は無用です。

以上の3つができればそれなりに綺麗にまとまって走ることが可能であります。


さらに・・・

※先頭交代する時
前の人からもらったペースを維持できないと思う「前」に潔く合図して下がりましょう。
限界まで頑張って牽ききると後ろに付くのは困難になります。
もし交代した人が勢いよく加速して出ていった時には・・・
交代する場所もできるだけ速度変化が起きにくい平地が好ましいでしょう。
自分だけ牽くのが短いからとか余計な気遣いは無用です。
それが後に仲間の脚を引っ張ることになることを理解してください。
また長引きは集団もマンネリになりますので無理のない範囲でテンポ良く回しましょう。

※先頭に出る時
先頭が進路を譲り下がってくるのでそのままのペースを保ちましょう。
交代を促されたからといって張りきって加速してはいけません。
それをアタックと言います。
後ろが間延びしてこれまたインターバルがかかってしまい、いいトレーニングになります。
最後尾に下がった先頭交代者には1番厳しい負荷がかかるでしょう。
もしそのままのペースを保っても先頭が下がってこなければそのまま先頭を走らせておいて問題ありません。
自ら前に出る、のではないのです。

※先頭に出ることが不可能な時
ペースが速い、もう体力の限界だ。
そういう時は無理せず先頭に出ることを回避しましょう。
基本は他のメンバーでスムーズにローテーションしてもらうため最後尾に位置することになります。
先頭が下がってきたら、前走者との間に入るスペースを開けつつ、下がってきた先頭の後ろに付いて前に入ってもらいましょう。(前に出ない意思表示を明確にすることが重要です)
余裕が出てきたらローテーションに加わりましょう。
2人の時は相手を恨むかツキイチを宣言して下さい。

※先頭での下り
無理のない範囲でシフトアップしてペダルを回し続けましょう。(できれば巡航している同様の負荷)
スピード出るから楽でいいや~とペダリングを緩めると後続はブレーキを余儀なくされ、追突の危険も出てきます。

※中切れ
もしなんらかの原因で前走と車間が空いた時は・・・
ここまで来れば言うまでもありませんね、ダッシュして詰めようなんざ愚の骨頂です。
後続のことも考えて我慢してジワジワと詰めましょう。
最後尾であれば思う存分もがいてください。

※ハンドサイン
先頭は人数が多ければ多い時ほどハッキリと早めに出しましょう。
目標物を通過する前にサインを終えるイメージです。
ちょっと早過ぎかも・・・くらいでも後ろにはちょうど良かったりします。
ボトルを持っていたり、下ハンで余裕が無い時は声かけでもいいでしょう。
4~5人くらいであれば前から2人目くらいまでハッキリ出してくれたら後ろまである程度は分かります。
3人目以降は余裕が無くなることが多いので無理にサインしなくても問題ありません。
また先頭はスピードを落とす場合、落とす前にサインを出しましょう。
ペダリングを緩めてからサインするのは障害物を過ぎてからサインするのと一緒です。
とにかく何らかのアクションをする時は必ずその行動を起こす前にサインを出しましょう。

※障害物の通過
ハンドサインをしても可能であればギリギリを通過するのはやめましょう。
後ろになればなるほど突然それは迫ってきます。
ハンドサインをしたのち、明確にそれを回避して通過してください。
当然ですが急なハンドル操作はやめましょう。

※ブレーキ
集団内にいる時は緊急時以外掛けることは極力避けましょう。
何もないところでシューッっという音が聞こえただけで集団に緊張が走ることを理解しましょう。
そしてそれが後続にさらなるインターバルを与えることになります。
スピード調整はできる限りペダリングで行いましょう。

※視線
先頭は視野が狭くなるほど余裕のないペースを維持するのはやめましょう。
顔を上げて常に先の状況を把握し早めにサインを出せるマージンを取ってください。
また、不用意にキョロキョロするのはやめましょう。
不意の障害物の発見が遅れるだけでなく、後続に無駄な不安を与えることになります。
バイクコントロールの得意でないライダーは自転車がブレるのでハスる危険も出てきます。
後ろに付いている時は前走者のタイヤではなく、お尻・腰付近を見る感じで前方全体を把握しましょう。
もし前述のような先頭であれば全てを預けるのは得策ではありません。
後続でも危険をいち早く察知してさらなる後続の身の安全を確保することを忘れないでください。

※ダンシング
シッティングからダンシングに移行する時は少なからず速度差が出ます。
先頭や集団内でダンシングを入れる時は合図を出すか、一踏み入れてからやりましょう。
これを理解できない人は最後尾以外でダンシングをしない方が仲間のためでしょう。

まだまだ挙げるとキリがないですが、以上のことに気をつけるだけでかなり違ってきます。
自分だけ先頭で気持ちよくなってはいけません。
先頭だけでなく前走者は後続の命運を握っていると言っても過言ではありません。
「どうすれば後ろの人が走りやすいか?」を常に考えて走りましょう。


集団走行はサイクルクロス・MTBにはない(まれに高速コースではありますが)、ロードバイクならではの醍醐味です。
プロや上手い人の走りを見てどういうことをしているか?
また、後ろに付いて走りやすい人・走りにくい人はどう違うのか?
そういうことも常に考えて走っていると自分の走りの質も必ず上がってくるはずです。
またJスポーツ等の自転車競技の解説で集団走行について非常に重要なことを話してくれる解説者がいます。
時間が許せば流さずスタートからゴールまで聞いてみてください。


aluminium_fr at 14:18|PermalinkComments(0) 自転車×etc...