クマのプーさん ブログ

★「クマのプーさん」の魂をもつ詩的人間でありたい★

沖縄県の『地位協定ポータルサイト』がすごい!!

<街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋>より
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2018/09/post-04b1.html

2018年9月19日 (水)

沖縄県の『地位協定ポータルサイト』がすごい!!


日米地位協定について沖縄県が、他国の地位協定と比較する中間報告書を今年3月に公表している(「他国地位協定調査 中間報告書」)。
この報告書が掲載されているのが沖縄県の『地位協定ポータルサイト』だ。


このサイトは内外の米軍地位協定に関わる資料を集積し、頻繁に更新されている。
各国の地位協定の運用を理解するには、各国の国内法も収集する必要がある。
このサイトには、たとえばドイツの航空交通法や航空交通規則、ラムシュタイン空軍基地における米軍に対する詳細な指令書まで、すでに翻訳されている。
他にイタリア、韓国、フィリピン、イラク、アフガニスタンの地位協定が翻訳され、紹介されている。


しかも、これらの翻訳は、非常に優れている(と、『2級国民(注:この国では英語に堪能でないものは2級とみなされるようになった)』のマチベンには見える)。
最新のアップは米国の「安全保障諮問委員会」のレポートであり、そこには「その国にいる人はその国の法律が適用されることが国際法上のルールであることが認められている。」と、『駐留米軍治外法権』が国際法上の原則であると主張する、外務省が見たら真っ青になるようなことが米国政府機関の見解として紹介されている。

沖縄県が、これほど真剣に日米地位協定に向き合っているのは、日米地位協定が他国に例を見ない日本国の主権を侵害する内容だからだ。

沖縄は、このことを広く訴えて、地位協定の改定を実現し、日本国の主権を回復しようとしている。

本土に踏みつけにされた沖縄が、最も真剣に日本国の主権の回復を求めていることに複雑な思いを禁じ得ないが、今や国家主権の問題に真正面から向き合っているのが、沖縄県であることは紛れもない事実だ。


主権の回復を快く思わないのが、皮肉にも我が国の中央政府である。
今、沖縄県で闘われている知事選挙は、日本の主権回復をかけた闘いでもあるのだ。


「他国地位協定調査中間報告書」は、国内法の適用・基地管理権、訓練・演習、警察権、米軍機墜落事故に対する対応といった諸点を中心に、駐留米軍の数が多く、日本と同様に米軍機墜落事故の被害を受けている、ドイツ、イタリアの米軍地位協定及びその実施細目にわたって、現地調査も含めてまとめたものだ。

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琉球新報2018年3月30日より


「あいち沖縄会議」という団体から、この中間報告書の学習会の講師にお招きいただいて、読み散らかしていた地位協定に関する文献も含めて、中間報告書を読み込んでみた。

日本にいると、当たり前のように思われている米軍基地の基地内の治外法権もこれらの国では当たり前ではない。むしろ国内法が及ぶことを当然として、その遵守を徹底することに意を使っている。
イタリアに至っては、米軍基地の管理者はイタリア軍司令部であるとされている。そしてイタリア軍司令官は、イタリア国の主権を擁護するものとされている。

ドイツやイタリアでは、基地の外での訓練・演習は、当然に国内法の適用を受ける。ドイツでは、訓練区域における訓練すら当局に通知して承認を受ける、域外の演習となれば、国防大臣の許可を要する(以下のグラフは中間報告書で紹介されたドイツの低空訓練時間の推移)。

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米軍機墜落事故に当たって、残骸に指一本触れさせない日本と違い、ドイツやイタリアの軍や警察が排除されることはない。
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朝日新聞2017年10月29日


日米地位協定を他国の地位協定と比較することによって、日米地位協定の異常さを浮き彫りにするという沖縄県の意図は的確なもので、7月27日、全国知事会において全会一致で「米軍基地負担に関する提言 」が採択された。

日米地位協定は締結以来、一度も改訂されていない。

運用を改善するというのが、政府の立場である。しかし、実態は違う。
米軍の軍事演習等は、地位協定が締結された1960年当時は演習区域のみにおいて行い、事前に政府に通知され、関係自治体に通達することとなっていたのが、もはや日本側に通報されることはなく、日本側としてもこれを求めないこととなってしまっている。

射撃や爆撃を伴わない限り、米軍は好き放題に訓練できるという現状は、日米地位協定の運用の改悪により、もたらされたのだ。

事故機に指一本触らせないと運用も、旧安保条約・行政協定当時より改悪された運用の結果だ。

ジョージ・ブッシュ政権で国務長官を務め、強硬派で知られる、コンドリーザ・ライスすら、日本と韓国に軍を置く「太平洋軍司令部は昔から植民地総督のような存在」だと、米軍支配の異様性を認めている(矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』 講談社現代新書)。


地位協定の問題は、まさに日本の主権と独立に関わる問題なのだ。


沖縄県は、日本の独立と主権の問題に真正面から取り組んでいる。


その努力が、標題とした「地位協定ポータルサイト」である。
この情報提供が、地位協定に対する理解の飛躍的深化をもたらすだろう。


これは、沖縄県による一つの達成であると言ってもよい。


自公が組織を上げて強力にてこ入れする佐喜真候補が知事となれば、このポータルサイトの存続すら危ういだろう。

日本の独立という課題は、さらに遠のくことになりかねない。
辺野古新基地問題だけではない、日本国の主権回復のためにも玉城デニー氏の当選を願わずにはいられない。
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正体を隠して活動する日本会議の「カルト性」(ハーバー・ビジネス・オンライン)

少し前の記事になりますが、安倍総裁3選後を考える上で、貴重な記事と思われる。

正体を隠して活動する日本会議の「カルト性」
https://hbol.jp/173398

菅野完   2018.08.24


休暇中の安倍首相が8月20日に東京に戻った「目的」

【午前】
山梨県鳴沢村の別荘で過ごす。

【午後】
4時46分、公邸。
5時59分、自民党本部。党の地方組織の会合向けビデオメッセージ収録。
6時36分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。宴会場「鶴の間」で「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会」に出席し、あいさつ。
8時35分、山梨県富士吉田市の「焼肉バル秀」。成蹊大時代の友人らと食事。昭恵夫人同席。
11時2分、別荘。

 各紙が伝える8月20日月曜日の首相動静の内容だ。

 興味深いのはこの日、安倍晋三が山梨と東京を往復していることだろう。つかの間の夏休み、ゆっくり羽を伸ばせるチャンスを潰してわざわざ東京に出向き、また山梨に戻っている。よほどなにか大事な用事があったに違いない。

「5時59分、自民党本部。党の地方組織の会合向けビデオメッセージ収録」

 この予定は、撮影クルーを山梨に呼べば対応できる。わざわざ東京に戻る必要もない。


「6時36分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。宴会場「鶴の間」で「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会」に出席し、あいさつ」

 夏休みを中断しわざわざ山梨から東京に戻ったのは、このイベントに出席するためだと見るのが自然だろう。

 この会合への出席は、既に、時事通信が記事化している。

「安倍首相、日本会議の会合出席=静養中に一時帰京」(時事通信)

 注目すべきは、この記事で時事通信が「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会」を「日本会議の会合」と断言していることだ。あくまでも同会合の主催者は「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会実行委員会」であり主催者名義に日本会議の名前は出てこない。

 時事の記事にはこうある。

“安倍晋三首相は20日夜、東京都内のホテルで、保守系団体「日本会議」などが開いた「アジア地方議員フォーラム日本大会」に出席した。”

 時事の記事らしく、論評や評価を加えず淡々と事実のみを伝える書きぶりではある。しかしもしこの記事が「事実の羅列」であるならば、時事通信は「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会実行委員会が主催者だが、この会合は日本会議の会合なのだという事実」を押さえていたということになる。

 同会合の正式なパンフレットの表紙がこれだ。

 主催にも、共催にも後援にも日本会議の名称は出てこない。

 しかしこれは表向きの姿。別のパンフレットをみてみよう。

 表紙に堂々と「日本会議地方議員連盟設立10周年記念企画」と明記してある。むしろ「アジア地方議員フォーラム日本大会」の名称より大きいぐらいだ。

 また、このパンフレットの裏面には申込先・問い合わせ先として、堂々と日本会議の名前が出てくる。

「ご協賛窓口」としてあげられている東京都千代田区平河町の住所も電話番号も日本会議のものに間違いない。

 ここまで「証拠」がそろっていれば、時事通信が同会合を「日本会議の会合」と断ずるのもむりはなかろう。


司会の後ろにいた、「日本青年協議会」の人物

 また、この会合の運営自体も日本会議のメンバーによって行われている形跡がある。

 同会合の司会を務めたのは、小林ゆみ・杉並区議。小林区議といえば杉田水脈発言について「言葉だけ切り取らずに文脈を見ると、あの『生産性』は『子供を産めるかどうか』という意味だとわかります。言葉を文脈から切り取り、感情的になり過ぎてはいけませんね」と、何が問題かを全く理解していないコメントを出しかえって杉田議員以上の頭の悪さをしめしてしまったことは記憶に新しいが、どうやらやはり、少し脇が甘いようだ。

 小林区議は同会合が開催された20日21時30分、「アジアの地方議員の皆様をお招きしてのフォーラムが、本日一部終了いたしました。なんとか司会を乗り切りました!」と誇らしげにツイートしているが、このツイートに添付された写真が興味深い。

 小林区議の背後に写り込んでいる白髪の紳士は、日本会議の本体であり日本会議の事務方をになう日本青年協議会の中山直也氏である。

 中山氏はいつものように、裏方として同会合の進行を差配していたのだろう。日本会議の会合を取材したことのある人間であれば、「ああ。あそこに中山がいる。これ日本会議なんだな」とすぐわかったはずだ。パンフレットの内容、イベント運営の実態、どの側面からみても、時事通信が同会合を「日本会議の会合」と断じたのは正解だ。

 本稿は、「安倍首相が日本会議の会合に出席した」ことを問題視するものではない。それ自体は、法的にも倫理的にもなんら問題はない。さらにいえばそんなことは日常茶飯事であることも事実だろう。自民党の正式な会合でも閣議ではおとなしい安倍が、日本会議の会合か産経新聞の読者サークルである「正論懇話会」などお仲間に囲まれた場所にでると怪気炎をあげることも以前からの傾向だ。

「総理の出席」自体にもし問題があるとすれば、いかがわしい連中の会合に出席したことぐらいだろが、かくいう私もいかがわしさでは人後に落ちないし、日本会議がいかがわしいからといって、総理の出席をとめられるわけでもない。

「日本会議の会合に首相が出席した」ことをあげつらっても、単に「安倍晋三の目には日本会議の連中がまともな連中に映るらしい」と、我が国の宰相の人の見る目のなさを嘆くぐらいが関の山だ。

 今一度、前掲のパンフレットを見ていただきたい。「後援」の欄に、経済産業省、外務省、そして文部科学省の名義がつらなっている。問題はここだ。


「日本会議」の名を出さずに後援を申請していた!?

 いわずもがな、日本会議は政治団体ではない。日本会議は法的には任意団体であり、一般的な言葉でいえば「市民運動グループ」「活動家の集団」だ。日本会議の法人資格から考えれば、日本会議のイベントに各省庁が後援を出すことはなんら差し支えないとはえいる。ただしこれは原理原則の話。「どこぞの市民グループが主催する前川元文科省事務次官の講演会にも、申請がありさえすれば、どの役所も後援する」ということは事実上ないわけで、後援実施の可否は「申請がありその申請書の内容に問題がなければ原則的に全てのイベントを後援する」ではなく、「申請があれば、申請者の日頃の主張や活動を勘案してから決断する」という判断で動いているのは明らかだ。

 つまり、経済産業省も外務省も文科省も、「申請者の日頃の言動、活動内容をみて後援するに差し支えない」という判断を下したことになる。

 日本会議が日頃から改憲を主張し、これまでも「教育基本法改正運動」や「国旗国歌法制定運動」「元号法制定運動」などで実績をあげている活動家グループであることは、すぐ調べればわかる。拙著『日本会議の研究』刊行以降、彼らの実態も様々なメディアで報じられているわけで、役所がそれを知らないはずもない。となると、「役所は日本会議がそうした活動家の集団であることを知って後援したのか?」という疑問がわいてくるのが自然だろう。

 そこで、後援の名義が出ている、経済産業省 外務省 文科省それぞれに、「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会を後援したのは事実か?」「この会合が実質的に日本会議の主催であることを知っていたのか?」について問い合わせてみた。

 経済産業省と外務省からは未だ返答はないものの、文科省の担当者は電話による取材で後援に至った経緯を素直に解説してくれた。

 文科省の担当者によると、この会合に対する後援申請は昨年末に出されたのだという。申請者の名義は「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会実行委員会」。連絡先の電話番号や住所は、同委員会会長の松田良昭・神奈川県議のもので、すべて神奈川県内のものだったという。

 昨年末の申請書受理後、実行員会の担当者と称する人物と何度かやり取りしたが、文科省の担当者によるとこの実行委員会側の担当者は松田県議の秘書と思しき人物であったらしい。つまり、後援の申請段階では、日本会議の会合である旨の情報が添えられていなかったということになる。

 文科省としては、神奈川県議からの申請をうけあくまでも「アジアの地方議員と日本の地方議員の交流」とのことで後援の実施を判断した格好だ。

「パンフレットの表紙には、“日本会議地方議員連盟設立10周年記念企画”と大書きしてあるが、この情報さえ申請時にはなかったのか?」と重ねて確認したが、文科省の担当者は「申請書を見る限りその記載はない」と断言する。「となると、日本会議は御省を騙したということになりますね?」と水を向けると、文科省の担当者氏は「騙したかどうかはあれですけど、そういう企画であれば、事前に教えて欲しかったなというのはあります」と素直に述懐した。

 この文科省の見解は当然だろう。行政機関が活動家グループのイベントを後援するとは考えがたく、日本会議のイベントであると事前に申請があれば後援として名義を出すはずがない。

 一方の日本会議の見解を問うため、こちらも電話による取材を実施したが、「菅野完です」と名乗ったところ、「あなたに答えることはありません」と一方的に電話を切られた。

 先述したとおり、経済産業省と外務省からは未だ返答はないものの、おそらく後援の申請をする書面の内容は文科省に出されたものと大差はないはずだ。日本会議の名前を伏せて申請をしている以上、各省庁が後援名義を出すとの判断を下したのも無理はない。

 となると、問題は役所の判断にあるのではなく、日本会議がまたぞろ正体を隠して活動していることに絞られる。

 そしてこの「正体隠し」こそが、日本会議がカルトたる所以であり、社会として日本会議を監視しなければいけない理由なのだ。


正体を隠して活動するのはカルトの常套手段

 カルトとはその教義や戒律の内容や過激さのみで定義されるものではない。イワシの頭を拝めば幸せになると信じようと、壺を買えば先祖供養になると信じようと、あるいは「こんな世界、一回地獄の業火に焼かれてしまうべきだ」と主張しそれを信じようと、それ自体は教えを説くものとそれを信じるものの自由である。

 カルトのカルトたる所以は、こうした教義にではなく、その勧誘手法にある。

 カルト教団は決まって「手相の勉強をしませんか」「自己啓発のためにこの本を読みませんか」「自然保護活動に参加しませんか」と、自分たちの正体を秘匿して勧誘活動を行う。そして、勧誘された者の周りに次第に濃厚な人間関係や金品の貸し借りなど「抜け出せない雰囲気」を構築していく。教団の正体が明かされるのは勧誘された者がもう完全に抜け出せない状態に陥ってからだ。

 今回、日本会議が各省庁に対して行った行為は、構造としてはこのカルトの手口と全く同じといえよう。各省庁への後援申請時に自分の正体を明かさず後援決定後にぬけしゃーしゃーと「日本会議地方議員連盟設立10周年企画」と打ち出す行為は、「自然保護活動に参加しませんか?」と勧誘した者に壺や墓石のたぐいを売りつける行為と何が違うというのか。

 カルトの勧誘に乗ぜられた者は、いずれ勧誘の当初の謳い文句が虚偽だったことに気付く。宗教の勧誘であれば応じなかったのに、この教団の勧誘だと知っていれば話を聞くことさえなかったのにと後悔しても、もう抜け出せない。勧誘された者の周囲には、抜き差しならない人間関係や金銭や物品の貸し借り、時には住居の提供なども含めて、「小さな社会」ともいうべき濃密な空間が構築されてしまっている。そこに一度陥った者が抜け出すのは、容易ならざることだ。そしてその「小さな社会」は、その社会の中でしか通用しない論理と倫理観で動きつづけ、社会との齟齬が蓄積していく。そしてその種の小さな社会は、いずれ破綻し大きな破局を迎える。

 日本会議の問題点はまさにここにある。


「小さな社会」が日本全体を飲み込もうとしている

 今回の「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会」で明らかになった日本会議の「正体隠し勧誘」はこれまで彼らが多用してきた手法の一形態でしかない。彼らは常にこの手法を使う。

 憲法改正運動で日本会議の名前を出さず「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と名乗るのはその最たる事例だろう。そしてその日本会議そのものが、「生長の家」原理主義者で構成される極右団体・日本青年協議会によって運営されているものだ。警察公安がカルト宗教や過激派を監視するときに使う用語を用いれば、「第3回アジア地方議員フォーラム日本大会」も「美しい日本の憲法をつくる国民の会」もそして日本会議そのものも、日本青年協議会の「フロントサークル」にすぎない。ここには、二重三重の「正体隠し勧誘」の構造が存在している。

 そしてこの構造が及ぶのは、なにもメディアが取り上げる今回のようなイベント事や「保守系市民団体」の活動にとどまらない。猖獗を極める「保守論壇」なるものそのものが、この二重三重の「正体隠し勧誘」の構造に支えられているではないか。さまざまな論者が指摘する社会の右傾化、論壇の右傾化とは、畢竟、日本青年協議会およびその周辺の人々の「小さな社会」が日本の社会全体を蝕んでいく姿にほかならないのだ。

 50年前、新興宗教の学生運動としてスタートした日本青年協議会は、「正体隠し勧誘」を駆使して、その「小さな社会」を拡大し、平然と中央省庁を「正体隠し勧誘」で騙すまでになった。彼らの「小さな社会」はここ20年で日本の社会の随所に進出し、言論、政治、市民運動などさまざまな分野で中核となり、いまや政権を支える一翼を担うまでに成長した。

 人民寺院、オウム真理教などなど、「小さな社会」が外部の社会との軋轢を蓄積し破滅的な最期を迎えた事例は枚挙にいとまがない。日本青年協議会とその周辺の人々が構築した「小さな社会」が、どんな破滅を迎えるか、彼らの「小さな社会」が中央省庁を騙すまでに大きくなったいま、想像するに恐ろしいとしか言いようがあるまい。

<取材・文/菅野完>
すがのたもつ●本サイトの連載、「草の根保守の蠢動」をまとめた新書『日本会議の研究』(扶桑社新書)は第一回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞に選ばれるなど世間を揺るがせた。現在、週刊SPA!にて巻頭コラム「なんでこんなにアホなのか?」好評連載中。また、メルマガ「菅野完リポート」(https://sugano.shop)も、目下どこよりも早く森友問題などを解説するメディアとして注目されている。

菅野完
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安倍総理3選決定。前日に行われた「秋葉原演説の光景」は向こう3年の日本の社会になるのか(ハーバービジネスオンライン)

安倍総理3選決定。前日に行われた「秋葉原演説の光景」は向こう3年の日本の社会になるのか
https://hbol.jp/175242

選挙ウォッチャーちだい

2018.09.21


 安倍応援横断幕 安倍晋三総理が総裁選3選を果たした9月20日の前日――。

 9月19日午後5時に、安倍晋三総理が「総裁選最終日に秋葉原で街頭演説をやりたい」と言い出したそうで、いつものように秋葉原駅電気街口のガンダムカフェの前で、あまり大きく告知もされないまま、街頭演説会が開催されました。

 その様子を見てきたので、すでに総裁選が決着したあとではありますがリポートしたいと思います。


一般人を締め出す形で行われた演説会

 仕事帰りのサラリーマンが立ち寄れて、かつ明るい時間に設定しようと思ったのだと思いますが、やはり午後5時だと普通のサラリーマンが駆けつけるのは難しいため、ほとんどが自民党から動員をかけられた人たちでした。

 行ってみて驚いたのは、誰もが自由に見られるのではなく、自民党員しか入れないエリアを設け、一般人が外に閉め出されるスタイルで行われていたこと。まさに今の安倍政権を象徴するような構図ですが、自民党総裁選は自民党員にしか選挙権がないため、一般の人には無関係。だから、自民党員しか見られないことは理にかなっていると言えばそうなのですが、これは政治活動の一環として行われており、政治活動として公共の場を占有しているのであれば、一般人が排除されるというのは、やはりギリギリアウトではないでしょうか。しかし、憲法すら守ろうとしない安倍政権なので、こんな細かいルールが守られるはずがありません。


「五輪ボランティアは1000円の交通費が出る!」と橋本聖子

 さて、安倍晋三総理の街頭演説にどんな議員が登壇したのかと言うと、司会は元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代さん。話の「つかみ」は、橋本聖子さん。このほど無給ボランティアの批判が殺到したため、渋々、1日あたり1000円の交通費を、「いつもだったら500円しかあげないところですが、今回は特別に、オリンピック限定特別支給の1000円ですよ」的なテンションで、オリジナルのプリペイドカードに入れて差し上げる(記念に取っておく人が続出することを狙って実質的なお金を払いたくないスタイル)ことで話題の東京オリンピックの話です。

 続いて、URをめぐる口利き疑惑(不起訴)が発覚した頃から露出を自粛していた甘利明さんが、堂々と登壇し、何を言うかと思ったら「アベノミクスはもう8割まで来ている、あと一押しだ」という話をしました。最近、この手のことを言う自民党議員が多いのですが、8割でコレだと、残りの2割を足したところで大したことがないことになってしまうのですが、この人たち、大丈夫なのでしょうか。

 「まだまだ実力の1割も出していない」と言われたら、ドラゴンボールみたいに「な、なんというポテンシャル!」と驚く中二病の人もいたかもしれませんが、これで8割だとすると、残り2割を足したところで先が見えています。それどころか、モテないオジサンがやり手のキャバ嬢を口説いているようなもので、「あと一押しでイケる!」と言いながらお金だけ使わされているのではないでしょうか。このままだと損失ばかりが大きく、最終的に何も手に入らない上に、その“キャバクラ代”は僕たちの税金なんですけど。

 その後に登壇した岸田文雄さんはギリギリまで総裁選に立候補しようか迷いに迷っていたくせに、今さら「ずっと安倍総理しかいないと思っていた」と言い出しました。本当にそう思っているなら、総裁選に出馬するのかを聞かれた時に、真っ先に否定し、「安倍さんしかいない」と言えばよかったのに、最後の最後に長いものに巻かれて「ずっと安倍総理しかいないと思っていた」と言っているのですから、岸田派の皆さんが天下を取る日は永久に来ないことでしょう。まるでドラマのような人間模様を見せつけられていますが、こんな話はドラマの中だけで十分です。

 皆さんお待ちかねの安倍晋三総理の話の前に、やはりこの人も話します。

 マフィア(風ファッション)とヒトラーにこだわる日本の副総理大臣、麻生太郎さんです。この頃から会場に駆けつけた「こんな人たち」の「安倍やめろコール」がどんどん大きくなり、秋葉原の改札口に近いところでは「安倍やめろ」のコールで、麻生太郎さんが何を言っているのかが聞こえないほどでした。

  「こんな人たち」とは、2017年の東京都議選の際、秋葉原で安倍晋三総理に抗議する人たちに向かって、指を差しながら「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言ったため、アンチ安倍晋三の人たちを指す言葉です。

 実際、その東京都議選では都民ファーストの会が旋風を巻き起こし、こんな人たちに負けちゃったのが安倍晋三総理のスゴいところなんですが、今回も「安倍やめろ」のコールにムカついた麻生太郎さんが、明らかに「安倍やめろコール」をしている人たちに向かって、「覚悟があるのか!」と迫り、「覚悟のない人たちに日本の舵取りを任せるわけにはいかない」と言い切りました。


「アベノミクスのおかげで発泡酒がビールに変わった」

 そして、いよいよ皆さんお待ちかねの安倍晋三総理の話だったのですが、相変わらず「アベノミクスのおかげで発泡酒がビールに変わったと喜んでいた」というビミョーな話をドヤ顔で語っていました。自分たちは赤坂自民亭で獺祭や賀茂鶴を飲んでいるのに。

 データ上は貧富の差が開くばかりなので、ビールはビールでも発泡酒が「第3のビール」に変わった世帯のほうが多いはずですが、例外的に発泡酒がビールに変わったレアなケースがあったとして、アベノミクスの成果というのはその程度なのでしょうか。だとすると、安倍晋三さんの3選は、めちゃくちゃヤバいです。発泡酒からビールに昇格し、1本あたり数十円の贅沢を楽しめるようになったものの、来年10月には消費税が10%になりますし、すべての商品の値段が2%上げようとしているので、ビールが発泡酒に逆戻りするどころか、発泡酒さえ飲めなくなってしまうカウントダウンが始まっているのです。

 「アベノミクスのおかげで2台目の車を買っちゃったよ」ならともかく、たかだか数十円のビール昇格に感謝感激し、思わず安倍晋三総理に駆け寄って手を握り、喜びを伝えてきた(本当にいたのかどうかが怪しい)工員さんとやらを、天国から地獄に突き落とす消費税10%。安倍晋三総理は3選の際には予定通りに進めると言っていますので、ビールに昇格で安倍晋三総理に喜び勇んで握手を求めてきたという工員さんは、来年、安倍晋三総理を恨むことになるかもしれません。

 しかし、「その工員さんを地獄に落とすなよー!」なんてヤジを飛ばしたら、すぐにムカついてしまう安倍晋三総理なので、また「こんな人たち」と言って指を差しかねません。なので、安倍首相から抗議する人たちが見えないように、みんなで旗を掲げて隠してあげていました。しかも、今回はそれだけでは隠しきれないと思ったのか、「がんばれ、安倍晋三」と書いた巨大なブルーシート製の横断幕で、安倍晋三総理に抗議する人たちを覆い隠す始末。ここまでやらないと安心して街頭演説できない総理大臣が、ロシアのプーチン大統領と会談に挑んでいたのです。本当の「おそロシア」はここにあったんじゃないかという話です。

 なので、街頭演説会が終わった後は「何してくれんねん!」と抗議する人たちと、ブルーシートで覆い隠した自民党のオッサンとで、「第1回・ブルーシート横断幕綱引き大会in秋葉原電気街口」が開催されることになりました。都合の悪いものに蓋をするのは安倍政権のお家芸ですが、まさか抗議する人たちをブルーシートで覆い被すとは思いませんでした。もちろん、これが安倍晋三総理の直接的な指示だったとは思いませんが、安倍晋三総理を支持する人たちの忖度が、こうした安倍政権の体質そのものではないかと感じさせられました。


集まっていた安倍政権支持者の姿

 そして、昨今の安倍政権がどのような人たちに支持されているのかと言うと、TBSだけを名指しで偏向報道だと言ったり、池上彰さんに「お前は日本の恥だ」と言ったりする人たちなのですが、いよいよどんな主張を始めたのかと言うと「核戦争には慣れている、試してみるか?」です。とうとう核戦争をやってやろうかという人たちまで現れ、ネトウヨは進むところまで進んでしまったのです。沖縄県知事選でも「玉城デニーさんが知事になったら、沖縄はウイグルになる!」と言っている人たちがたくさん現れる始末なので、もともと斜め上に向かってぶっ飛んでいた人たちですが、とうとう大気圏の向こう側に行きつつあるのかもしれません。


「自由」と「民主主義」の行方

 安倍晋三総理は動員された自民党員に囲んでもらい、一般人を排除した末、抗議する人たちに蓋をして演説をしていました。一方、石破茂さんはいかにも上品そうな奥さんと一緒に、自民党員でなくても自由に見られる街頭演説を展開していました。

 自由民主党の総裁選ですが、どちらに「自由」と「民主主義」があるのかは、街頭演説を見るだけで一目瞭然です。自由も民主主義も存在しない総裁が選ばれ、それがすなわち日本の総理大臣だということになったわけですが、日本は向こう3年、今まで以上に自由や民主主義が失われることになるでしょう。しかし、今の日本は、核戦争を望む人が堂々と大きな看板を掲げて街を歩き、こういう人が、自民党員しか入れないゾーンに入り、抗議する人たちが排除されてしまうほど無知が進んでいるのです。

 「自由」や「民主主義」が何なのかを大半の自民党議員すら知らないという国。いつしかこんな日本が立て直される日は来るのでしょうか。

<取材・文/選挙ウォッチャーちだい(Twitter ID:@chidaisan)>
ちだい●選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材活動を行う。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどをTwitterやnote「チダイズム」を中心に公開中。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見。
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内部はサビと腐食だらけ…!オスプレイ8機が「一斉交換」の謎  (現代ビジネス)

内部はサビと腐食だらけ…!オスプレイ8機が「一斉交換」の謎     
     もうすぐ首都圏でも飛ぶというのに

 半田 滋

沖縄県の米海兵隊普天間基地に配備されている垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」が8機一斉交換となった。米軍側と日本の防衛省は「通常の機体交換」と口を揃えるが、これ以上の説明はない。

そもそも機体を丸ごと交換すること自体、「通常」とはいえない。それも同時に8機である。普天間基地に配備されて5年も経過しないうちに、墜落などで2機が失われたオスプレイ。いったい何が起きているのか。

シラを切り通す米軍

この問題は、全国紙やテレビで報道されていない。最初から説明する必要があるだろう。

8機のオスプレイが山口県岩国市の米海兵隊岩国基地に到着したのは7月7日だった。大型輸送船に乗せられ、6月22日に西海岸にあるカリフォルニア州のサンディエゴ海軍基地を出港した。

岩国基地への陸揚げに際し、日本政府や岩国市への事前通告はなかった。今年5月、横浜港にある米陸軍横浜ノース・ドックに陸揚げされた米空軍仕様の「CV22オスプレイ」5機の場合、到着直前の1日前に米側から通報があったが、今回は岩国基地に到着して4日も経過した7月11日の事後通告だった。

しかも「保安上の理由から機数は言えない」というのだ。防衛省に取材しても「機数は聞いていない」。岩国市は基地の状況を把握するため、民間の「情報提供協力員」に基地監視を委嘱している。その専門家が機数を数えているにもかかわらず、シラを切り通した。

陸揚げの際、確認された機体番号から、カリフォルニア州のミラマー基地所属の4機と東海岸のノースカロライナ州にあるニューリバー基地所属の4機と判明、米本土の海兵隊基地からかき集めたことがわかる。ブロックCと呼ばれるレーダーなどを強化した機体も含まれていた。

岩国基地には今年6月末、普天間基地のオスプレイ8機が飛来し、駐機場に置かれていたことが確認されている。これらの機体が、交換する8機を載せてきた大型輸送船に入れ替わりで積み込まれ、7月のうちに米本土へ向けて出港した。

岩国基地に陸揚げされた8機のうち、7機は7月中に普天間基地へ飛び立ったが、1機は滑走路で立ち往生。8月3日になって、ようやく普天間へ向けて離陸した。交換する機体に不具合があったとすれば、何のための交換なのか、という話である。

普天間配備のオスプレイは2012年7月に12機、翌13年7月にも12機の合計24機が岩国基地に陸揚げされた。

ところが、16年12月、沖縄県名護市の浅瀬に1機が不時着水して大破、17年8月にはオーストラリアで揚陸艦への着艦に失敗して洋上に墜落、兵士3人が死亡している。配備開始から5年も経たないうちに2機が失われているのだ。失われた2機はすでに補てんされている。

筆者は今回の交換について、普天間基地の広報部に「8機一斉に交換する理由は何か」「交換の理由が定期整備なら(オスプレイの定期整備を行う千葉県の陸上自衛隊)木更津駐屯地を活用しないのはなぜか」とメールで問い合わせた。

これに対する回答は、以下の通りである。

「この交換は、航空機および機器の通常の交換の一部である。入ってくるオスプレイと普天間基地の機体との1対1の交換が行われる。特定の機体は、アップグレードの予定。機数の増減はなく、沖縄のオスプレイの戦力レベルを変更する計画はない」

回答らしい回答は「通常の機体交換」「一部はアップグレード」の部分だけ。機数の増減や戦力レベルなど聞いてもいないことに答えて、肝心の機体交換の理由には触れていない。

機体内部がサビと腐食だらけ

防衛省に取材すると、沖縄調整官付は「米側から『通常の機体交換』と聞いている。それ以上は、米軍の運用にかかわることなので聞いていない」とまるで人ごとだった。

普天間基地を抱える宜野湾市基地渉外課にも問い合わせたが、「米軍は『保安上の理由』として、交換した機体の数さえ明かさないのです」とのことだった。宜野湾市役所は普天間基地に隣接している。「よき隣人でありたい」と繰り返す米軍が、機数という基礎データさえ明らかにしないのだ。

筆者は「定期整備の必要性から交換したのでは?」という仮説を立てていたが、岩国市や宜野湾市の問い合わせに、交換した機数さえ答えようとしないのは、「8機一斉交換」の事実そのものを隠したいから、ではないだろうか。

そのナゾに迫るには、筆者が米軍に問い合わせた「木更津駐屯地での定期整備」についての解説が必要だろう。

航空機は、定められた飛行時間ごとに分解され点検を受ける。オスプレイも例外ではなく、5年に1回の割合で、分解点検を含む定期整備が必要とされている。

防衛装備庁は、普天間配備のオスプレイと陸上自衛隊が導入を進める17機のオスプレイの共通整備基盤として木更津駐屯地の活用を決め、自衛隊の格納庫1棟を整備工場に改修した。米軍の入札により、整備は「スバル」(旧富士重工業)が請け負い、約30人の整備員が機体整備にあたることになった。

最初の1機は昨年1月、普天間基地から飛来し、翌2月から定期整備に入った。防衛装備庁は「1機あたり整備工期は3、4カ月程度」と説明していたが、今月になって9月5日以降の試験飛行開始を発表した。つまり、整備に1年8カ月以上もの長期間を要したことになる。

これにより「定期整備は年5〜10機」とする防衛装備庁の目算は外れた。最初の1機の定期整備が順調に終わっていれば、交換した8機は米本国へ送り返すことなく、木更津で整備できたのかもしれない。

定期整備が異常に長引いたことについて、防衛装備庁の坂本大祐事業管理監は「最初の一機なので慎重にやっている。開けてみないと分からない状態のところもあり、部品を発注しても米国から届くまでに時間がかかる」と話す。

整備の「不慣れ」が主な原因との説明だが、防衛省関係者は「事態はもっと深刻でした。乗員や兵士が乗る部分の床板を開けてみたら、機体の内側はサビと腐食だらけ。自衛隊が丁寧に使っている機体しか見たことのない整備員たちは『これは整備ではない、修理だ』と驚いていた」と明かす。

手の施しようがなく、そっくり交換しなければならない部品が思いのほか多く、その部品の修理・交換のために必要な工具も米国から取り寄せたという。その間、作業は滞らざるを得ず、整備の遅れにつながった。

10月からは首都圏上空でも飛行する

では、どうしてそれほど腐食やサビが多いのか。

前出の防衛省関係者は「普天間基地の自然環境と地勢的な条件が影響している。ただでさえ潮風で機体が腐食する沖縄に置かれているうえ、米本土より近いので中東など海外へも頻繁に派遣されている。自衛隊と比べて、使い方も荒いようだ」と解説する。

8機一斉交換の背景には、過酷なまでのオスプレイの運用があるというのだ。

米海兵隊は、普天間以外の海外基地にオスプレイを配備していない。例えば、オスプレイを中東へ派遣するには米本土から送り込むよりも沖縄から派遣した方が早い。現にオーストラリアで墜落したオスプレイも普天間配備の機体だった。

機体を酷使した結果なのだろうか。普天間配備のオスプレイは、報道されているだけで墜落や緊急着陸が合計11回に上る。今年8月14日には、同じ日に鹿児島県奄美市の奄美空港と、沖縄の米空軍嘉手納基地に緊急着陸したばかりだ。

配備から6年も経過していないうちに、これほど墜落したり、緊急着陸したりした在日米軍の航空機は他に例がない。以前から指摘されてきた機体構造の問題にもあらためて目を向ける必要があるだろう。

2009年6月、当時、国防分析研究所主席分析官だったアーサー・リボロ氏は米連邦下院の委員会で「ヘリコプターがエンジン停止した場合、風圧で回転翼を回転させ、安全に着陸できる『オートローテーション(自動回転)』機能が欠落している」とオスプレイの構造的欠陥を証言した。

16年12月にあった名護市でのオスプレイの不時着水・大破事故の原因について、リボロ氏は琉球新報の取材に対し、「事故は操縦士のミスもあるが、そもそもの機体デザインの設計ミスも追及されるべきだ」と指摘し、「人口密集地で事故が起こればどれだけ危険か、米軍や日本政府はもっとリスクを考え、人口密集地では飛ばせないなど対策を取るべきだ」と訴えている。

防衛省は8月、在日米軍が空軍版のCV22を10月1日から都内の米空軍横田基地に5機配備すると発表した。最終的に10機まで増えるという。

また、陸上自衛隊が導入するオスプレイは佐賀空港への配備が間に合わず、やはり10月ごろには木更津駐屯地へ5機が配備され、最終的には17機が導入される。

海兵隊版MV22の10万飛行時間あたりのクラスA(被害が200万ドル以上か、死者の出た事故)事故率は、海兵隊保有の航空機でトップの3.24。CV22のクラスA事故率は、より高い4.05(昨年9月現在)である。

米国の専門家が「人口密集地を飛ぶべきではない」と進言するオスプレイが、間もなく、人口密集地の首都圏上空を飛ぶことになる。

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普天間第二小に避難所 防衛局 ヘリ窓落下受け工事(琉球新報)

普天間第二小に避難所 防衛局 ヘリ窓落下受け工事
2018年7月24日 05:00

 【宜野湾】米軍普天間飛行場に隣接し、昨年12月に米軍ヘリの窓が落下した宜野湾市立普天間第二小学校で、沖縄防衛局は23日、落下物から児童を守るための屋根付きの避難所の設置工事を始めた。避難所設置は市教育委員会の計画に基づくもので、8月末までに運動場の2カ所に造る。ただ米軍機は事故後も学校の上空付近を日常的に飛行しており、保護者からは「米軍機が飛行する限り、根本的な問題解決にはならない」との声も上がっている。


 避難所は幼稚園側にある飼育小屋の横とプール側の2カ所に設置する。それぞれ高さは2・3メートルで、広さは約20平方メートル。鉄筋コンクリート造りで、それぞれ1クラスの人数約35人の児童が避難できる広さとなっている。

 避難所の設置については、同校PTAから今年2月、市教委に対し校内6カ所に設置するよう要望書が提出されていた。市教委は現状で計4カ所に整備する計画で、今後プールなどにも設置する予定だ。

 第二小では事故発生以降、運動場に米軍機が近づく度に児童が校舎内などへ避難しており、運動場の使用を再開した今年2月から今月20日までに、避難回数は671回に上った。市教委担当者は避難所の設置について「事故が起きる前の学校生活に戻れるよう、学校を後押ししていきたい」と説明した。

 一方、1年生の娘が第二小に通う宮城智子さん(49)=市野嵩=は「工作物では根本的な問題解決にはならない」と訴える。「米軍機が飛んでる限り危険はある。本来やるべきことは米軍機を飛ばさないことではないか」と強調した。

 防衛局は夏休み中も学校敷地内に職員を2人配置し、米軍機の飛行監視や避難の誘導を続けている。同校は1学期中に教員ら向けに避難態勢に関するアンケートを実施しており、避難所の整備状況などを踏まえ、避難態勢の変更や解除も検討している。



避難所完成後初めて訓練 普天間第二小の窓落下事故 全児童が参加し、避難の行動順序確認
2018年9月12日 10:00

 【宜野湾】昨年12月に米軍普天間飛行場所属の米軍ヘリから窓が落下した宜野湾市立普天間第二小学校(桃原修校長)は12日午前、8月末に運動場の2カ所に完成した、屋根付き避難所を使った避難訓練を初めて実施した。600人以上の全校児童が参加し、米軍機が学校の真上やその付近を飛行した場合を想定し、訓練した。

 訓練は「安全朝会」として、1校時の前の午前8時15分から約20分間実施した。米軍機が上空を飛行した場合を想定し、初めに担当教員が〇澆泙覘∧瞳概,硫擦鯤垢い討匹諒面から近づいてきているかを確認するゆっくり避難する―の行動順序を説明した。

 実際の訓練では、学校に配置された沖縄防衛局の誘導員が「安全確認してください」と拡声器で呼び掛け、児童が2カ所の避難所や幼稚園側の体育倉庫、プールの入り口など屋根がある場所に逃げ込んだ。これまでは防衛局職員が「避難してください」と指示を出していたが、今後は運動場にいる教員が避難の必要性をその都度判断する。

 訓練後、桃原校長は「児童は学校だけでなく、家でも公園でも道ばたでも、米軍機が上空を飛ぶことはある。将来的には、子どもたちが自分で避難の必要性を判断できるようにしたい」と説明した。

 普天間第二小では、全校児童が運動場を使う運動会が10月14日に予定されているため、その前に全校児童がいることを想定した訓練を実施した。同校は避難所の完成を受け、避難態勢の解除も検討している。【琉球新報電子版】


宜野湾市長選、仲西氏が政策発表 子どもの安全確保を強調 
2018年9月12日 06:00

 【宜野湾】23日告示、30日投開票の沖縄県の宜野湾市長選に立候補を表明した県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)=共産、国民民主推薦=が11日、宜野湾市内で会見を開き、政策を発表した。米軍普天間飛行場の返還・移設について「普天間の即時運用停止、一刻も早い閉鎖返還を日米両政府に強く求める」と訴え、名護市辺野古への移設に反対する考えを示した。子育て支援を重要政策に掲げ、経済振興や医療・福祉など53項目を挙げた。

 市内で相次いで発生した米軍機部品落下事故に触れ「全ての児童、生徒が安心して学べる教育環境づくりを最優先に進める。そのために普天間の閉鎖、返還を求める」と強調し、教育現場上空での米軍ヘリ飛行停止の実現や日米地位協定の改定を政策に盛り込んだ。

 普天間飛行場の即時閉鎖、返還に向けては「来年2月の運用停止は(県と日本政府で)約束されており、守るべきだ」と政府に働き掛けるのと同時に、跡地利用で国や県と連携して取り組むとした。

 子育て支援では、学校給食費の無料化や認可外保育施設の支援拡充、「市子ども未来応援推進基金(仮称)」の設置などを挙げた。経済振興では、沖縄コンベンションセンターを中心に国内外の会議誘致や新たなイベントの創出、西海岸地区に特産物などが消費できる拠点施設の整備、創業者らの支援を図る施設整備などを掲げた。

 会見には県知事選に出馬予定の玉城デニー陣営から照屋大河県議、県選出の国会議員や野党市議団らが同席した。

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米軍、海外70基地を削減 世界41カ国に517 最多は日本の121(沖縄タイムス)

米軍、海外70基地を削減 世界41カ国に517 最多は日本の121
2018年9月7日 12:12


 【平安名純代・米国特約記者】米国防総省がこのほど公表した2017米会計年度基地構造報告書(16年9月末時点)によると、米国外にある米軍基地・施設数は計517で、前年度に比べて70削減されていることが5日までに分かった。07年度の米軍基地・施設数は計823で、10年間で37%減少したことになる。


 同省が所有する基地・施設数は、米国内50州に4166(陸軍1588、海軍787、空軍1528、海兵隊172、ワシントン本部管理部91)、グアム準州など八つの米領に110(陸軍39、海軍62、空軍9)だった。

 海外の基地・施設数は、41カ国に517(陸軍199、海軍125、空軍170、海兵隊23)で、陸軍は前年度比で56減り、海軍は3減、空軍は12の減少となった。海兵隊は1増となった。

 海外で最も多いのは日本の121(前年度比1減)で、資産評価額は775億7270万ドル(約8兆6114億円)。

 次いでドイツの120(同61減)で評価額は517億8460万ドル(5兆7486億円)、韓国の78(同5減)で229億1140万ドル(2兆5434億円)などとなり、日本が数・資産価値ともにドイツを大きく上回っている。

 報告書は、米国防総省が会計年度ごとに米議会へ提出していたが、トランプ政権発足後は作業が遅れ、2年半ぶりの公表となった。

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「魂の飢餓感」とは?━沖縄について考える

<速報>テレ朝の朝のワイドショーで「横田基地へ配備オスプレイ」の特集をしています。前泊さんが出演しています。

ここんとこ、関心が向いているのは、「死刑制度」についてと「沖縄のこと」です。

いまのわたしに何ができる・・・?なのですが、

とにかく頭を動かすことは続けなければです。

菅野完さんの文章を読んで、考えるヒントになりました。


沖縄の選挙になるとわく左右両陣営の「オリエンタリズム」について
https://hbol.jp/173477
https://hbol.jp/173477/2

菅野完

2018.08.27


沖縄の外にいる人間が沖縄を語るとき、できることは何なのか

 沖縄について語ることはとても難しい。

 もちろんこれは、「私には」という意味で、である。私には軽々しく、沖縄について言及することがどうしてもできない。

 当事者性を有して語るほうがよいものを、当事者性を有さない者が語るのはなんであれ難しい。しかも沖縄についていえば、沖縄に縁もゆかりもない私は、陣営(あえてこの言葉を使えばだが)としては加害者側に属する。加害者側の人間が、当事者性を有せずに何かを語ることは、どうしても思い上がったオリエンタリズム――極端に美化したり、あるいは蔑んでみたり――に陥ってしまう。それは単なる勘違いと増上慢であり、避けねばならないだろう。

 翁長雄志沖縄県知事の訃報に接したとき、彼がかつて発した「沖縄県民はまだ魂の飢餓感を感じている」という言葉を思い出し、改めて沖縄を語ることの難しさを痛感した。

 彼の死の直後から、さまざまな人々が多数のコメントを出した。曰く「沖縄のために尽くした人」「保守政治家であったにもかかわらず、自民党政権と対峙した硬骨の人」、あるいは「政府の意向に従わず行政の混乱を招いた知事」「かつての仲間に後ろ足で砂をかけた政治家」などなど、評価はさまざまだ。しかし、私にはそれら多種多様な評価のすべてが、翁長氏の言う「魂の飢餓感」を生む原因そのものではないかと思えてならなかった。

 死んだ政治家についていろいろな評価が出るのは当然だろう。ましてや現職知事の死である。死去は自動的に次の選挙の引き金になる。死そのものが政治的にならざるを得ない。とはいえ、死人に口なしとばかりに毀誉褒貶さまざまな論評が各方面から無責任に提出される様は、沖縄の民意が「沖縄の外」の都合と打算で無視され続けてきた様子に重なるように思えてならないのだ。


沖縄県知事選と自民党総裁選が大きく重なる9月の政治

 沖縄はこれから政治の季節を迎える。知事選の投開票は9月30日とのことだから、選挙戦の期間は9月20日投開票と予定される自民党総裁選挙の選挙期間と大幅に重なることとなる。これまでも沖縄知事選挙は、日米関係の本質とはなにか、日本の人権状況はいかに劣悪か、日本の安全保障議論はいかに場当たり的かという諸問題を浮き彫りにしてきた。今回はその選挙戦が、実質的に我が国の首相を決める選挙と同時並行で展開するのだ。相互の選挙戦が輻輳しいつも以上に白熱することは必至だろう。

 いやがうえにも熱を帯びることが自明な選挙戦を前にして、いま一度、翁長氏が残した「魂の飢餓感」という言葉を噛み締めたい。沖縄の外に住む私のような人間が、沖縄と向き合うとき、饒舌さは不要だろう。ただひたすら黙して耳を傾ける……。私には、飢餓感を癒やす方法としてそれ以外、思い浮かぶ方法はない。

【菅野完】
1974年、奈良県生まれ。サラリーマンのかたわら、執筆活動を開始。2015年に退職し、「ハーバービジネスオンライン」にて日本会議の淵源を探る「草の根保守の蠢動」を連載。同連載をまとめた『日本会議の研究』(扶桑社新書)が第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞を受賞。最近、どこよりも早く森友問題の情報を提供するメルマガが話題(https://sugano.shop/

― なんでこんなにアホなのか ―

菅野完


「オリエンタリズム」とは?
オリエンタリズムOrientalism

東洋研究または東洋趣味を意味する概念として使用されてきた言葉だが,アメリカの文学者 E.W.サイードが同名の著作 (1978) を発表してから植民地主義的な思考の総体を意味するようになった。東洋 (第三世界) についての観念は同地域の現実を客観的に表象したものではなく,植民地支配を正当化するために西欧の側から一方的に強制された差別的な偏見の総体とされる。受動性,肉体性,官能性といった異国情緒的な東洋イメージは西欧文明の優位性を保証すると同時に,現実の植民地支配を合理化する根拠としても利用されたのである。


そして「魂の飢餓感」について調べてみました。以下が参考になりました。


辺野古代執行訴訟:翁長知事の意見陳述全文「日本の独立は神話か…」(沖縄タイムス)
2015年12月3日 05:38
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/21524

 (1)沖縄県知事の翁長雄志でございます。


 本日は、本法廷において意見陳述する機会を与えていただきましたことに、心から感謝申し上げます。

 私は、昨年の県知事選挙で「オール沖縄」「イデオロギーよりアイデンティティー」をスローガンに、保守・革新の対立を乗り越えて当選を致しました。

 本件訴訟の口頭弁論にあたり、私の意見を申し上げます。

 (2)歴史的にも現在においても沖縄県民は自由・平等・人権・自己決定権をないがしろにされて参りました。私はこのことを「魂の飢餓感」と表現しています。政府との間には多くの課題がありますが、「魂の飢餓感」への理解がなければ、それぞれの課題の解決は大変困難であります。

 (3)簡単に沖縄の歴史をお話しますと、沖縄は約500年に及ぶ琉球王国の時代がありました。日本と中国・朝鮮・東南アジアを駆け巡って大交易時代を謳歌(おうか)しました。琉球は1879年、今から136年前に日本に併合されました。これは琉球が強く抵抗したため、日本政府は琉球処分という名目で軍隊を伴って行ったのです。併合後に待ち受けていたのが70年前の第二次世界大戦、国内唯一の軍隊と民間人が混在しての凄惨(せいさん)な地上戦が行われました。沖縄県民約10万人を含む約20万の人々が犠牲になりました。

 (4)戦後は、ほとんどの県民が収容所に収容され、その間に強制的に土地を接収され、収容所からふるさとに帰ってみると普天間飛行場をはじめ米軍基地に変わっていました。その後も、住宅や人が住んでいても「銃剣とブルドーザー」で土地を強制的に接収されました。

 (5)1952年、サンフランシスコ講和条約による日本の独立と引き換えに、沖縄は米軍の施政権下に置かれ、日本国民でもアメリカ国民でもない無国籍人となり、当然日本国憲法の適用もなく、県民を代表する国会議員を一人も国会に送ったことはありませんでした。犯罪を犯した米兵がそのまま帰国することすらあった治外法権ともいえる時代でした。ベトナム戦争の時は沖縄からB52爆撃機の出撃をはじめいろいろな作戦が展開されており、沖縄は日米安保体制と、日本の平和と高度経済成長を陰で支えてきた訳です。

 しかし、政府は一昨年、サンフランシスコ講和条約が発効した4月28日を「主権回復の日」として式典を開催し、そこでは万歳三唱まで行われたのです。沖縄にとっては悲しい、やるせない式典でした。全く別々の人生を歩んできたような気がします。

 (6)1956年、米軍の施政権下で沖縄の政治史に残ることが起きました。プライス勧告といって、銃剣とブルドーザーで強制接収した土地を、実質的な強制買い上げをするという勧告が出されました。当時、沖縄は大変貧しかったので喉から手が出るほどお金が欲しかったはずですが、県民は心を一つにしてそれを撤回させました。これによって、基地のあり方に、沖縄の自己決定権を主張できる素地がつくられ、私たちに受け継がれているのです。

 (7)沖縄が米軍に自ら土地を提供したことは一度もありません。そして戦後70年、あろうことか、今度は日本政府によって、海上での銃剣とブルドーザーを彷彿(ほうふつ)させる行為で美しい海を埋め立て、私たちの自己決定権の及ばない国有地となり、そして、普天間基地にはない軍港機能や弾薬庫が加わり、機能強化され、耐用年数200年ともいわれる基地が造られようとしています。今沖縄には日本国憲法が適用され、昨年のすべての選挙で辺野古新基地反対の民意が出たにもかかわらず、政府は建設を強行しようとしています。米軍基地に関してだけは、米軍施政権下と何ら変わりありません。

 米軍施政権下、キャラウェイ高等弁務官は沖縄の自治は神話であると言いましたが、今の状況は、国内外から日本の真の独立は神話であると思われているのではないでしょうか。

 (8)辺野古新基地は、完成するまで順調にいっても約10年、場合によっては15年、20年かかります。その期間、普天間基地が動かず、危険性が放置される状況は固定化そのものではないでしょうか?

 (9)本当に宜野湾市民のことを考えているならば、前知事の埋め立て承認に際して、総理と官房長官の最大の約束であった普天間基地の5年以内の運用停止を承認後着実に前に進めるべきではなかったでしょうか。しかし、米国からは当初からそんな約束はしていない、話も聞いたこともないと言われ、前知事との約束は、埋立承認をするための空手形ではなかったのか、それを双方承知の上で埋立承認がなされたのではないか、いろいろな疑問が湧いてきます。

 日本政府に改めて問いたい。普天間飛行場は世界一危険だと、政府は同じ言葉を繰り返しているが、辺野古新基地ができない場合、本当に普天間基地は固定化できるのでしょうか。

 (10)次に基地経済と沖縄振興策について述べたいと思います。

 一般の国民もそうですが、多くの政治家も、「沖縄は基地で食べているんでしょう。だから基地を預かって振興策をもらったらいいですよ」と沖縄に投げかけます。この言葉は、「沖縄に過重な基地負担を強いていることへの免罪符」と「沖縄は振興策をもらっておきながら基地に反対する、沖縄は甘えるな」と言わんばかりです。これくらい真実と違い沖縄県民を傷つける言葉はありません。

 (11)米軍基地関連収入は、終戦直後にはGDPの約50%。基地で働くしか仕方がない時代でした。日本復帰時には約15%、最近は約5%で推移しています。

 経済の面では、米軍基地の存在は今や沖縄経済発展の最大の阻害要因になっています。

 例えば、那覇市の新都心地区、米軍の住宅地跡で215ヘクタールありますが、25年前に返還され、当時は軍用地料等の経済効果が52億円ありました。私が那覇市長になって15年前から区画整理を始め、現在の街ができました。経済効果としては52億円から1634億円と32倍、雇用は170人程度でしたが、今は1万6千人、約100倍です。税収は6億円から199億円と33倍に増えています。

 沖縄は基地経済で成り立っているというような話は今や過去のものとなり完全な誤解であります。

 (12)沖縄は他県に比べて莫大(ばくだい)な予算を政府からもらっている、だから基地は我慢しろという話もよく言われます。年末にマスコミ報道で沖縄の振興予算3千億円とか言われるため、多くの国民は47都道府県が一様に国から予算をもらったところに沖縄だけさらに3千億円上乗せをしてもらっていると勘違いをしてしまっているのです。

 (13)沖縄はサンフランシスコ講和条約で日本から切り離され、27年間、各省庁と予算折衝を行うこともありませんでした。ですから日本復帰に際して沖縄開発庁が創設され、その後内閣府に引き継がれ、沖縄県と各省庁の間に立って調整を行い沖縄振興に必要な予算を確保するという、予算の一括計上方式が導入されたのです。沖縄県分は年末にその総額が発表されるのに対し、他の都道府県は、独自で予算折衝の末、数千億円という予算を確保していますが、各省庁ごとの計上のため、沖縄のように発表されることがないのです。

 (14)実際に、補助金等の配分額でみると沖縄県が突出しているわけではありません。例えば、地方交付税と国庫支出金等の県民一人あたりの額で比較しますと沖縄県は全国で6位、地方交付税だけでみると17位です。

 (15)都道府県で国に甘えているとか甘えていないとかと、いわれるような場所があるでしょうか。残念ながら私は改めて問うていきたいと思います。沖縄が日本に甘えているのでしょうか。日本が沖縄に甘えているのでしょうか。ここを無視してこれからの沖縄問題の解決、あるいは日本を取り戻すことなど、できないと断言します。

 沖縄の将来あるべき姿は、万国津梁の精神を発揮し、日本とアジアの架け橋となること、ゆくゆくはアジア・太平洋地域の平和の緩衝地帯となること。そのことこそ、私の願いであります。

 (16)この裁判で問われているのは、単に公有水面埋立法に基づく承認取り消しの是非だけではありません。

 戦後70年を経たにもかかわらず、国土面積のわずか0・6%しかない沖縄県に、73・8%もの米軍専用施設を集中させ続け、今また22世紀まで利用可能な基地建設が強行されようとしています。

 日本には、本当に地方自治や民主主義は存在するのでしょうか。沖縄県にのみ負担を強いる今の日米安保体制は正常といえるのでしょうか。国民の皆さますべてに問いかけたいと思います。

 沖縄、そして日本の未来を切り拓(ひら)く判断をお願いします。

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オスプレイ5機、米通告 10月 横田正式配備(東京新聞)

オスプレイ5機、米通告 10月 横田正式配備

2018年8月23日 朝刊

 防衛、外務両省は二十二日、米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイ五機が、米軍横田基地(東京都福生市など)に、十月一日に正式に配備されると発表した。防衛省によると、米軍は二〇二四年ごろまでに段階的に機数を増やし、十機態勢にする。沖縄以外の国内でオスプレイが配備されるのは初めて。安全性への懸念が払拭(ふっしょく)できないまま、首都圏での飛行が固定化する。


 五機の正式配備と同時に同基地に新設される「米空軍特殊作戦群飛行隊」の所属となる。米側が日本側に通告した。訓練場所は横田基地のほか群馬、長野、新潟県にまたがる訓練区域、キャンプ富士(静岡県)、三沢対地射爆撃場(青森県)などを想定。横田基地周辺の市街地上空も恒常的に飛行することになる。


 オスプレイは、プロペラの向きを離着陸時は上に、巡航飛行中は水平方向に変える「ティルトローター」方式の航空機。開発段階から事故が多発し、最近では一六年十二月、米海兵隊のMV22が沖縄県名護市沖で着水、大破。昨年八月にはオーストラリア沖で訓練中、着艦に失敗し墜落した。


 空軍のCV22は基本性能はMV22と同じだが、潜入作戦などで特殊部隊を輸送するのが任務。夜間や低空飛行といった過酷な条件での運用が前提となっており、基地周辺の住民らから安全への懸念が出ている。

◆首都圏飛行が常態化


<解説> 米空軍のCV22オスプレイが横田基地に正式配備される。どんな飛び方をしても日米地位協定上、日本側が運用に関与できないまま、安全性への懸念が強い機種が、恒常的に首都圏の空を飛ぶ。事故や騒音にさらされるという沖縄の痛みが、首都圏の問題として、より浮かび上がる。


 防衛省は、沖縄・普天間(ふてんま)飛行場にMV22オスプレイが配備された際の日米政府間合意を基に、横田基地での深夜早朝の飛行制限や、人口密集地上空の飛行回避などを「米軍は順守する」と説明する。ただしこの合意も、米軍が「飛ぶ必要がある」と判断するだけで、反故(ほご)にされる。実際に普天間では深夜に飛び、住宅地上空の飛行実態もある。


 さらに、オスプレイはたびたび重大事故を起こしているが、仮に事故があっても、日本側は捜査も検証もできない。今年二月には、普天間所属のオスプレイが飛行中に部品を落下させていたのに、日本側に連絡さえなかった。


 政府は今回の配備を「日米同盟の抑止力・対処力を向上させる」とうたう。だとしても日本国内での米軍の配備や運用が、いつまでも米軍任せでいいのか。安全保障論議以前の問題が、置き去りにされている。 (原昌志)


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横田、オスプレイ拠点化 離着陸1カ月半で120回超 (東京新聞)

2018年8月10日 朝刊

 米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが米軍横田基地(東京都福生市など)で、六月下旬から約一カ月半連続で駐機し、離着陸の合計が百回を超えたことが市民団体の調査で分かった。米軍が今年夏ごろと説明していた正式配備の発表はないが、事実上拠点化した。地元自治体や住民らは「情報不足なうえ、周辺上空での夜間の旋回飛行が目立つ」と懸念を強める。 (辻渕智之)


 CV22は特殊部隊の輸送が主な任務だ。横田配備は延期から一転して前倒しが四月三日に発表された。一時立ち寄りとして同五日に五機が初飛来し、五月も飛来したが、ともに一週間ほどの駐機で離着陸も少なかった。三度目となった六月二十三日からの飛来も米軍は「一時的なもの」と説明するが、五機の駐機はそのまま約一カ月半に及んでいる。


 地元の「横田基地の撤去を求める西多摩の会」によると、住宅の密集する基地周辺の上空で夕方から午後九時台まで頻繁に旋回飛行。機体をかなり傾けた旋回や、滑走路などで接地直後に上昇するタッチ・アンド・ゴー訓練も確認された。


 会の目視などで、六月二十三日以降、五機による離着陸は今月九日夜までで少なくとも延べ百二十五回に達した。四月の初飛来からだと計百四十五回。昨年は普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県)に所属する米海兵隊MV22オスプレイの横田飛来が増え、年間百二十六回の離着陸を確認したが、CV22は四カ月間でそれを超えた。


 CV22は今月二十四日まで東富士演習場(静岡県)で離発着訓練を予定し、横田駐機と行き来のための離着陸は続くとみられる。


 現状について米軍側は本紙の取材に「今後の恒久的配備に向けて暫定的な任務を行っている。正式配備は決定した段階で日本政府に通知する」と答えた。


 オスプレイは事故が続き、二〇一六年に沖縄県沖で大破、一七年にオーストラリア沖で墜落した。エンジンが止まっても軟着陸できる機能の不備などが指摘されている。

◆5機すでに配備 10機で正式発表か


<永岩俊道・元空将の話> 米軍は横田のCV22オスプレイを最終的に定数10機にする予定と聞いているので、その10機編成が完了した時点で正式配備と発表するだろう。一方、今いる5機は当然すでに配備されたとみていい。特殊作戦部隊を運ぶので、運用は夜間が基本。地上すれすれの低空を飛ぶ訓練も行う。

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理稀ちゃん救出劇雑感。(Catwalkより転載)(Shinya talk)

2018/08/16(Thu)
理稀ちゃん救出劇雑感。(Catwalkより転載)

青年の一連の殺人、幼児虐待、降雨による大規模災害、猛暑、熱中症死、翁長雄志さんの死(これは安倍政権が殺したようなものだ)、安倍三選の雲行き。

盆休み前後は芳しくないニュースのてんこ盛りで、聞こえて来るセミの声さえ鬱陶しく感じる日々だったが、大島町で行方不明になった二歳児の理稀ちゃんが大分からやって来た尾畠春男さん(78歳)に救助された一件はすべての曇りを取り払うがごとき快挙だった。

世間では感動と賞賛が渦巻き、今朝のテレビ番組では尾畠さんのご自宅まで取材が入り各局順番待ちの状況だ。

例によってネットでは神という言葉が飛び交う。

それほど日本全体が滅入っていたということだろうが、私はこの救出劇の過程には少々異なった見方をしている。



ご承知のように理稀ちゃんが救助されてのち、尾畠さんはさまざまなインタビューに答え、囲みの記者会見もした。

そのおり彼が発見に至る第一の手がかりとして上げたものは「子供はここ(前太股)を使って上に上に上がる習性がある。下には絶対に行かない」というものである。

確かにその子供の習性に関する観相は当たっているかも知れない。

「山登り」という単語があり「山下り」という単語が存在しないように、上へ上へと登り、天に近づくという快感は子供に限らずあまねく人に備わった人間の習性であり、子供はさらにその習性に従順だと言えるだろう。

ただし思うに尾畠さんのその理屈は合っていたとしてもその上に登る”子供の習性”のみを手がかりに捜索をするというのはきわめて大ざっぱな方向付けに過ぎす、そのような大ざっぱな方向付けでわずか20分で理稀ちゃんを発見したとすれば、そこで奇跡が起こらない限り今回の救出劇はなかったと言える。

また150人体勢の捜索隊も必ずしも祖父宅から下のみを捜索したわけでもあるまい。

ということは尾畠さんに限ってそこに奇跡が起きたわけであり、ネットで神通力とか聖者とか神とか言われる所以だが、私は理稀ちゃんは尾畠さんの手によって見つかるべくして見つけ出された形跡があると思っている。

私は今回の幼児失踪に関し、このような島では起きえないことであり、不思議の感を抱くとともにその命を念じつつニュースを追っていたのだが、無事救出後各番組で報道された尾畠さんの会見やそれに続く個別のインタビューのずっと前、実は尾畠さんは理稀ちゃん発見直後に少数の記者に囲まれ即席の談話をしている。

その時、以降の記者会見の席やインタビューでは出なかった言葉がある。



彼は(出立のとき)「カラスがカーカーうるそう鳴くもんじゃけ」と口走ったのである。

そして彼はカラスという単語を口走ったとき、こういう言い方はしたくないが、というような素振りを見せ、それ以上は話さず、例の子供は上に上に行く習性があるという話に切り替えた。

そのとき記者たちはその「カラス」という言葉を完全にスルーした。

尾畠さんが口にしたカラスの意味がわからなかったからである。

だが私はこのカラスこそ今回の奇跡とも言える救出劇の隠れた立役者だと直感した。


ご承知のように今回の捜索は150人体勢の捜索隊が三日間捜索したが見つからなかった。

そんな中、尾畠さんは出立からわずか20分で580メートル先の理稀ちゃんの居る場所にピンポイントで到達している。

つまり彼は迷うことなく”その場所”に直行しているということだ。


彼はこれまでの経歴から自然を知り尽くし、優れた直感力を持った人だと思う。だがいくら彼が人の行動観相や自然観相に優れている人間だからと言って、子供は上に行く習性がある”という観相のみでピンポイントの場所に直行できるとは思えない。

つまり尾畠さんの「カラスがカーカーうるそう鳴くもんじゃけ」という言葉は一見そのあたりでカラスがカーカー鳴いているという風に受け取られがちだが、私個人は尾畠さんは580メートル先上空にとりやま”を見たのではないかと思う。


このとりやま(鳥山)は海にも立つが陸や山にも立つ。

そしてそのとりやまの下のは獲物があるということだ。

その獲物は生きている場合もあり死んでいる場合もある。

ちなみに東日本大震災の現場では陸地に多くのとりやまが立った。

その下に溺死体があったからだ。

とくにカラスのような物見高い鳥は何か下界で異変があると騒ぎ立てる習性がある。

これは日常的に死体が転がっているインドにおいても同じことである。



尾畠さんがカラスと口走ってその直後不吉なことを言ってしまったかのように口を噤んだのは、多くの人がそう懸念していたようにひょっとしたら何らかの事故で理稀ちゃんは死んでいるのかも知れないというもうひとつの彼の中の想定があったからだろう。

つまり理稀ちゃんが行き倒れしていた場合、肉食のカラスは上空からそれを見つけ、虎視眈々と狙いをつけるということである。

かりに死なない場合でも2歳児のような小さな子供は捕食の対象となり、弱るのを待っているということもあるだろう。

ちなみに私の住む房総においてもこのカラスの振る舞いは人の死を予見するという言い伝えがある。

つまり普段カラスが飛ばぬような上空に円を描くようにカラスが群れ飛ぶとその真下の家の誰かが死んでいるか、あるは死に行く人がいるということを鋭敏に感じとっているというわけである。


尾畠さんはおそらくその不吉なカラスのとりやまを遠くに発見してピンポイントでそのとりやまの下に向かった。

私はそう考える。

その後の報道では現場に至るには幾つかの分かれ道があり、尾畠さんは迷うことなく行くべき道を選んでいる。

そのとりやまは理稀ちゃんが帰省していた祖父宅から東北に約580メートル。

私が釣りの時にいつも行っている海におけるとりやまの見立ては2キロ先まで効くので580メートルはとりやまの見立てとしてはカラスの鳴き声も聞こえる至近距離と言えるだろう。

20分の奇跡はかくして起こった。



その後、尾畠さんは記者会見や個別インタビューではこのカラスの鳴き声のことには一切触れなていない。

それは彼が隠しているというより、この話は理稀ちゃんの死を想定した不吉な話だからである。

そこに尾畠さんの他者への思いやりが出ているとも言える。

そしてまた今回の奇跡の救出劇にそのような隠された事実があったとしても尾畠さんの快挙に微塵も汚点が生じるものではない。


そしてそれ以上に今回の一件は助けたいという「念」の勝利でもある。

その「念」がとりやまを呼び込んだ

そのようにも考えられる。

その念とは愛に通ずる。

お盆を返上して捜索に汗かいた若者には頭の下がる思いだが、彼らにその念の強度があればとりやまも見えたかも知れないのである。

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「優れた演説が埋もれるのはもったいない」。本より早く枝野演説をWebにアップした人物が語る「国会文字起こし」の意味(ハーバービジネスオンライン)

「優れた演説が埋もれるのはもったいない」。本より早く枝野演説をWebにアップした人物が語る「国会文字起こし」の意味

https://hbol.jp/172014
犬飼淳
2018.08.03

 7月20日、実質的な最終日を迎えていた第196回国会で野党が共同して提出した内閣不信任案。この不信任決議案の趣旨弁明として行われた枝野幸男立憲民主党代表の2時間40分を超える演説はSNSで大きな話題となり、出版化を望む声も多数出るという異例の事態となった。

 その声を受けて、当サイトでは緊急出版を決め、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 安倍政権が不信任に足る7つの理由』としてブックレットを8月10日前後に発売することになった。


 リアルタイムで演説を聞き終えたあと、即座に企画を提案し、GOが出たのだが、問題なのは演説が2時間43分という長丁場のものだったことだ。

 当サイトでは過去にも党首討論の文字起こしなどさまざまな文字起こしをやってきたが、それらはせいぜい20分程度。3時間近い分量となると通常記事の配信業務と並行しながらやる身にとってはかなり時間がかかる作業だった。

 土日にかけて文字起こし作業を単身行っていたが、なんとネット上にこちらよりも早く文字起こしをアップした人物がいた。(参照:【文字起こし】2時間43分即興演説 立憲・枝野代表「安倍内閣不信任決議案」(2018年7月20日))


 それが、枝野演説の中でも登場する「信号無視話法」(※聞かれていないことを話し続け、議論相手や聴衆に迷惑をかけ、時間を浪費させる答弁のこと。詳細は近日公開予定の記事にて)の名付け親である、一会社員である犬飼淳氏だ。

 今回は、編集部より早く文字起こしを完成させた犬飼氏を迎え、今国会でさまざまな文字起こしをした「同志」としてお話を伺ってみた。


枝野演説は週末16時間かけて終えた


――犬飼さんが文字起こしを始められたというのは土曜日の時点で知ったのですが、22日の時点で文字起こしを終わらせてしまうとは驚きでした。

犬飼:幸い、土日をフルに活用して作業できたのが良かったです。最終的に全部で16時間くらいはかかっているでしょうか。

――私は国会での発言を文字起こしをする際に、YouTubeにアップされた動画などから自動文字起こし機能を使ってテキスト抽出して、聞きながら修正していくというスタイルを取ることが多いんですが、犬飼さんはどのようになさってるんですか?

犬飼:私の場合は本当にアナログで、10秒くらい再生したのを書き起こして、という作業を延々と続けています。ただ、タイピングは普通の人より速いかもしれません。
 最初に文字起こしを始めたのが5月24日に有楽町で行われた野党の合同街宣がきっかけだったと思います。(参照:【文字起こし】野党合同緊急街宣「いい加減にしろ0524」 2018年5月24日)
 辻元清美さんとか福山哲郎さんがいらっしゃってた街宣です。あのときに、知人が「行きたいんだけど行けないから、ちょっと様子を教えてほしい」と頼まれたんですね。それで動画を撮ってあげたりしたんですが、それだけじゃ足りないからちょっと文字起こしをしてみようかなと思ったのがきっかけでした。そのときに、演説の文字起こしというのが需要があるんだと気が付きました。

――信号無視話法を思いついた一週間前くらいですね。

犬飼:はい。合同街宣の書き起こしの次にしたのは25日に野党が提出した加藤勝信厚生労働大臣の不信任決議案の趣旨弁明として立憲民主党・西村智奈美議員が行った演説です。(参照:【文字起こし】2時間6分マラソン演説 立憲・西村議員「厚生労働大臣不信任決議案」趣旨弁明 (2018年5月25日))
 それも2時間6分というかなり長丁場の演説で、聞いてみたら内容も良かったんです。ただ、立憲民主党のサイトなどを見ても特に原稿をアップしたりもしないので、もったいないなと思って、これを文字起こししようかなと思ったんです。これが「文字起こし」をコンテンツとして確立したきっかけとしては大きかったですね。
 このとき、「ああ、これくらいの長時間の演説は、自分はこれくらいの時間で文字起こしできるんだ」と、目安になったんですね。

https://hbol.jp/172014/2
優れた演説なのに埋もれるのはもったいない

――我々は一応、「仕事」としてやっているわけなんで、率直に言えば文字起こし面倒だなと思いながらもやらざるを得ないんですが、ただでさえ面倒で避けたい作業ですよね。それに議事録はいずれ公開されるわけで。それでも敢えてやろうと思ったモチベーションはどこから湧いてきたのでしょう?

犬飼:単純に「もったいない」と思ったんですよね。これだけ素晴らしい内容のものが世に触れないでいるのは。しかも、知りたいと思っている人はいるのに、それを得られない。じゃあ自分でやろうかなと思ったのが一つですね。

――確かに、議事録が出ても多くの人は見ずに埋もれてしまいますからね……。書き起こしをしてみて気がついたことはありますか?

犬飼:まず気づいたのは、枝野さんにしろ西村さんにしろ、長丁場の演説でも理路整然と話しているものは、こちらの勉強にもなるし、ほとんど苦にならないということですね。
 特に枝野さんのは原稿がないということで驚きました。20日金曜日に立憲民主党に「この演説を公開する予定はあるのか?」と問い合わせしたんですが、そのときに「原稿などもないので公開予定はありません」と言われたんです。原稿無しであれかと驚きました。文字起こしして、大きな手直しもなしで「読める文章」になっていましたからね。
 普通の人は、話し言葉の書き起こしをしただけのものは、読めたものじゃないことが多いと思うんですよ。安倍さんが気の毒なのは、首相だからハードルが上げられてしまう点で、一般の社会人だったら、安倍さんのような話し方をする方は部長さんや社長さんクラスでもザラにいると思うんですよね。人はそんなに原稿無しで流暢に話せはしないものですし。

――私は先程申し上げたように、YouTubeの自動音声書き起こし機能やGoogleの音声認識などを利用してテキスト抽出するときもあるんですが、議員によって抽出されたテキストが意外とそのまま使えるくらい精度が高い書き起こしになる人と、そうでない人が明確に分かれるということに気付きました。共産党の志位和夫さんとかは、かなり精度高くテキストになってる。

犬飼:発音が明瞭で滑舌がはっきりしている人は書き起こしやすいですね。
 あと、話にその人の教養や知性が如実に出るんだなということも気づいたことですね。原稿なしでも理路整然と話す人もいれば、原稿にしがみつかないと何も話せない人もいるというのがわかりますね。書き起こしをしていると、原稿にしがみついているのもある程度わかりますからね。質疑を見ていても聞かれたことに臨機応変に答えていないから答弁にズレが生じてしまうわけで。
 その意味で、安倍さんには「信念」がないなと思いました。自分の中に確固たる信念がないから、ああいう時間を引き伸ばしたり同じ内容を繰り返したり原稿にしがみついたりするんだろうなと思いました。

 文字起こしとともに犬飼氏の名を一躍広めることとなり、枝野氏が演説の中で触れることになった「信号無視話法」をはじめとする国会可視化について伺ってく次回は近日公開予定。

【犬飼淳氏】
サラリーマンとして勤務する傍ら、自身のnoteで政治に関するさまざまな論考を発表。党首討論での安倍首相の答弁を色付きでわかりやすく分析した「信号無視話法」や、7月豪雨時の官邸の対応の遅れについて可視化した「空白の66時間」がSNSで話題に。編集部とは「信号無視話法」の記事のときに当サイトの書き起こしを転載したことが縁でやり取りをすることになった。犬飼淳氏のnote(https://note.mu/jun21101016)、TwitterIDは@jun21101016)

犬飼淳


<関連記事>
安倍首相や閣僚の答弁は「赤信号だらけ」。一介の会社員が「信号無視話法」を思いついたワケ

『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 〜「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』脚注欄リンク表

「国会が終わったからって知らんぷりさせない」 上西充子法政大教授が語る、「国会可視化」の意味
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<社説>地位協定改定を要求 全知事の総意受け止めよ(琉球新報)

<社説>地位協定改定を要求 全知事の総意受け止めよ
2018年7月29日 06:01
社説

 全国知事会が日米地位協定の抜本改定を含む「米軍基地負担に関する提言」を全会一致で採択した。全国知事会が日米地位協定の改定を提言するのは初めてだ。画期的な動きであり、採択を機に地位協定改定の実現につなげたい。

 提言がまとめられたのは、2016年7月に翁長雄志知事の要望で設置した「全国知事会米軍基地負担に関する研究会」が出発点だ。研究会は12人の知事で構成し、2年間で6回の会合を開催した。

 日米地位協定を専門とする研究者から意見聴取したほか、外務省日米地位協定室長から政府の立場を聞き、イタリアとドイツの地位協定について現地調査した沖縄県からも意見を聞いた。

 こうした調査研究を進めた目的について、知事会は「在日米軍基地に係る基地負担の状況を基地などの所在の有無にかかわらず広く理解し、都道府県の共通理解を深めること」を挙げている。極めて妥当性がある。

 琉球新報が研究会設置前の16年6月に実施した沖縄以外の46都道府県知事へのアンケートでは、在沖海兵隊について「受け入れる」と答えた知事はゼロだった。45都道府県知事は「外交・防衛は国の専権事項」だとして回答すらしなかった。沖縄の基地問題が全国的な議論になっていないことを如実に示していた。

 ところが今回の提言は全会一致で採択された。提言では研究会によって「現状や改善すべき課題を確認できた」として「米軍基地は防衛に関する事項であることは十分認識しつつも、各自治体の生活に直結する重要な問題であることから、国民の理解が必要だ」との認識を示し、日米地位協定の抜本的な改定などを求めた。

 これまで米軍基地を抱える15都道府県でつくる「渉外知事会」が日米地位協定の改定を求めてきた。全国知事会は基地のない府県が多数含まれている。その知事会で今回の提言がまとめられたことは、2年間で米軍基地負担についての共通認識が格段に深まったことを意味する。研究会の取り組みを高く評価したい。

 日米地位協定は1960年に締結されてから、一度も改定されたことがない。日本政府が改定交渉を提起したこともない。あまりにもいびつではないか。

 そのことで米軍関係者の事件・事故の中には刑事責任を問うことができず、住民が危険を訴える訓練も止めることができない。基地内で環境汚染が発覚しても、米軍に立ち入りを拒否される。日米地位協定が住民生活を脅かしている元凶となっている。

 米軍が駐留しているドイツやイタリアでは、受け入れ国が基地の管理権を確保したり、自国の法律を米軍に適用したりしている。日米地位協定はあまりにも不平等だ。日本政府は全国知事の総意を重く受け止め、抜本的な改定に本腰を入れる必要がある。


<関連記事 その1>
知事会、地位協定の改定要求へ 全会一致で初の提言
2018年7月28日 06:45

 【札幌市で島袋良太】全国知事会(会長・上田清司埼玉県知事)は27日、札幌市で開いた本年度の全国知事会議で、日米地位協定の抜本改定を含む「米軍基地負担に関する提言」を全会一致で採択した。沖縄県の翁長雄志知事の要望を受け、全国知事会が約2年前に設けた「全国知事会米軍基地負担に関する研究会」の調査結果を踏まえた内容。全国知事会が日米地位協定の改定を提言するのは初めて。 


 全国知事会の提言は(1)米軍の低空飛行訓練ルートや訓練を行う時期の速やかな事前情報提供(2)日米地位を抜本的に見直し、航空法や環境法令などの国内法を原則として適用させること(3)事件・事故時の自治体職員による迅速で円滑な基地立ち入りの保障(4)騒音規制措置の実効性ある運用(5)米軍基地の整理・縮小・返還の促進―を求める内容。

 知事会議で沖縄県からは当初出席を予定していた翁長知事の代理で謝花喜一郎副知事が出席し、発言した。謝花氏は基地から派生する事件・事故や環境汚染の防止には日米地位協定の改定が必要だと強調した。米軍基地を抱える15都道府県で構成する渉外知事会の会長を務める黒岩祐治神奈川県知事も「米軍基地のない自治体も一緒になったもので、非常に意義深い。渉外知事会としても連携したい」と発言し、提言案は全会一致で採択された。

 知事会議の終了後、謝花氏は取材に「基地問題は日本全国の問題、主権の問題でもあると認識してもらうことが、基地負担の軽減にもつながる。基地がない自治体もある全国知事会で提言が採択され、基地問題が一歩でも前進できればありがたい」と話した。


<関連記事 その2>
全国知事会、日米地位協定の抜本的改定を全会一致で提言 国に住民の米軍基地負担の軽減策を求める(日刊ベリタ)

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アブナイ カンガエ! (危険な思想) その1

猛暑に耐え
どうにか暮らしている

70代に突入した身体は
心とは別に
シンドイシンドイと私に訴えてくるが
働かなければならず

こんな日本で生きていくしかない

昨日テレビのワイドショウー的な番組で
初めてじっくり杉田なにがしという議員を見た
危険な思想を発言する顔をしていた
いわゆる右翼的な顔だ

安倍首相の三選がほぼ確実に
なりそうな政治状況の日本で
生きていくしかない中で
頭だけは進化させていく

そんな中
神奈川新聞に注目する記事を発見!

学生のころから名前だけは存じている
最首悟さん
最首さんの子どもさんが重度の障害を持っていることは
知っていた。

神奈川に住んでいる最首さんの所へ
「やまゆり園事件」を起こした被告から
手紙が届いていたという
事件を解明する糸口になりそうだ

おおいに注目していきたい


【やまゆり2年】ダウン症の娘持つ社会学者、被告と面会し手紙
7/25(水) 11:00配信   カナロコ by 神奈川新聞

知的障害がある娘の星子さんの口に飲み物が入ったグラスを運ぶ最首さん(左)=横浜市旭区


【やまゆり園事件取材班=石川泰大、川島秀宜】相模原市緑区の県立障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件から26日で2年。和光大学名誉教授(社会学)の最首悟さん(81)=横浜市旭区=が、植松聖被告(28)に手紙を書いた。重度の知的障害がある娘を持つ父親から、障害者への差別や偏見が根強く残る社会へ宛てたメッセージだ。 

 〈社会の現状に対する抗議でないとはいえません。世迷い言として無視するわけにはいきません。では、わたしはどうか。本当のところ、わからないのです〉

 7月中旬。早朝の薄暗い部屋にキーボードをたたく乾いた音が響く。パソコンの画面に次々と浮かび上がる文字。最首さんは手をつけずにいた手紙の返事にようやく取りかかった。

 最首さんのもとに封書が届いたのは4月27日。丁寧に書かれた宛名。2枚の便箋の右下には、検閲済みの「〇」の判子(はんこ)が押されていた。封筒の裏側の差出人名に「植松聖」とあった。

 〈突然の手紙を失礼致します。「妄信」(朝日新聞出版)や神奈川新聞の記事から最首さんのお考えを拝読させていただきましたが、現実を認識しつつも問題解決を目指していないよう映ります〉

 同居しているダウン症で知的障害がある三女の星子さん(41)を念頭に置いてか、こうも記されていた。

 〈心失者と言われても家族として過ごしてきたのですから情が移るのも当然です。最首さんの立場は本当に酷な位置にあると思いますが、それを受け入れることもできません〉

 事件直後から「障害者は不幸を作ることしかできない」「人の心を失った“心失者”は安楽死させるべき」などと自らを正当化する主張を続ける植松被告。丁寧な言葉遣いでつづられた文面とは裏腹に、不幸を生み出す重度障害者をなぜ育てているのかと問い詰めるような内容だった。

 7月6日午前11時すぎ。最首さんは立川拘置所(東京都立川市)の面会室にいた。45人を殺傷した被告はどんな人物か、「心失者」とはどのような概念か、返事を書く前に会って直接確かめようと思った。

 「本日は遠くまでご足労いただき、ありがとうございます」。目の前に現れた植松被告は小柄な体をくの字に折り曲げ、深く頭を下げた。緊張した様子でうつむく姿に、想像していたふてぶてしさはなく、気弱そうに見えた。

 手紙の真意について尋ねると、植松被告は淡々と答えた。「意思疎通の取れない娘を擁護するのは親としては無理もないが、大学で指導する立場だったら何とかしていただきたい」

 やりとりは少なく、途切れ途切れの問答が続く。

 植松被告がふいに語気を強めたのは、最首さんが障害のある娘との暮らしは「大変なことではない」と語り掛けた時だった。

 「勘弁してほしい。意思疎通ができないのは、人間としての責任を放棄している。受け入れられない」

 30分間の面会を終えて確信した。植松被告は精神障害でも薬物中毒でもなく、正気だった、と。「社会にとって正しいことをし、多くの人に受け入れられると信じているのだろう」

 事件後、インターネットの掲示板やツイッターには「正論だ」「障害者はいらない」といった被告の主張に同調する投稿があふれた。その状況は今も変わらず、静かに増殖を続ける。

 植松被告は多くの人の潜在意識にある前衛として出るべくして出てきた、と最首さんは考えている。「日本社会には『働かざる者、食うべからず』という、生産能力の低い者を排除する風潮がある。植松被告のような考えを心に持つ人は社会の圧倒的な多数派だ」

 娘の星子さんは言葉を話すことができない。食事にも排せつにも介助が必要だ。障害者への差別や偏見が助長しかねない今だからこそ、学者として、障害のある娘を持つ父親として、伝えたい思いがある。

 「表には出ない心を誰もが持っている。星子もそう。分からないから分かりたい。分からないからこそ、次に何が起きるだろうという期待や希望が湧く。心失者なんていない」

 面会から1週間。最首さんは植松被告に手紙を出した。私信ではない。返事がくるか分からないが、書き続けるつもりでいる。植松被告と、被告の考えに同調する人たちに向けて。手紙の最後に、こうつづった。

 〈人にはどんなにしても、決してわからないことがある。そのことが腑に落ちると、人は穏やかなやさしさに包まれるのではないか〉

■最首さん被告と接見「心は失われない」

 ひとは、心を失い得るのか−。植松聖被告(28)と立川拘置所で対峙(たいじ)した最首悟さん(81)は、「心失者」の存在を粛然と否定した。ダウン症の三女、星子さん(41)を思いながら。

 待合室のテレビは、オウム真理教の7人の死刑執行を速報していた。最首さんは面会室の中央に腰掛け、植松被告を静かに待った。神奈川新聞記者が立ち会った。

植松 きょうは、すみません。遠いところからご足労いただき、ありがとうございます。

 長髪を結わえた被告は入室するや、深々と一礼した。アクリル板が隔てる4畳ほどの空間。2人は手が届きそうな間合いで向かい合う。最首さんは、着座したまま会釈した。

 被告はなぜ、万事を容易に「わかる」のか−。最首さんが面会を望んだのは、その疑問からだった。例えば、私信につづられたこの断定。〈人間として生きるためには、人間として死ぬ必要があります〉。まず、記者が真意を聞いた。

植松 糞尿(ふんにょう)を漏らしてしまい、意思疎通できないのは、人間として責任を放棄していると思うんですよ。人間なら、自分のことは自分でやる義務がある。

 答えはまた、「わかる」から導かれた。最首さんは、ほほ笑み、沈黙を破った。

最首 私の学びのゴールは、人間にはどのようにしてもわからないことがある、ということを認めることなんですね。わかったと思えば、いっぱい「わからない」が増えてくる。

 星子さんとの生活が、念頭にあった。その日常は「わからない」の連続という。だから、もっと知りたい、わかり合いたい−。

最首 星子との暮らしは、大変じゃない。一緒に暮らせないと思ったら、施設に預けています。

 被告は、苦笑しているように見えた。

植松 自分の人生を否定したくないのが人間なんだと思います。大変だよ、と言えない。やっぱり、(重度障害者の子どもを)家で育てちゃいけないんですよ。一緒に生活したら、情が湧きますよね。

 被告が反問する。ベッドに縛り付けられ、糞尿を漏らしてまで、自分は生きたいか、と。

最首 答えられない、わからない。意思疎通が取れなくなったら、気持ちは誰にもわからない。前もって死ななきゃいけないと言い聞かすのは、未来の私に対する節度と配慮を欠いている。

 被告は首をかしげる。持説はかたくなだった。

植松 誰でも死にたくない。本能的に怖いですよね。でも、それを言っちゃうと、社会が成り立たない。オランダやオーストラリア(の一部の州)では、安楽死、尊厳死が認められています。死を受け入れるべきだ。

 時計は正午を指そうとしている。刑務官が残り5分と告げた。ひとは心を失い得るか、それぞれに記者は尋ねた。

植松 はい。断言できる。

最首 心がないのは、物、物質です。心は、失われない。

 最首さんの表情は終始、穏やかだった。面会前の「わからなさ」は一層、募った。いつものように。

最首 まず、手紙の返事を書きます。

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◆やまゆり園事件2年 最首さん、植松被告を訪ねて―

kanaloco
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◆【やまゆり園事件2年】持説正当化、謝罪なく 植松被告、本紙に手記
7/26(木) 5:00配信
カナロコ by 神奈川新聞

植松被告から本紙記者に届いた手記


【やまゆり園事件取材班=石川泰大、高田俊吾、竹内瑠梨】相模原市緑区の県立障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件は26日で発生から2年。殺人などの罪で起訴された植松聖被告(28)は昨年3月以降、神奈川新聞記者との手紙のやりとりや面会に応じていた。事件から1年8カ月がたった今年3月にはノート22ページに及ぶ「手記」を寄せ、犯行直後の行動や拘置所での暮らし、意思疎通の取れない重度障害者への差別的な考え方などをつづった。

 記者は横浜拘置支所(横浜市港南区)などで8回にわたって接見し、19通の手紙をやりとりした。

 手記が届いたのは、2度目の精神鑑定のため、植松被告が立川拘置所(東京都立川市)に移った後の3月29日。B5判の青い表紙のノートに1万2541字。ボールペンを使い、丁寧な言葉遣いで一行一行に小さな文字がびっしりと並んでいた。

 「今、やまゆり園で起きた事件の犯人は私です。世界平和のためにやりました」。犯行直後、園から約7キロ離れた津久井署に車で出頭し、自らそう告げたという。包丁を握っていた右手にけがをしていたため、ばんそうこうを求めたが、対応した警察官は無言のまま。「この時に、自分が犯罪者として扱われている自覚を持った」と振り返った。

 逮捕後に津久井署から横浜地検に送検される際、ワンボックスカーの中で笑みを浮かべた植松被告。当初は「上着で顔を隠すつもりでいた」が、多くの報道陣に車を取り囲まれ、フラッシュが瞬く騒然とした雰囲気に「見たことのない世界への好奇心から顔を上げてしまった」と述懐。「我ながらぞっとするような表情を世にさらすことになった」と心境をつづった。

 起訴後から続く拘置所での暮らしについても触れ、「毎日のように夢を見る。日常生活がつまらないため、眠っている時は自由が欲しいと考えているのかもしれない」などと記した。

 ノートには「心ある『障害者』ではなく、『意思疎通が取れない者』を安楽死させるべきだ」「どれだけの金と人手、物資が奪われるかを考え、泥水をすすり飲み死んでいく子どもを思えば、心失者の面倒を見ている場合ではない」などと自らを正当化する記述が多く見られた。

 これまでのやりとりで、犠牲者や遺族への明確な謝罪の言葉はない。

◆相模原障害者施設殺傷事件 2016年7月26日未明、相模原市の県立障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刃物で刺されて死亡、職員2人を含む26人が負傷した。元施設職員植松聖被告(28)が17年2月、殺人や殺人未遂などの罪で起訴された。横浜地検は5カ月間の鑑定留置を行い、完全責任能力が問えると判断。被告は事件前の16年2月、障害者殺害を示唆する言動を繰り返して措置入院となり、翌3月に退院したが、相模原市などは退院後の住所を把握しておらず、対応が不十分との指摘も出た。被告は逮捕後も「障害者はいなくなればいい」などと供述したとされる。

国家が殺人をする日本、そして自然災害の国日本

西日本の今回の災害は、川のそばで生まれ育った私には、とてもひと事には思えない。

災害の状況は、マスコミでさえ把握しきれないほど広範囲にわたっている。

テレビの映像で私たちはどれほどの現実を知ることができるのだろう。

自然災害大国日本、とはいえ、これほどまでに災害が酷くなのを、
もうう少し防ぐことは出来なかったのか。
考えてしまう!

このような記事がある。

自民幹部、5日夜の飲み会を釈明
西日本で大雨さなか

https://this.kiji.is/388984883005195361

2018/7/9 18:26
c一般社団法人共同通信社

自民党幹部は9日、西日本で大雨が降り続いたさなかの5日夜に衆院議員宿舎で同党議員の飲み会を開催したことについて釈明した。飲み会には安倍晋三首相や西村康稔官房副長官も出席した。

 主催者の一人だった竹下亘総務会長は会見で「正直、これだけすごい災害になるとは予想しなかった」と見通しの甘さを認めた。同時に「もう開いてしまった。どのような非難も受ける」と述べた。

 飲み会に参加した岸田文雄政調会長は会見で、5日時点の豪雨対応に問題はなかったとの認識を示した上で「今回の豪雨は今まで経験した災害と比べ異質だと感じる。災害の変化についても考えなければいけない」と語った。


これは以下のことを指している。
赤坂自民亭×安倍総理
http://blog.livedoor.jp/seikai_biboroku/archives/10479154.html

2018年07月05日

7月5日、安倍総理は、衆議院赤坂宿舎での自民党所属議員の懇親会「赤坂自民亭」に出席した。「赤坂自民亭」では、上川陽子法務大臣が女将、竹下亘自民党総務会長が亭主、吉野復興担当大臣ら7期生が店員を務めている。安倍総理は、務台俊介衆議院議員と髪の毛の話で盛り上がったという。岸田政調会長も出席した。

こんな日本のかじ取りを安倍政権に任せていいのか、ほんとうに考えてほしい。

すべてが後手後手になっている日本。

中でも安倍政権の恐ろしさがまかり通っている事態を、詩的に書いている
辺見庸さんの発言は、書き留めておきたい。


2018年07月06日
ポアの日(辺見庸ブログ )
http://yo-hemmi.net/article/460379510.html

◎1995/03/20ー2018/07/06


95年、まだ現職の記者だったころ。神谷町のワンルームマンシ

ョンにいた。よく酒をのんでいた。あの朝、日比谷線の神谷町駅で

たおれているひとびとをみて、ひとりを地上にはこびあげた。

パトカーも救急車もまだきていなかった。へんなかんじだった。


なにが起きているのかーーーと、切実にかんがえはしなかった。あまり

おどろかなかった。いつかこういうことはある。われわれはいつか

やられる。権力か擬似権力か社会の暗部によって、ある日とつぜん

に、斃され屠られる予感があった。いまもある。


オームは人気があった。吉本隆明さんも、かなりイカれていた。記者

のなかにもオーム・シンパがいて、なんにんかは上九一色がよ

いをしていた。麻原の人間的魅力を熱っぽくかたる社会部女性記者も

いた。


麻原の初公判を最前列で取材した。なにもすごみはなかったと記憶

する。ひとごとのように検察と弁護団のやりとりを聞きながして

いた。まったく関心がなさそうだった。肌つやがよくて、爪がきれいに

ととのえられていた。


麻原が、腿においた指を、モールス信号みたいにたたきはじめた。トン

ツー・トントンツー・ツー・・・。じっとみつめつづけた。信号ではなく

歌のようであった。トンツー・トンツー・・・。「また逢う日まで、逢える

ときまでー」


そして、けふ、2018年7月6日朝。えらばれた朝。麻原ら7人を絞首刑により

いっせい殺りく。皇室の慶事とバッティングしないように、選びぬかれた

日。婚約、退位、新元号、五輪前祝いムードに水をささないように。

死刑反対派はへりつづけているのだから、ぜんぜんかまいやしないと。


メディアの視線は95年当時よりも、さらにさらに浅くなっている。死刑制度

の是非を問う声はこの朝、皆無にひとしかった。なんということだろう。


ポピュリスト独裁政権はみずからの狹┃瓩鮓⇔倭強の肥やしにする。

つねに「例外状態」をたもとうとする。このニッポンではまた、死刑執行

によりアホメディアとドジン的民衆がわきかえり、死刑がいまやいっしゅ

の狃忘廰瓩箸覆辰討い襪海箸發錣垢譴討呂覆蕕覆ぁ


悪名たかいハンガリーのオルバーン・ポピュリスト政権はみずからの

体制を爛ぅ螢戰薀襦Ε妊皀ラシー瓩箸い辰討呂个らない。語義矛盾

だが、実質的にはニッポンとおなじ「専制民主主義」だ。民衆は独裁者

オルバーンに自由をうりわたし、歓呼の声をおくる。そのハンガリーで

さえ死刑廃止国なのだ。


ニッポンは、こころあたたかく、人情に厚い、サッカーの試合後みんなで

ゴミ拾いをするほど公徳心がたかく、なによりも死刑のだいすきな、言論

表現の不自由を愛好する、異常国家なのである。明るくて、ひどく暗いクニ

だ、ニッポンは。


絞首刑執行をけさ担当させられた刑務官たちは、わずかばかりの特別手当

をもらい、これから酒をのみにいく。それぞれの光景と音とをわすれるた

めに・・・。


2018年07月07日
国家の殺人(辺見庸ブログ )
http://yo-hemmi.net/article/460397117.html

◎A Hanging(1931)


もしも、若いひとびとが本ブログをみかけたら、先日の7人絞首刑

について、すこしでもいい、おもいをはせてほしい。あれは、世

界史的事件である。そして、その世界性において、その知の崩壊

ぶりにおいて、7人絞首刑は、相模原事件の「さとくん」の所業

にも相似することに注目してほしい。


政権はついに一線をこえた。そのことは措くとして、基本的参考

文献として、ジョージ・オーウェルのエッセイ「絞首刑」

(『オーウェル評論集』小野寺健=編訳 岩波文庫)に目をとおし

てもらえるだろうか。とくにつぎのパラグラフ。


「妙なことだが、その瞬間まで、わたしには意識のある一人の

健康な人間を殺すというのがどういうことなのか、わかっていな

かったのだ。だが、その囚人が水たまりを脇へよけたとき、わたし

はまだ盛りにある一つの生命を絶つことの深い意味、言葉では言い

つくせない誤りに気がついたのだった」


「これは死にかけている男ではない。われわれとまったく同じよう

に生きているのだ。彼の体の器官はみんな動いているーーーー腸は

食物を消化し、皮膚は再生をつづけ、爪は伸び、組織も形成を

つづけているーーーーそれがすべて完全に無駄になるのだ」


「爪は彼が絞首台の上に立ってもまだ伸びつづけているだろう、

いや宙を落ちて行くさいごの十分の一秒のあいだも、かれの目は

黄色い小石と灰色の塀を見、彼の脳はまだ記憶し、予知し、判断を

つづけていたーーーー水たまりさえ判断したのだった」


「彼とわれわれはいっしょに歩きながら、同じ世界を見、聞き、

感じ、理解している。それがあと二分で、とつぜんフッと、

一人が消えてしまうのだーーーー一つの精神が、一つの世界が」


これが原点である。そこからしずかにかんがえるしかない。

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オウム死刑囚「7人執行」で法務省は「何を隠した」のか

門田隆将
2018年07月06日 19:10

オウム死刑囚「7人執行」で法務省は「何を隠した」のか
http://blogos.com/article/309390/

「慎重にも慎重な検討を重ねたうえで(死刑を)命令した」。7月6日午後0時45分、法務省で記者会見した上川陽子法相は、麻原彰晃をはじめとする7人のオウム死刑囚の刑を執行したことに対して、そう述べた。

私にとっては、驚くべきコメントだった。それは、上川法相が「慎重にも慎重な検討を重ねた」とは、とても思えなかったからだ。7人の中には「事実認定がまだ決着がついていない」死刑囚もいたからである。

“アーナンダ”こと井上嘉浩死刑囚(48)である。私は、会見を聞きながら、「あなたは、ただ法務当局が上げてきた書類に判を捺(お)しただけでしょ?」と呟くしかなかった。実に無責任極まりない法務大臣である。

記者会見の冒頭、上川法相は7人の氏名を読み上げ、13におよぶ事件の概要を説明し、「過去に例を見ない、今後二度と起きてはならない凶悪な事件は社会を震撼させ、世界にも衝撃を与えた」「教団は、とめどない暴走を進め、犯行に及んだ」「被害者の苦しみは想像を絶するものがある」と述べた。

おっしゃるとおりである。しかし、その“先”はどうなのか。上川法相は、本当に一人一人に対して「慎重にも慎重な検討を重ねた」というのか。ならば、なぜ「7人」なのか。

井上嘉浩死刑囚は、オウム事件の計「13人」の死刑確定者の中で、一審で「無期懲役」、二審で「死刑」と、唯一、判断が分かれた者である。4年3か月に及んだ一審で、井上弘通裁判長は、彼に「無期懲役」を言い渡している。

井上が、地下鉄サリン事件では「連絡調整役」、あるいは「後方支援」にとどまり、假谷さん拉致事件では「逮捕監禁」にとどまることが一審では認定されていた。

しかし、二審では、新たな証拠も出ないまま、地下鉄サリン事件で井上は「総合調整役」であり、假谷さん拉致事件では「逮捕監禁致死」にあたるとして一審判決を覆し、死刑判決を下したのだ。

一審と二審、果たしてどちらが正しいのか。それはジャーナリズムとしても実に興味深い問題である。私は、一審と二審の判決文を読み比べてみたが、説得力は圧倒的に一審がまさっていた。

最高裁で上告棄却により井上の死刑が確定したあと登場したのが刑事弁護で著名な伊達俊二弁護士(東京第二弁護士会所属)である。伊達弁護士は、裁判員裁判第1号事件を手がけたことでも知られている。

一審と二審の判決文を読み込んだ伊達弁護士は、すぐに二審以降の事実認定がおかしいことに気づいている。そして、井上の弁護人に選任されて、「確定判決の事実認定はおかしい」と再審請求をおこなったのである。

なんということはない。伊達弁護士が気づいたのは、1995年3月1日が「大雪」だったことだ。前日、假谷さんを拉致したオウムは、その日のうちに假谷さんを上九一色村のサティアンに運び込むことに成功する。

井上は、このとき假谷さんを拉致した車に置いてきぼりを食い、遅れて上九一色村に帰ったが、すぐ東京にとって返した。しかし、そこで雪が降り始めるのだ。

検察側の事件の立証は、假谷さんにチオペンタールを打ちつづけた中川智正死刑囚(55)の証言に基づいている。東京にいた井上は、中川から電話を受け、ある信者を上九一色村に連れてくるよう命令されている。

問題は、その電話の時間だ。中川は、「井上に電話をかけにいったのは午前11時前で、その目を離した15分ほどの間に假谷さんが死亡していた」と証言した。假谷さんの偶然の死を強調するために、死亡時間をそう語ったのだ。

http://blogos.com/article/309390/?p=2

しかし、井上の証言は異なる。「中川さんからの電話は午前8時台のもので、だから信者を呼び出して合流し、午後に上九一色村に戻ることができた。ものすごい渋滞だったので中央高速を使わず、東名高速を使って行った」と証言したのだ。もし、午前11時前に電話を受けていたら、とても大雪の中、上九一色村に戻れるはずがなかった。

検察も弁護人も、あの日が「大雪」であり、中央高速道も渋滞で車がほとんど動かなかったことを「見逃して」おり、井上証言のほうが正しかったことが「説得力を持つ可能性」があった。

假谷さん事件は、一貫して午前11時前後の「死亡」であり、それが「中川が井上に電話した時間」をもとに弾き出されていた。しかし、事実については井上の側に分があった。

井上は、サティアンに到着した際、中川から「どうせ(假谷さんを)ポアさせることになると思っていたので、この際、殺害できる薬物の効果を確かめてみようと思った。めったにできることではないので、薬物を打ったら假谷さんが急に光り出して亡くなってしまった」と聞いたことを証言する。一方、中川はこの井上証言を真っ向から否定する。

假谷さんの死は、果たして「逮捕監禁致死」なのか、それとも「殺人」によるものなのか。これは、事件の真相解明のみならず、井上の量刑に大きく影響する問題であり、伊達弁護士は、事実関係を正面から争う再審請求を、当の井上を説得してまで今年3月14日におこなったのである。

この異例の再審請求は、東京高裁を揺り動かした。5月8日には、早くも伊達弁護士が東京高裁に呼び出され、実際に進行協議が始まったのだ。そして、今週の7月3日には二度目の協議がおこなわれた。

二度目の協議では、「ならば、中川と井上との間の交信記録(電話の受発信記録)を今月中に検察に提出させましょう」ということが決まったのである。

この交信記録が証拠提出されれば、これまで中川証言に拠って立っていた假谷さんの「逮捕監禁致死」が、当の中川の「殺人罪」へと変わっていく可能性も出てきたのだ。だが、それが検察にとって“不都合なもの”であることは言うまでもない。

上川法相によって、井上も中川も両方、死刑が執行されるのは、その高裁での協議のわずか「3日後」のことである。

伊達弁護士はこう語る。「今月公開される交信記録とは、假谷さん事件における中川元信者の証言を覆す重要な証拠でした。しかし、その前にいきなり二人の死刑を同時に執行してしまったために、假谷さん事件の真相が解明されなくなりました」

さらにこの判断の問題点をこう指摘した。「再審請求中の死刑確定者に対する死刑執行は、刑の確定者に対する再審請求権を奪うものであり、また本来、死刑にされなくともよい者までも国家が死に至らせることにもなります。今回の死刑執行は、国際的にも非難は免れません。私は、井上嘉浩氏のご遺族と協議し、今後も再審請求をつづける所存です」

伊達弁護士の「本来、死刑にされなくともよい者までも国家が死に至らせる」という意味をどう考えるべきだろうか。刑事裁判とは、細かな事実認定が「命」であることは言うまでもない。これが蔑(ないがし)ろにされれば、司法への「国民の信頼」が成り立つはずがないからだ。

たしかに井上は、オウム犯罪に数多くかかわっていた。しかし、その一方で「殺人」をことごとく「避けて」いたことが一審で明らかになっている。なぜか井上は、直接、手を下す犯罪からは「逃げている」ことを伊達弁護士は指摘する。

オウム犯罪の死刑執行は当然であろうと思う。だが、事実認定に関する主張がまだつづいているその時に、いや、検察にとって極めて不都合な新証拠が開示されるその時に、有無を言わせず「刑を執行する」のは、果たして法治国家として許されることなのだろうか。

先の会見で上川法相は、記者から井上の再審請求中での執行を問われ、一瞬、戸惑った上でこう答えている。「個々の死刑執行の判断に関わることなので、お答えについては差し控えます」。

さらに上川法相は、こう述べている。「私としては、鏡を磨いて磨いて磨いて磨いて、という心構えで、慎重にも慎重な検討を重ねたうえで死刑執行命令を発しました。判断する上では、さまざまな時代の中のことも、そして、これからのことも、ともに考えながら、慎重の上に慎重に、重ねて申し上げますが、鏡を磨いて、磨いて、磨いて磨き切る気持ちで、判断いたしました」と。

本当に上川法相が「鏡を磨いて、磨いて、磨いて磨き切る気持ち」で死刑執行の判を捺(お)したのなら、この人は法務当局の掌(てのひら)で、ただ“踊るだけの人”なのだろう。

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半夏生

今日は6月30日、6月最後の日だ。

今年は、もう梅雨も終わってしまった。

もう、すでに、猛暑、猛暑の日が続いているのだ。

今年は、もう夏に突入なのか。

せめて、カレンダーをめくりながら

こんなことを考えてみた。

7月2日は、「半夏生(はんげしょうず)」だそうだ。

私はそれを見て草木の「半夏生」を思い出した。

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1年の半分のこの時期に咲くドクダミ科の花で

葉っぱが白くなるので

このような名前がついたそうだ。

満月もすぎ、

セミも木立では鳴きだした。

例年という言葉も通用しなくなった近年

せめて、草木や昆虫とともに

季節を感じていきたい。

ハスもすでに咲き出している。

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ウソに嘘を重ねる日本国の総理とは!?

<疑惑の張本人>加計学園・加計孝太郎理事長 緊急会見 2018-6-19
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大阪での地震、ワールドカップサッカーが行われるこの時期を狙ったといわれても仕方ないようなこの時、
緊急にとうとう現れた加計理事長!。

寝ても起きても、私の頭の中は「嘘、ウソ、うそ・・・」の言葉がぐるぐるまわる。

やりきれない思いで「ウソ、安倍」で検索(調べる)した。

すると一番ぴったりした情報が以下のものであった。


子どものころから嘘つきだった安倍首相
http://kenpo9.com/archives/3655
2018-05-01 天木直人のブログ ※誤字「BJNKA」修正

 安倍首相が嘘つき政治家である事は、いまや多くの国民は知っている。

 しかし、ここまで嘘つきとは思わなかった。

 (株)コアマガジン社が発行しているタブー誌「BUNKA」の最新号(33号)に、「嘘で塗り固められた安倍晋三という日本国総理」という特集記事を見つけた。

 そこには、安倍首相が国会答弁や記者会見などで語ったおびただしいウソの数々が網羅されている。

 ここまで安倍首相のウソ発言を包括的にまとめたものは、おそらくこのタブー誌しかないと断言できるほどだ。

 その意味で、タブー誌であっても、この「BUNKA33号」に限って言えば、政治に関心のある者にとっては、永久保存の価値がある号だ。

 その中でも、私が特に驚いたのは、家政婦ウメの証言を引用して安倍首相は子供のころから嘘つきだったと教えてくれているところだ。

 そして、ショーンKばりに学歴詐称していたと書かれているところだ。

 すなわち南カリフォルニア大の政治学科に1年留学していたというのは大嘘で、政治学系の科目は一切履修しておらず、外国人のための英語を学んだだけだという。

 「BUNKA」誌のその記事は、安倍首相の事をこう切って捨てている。

 自分は正しいと妄信してトップにしがみつく恥知らずであると。

 安倍と会ったことのある人はみな口を揃えて「トンでもないバカ」だというと。

 バカなのは、生れつきなので仕方がないが、しかし、安倍と来たら、バカの上に嘘つきだから始末に負えないと。

 さすがの私もここまでの安倍批判ははばかられる。

 いくら言論の自由だからと言っても、ここまで酷評されては安倍首相も黙っているわけにはいかないだろう。

 われわれ国民の為にも安倍首相は名誉棄損でコアマガジン社を訴えるべきだ。

 私がそう助言しているのに、それでも訴える事が出来ないなら、それこそ安倍首相は本物のバカだという事になる(了)

<参考サイト>「阿修羅」
http://www.asyura2.com/18/senkyo243/msg/810.html


どう考えてみても、
これほどのウソを突き通す安倍首相をどのように理解したらよいのか?
の疑問が腑に落ちる見方だ。

このような人間が首相をしているために、その周りの人間(官邸、官僚、マスコミなど)が
困りながらも、どんどんウソに振り回されながらウソをつくことになる。

こんな首相が何年も続いていることで、ウソが許される社会が蔓延してきている。

先ごろ作家の中村文則氏の発言に安倍政権が知的エリート集団だったらとっくに全体主義
強くうなずくのである。
<参考サイト>「阿修羅」
作家・中村文則氏が警鐘 「全体主義に入ったら戻れない」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイhttp://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/488.html

ウソつき安倍首相を
一日も早く首相の座から降ろさないと
私の老後も
孫たちの未来も
真っ暗だ、がつづく

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「安倍首相は本気で北朝鮮と向き合う気がない」→北朝鮮メディア「拉致問題解決済み」

米朝会談でもトランプ任せの安倍首相に蓮池透が怒りの告白!「安倍首相は本気で北朝鮮と向き合う気がない」(リテラ)
http://news.livedoor.com/article/detail/14869230/
2018年6月15日 15時30分
LITERA(リテラ)

 歴史的な米朝首脳会談が終わった。既報のとおり、安倍首相はこの間、「米朝会談は拉致問題解決の千載一遇の機会」と喧伝してきたが、蓋を開ければ米朝の合意文書では拉致問題は一言も触れられず、トランプ大統領も「提起した」と述べただけで、具体的な内容は一切明かされなかった。

 にもかかわらず、安倍首相は「拉致問題について明確に提起していただいたことについて、トランプ大統領に感謝したい」と尻尾を振りながら、「やり取りについては、今の段階では詳細について申し上げることはできません」と煙に巻いた。

 すでに拉致被害者の曽我ひとみさんがマスコミ向けのコメントで「とても残念としか言えません」と失望を表明しているが、拉致被害者の家族はいま、どのように感じているのか。

 米朝会談から一夜明けた13日、本サイトは元「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)副代表・蓮池透氏にインタビューを行った。周知のように蓮池透氏は、2002年に帰国した拉致被害者の蓮池薫さんの兄であり、近年では、安倍首相らによる拉致問題の政治利用と圧力一辺倒を真っ向から批判している。

 米朝会談は蓮池氏の目にどう映ったのか。日本政府はどのようにして北朝鮮と向き合うべきか。安倍首相の言う「拉致問題の解決」は可能なのか。蓮池氏は「批判のための批判」ではなく、具体的方策を示しながら、現状の問題点を鋭く指摘した。ぜひ、最後まで読んでいただきたい。
(編集部)

●米朝会談の揚げ足取りばかりのNHKはじめマスコミはどうかしている

──まず、米朝会談について率直な感想を聞かせてください。

蓮池透氏(以下、蓮池) 米朝会談自体は評価していますよ。マスコミは揚げ足とりばかりしていますが、平和を望んでいないんですか、と言いたくなってしまう。だいたい、昨年まで戦争が勃発するとまで言われたんですよ。それなのにわずか1年足らずで、両国トップが握手をして、これから平和を目指そうという、そうした外交的にもダイナミックな合意のはずなのに、まったく評価しないなんてどうかしています。
 とくに驚いたのが、米朝会談の後、NHKで過去の核合意破綻の歴史をVTRで繰り返し流していたこと。結局、あなたがたは、また破綻させたいのか。いや、本当に破綻を望んでいるとしか思えない。合意についても「譲歩しすぎだ」とかのイチャモンばかりです。トランプ大統領を手放しで支持する気はないけれど、こと今回に関しては「これが始まりとなる」と言われている。だったら、一定の評価をしたうえで、これから合意の具体化に向けて関係各国、とくに日本はどのような役割を演じなければならないのか、例えば後押しをするとか、監視をするとか、を前向きに論じること、そういう誠実な態度をとるべきでしょう。
 むしろ、マスコミが批判すべきは、米朝首脳会談はそもそも拉致問題を議論する場ではなく、それを必死でごまかそうとしている安倍首相の態度です。

──たしかに、安倍首相が拉致問題の進展がなかったのをごまかしていたのはミエミエでしたね。

蓮池 前回の日米会談の時と同様、今回も安倍さんはトランプ大統領からの電話報告について「詳細について申し上げることができない」と言っていましたが、言うことがなかっただけでしょう。何もないから。
 それなのに、「拉致問題をトランプ大統領は提起してくれた」などと胸を張っている。
 だからなんなんでしょうか。ようするに「トランプ様、拉致問題を取り上げてくれてありがとう」と言っているだけ。いつまで他人事にしているのか、と呆れました。
 会談前からそうでしたよね。「トランプさんから『100%保証する』と言われた」なんて自慢して。
 トランプ氏も「自分でやれ」って思っているのではないですか。実際、トランプ氏は日米会談の時、拉致問題については「安倍総理のグレイト・パーソナル・インポータンス」と言っている。当然でしょう。その言葉の裏は「お前、自分のことは自分でやれ。俺に頼るなよ」ということですから。だいたい、日本が当事者なんだから、拉致問題をアメリカに頼むなんて筋違いだし、ありえない話で、大変恥ずかしいことです。そういう意味では、米朝会談は「安倍外交」の敗北なのだと思います。しかも、安倍さんや政府は、ただのアメリカ頼みなのに、家族や国民に過大な期待を与えている。ほんとうに罪作りだと思います。

──しかし、マスコミはそのことはほとんど追及しません。

蓮池 一昨日のトランプ氏の会見だって、日本のメディアは拉致問題についてほとんど質問していないでしょ、質問したのは上杉隆さんの「ニューズ・オプエド」ですよ。安倍首相が拉致問題で語ることがないから、質問しないという忖度でもしたのでしょうか。
 マスコミはアメリカ任せの安倍首相に対してもっと「日本のことは日本でやれ」と突っ込まければならないんです。トランプ氏任せの日本政府はおかしいと思わないのならば、もう、日本は独立国家じゃなくて従属国家ではないですか。でも、テレビも新聞もそれを指摘しない。NHKなんて「トランプ大統領が日本の拉致問題を取り上げた」などと嬉々としてニュース速報を打っていた。言及しただけで何もわからない。ましてや合意文書に一言も入っていなかったのに、ですよ。
 マスコミは結局、安倍首相の宣伝をしているだけ。ネットでも話題になっていましたが「会場をシンガポールにセッティングしたのは安倍総理」なんていう話を流したり、番組でもトランプ大統領の中継の最中に突然、安倍さんの会見へ切り替えたり。本当に露骨すぎます。

●安倍首相は今頃「北朝鮮と向き合い」って臆面もなく言っているのか

──そういえば、マスコミはこの間、日本が米朝の橋渡しをしたなんていう報道も繰り返してきました。

蓮池 そんなこと言ってるのは、国内の御用メディアだけ。国際社会では逆ですよ。ただただトランプ氏にべったり、それが「安倍外交」と言われているもののすべてではないですか。上杉さんは「フェイク外交」と呼んでいましたが、その通りだと思います。
 しかも、安倍・トランプの関係は完全に安倍さんの「片思い」ですからね。片思いだから、結局、相手の都合がよいときにうまく利用されてしまう。会談の際の金委員長とトランプ大統領の握手を見ましたか。手厚い握手でしたけど、対等な感じがあった。それに比べて、トランプと安倍さんの握手って、なんなんですかね、あれ。まるで犬がご主人さまに「お手」をするような感じ。トランプ氏が手のひらを広げて、そこに安倍さんが「ポン」と手を置く。びっくりするぐらい情けない。まあ、握手はともかく、今回のことで、日本は完全にアメリカの従属国家だということが、あらためてわかりましたよね。

──トランプ大統領は「非核化費用は日本と韓国が払う」と言っていましたが、結局、その従属関係で、日本は金を払わされるだけになってしまうのではないかという懸念もされています。

蓮池 いや、お金を出すのはいい、と思います。ただし、別の名目でですが。つまり、私は北朝鮮に対する戦後賠償が拉致解決のために日本が切れる唯一の交渉カードだと主張してきました。しかし、それは日本が独自に北朝鮮と交渉する過程で切るべきカードであって、金正恩委員長の請求書をトランプ大統領が預かってきて安倍首相に渡すなんてことになったら、そのカードが使えなくなる。それがいちばん怖かった。今回、トランプ大統領からの請求書が非核化費用で、戦後賠償カードが残ったことは救いですが、こういうかたちでは、関係の改善には繋がらないでしょう。つまり北朝鮮が「お金を出したのは日本。だから日本を評価します」とはならない。あくまで金委員長が約束を交わしたのはアメリカのトランプ大統領とですから。

──この調子だと、今後、拉致問題が解決に向かうか不安ですね。安倍首相はようやく「日本が直接、しっかりと北朝鮮と向き合い、二国間で解決していかなければならない」などと言い始めましたが。

蓮池 「北朝鮮と向きあい」という言葉を聞いたときは、一瞬、進歩なのかな、圧力だけでなく少しは対話の必要性がわかったか、と思ったのですが、でも、すぐに思い直しました。たぶん、トランプ大統領に自分でやれ、と言われたからオウム返しに言っただけで、安倍さんは本気でそんなこと考えてない。圧力から対話へ路線転換した、と明言しない。
 だいたい今頃になって「北朝鮮と向き合い」って、臆面もなく言っているのか、という話でしょう。だったら、最初からなぜ向き合わないのか。小泉訪朝から16年も経って、ようやく北朝鮮と向き合うってどういうことですか、この態度の豹変は。だったら最初から向き合ってください、としか言いようがない。
 結局、安倍さんには、北朝鮮への圧力一辺倒でこの状況になり、そのツケがまわってきたという自覚がないんです。それで、トランプ氏が動いたから、ポチよろしく北朝鮮と向かいあう? あなたのバカの一つ覚えのような圧力が拉致被害者、そして家族の現在の惨状を招いているんですよ。その自覚がまるでない。その姿勢が変わらないかぎり、安倍首相が北と向き合って首脳会談をやったとしても、同じことの繰り返しですよ。

●圧力一辺倒で北朝鮮との交渉カードをもっていない安倍政権

──たしかに、北朝鮮は基本的に「拉致問題は解決済み」という姿勢を崩していない。交渉はかなり難航しそうです。

蓮池 そもそも北朝鮮は拉致問題の再発防止を約束した2002年の平壌宣言に基づいて「解決済み」としているわけですね。一方、安倍首相はここにきて「平壌宣言に立ち戻る」というキーワードをしばしば持ち出していますが、それにのっとれば、日本政府は北朝鮮のいう「5人生存、8人死亡」を認定せざるをえない。安倍首相が「全員の即時帰国」を要求するのなら、これは矛盾です。
 だから重要なのは解決済みと言わせない情報をいかにもっているかなんです。インテリジェンスですよね。拉致被害者の誰がどこにいるのかという情報を独自に掴み、水面下で北朝鮮に突きつけて「これで解決済みと言えますか?」と迫る。それが外交というものでしょう。こうした情報を突きつける以外に、方法はない。それができないのなら、元の木阿弥です。
 ところが、日本はその突きつけるべき情報を全然もってない。特に安倍政権は圧力一辺倒で、そういう努力をまったくしてこなかった。

──ほんとうに日本政府は情報をもっていないんですか?

蓮池 弟は日本政府がインテリジェンスをもっているはずだと言いますが、わたしは経験上、そうは思えない。日本政府が誰から情報収集をしているかといえば脱北者、韓国国家情報院関係者、中朝国境の朝鮮族、その程度ですよ。そのような人たちから、情報が取れるわけがないじゃないですか。ガセネタつかまされるだけです。海外への多額の経済支援の一部を使えば、十分に可能だと思うのですが。それと、情報を取るためには、官僚が動くしかないのですが、その官僚が安倍政権下では機能していないですからね。財務省や経産省だけでなく、外務省も「忖度官僚」ばかりになってしまった。しかも、拉致問題については、「下手に動いたら、田中均さんの二の舞になる」という恐怖がある。

──たしかに、独自ルートを使って小泉訪朝を実現させた田中均・外務省アジア大洋州局長(当時)は、そのあと、当時の官房副長官で反北の急先鋒だった安倍氏の扇動によって「北朝鮮の手先」「国賊」という大バッシングを受けました。

蓮池 いまでは日本はもっと安倍支配が進んだから、それ以上のバッシングになるのが目に見えている。とにかく、安倍首相が圧力、圧力と言っているときに、忖度官僚が水面下で対話して情報を取るなんてやりっこない。そんな状態で時が経って、今頃になって、急に情報もってこいといわれて、取れるはずもないですしね。

──じゃあ、このまま、安倍首相が金正恩と首脳会談をやったとしても、日本が「全員返せ」、北朝鮮が「解決済み」と水掛け論で終わる可能性が高い、ということですか。

蓮池 というか、それ以前に、安倍首相が日朝首脳会談を本気でやる気があるかどうかも疑わしいですよね。金正恩氏に解決済みと言われて帰ってきたら、それこそ政権がもたない。いま6月でしょ、総裁選を控えて大胆なことはやらないのではないでしょうか。
 だいたい、安倍首相が本気で拉致被害者を取り戻そうとしていないのは、日本政府の準備体制をみてもわかりますよ。日本政府には、いまも被害者がもし帰国したらというシミュレーション、受け入れ態勢すらない。それでただ拉致被害者の帰国と言っている。弟が帰ってきたときと受け入れ体制は変わっていないんです。月額十何万円出すから自立しろって、その方針は変わっていない。そんなことで、帰ってきますか? 帰れますか? 
 もう一点は、拉致されて40年以上も経って、むこうでファミリーが構成されているわけですよね、子どもや孫もいるし。家族の誰かが北朝鮮の人と結婚していたりしたら、ファミリーのなかから、被害者だけをピックアップして、「あんただけ帰ってください」と言われて帰れますかね?
 そこまで考えてないんですよ。受け入れ態勢やバックアップの問題を、これを前回の被害者帰国からまったく学んでいない。「帰国したら一生面倒みます」くらいのことをしないと駄目だし、ファミリー全員連れ帰るのは無理でしょう。当事者が「わたしは家族と北朝鮮で曲がりなりにも暮らしているんで、生活が不安な日本には行きたくない」と言うかもしれない。子どもや孫の環境、語学、学校の問題だって発生する。そういう場合、どうするのですか? 国交があれば行ったりきたりできるけど、それがない。拉致問題を本当に解決しようと思えば、ピンポイントで被害者だけ帰ってこいというだけではなく、国交正常化や被害者とその家族が行き来できるような特別措置とか、よく考えておかなければならない問題なんですがね。

●「外交の安倍」は嘘、「口だけ外交」「フェイク外交」の正体が明らかになった

──安倍首相はずっと「拉致被害者を全員取り戻す」と言ってきましたが、結局、ただのパフォーマンスにすぎなかったということですね。

蓮池 だから「外交の安倍」なんて大嘘なんです。安倍さんの外交というのは「かっこつけ外交」「口だけ外交」「フェイク外交」にすぎない。
 ロシアの(フィギュアスケート女子金メダリスト)ザギトワ選手に秋田犬を贈ったときの一件も呆れましたよ。あれは、ザギトワ選手が秋田犬を気に入ったことを知った民間団体がプレゼントしたものですが、安倍首相はわざわざロシアでの贈呈式に参加して、まるで「私があげたんだよ」って感じでしたよね。いや、それは違うでしょ(笑)。
 安倍さんはこういうふうになんの実体もないのに自分の手柄のように見せてきたわけですが、それが今回の米朝会談であらためて露わになった。
 いま、やらなければならないのは、そうした安倍首相の欺瞞を批判して、パフォーマンスでない、ほんとうに拉致問題の解決に向けた戦略、行動を後押しすることなんです。
 ところが、マスコミはそうした肝心なことを指摘しないで、2人の身長差ではハグは難しいとか、金委員長のシークレットブーツ疑惑だとか、そんなことを堂々と報道している。どうでもいいでしょ、そんなことは。とりわけ北朝鮮の話になると日本のマスコミは幼稚化するんですね。
 いや、幼稚だけならいいですが、安倍政権を忖度して、あいかわらず北朝鮮がいかにこれまで裏切りを続けてきて、信用できないか、金正恩氏がいかにとんでもないかだけをがなりたてている。わたしも金正恩氏の政治体制を支持するつもりはまったくないですが、それで、何か解決するんですか? しないですよ。
 結局、日本国中が、安倍首相とその忖度マスコミに煽られて、北朝鮮を普段の不平不満のはけ口にしているだけなんじゃないですか。安倍さんもマスコミもまあひどい。心の底からがっかりしました。

──かなり悲観的な状況であることはよくわかりましたが、それでも拉致問題を少しでも前に進めるためには、どうしたらいいんでしょう。

蓮池 安倍首相に辞めてもらって、もっとプラグマティックな外交戦略を持った総理大臣に就任してもらうのが一番早道でしょうが、それができないなら、現政権できちんと情報を入手する努力をしてもらって、国交正常化を同時並行して進めていくことを期待するしかない。安倍さんには、一縷の望みと最大限の皮肉を込めて、「"外交の安倍"というなら、その手腕をいまこそ発揮してください」と申し上げたいですね。

(聞き手、構成・リテラ編集部)


北朝鮮メディア「拉致問題解決済み」(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180616/k10011480411000.html
2018年6月16日 3時36分

北朝鮮国営の対外向けラジオは、今月12日の米朝首脳会談でトランプ大統領が拉致問題を取り上げて以降、初めて拉致問題に触れました。このなかで「すでに解決された」とする従来の主張を繰り返し、日本政府をけん制しています。

北朝鮮の国営メディアを分析しているラヂオプレスによりますと、15日夜、国営の対外向けラジオ、ピョンヤン放送が日本に関する論評を伝えました。

このなかで「日本はすでに解決された拉致問題を引き続き持ち出し、自分たちの利益を得ようと画策している」として、「拉致問題は解決済み」という、従来の主張を繰り返しました。

そのうえで、「国際社会が一致して歓迎している朝鮮半島の平和の気流を必死に阻もうとしている」と指摘し、日本政府を非難しました。

今月12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談で、トランプ大統領が拉致問題について取り上げて以降、北朝鮮の国営メディアが「拉致問題は解決済み」という従来の主張を示したのはこれが初めてで、日朝首脳会談も視野に北朝鮮との直接対話に向けた調整を続けていくとする日本政府をけん制しています。


キム委員長 習主席の誕生日祝う書簡送る

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは15日夜、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、15日に65歳の誕生日を迎えた中国の習近平国家主席に祝賀の書簡を送ったと、伝えました。

キム委員長が習主席の誕生日に合わせて祝賀のメッセージを送ったことが伝えられたのは、5年ぶりです。

書簡では、「血で結ばれた両国の友好を大切にして発展させていくことはわが党と人民の確固たる意思だ」と強調しています。

北朝鮮は、今月12日に米朝首脳会談が開かれたシンガポールに、キム委員長が中国の航空会社の専用機で訪れるなど、中国を後ろ盾にする姿勢を鮮明にしていて、習主席の誕生日を祝う書簡の公開は、急速に接近する両国の関係を反映しています。

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いくら強調しても強調し過ぎる事のない米朝首脳会談の成果(天木直人のブログ)

いくら強調しても強調し過ぎる事のない米朝首脳会談の成果
http://kenpo9.com/archives/3882

 今度の米朝首脳会談の成果は、署名された共同声明とその後のトランプ大統領の記者会見の二つを一体として理解、評価すべきものだ。

 その二つを素直に読めば読むほど、誰もが想像できなかったような大胆な合意がなされた事がわかる。

 今度の合意はトランプ大統領と金正恩委員長という二人の絶対的権力者の間の合意だ。

 そして、金正恩委員長はすべてをトランプ大統領に委ねた。

 そのトランプ大統領は、弾劾されなければあと2年半大統領に留まる。

 つまりあと二年半の間に、この共同声明に書かれた内容が、記者会見で語られたトランプ大統領の言葉通り、現実のものとなるのだ。

 ポンペイオやボルトンがトランプ大統領の命令通り、それを実現する事になる。

 彼らが少しでもトランプ大統領の意にそわない事を唱えれば直ちに首を飛ばされる。

 もちろん金正恩委員長はトランプ大統領にすべて従う。

 その結果、これから時間をかけて何が起きるか。

 それは朝鮮戦争の終結であり、北朝鮮の完全非核化であり、朝鮮半島の非核化であり、在韓米軍の縮小、撤退であり、そして米朝国交正常化の実現であり、北朝鮮の劇的な経済開発である。

 トランプ大統領の残された2年半の間にそれが起きるのだ。

 そう考えた時、今度の米朝首脳会談の合意がどれほど物凄いものか、この事はいくら強調しても強調し過ぎる事はない。

 ところが今日の各紙の社説を見るとまったくその認識が欠如している。

 どの論調も、不完全で具体性がないと書いている。

 次は日朝首脳会談の番だと書いている。

 二つとも大きな間違いだ。

 トランプ大統領がここまで明確にコミットしたのだ。

 それが具体化されないはずがない。

 その実現は時間の問題である。

 そして日朝首脳会談が実現するためには、安倍首相が拉致問題についての方針を変えるしかないが、日本会議を支持基盤とする安倍首相にはそれは無理だ。

 もし次は日朝首脳会談だというのなら、安倍政権を変えて再出発するしかないのである。

 この点について、発売中のサンデー毎日(6月24日号誌上で、和田春樹東大名誉教授がこう語っている。

 拉致問題を持ち出しては日朝交渉をストップさせてきた安倍首相にその路線変更ができるのかと。

 拉致された人は皆生きている、一人残らず返せと主張して来たことと現実の落差をどう埋めるつもりかと。

 この言葉こそ、安倍首相にトドメを刺す言葉だ。

 歴史的米朝首脳会談がついに実現し、そして歴史的な米朝合意が署名された。

 日本がその合意を日本の国益につなげるためには一日も早く安倍政権を変えて出直すしかない。

 しかし、それを求める声は、メディアからも有識者からもそして野党からも出て来ない。

 このままでは日本は歴史の大きな転換に取り残されたまま終わる事になる(了) 

<関連投稿「阿修羅」>

いくら強調しても強調し過ぎる事のない米朝首脳会談の成果  天木直人 
http://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/249.html

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「自然エネルギーで農家の所得増」か「公共事業」か。新潟県知事選で両候補の「所得アップ」策が激突(ハーバービジネスオンライン)

「自然エネルギーで農家の所得増」か「公共事業」か。新潟県知事選で両候補の「所得アップ」策が激突

2018年06月09日 政治・経済

名護市長選では2度の応援に入った小泉進次郎氏が、新潟には入らず?

新潟県知事選でも、自公支持の花角氏の応援に駆けつけるのは確実と見られていた小泉進次郎氏だが、選挙戦終盤になっても新潟入りの日程は発表されていない


 6月10日に投開票を迎える新潟県知事選で、最終日に小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長が自公支持の花角英世候補の応援に入るのか否かが注目されている。今年2月の名護市長選では現地に2回入り、自公推薦候補支援の当選に貢献した進次郎氏。ところが、新潟県知事選では最終日前日の段階でも一度も応援に入らず、その日程も発表されていないのだ。

 しかも選挙戦中盤の時点で「進次郎氏が応援要請を断った」という情報も流れた。6月1日の池田千賀子候補を支援する集会では、司会役の佐々木寛・新潟国際大学教授がこんな発言をした。

「私が今日聞いた話では、小泉進次郎さんは(花角候補の応援に)来なくなったそうです。(小泉純一郎元首相との)『親子対決』を楽しみにしていたのですが、進次郎さんは断られたそうです」

 原発ゼロを訴えて全国講演行脚を続ける小泉純一郎・元首相は5月23日に新潟県魚沼市で講演、熱弁に耳を傾けていた池田候補と握手をして激励もした。講演を聞いて「『原発ゼロ新潟』の公約に確信が持てました」と話す池田候補に小泉元首相は実質的な支援表明を行っていた。

 と同時に、メディアでは「新潟県知事選で親子対決へ」という報道が流れるようになった。「名護市長選と同様、今後の政権運営に大きな影響を与える新潟県知事でも、進次郎氏は自公系花角候補の応援に入るに違いない」との見立てにもとづくものだった。


 しかし告示後になっても進次郎氏の現地入りの日程は発表されない。2度応援に入った名護市長選では、市内に数日前から「進次郎来たる」というポスターが林立したが、そんな光景は県知事選の最終盤になっても新潟県内には出現していない。


小泉元首相の“盟友”吉原毅・城南信用金庫相談役も池田候補を応援


小泉元首相の盟友である吉原毅・城南信金相談役も、6月1日に現地入り。池田候補の応援演説を行った

 小泉元首相の”盟友”として、「原発ゼロ」の全国講演行脚に同行している吉原毅・城南信用金庫相談役も、6月1日に池田候補の応援で新潟入り。安倍政権の原発推進政策から自然エネルギーへと転換をすることで「農家の所得増」というメリットをもたらすことを訴えた。

「お米を作りながら(農地に設置した)太陽光発電をする『ソーラー・シェアリング』という技術が日本でどんどん普及していて、農水省が大変力を入れているのです。全国で1000か所やっていますが、新潟でも農地で太陽光発電をする。新潟県は米どころであると同時に電気を売れば、農家の収入が10倍になる。そういう新しい成長ビジョンを取り入れて『新潟県は原発即時ゼロで十分にやっていけるのだ』ということを、池田さんにお願いしたいと思っています」

 吉原氏は、小泉元首相が去年秋の衆議院総選挙の告示前の9月25日、原発ゼロを掲げて「希望の党」代表に就任したばかりの小池百合子都知事を激励をした面談に同席した。この時点では政権交代の気運が一気に高まったが、直後の小池氏の「排除」発言が野党分裂を招いて失速、原発ゼロ政権誕生の絶好のチャンスを逃した。

 しかし8か月後、安倍政権打倒のチャンスが再び到来した。新潟県知事選で自公支持候補が敗れた場合、「安倍首相では来年の統一地方選や参院選が戦えない」という声が自民党内で広まって総裁選3選が絶望的になる可能性が高いからだ。

池田氏応援の吉原氏「ソーラー・シェアリング」vs花角氏「公共事業推進」

新潟駅前で開かれた集会で吉原氏は、自然エネルギーへの転換、具体的には農地で太陽光発電パネルを設置する「ソーラーシェアリング」で農家所得を増やすことを提言。池田千賀子候補に実現を託した

 吉原氏は6月7日、先の応援演説の核心部分を「新潟大発展の経済政策」と題して次のようにまとめ、池田候補らに提言を行った。

「原発を再稼働しても経済は発展しない。東京電力が儲かるだけだ。私は『エネルギー革命』で新潟を大発展させる。柏崎刈羽原発を止めて、その送電線を使って自然エネルギーを東京に売れば年間1兆円以上のお金が新潟県民に入ってくる。エネルギーの設備投資10兆円で県内所得は20兆円以上増える。農家の所得は10倍になり、若い人が帰ってきて人口が増えて新しい産業が起こる。その切り札が、コメどころ新潟の広大な水田を生かした『ソーラー・シェアリング』。田んぼの上にパネルを貼り、お米と電気を同時に作れる新しい技術。農水省がいま全力で普及に努めているのだ」

 一方の花角氏は「県民の所得アップ実現!! こんな新潟県を創ります!!」と銘打ったカラーのチラシを配布。経済対策の中心として、公共事業推進をまず並べた。

「日本海沿岸東北自動車道開通」
「磐越道4車線化促進」
「松本・糸魚川連絡道路整備促進」
「上越・魚沼地域振興快速道路整備促進」
「公共インフラ整備と老朽化対策」

 そして「佐渡金銀山世界遺産登録」を挟んで、4つの交通インフラ政策が続いた。

「羽越新幹線整備促進」
「長岡上越間の新幹線の整備促進」
「上越新幹線の新型車両導入とスピードアップ」
「新幹線の新潟空港乗り入れ」

 まさに自民党の得意技である「公共事業拡大政策」を所得アップの原動力にしようとしている。そして建設業界に対しては、花角氏の票が増えるほど公共事業予算が増えることを示唆しながら勤務時間中の期日前投票を呼びかける土建選挙を展開していたのだ(参照:「新潟県知事選で花角英世候補支援の自民党議員が、相次いで“利益供与”“脅し”発言!?」照)。

 県民所得アップの手段でも対照的な花角氏陣営と池田氏陣営が激突している。小泉元首相、盟友の吉原氏が応援する池田候補に対して、進次郎氏は“親子対決”を避けて花角氏の応援には来ないのだろうか。小泉進次郎氏が最終日に入るのか否かを含めて、最後の最後まで新潟県知事選から目が離せない。なお投開票結果は6月10日深夜に判明する見通しだ。

<取材・文・撮影/横田一>
ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)に編集協力。その他『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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籠池さんの記者会見━<森友学園>交渉記録「一番大事な部分ない」 籠池被告

記者会見は昨夜(6月6日)あった。
夜のテレビでは、その模様をニュースにしていたが、
今朝のテレビは、そのような会見がなかったのような無視の仕方である。

動画はそのうちに見えなくなるだろうから、早いうちにご覧ください。

◆【報ステ】籠池被告が会見「状況変わらずびっくり」

6/6(水) 23:30配信

テレ朝 new

 森友文書改ざん・廃棄問題で財務省が公表した調査報告書を受け、森友学園の前理事長・籠池泰典被告(65)が6日に会見を開いた。籠池被告は「300日勾留されていたが、状況が変わっておらず、びっくりした。わけのわからない形で終わってはいけない」と語った。また、「一番物事が動いた時期の応接記録が一切出てきていないのはおかしい」として、総理夫人の安倍昭恵氏から『「いい土地ですから前に進めてください」と言われた』と学園側が財務局側に伝えた2014年4月28日の交渉記録が出てきていないことを指摘した。さらに、財務省が改ざん・廃棄した理由については、「当然、やましいことがあったからだ。忖度(そんたく)せざるを得ない事柄があったということだ」と述べた。

財務省調査結果「佐川氏?本当にそうなのか」籠池氏語る(朝日新聞)
(*動画あり)

学校法人森友学園(大阪市)の前理事長、籠池泰典被告(65)=詐欺罪などで起訴=が6日夜、大阪市内で朝日新聞などのインタビューに応じた。財務省による交渉記録の意図的な廃棄や決裁文書の改ざんの理由について「やましいことがあったからでしょう」と述べたうえで、安倍晋三首相やその周辺に「忖度(そんたく)せざるを得なかったということでしょう」との見方を示した。


 安倍首相は昨年2月、国会で「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と答弁した。学園との国有地取引に関する交渉記録や決裁文書には首相の妻昭恵氏や政治家の名前が記されており、財務省はこの答弁以降、記録の廃棄や決裁文書の改ざんを進めた。

 今月4日に発表された財務省の調査結果では、改ざんや廃棄は国会審議の紛糾を回避することなどが目的で、佐川宣寿・前財務省理財局長が「方向性を決定づけた」とされた。これに対し、籠池前理事長は「本当にそうなのか。佐川氏の指示の前に政府から指示が出ないと、行政マンはそんなことしないでしょう」と疑問視した。

 財務省は5月23日、森友学園との国有地取引に関する交渉記録を提出した。これについて、籠池前理事長は「初めからどんどん出さなきゃいけなかった。どうして隠していたのか」と述べた。昨年7月末の逮捕以降、約10カ月にわたって大阪拘置所に勾留され、5月25日に保釈されていたことを踏まえ、「新聞を読んで、状況が変わっていないことにびっくりした。え、まだこんなことやっているのかという感じ」と話した。

 改ざん前の財務省の決裁文書によると、国有地の借地契約を前にした2014年4月28日に籠池前理事長が近畿財務局職員と面会。安倍晋三首相の妻昭恵氏を国有地に案内した際、昭恵氏から「いい土地ですから、前に進めてください」と言われた、と記されていた。籠池夫妻と昭恵氏が一緒に写った写真を提示したことにも触れている。

 籠池前理事長は、これを契機に交渉が前に進み始めたとの認識を改めて示し、「神風が吹いた。(写真を見せたことで)氷がガラスの面を滑っていくような感じ」になったと話した。


<森友学園>交渉記録「一番大事な部分ない」 籠池被告(毎日新聞)
6/6(水) 23:41配信

毎日新聞

取材に応じる籠池泰典被告=大阪市内のホテルで2018年6月6日午後7時29分、猪飼健史撮影


 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却を巡る問題に絡み、学園の前理事長、籠池泰典被告(65)=詐欺罪などで起訴=が6日、大阪市内で報道各社の取材に応じた。籠池被告は、取引に安倍晋三首相の妻昭恵氏が大きく影響し、文書改ざんにも夫妻への忖度(そんたく)があったと改めて強調。学園と財務省の交渉記録がまだ全て公表されていないとも訴えた。

 決裁文書からは昭恵氏や政治家の名前などが削除されたが、財務省が4日に公表した調査報告書では、詳しい動機は不明とされた。

 学園との交渉記録も公表されたが、昭恵氏が小学校の建設予定地を視察した2014年4月や、学園が小学校の認可申請を取り下げる前の昨年2〜3月などの一部の時期は記録がない。籠池被告は「一番大事な部分がないのはおかしい」と疑問を呈した。

 報告書では、財務省職員が昨年2月下旬、学園の弁護士(当時)に「理事長は出張で不在であるとの説明を提案」したことも判明。籠池被告はこれまで「身を隠すよう財務省から言われた」と証言しており、この日は「私が正しかったと書かれている」と強調した。

 改ざん問題の発覚後に自殺した近畿財務局職員と、交渉中に面談していたことも明かし、「政府から指示がないと行政マンは改ざんなんてしない。人命が失われたことを真剣に感じるべきだ」と訴えた。持論を述べる一方、起訴内容に関する質問には答えなかった。

 籠池被告は昨年7月に逮捕され、今年5月に保釈された。【高嶋将之、遠藤浩二】


<参考投稿>
籠池氏「こんなんでいいのか」財務省処分を批判「私は300日も拘置所に入った。財務省の方も一度入られたいい」 (阿修羅)
http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/785.html
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