天野ナス。

ぼくは黒っぽい犬。じゅうにん家族。

2015年06月

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人間は成長すると「なにか」になるのがふつうらしい。
すでに人間なのにさらになにかになるっていうことの意義が
ぼくにはいまひとつ理解できないところだ。

でも、
ぼくのおとうさんは犬になる前はソウル歌手だったそうだ。
助男先輩はシェフになりたいそうだ。神なのに。兼業?

ぼくはとりあえず、おかあさんの手伝いをしながら木こりの修業をしている。

ハーモニーちゃんやぽっちゅねえちゃんは
もう「かわいい」という職業に就職しているらしく
なりたいものはないし、なる意味がない といっている。

茶々はなぜだかじじぃの「師匠」をやらされていて、
やりがいがなくてそろそろやめたいそうだ。

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じじぃはメダカを「めだやん」とかなんとか呼んでたいせつにしている。
ぼくがメダカの棲家の鉢をかきまぜたり、そこに浮いている水草を引っ張り出して遊んだりすると
激怒して追いかけてくる。

水草の根っこには、どうもメダカの卵がくっついているらしく
それを水から出すとメダカの元が死んでしまうらしい。

ひまさえあれば、
メダカの鉢のほとりに座って
メダカ世界を覗いている。
それでなにか悟りを開くとかは、まったくなく、ただ覗いているだけだ。

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ぽっちゅ姉ちゃんはぼくの教育係。
熱心で真面目で厳しい。
まいにちまいにち、「それはダメ!」「こうゆうふうにしなちゃい!」と指示が飛び
ぼくはそれをこなすのがたいへんだけど、けっこうたのしくもある。

これはぼくが「白目の練習」をさせられているところ。

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「パンボー」とは、ハーモニーちゃんがどこかからひろってきたパンダの形のボールで
咬むとピコピコ音がする楽しいものだ。

家の中や、庭になんとなく転がっているから
ぼくが遊び始めると、どこかからハーモニーちゃんがすっ飛んできて
「かえしなさいよ」と超怒る。

だってなんとなく転がっていたんだし、
特に誰かが現在それで遊んでいたわけでもないんだから
ぼくが遊んだっていいと思うんだけど
そんな理屈はハーモニーちゃんには関係ない。
返すまで怒りまくっている。
だから仕方なく返すんだけど。

ぼくもピバールも、たまにこのボールで遊びたいが
なかなかそうもいかないことが多い。

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茶々はクマの形の茶ボックスといわれている犬ベッドに入っている。
茶ボックスは茶々にちょうどいい大きさなんだそうだ。

だけど助男先輩が入っているときもあって
そうすると茶ボックスが型崩れするからっておかあさんがいやがるんだけど
誰も出て行かない。

ぼくも小さいころは茶ボックスにだいぶお世話になったようだ。
記憶にはないんだけど、証拠写真が残っている。
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