2016年02月
ルーティーン。
散歩の時。じじぃはいろんなところにぼくを連れていきたいらしい。
でもぼくは変わった道はあまり好きじゃない。
いつもの道をいつものとおりに歩いても
ぼくはちっとも退屈しないってこと
そろそろわかってくれてもよさそうだけど
勘違いしてるサービス精神の持ち主であるじじぃは気づいてくれそうもない。
そもそもじじぃ以外の人間でも
ルーティーンなことは苦手らしい。
たぶんあまりにも多くの刺激で感受性が鈍くなっていて日々の些末な変化がわからなくなっているのかもと想像する。
同じ道を歩いても、昨日とまったく同じわけではない。
どこが違うかいちいち教えてあげてもいいけど
じじぃがそれに興味を持つとは思えないし
ただぼくが一生懸命話しているのをほほえましく感じる程度で中身は聞いてくれないと思う。