ときどきあることだが、先日もじじぃは些細なことをきっかけに自身を抑えきれなくなり崩壊、行き場のない怒りを噴出させたが、その憤りの表現方法が「非常に昭和なプロトタイプを模したもの」だとおかあさんが感心していた。
ぼくは「平成」も四半世紀を過ぎてから生まれたので「昭和のひとの怒りの表現」などというものを知る由もないが、じじぃはその日、ガーデンテーブルをなぜか二度ひっくりかえし、椅子を門から道路へ投げ出していた。
そうゆう仕草を昭和の怒りの表現者の代表=星一徹氏はしていたのだそうだ。
ひっくりかえしたものは「ちゃぶ台」というテーブルのバリエーションだということだ。
ガーデンテーブルに置いてあったぼくたちのハーネスやリードの一部が茶々のほうへ飛んでいった模様で茶々は即時にじじぃに破門を言い渡していた。(入門を許したわけでもないが)
どうせ投げるのならギターとかを投げればいいのに、どうも貧乏くさいとおかあさんが言った。





