タイトル:『ワタシの男の娘』    著. 珠樹やよい  
単行本:『姉はぐ!』 収録 (2015年) 


 『ワタシの男の娘』というタイトルからして、いかにも男の娘と女の子カップルが連想される話の感想です。女子寮で男子であることを秘密にしている男の娘と、口調は少しキツいけど優しい先輩の話です。

 体育の授業を早退し保健室で休んでいる、三つ編みで太眉の生徒"楓さん"。女子寮で相部屋のちょっとキツそうな女子生徒"京香先輩"は大慌てで楓さんをお見舞いに。楓さんが言うには「腫れが治まらなくなった」とかで何かを必死にひた隠しにしてる様子。京香先輩は見せなさい!と無理やり毛布をはぎ取ります。すると体操服のブルマの上から大きくなった男の子の証が現れます。実は楓さんは男の子でした。髪型が三つ編みの男の娘とは中々お目にかけず珍しいです。

 楓くんが男の子と判明しても前から薄々気づいていたようで、彼を責め立てるようなことは決してなくすんなり受け入れます。理事長権限と言ってる当たり楓くんは女子寮の理事長の息子だと見受けられます。京香先輩が心配して一人Hをちゃんとしてるかと尋ねますが、楓くんは性知識も疎いようで全く知らないようです。これには京香先輩も驚き、性器の処理の仕方を教えてあげようとスカートを脱ぎ自分のを見せつけます。

 一人Hを指導した京香先輩は「私のコトが好き?」とまじまじと尋ねます。楓くんも「当然です」と大胆に応えます。そして先輩は強引に唇を奪い、そして行為へと運びます。口はツンとしながらも楓くんをうんと甘やかします。
 それからというもの京香先輩は楓くんが性欲を我慢できなくなったら、「あぁっもおっ しょーがいわね」とツンデレ口調で言いつつも処理してあげる間柄となりました。



 私は恥ずかしながらツンデレキャラは苦手で、暴力的でありながら何の罰も受けない部分が大きな理由であります。しかしこのエピソードに登場する京香先輩のように口調は少々キツいけど、実はショタっ子に過保護気味で、女装少年を男として嫌悪感なく受け入れてくれるキャラクターなら大歓迎です。
 優しく人畜無害な男の娘にヒロインが優しくあってほしいのが私の願いであります。単行本に1話だけの男の娘のおねショタものでありますが素晴らしいエピソードでした。