タイトル:『孕ませ! 半漁ガール』     著. 大石コウ  (2016年) 


 おねショタでは定番シチュエーション「ショタ勇者×モンスター娘」による単話配信漫画の感想を書いていきます。

 パーティ仲間のむさ苦しいおじさん3人に囮として見捨てられたショタ勇者が、あるモンスター娘のお姉さんに子作り目的で搾り取られる話です。
 この話は『モンスター娘との交合』というアンソロジーに収録されています。

 勇者の血の流れを汲むショタを犯すモンスター娘というと、サキュバス等の外見が人間と変わりない美人さんが定番ですが、この話では"女半魚人"。それもシルエットは完全人型でありながら高い人外度。特にお顔が人間の美人寄りではなく、[ギョロっとした魚目、魚のような厚い唇、キザ歯、顔両サイドのエラ]等本当に魚の顔のような思い切ったデザインです。その代わり体の方は鱗で覆われた肌に胸をサラシで隠したグラマラスボディ、腰はボロ布一枚の際どい恰好。
 デザインのインパクトもさることながら、性格も子悪党そのもの。「ショタ勇者君を殺す前に犯して子を孕む」と言い張るのをはじめ調子に乗りやすく、一人称が「オレ」、さらに笑い方が「くけけ」。
 個人的にさすがに醜いとまではいきませんが、まさに怪物寄りな非常に珍しいモンスター娘です。私は今までにこの独特なデザインと性格のモンスター娘のおねショタを拝見したのは前例がなく『孕ませ! 半漁ガール』が唯一です。

 "ショタ勇者くん"は、可愛らしい小柄な少年で頭に包帯を巻いています。伝説の勇者の血を継ぐ身ながら実力は非力で大人しい、名ばかりの勇者です。半漁姉さんに犯されようとなす術もなく無抵抗。いとも簡単に全身の服を爪で破られ、身ぐるみを剥がされてしまいます。
 しかし半漁姉さんも殺すといいながら体には傷一つ付けないあたりが既に情け深いです。その後怖がって縮こまってしまった勇者くんに搾乳手こきをしてあげます。
 精通した勇者くんは「せめて勇者の血筋を残す使命を果たしたい」と健気です。

 勇者くんに涙目で「おねえさん」と言われた半漁姉さん満更でもない様子。しかしショタを殺して犯して勇者と魔物の血が流れた子供を作ろうという、何ともショタ勇者くんへの恋心の無い外道な考え。一般向けファンタジー漫画やゲームだとすぐに葬られそうなザコ敵のような性格をしています。

 そんなこんなでついに本番。初めは性器が小さくて孕むことが出来ないかと思われました。調子に乗って犯していると勇者の血が覚醒したのか半漁姉さんの中で性器が肥大化。真面目な勇者くんは半漁姉さんの子作りをする願いを絶対叶えると強い意思を伝え、キス。後は半漁姉さんを攻めまくりです。
 半漁姉さん頬のエラ穴にマッサージのように指を入れられるのが弱いようで、絶頂狂いにさせられます。絶頂しているお顔も魚のようなお世辞にも色気があるとはいえない。しかしそんな点でモンスター娘プレイも欠かしません。

 最後はお互い殺めるようなこともなく、半漁姉さんはデれ、お腹が膨らみ無事子供を孕み、ショタ勇者くんも夫となります。「勇者と魔物の血を引く子は人間と魔物の世界を統一し真の勇者となった」というモノローグで締めくくるオールハッピーエンド。



 この話は半漁姉さんのデザインやキャラクターがミソですね。魚顔に全振りした人外度の高さ、性格や笑い方も下種なのが何とも。ショタの可愛さに反した、本当に思い切ったデザインとキャラ設定のお姉さんです。
 【可愛いショタが非美人寄りのお姉さんに犯される】というシチュエーションは見てみたかったので、意表を突いた半漁姉さんのデザインと性格は読む人を選びそうではあるものの、ショタを甘やかす要所はきちんと押さえています。個人的に新鮮で良作と思えるお気に入りの話の一つです。


 上にも書いたように【美少年ショタ×醜悪お姉さん】をテーマに扱った作品は、お目にかけたい組み合わせの一つであります。しかし見かけないのがもどかしい所。おねショタで何もお姉さんを美人に限定することはないと思います。むしろ例を挙げると「ショタエルフと女性オーク、ゴブリン」等そんな組み合わせが今後世に出てくることを願います。