2006年09月09日

現役アメリカンスクール教師による8000人分簡単英語ミュニケーション 【サプライズ!!】

それは金曜日の朝。



いつものように出勤し、いつものように教室のドアの鍵をさして、
いつものようにドアを開けました。



すると。



一瞬、教室全体が“ゆさっ!”と揺れたような気がして…



ん?なに?



はぁ〜?



なんと!
教室中に風船がふわふわ漂ってるんです!!



なが〜い糸が付いた色とりどりの風船があちこちに貼り付けられ、
空調の風にのってふわりふわりと漂っています。



しかも、何十個も。



“な、なにこれ?”



おそるおそる入ってみると、これもまた、あちらこちらに小さな紙がペタペタ
貼ってありました。
机に、壁に、窓に、ホワイトボードに、そしてコンピューターにも!



♪♪♪HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜
     HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜…



あの歌の歌詞を、私の名前入りで。



“あ、明日か〜”



ようやく思い出しました。土曜日は私の●回目のバースデー。



本棚の上には、かわいいブーケが飾ってあるし。
冷蔵庫を開ければ、HAPPY BIRTHDAY!のメッセージ付きの大きなケーキが透明のケースに入って置いてあって…。



こんなことをしてくれるのは、彼女しかいない!



スクールのセクレタリーのジェニファー(仮名)。
ほとんど姉妹のように何でも語れる親友。



“すごすぎる…” 風船の中でしばらくぼんやりして…。



そしてオフィスにダッシュ。



私を見たとたん、彼女は



“Here is the birthday girl!”(バースデーガールが来たわよ〜!)



そしてウィンクして言いました。



“Did you have fun?” (楽しめた?)



“You are too much!…Thank you!” (ほんとうにもう…ありがとう!)



オフィスの真ん中でハグハグしてしまいました。
彼女は朝5時に来て、私の教室を飾ってくれたらしく…。
朝から感動。



それでも、授業は普通にスケジュール通り、普通にやらなくてはなりません。



…。



普通に?できるわけないじゃない!
教室はまるで、“おかあさんといっしょ”のスタジオ状態だし。



でも、キャンセルするわけにはいかないし。



そして、子供たちが来てしまいました。



ん?なんか変。



風船に大騒ぎすると思ったのに、さほど驚くこともなく
みんななんだかニヤニヤしてます…。



無視して。



“Good morning!”



と授業を始めようとすると。



いきなり子供たちが歌いだしました。



♪♪♪HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜cha cha cha



(へ?打ち合わせ済みだったの?)



私のバースデーなんて誰から聞いたのかわからないけど、
声を張り上げて歌ってくれました。



“Thank you!!”



またウルウル。
そして、ふわふわした教室で楽しく授業をしました。



夕方は、前々からジェニファーが家でディナーをごちそうしてくれることに
なっていました。



“You’ve done so much already.” (もう十分してもらったから)



って遠慮しようとしたけど、



“Everything is ready! You have to come, OK?”
(もう全部用意してあるからこなくちゃだめよ)



と言うので行っちゃいました。(笑)



約束の時間にピンポーンして、ドアを開け“Hello!”と言おうとした瞬間!



“Surprise!!!”



大人も子供も…たっくさんの友人たちが集まっていてくれました。
どうやってこんなに大勢この家に入れただろうってくらい、
ギューギューづめ状態でした。


“Oh…my…”



またまた、ウルウル。
ジェニファーに2度もやられてしまいました…。(笑)



そして。
ギフトを頂いたり、おいしい食事を頂いたりして、超盛り上がっていた時。



いきなり電気が消され…ジェニファーがキッチンからキャンドルに火をつけた
ケーキを大切そうに持って入場。



みんなが “HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜”の大合唱をしてくれて。



ケーキを見てまたびっくり。



本当の数だけキャンドルを立てたらケーキが火の海になってしまうのを心配したのか(汗)、ジェニファーは、十の位を大きな一本のろうそくに数え、そして一の位は四捨五入ではなく、ばっさり省略してくれました!(パチパチパチ) 
素敵〜♪



キャンドルを消す前には



“Make a wish!!” (願いごとしてね!)



と、お約束どおりに言われ、目を閉じて願おうとしたけど、願いごとがたくさんありすぎてキャンドルが溶けてしまいそうだったので(笑)、そのままフゥ〜〜〜っと。



拍手と歓声に包まれて、ちょっとウルッとしていたその時!



アメリカ版磯野カツオみたいなテイラー(2年生)が何か大発見をしたように目を輝かせて言いました。



“This is not right!
She couldn’t be as old as my sister is!”
(これって変だよ!妹と同い年ななんてありえない!!)



テイラー…。わかってるくせにぃ…。(ちがう涙…)



amber4jcnu at 18:51|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!アメリカの習慣 | アメリカンスクール

2006年09月01日

現役アメリカンスクール教師による8000人分簡単英語ミュニケーション 【あっ…】

あっ……



という間に、夏休みは終わってしまいました…。



新学期が始まって今日で3日目。



新学期でもあり、新学年でもある夏休み明けは、みんなちょっとハイパーです。



入学式も始業式もありません。朝のチャイムとともに、いきなり授業が始まります。
が、初日はとってもエキサイティング。



新しい先生に会い、新しいクラスメートに会い、きれいに飾り付けられた新しい教室に入り…。
日焼けした小さい顔の大きな目がキラキラしています。



ピカピカの一年生はなおさらです。



しかも、午前授業なんてありません。初日からランチをはさんでごく普通のスケジュールが始まります。



一年生を送ってきたお母さんが子供に言ってました。



“You can’t take a nap anymore.” (もうお昼寝はできないのよ。)



うふふ。そうね。今日から午後まで頑張らないとね。



そして、始まってしまいました。新学年。



みんなこんがりいい感じで焼けています。ちょっと大人っぽくなっちゃったりして。



毎年驚いてしまうのですが、休み前は腰が痛くなるほど前かがみにならないと目線が合わせられなかった子達が、下駄でもはいてるんじゃないの?っていうくらい、背が高くなってますぅ。すごい!



そして、会う子、会う子、みんな、まるで何年も会っていなかったかのように抱きついてきて・・・。



“I missed you.” (会いたかったよ。)

“I missed you, too.” (先生もよ。)



(お世辞でもうれしいよ)なんて思いつつ授業を始めます。
あいさつを終えたとたん、5,6人の子がいきなり手をあげました。



(キタ、キタ…)



夏休みにどこに行った、何したっていうご自慢話をしたくて仕方ないんです。(笑)
でもいちいち聞いていたら、“夏休みの思い出”大会で一日終わってしまうので。



“先生の話が終わるまで、待っててね”という意味で、手を下ろしなさいというサインを送り続けるのに。まるでもぐらたたきみたいにあちらこちらで手がポコポコあがります。



でも、そんなの無視無視。(笑)



“I’m sure you all had a great summer.
I will listen to your stories later, OK.?”
(みんな素敵な夏休みを過ごしたんでしょ? あとでお話聞かせてね。)



なんてかわしながら進める初日の授業は、クラスのルール、ルーティン、席決め等々、ほとんどオリエンテーション。でも、これをするから一年間平和に授業ができるんです。(笑)



ジョークを交えて笑いをとりつつ(変なところで芸人みたいな意地があって…^^;)、ルールはしっかり伝えます。みんな“アハハハ”って笑っているうちに、いろいろたたきこまれちゃうんです(笑)。



4日前まで心も体も超夏休みモードだった私ですが、けっこうノリノリで授業をしています。
やっぱり私のエネルギーの元は子供たちなのかなぁ…。



この3日間で満タンにしてもらった気分です。



なんて、喜んでいたところに。



放課後、3年生のニックとお母さんに会いました。もともとスリムなニックは夏休みの間にすごい勢いで背が伸びて…ますますスリムになっていました。



“Wow, Nick ! You got so much taller!”
(ニック〜!背が高くなったね〜!)



ニックはちょっと恥ずかしそうに笑ってます。



すると、彼のお母さんが…。



“My husband said
‘Nick is growing up, but I am growing out’”

(主人がね、“ニックはたてに伸びてるけど、僕は横に伸びてるなぁ。”って言うのよ。)



アハ、アハハハ…(汗) 
“growing out” だなんて…。



そういえば、あの猛暑の毎日でも食欲は衰えず…その上、子供たちに元気満タンにしてもらっちゃった私…。



そうこうしているうちに、食欲の秋はもうそこまで…。
“growing out”だけは、何とか避けたい…^^;


amber4jcnu at 01:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!アメリカンスクール | 子供の心理

2006年06月23日

現役アメリカンスクール教師による8000人分簡単英語ミュニケーション 【子育てはつらい!】

時間的なズレは多少あっても、日本人の子供たちの間で流行っているものは、必ず私の生徒の間でも流行ります。



ラブベリ? もちろん、女の子たちはみんな分厚いアルバムを持っています。
ムシキングだって負けてません。



そういう遊びに言語は必要ないみたいで。みんな楽しんでやってます。



そして、忘れてはならないブーム。



そうそう。



たまごっち!



英語バージョンがあるみたいで。
首から下げている子をたくさん見かけます。



すごい子は、3個4個を平気でジャラジャラぶら下げています。



そんな子を見ると、ちょっとからかいたくなってしまう私。



"Wow! You’ve got so many babies to take care of!”
(あら! 子だくさんで大変ね!)



するとちょっと恥ずかしそうに笑いながら、まんざらでもないご様子。



とにかく大人気のたまごっち。



そんなある日の1年生のクラス。



また、たくさんの生徒が “お子様連れ” でいらっしゃいました。



う〜ん…5人に1人くらい?



そこで。



授業を始める前に、釘をさしました。



“Well, I know you all know that, but just in case. Those people who brought your babies with you, you know that you are NOT allowed to take care of them during the class, right?”

(あのね、みんなわかってると思うけど、念のため。
"自分の子供たち″を連れてきた人、授業中は面倒みてはいけないってことは知ってるわよね?)




すると、みんなちょっと神妙な顔をして姿勢を正し…一瞬教室がし〜んとなりました。



“Yes, Ma’ am…。”

(はい、先生…。)



みんなで声をそろえていいました。



(よし。もう一押し。)



さらに続けました。



“Good! Otherwise you have to leave your babies with me.”

(良かった!さもないと、先生があなたの子供たちを預かることになるからね。)



…。



教室の空気はさらに張り詰めます。


"Yes, Ma’am…”



みんなちょっとトーンダウン。



ウフフ。
そこで締めくくり。



“You can flush the toilet later!”

(トイレを流すのは、あとにしてね。)



すると、一斉に "あ〜はっはっは!″と大爆笑。



注)たまごっちは時々トイレに行きます。するとスクリーンのはじっこにカワイイう●ちマークが出て… 飼い主はそれをその都度流して清潔に保たないと、たまごっちの成長に支障をきたすのです(笑)




それからスムーズに授業がすすみ…



おしゃべり絶対禁止タイムでしずか〜にそして真剣にプロジェクトをやっている時。
その事件は起きました。



"ピロン、ピロピロン″



というアラームが…。



その音の犯人は、一番前に座っているアレクシスのたまごっちだということは一目瞭然でした。



だって、その時のアレクシスの顔ったら・・・。



かわいいそばかすだらけのホッペが真っ赤になっていて。



私と目が合うと、あわてた様子で両手を広げて肩をすくめます。
何か言いたそうだけど、今はおしゃべり“絶対”禁止タイム。



(私はさわってない!!)



と目で必死のアピール。



そぉ〜っと自分の子供を見下ろして、困惑した様子。



そうこうしているうちに、またあのサイン…。



“ピロピロ〜ン♪”



アレクシスは肩をピクンとさせて、またあの必死のアピール。



私は笑いを必死でこらえつつ、同じく目でサインを送ります。



(I know, I know! But don’t touch it!)
わかってるって。だけどさわっちゃダメよ。



でも、 “ママ”の心配をよそに、その “ベイビー”はサインを送り続けます。



もう、アレクシスは “泣きたいのはママのほうよ!“状態。



(トイレ?ご飯?子育て大変ね。)
でも一度言ったルールはそんなに簡単には変えられません。




ようやく授業が終わり…。ホッとした様子のアレクシス。



うれしそうにさようならを言って教室を一歩出た瞬間に、たまごっちをつかむと大急ぎでなにやらポチポチやっていました。



そんなアレクシスを見送りながら、思わずクスッとしていたら。
彼女と一緒に歩いていたブランドンが言いました。



“You should’ve turned off the sound.”
(消音にしておけばよかったのに。)

“I know, but…”
(そうなんだけどさ…。)



(え?何ですって?音ってオフにできるの???
早く言ってよ〜〜!)



アレクシス。
次回は是非そうしてください。



そうしたら、子育てのストレスも少しは減るかも?(笑)


amber4jcnu at 23:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!アメリカンスクール | 子供の心理
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