Il pleut フランス高校留学

フランスに留学している女子高校生のブログ。

Bienvenue !
アクセスありがとうございます。
ブログを読む前に一読していただけると幸いです。


このブログでは、私のフランス留学について書いています。
日常生活のことから、フランスと日本の比較、そしてこれから留学する人へのアドバイスまで。とにかく、みなさんに役立ちそうなあれこれを書いていきます。

このブログを読むことで外国に興味をもったり、留学したいと思う人が増えればいいと思い、始めました。 ですから、みなさんの質問やアドバイス、リクエストなどがあれば、もっとみなさんの願いに沿ったブログが作れると思うのです。
コメントにて常時受け付けているので、是非是非ご連絡ください!

■注意!

わたしは交換留学生で、公立の現地校に通っています。 そして、一般家庭にホームステイさせていただいています。
しかし、私費留学や語学留学など、語学学校へ行ったり寮へ入ったりする他にもたくさんの留学方法があるわけです。
それに、フランスのどこの家も学校も同じ、ということはありえないので、あくまで参考として読んでください。
間違ったことがあれば、ご指摘願います。

おひさしぶりです。
前回の記事から三年ほど経ってしまいましたが、書きかけの記事を見つけたので完成させて投稿しようと思いました!
ぜひ、フランス留学や、それ以外の国への留学の予定があるかたは参考にしていただければ、と思います。



■折り紙

今では安くてかわいいものが百円均一のお店にもあります。かさばらないし、持っていって損は全くないと思います。話のたねにもなります。ちょこちょこっと鶴を折るだけでもかなり喜ばれます!


■和服

わたしは浴衣をもっていきました。
何度か着付けが出来るように日本で練習し、ホストシスターにプレゼントして着つけてあげました。とっても喜んでいました!今は簡単に着られる浴衣がたくさんあるので、買ってもっていって行くといいですよ。また、自分用に持っていってパーティなどに着て行っても盛り上がります。
いつかの記事でもお話ししたと思いますが、わたしは学年末のパーティに着て行ったら、たくさんの人から「写真を撮って!」と声をかけられました!



■文法書や問題集、単語集など
留学中、どうしても自身の語学に不安がでてきます。特に、わたしは留学前にフランス語をそれほど学んでおらず、自己紹介ができる程度の語学力でのスタートでした。時間があるときに単語帳や会話本を読んで、耳に覚えのある言葉から覚えていきました!耳から聞いて、文法書や会話本で意味や文法を確認して理解する、というこの二段階の学習法が、さらに語学の習得を早くしてくれました。


■食品
日本の食品はかなり人気でした!
特に、インスタントラーメンはホストファミリーの家庭でも人気でした。フランスでおいしいラーメンを食べようと思うと高いので、気軽に家で美味しく食べられるインスタントラーメンは大人気でした。

ほかによく外国の方から人気だと聞くのは、抹茶味のお菓子ですね。キットカットなどが評判だとよく聞きます。わたしも持っていったのですが、気味悪がって食べてくれない子もいました…
加えて、おにぎりせんべいを持っていったのですが、これがクラスの男の子に評判で “onigiri ! ”と喜んで食べていました。







以上が、わたしが留学など持っていってよかったと思ったものです。
時間が経って忘れていたこともありますが、書いているうちにいろいろ思い出したので第2弾として次の記事でも紹介したいと思います!

タイトルが長くなってしまいましたが、大切なことなので書いていきます。


前回の記事でも書いたように、フランス人と日本人とは根本から全く違う人間だと思ってもらって結構です。文化、歴史を見ればわかることですが、現代では忘れがちですね。


気を付けたいことでは、まずマナーですね。
食事については、基本的なことだけで大丈夫だと思います。

■スープを飲むときに音をたてない
■食器を持ち上げて食べない
■フォークだけでは食べづらいお皿の上のわずかな残りなども、ナイフを使って食べる。手は使わない
■フランス人は鼻をすする音をかなり気にするので、食事以外でもちゃんと鼻を噛む。できれば食事前に


フランスでは、お皿にソースなどが残っている場合、パンでぬぐって食べる人もいます。必ずしなければいけないことではありませんが(私も最初は驚きました)、あとでお皿を洗うのが楽になりますね。


日本人は小さい頃から給食で、他人と食べる機会がかなり多いですからあまりお行儀が悪い人はいないと思います(フランスでは学校の途中でも家に帰って食べることが可能)。他人の目を気にしますし。おそらく上記のことを気を付けていればOKです。


フランスの方々は結構食べ方がその・・・汚いというか、あまりよろしくないと思うときもあるので。お行儀よく食べて、日本人の良さをアピールしましょう(笑)






アジア人、黄色人種だということで、時々馬鹿にされたような、そんな印象を覚えることを言われることもあります。だからと言って本当に馬鹿にしているのか、差別をしているのかどうかは分かりませんが、怒ってしまうとめんどくさいことになると思うので、わたしは愛想笑いで事を終えます。むかついた時は皮肉の一つや二つ、言ってもいいかもしれませんが、そうしない方が穏便ですね。
例をあげますと、



 先週の学園祭(私の学校では年度末にあります)のことでした。みなさん様々なコスチュームに身を包んで、わいわいと楽しそうにお友達と話したり、イベントに目を輝かせたて参加したりしています。そんな中、私も浴衣に着てひとりで学園祭の中心でもある校庭をぶらぶらしていると、ある女の子グループに声をかけられました。写真を撮ってもいい?、と。私は快く承諾しました。彼女らに声をかけられる前にも、何人かに同じことをお願いされましたから。
写真を撮影した後、彼女らからこういわれました。
「ニーハオ!」
どうやら、私の衣装を中国の民族衣装だと勘違いされている模様。人見知りですから、いつもなら無視して去るところですが、今日はいつもより気分が良かったので訂正する元気がありました。
「私は日本人です。ニーハオは中国語ですよ。」
「日本と中国って、何が違うの?」




なんということでしょう!

こういう、フランス人はデリカシーがないのか、と思う場面に多々遭遇します。
彼女らはまだアジア人だと認識してくれているからいいものの、別の男の子には「カンボジア人?」と聞かれました。意味が分からない。
けれどアジアに興味のない、一般の方なら仕方のないことだとは思います。
日本でも、フランスのことはエッフェル塔と凱旋門とマカロンのことくらいしかフランスについて知らない方だって多いと思います。
これはフランスへ留学へ行く方だけでなく、日本の方にも注意してほしいですね。
誰だって自分の国を馬鹿にされたようなことを言われるのは嫌でしょう。


外国、特にアジア以外の国に行くときには、こういうことがあるということを十分に心がけておいてください。そしてやみくもに怒ってはいけません。日本でもあり得ることです。
また、黄色人種だからと言って変にコンプレックスを持たないこと。
そういう自信のなさは周りに伝わってしまうでしょう。どうどうとしていることが一番です。






クールジャパン。
今、フランスで日本と言ったらこれじゃないでしょうか。
漫画、ゲーム、アニメなど……俗にいうサブカルチャーです。フランスの多くの生徒たちも、日本のアニメを見て育っています。ONE PIECEやNARUTO、BLEACHなどの漫画の海外での人気は言うまでもないでしょう。
ですから、私は出国前、「フランス人の多くは日本の漫画やアニメが好きだから、きっとよくしてくれるだろう」と思っていました。
間違ってはいないです。
ですが、日本人だといってみんなが積極的に話しかけてくれたり、仲良くしてくれたり、ということはあまりないです。私は上記した漫画は詳しくないですが、私の知っている漫画が好きな女の子に会っても、そんなに漫画の話は盛り上がりませんでした。


積極的に私に話しかけてきた子は、日本人というより、外国人として私に興味をもっていました。日本人だからといって、必ずそれが強みになるというわけではないということです。
ですが、学校では生徒同士の会話に時々日本語(の単語)が混じっていたり、中には日本語を勉強していることもいて、嬉しい限りです。




フランス人はそんなにフレンドリーではありません。同じラテン系のスペイン人やイタリア人と比べると不思議です。ツン、としているイメージはわりかし間違っていないのではないでしょうか。
ですがみなさん、実は遠い国から来た留学生に興味津々なのです!

それに気付いたのは、私がとある子に折り紙を教えていた時。続々と周りの生徒も集まり、あっという間に机の周りを囲まれてしまいました。その中には一度も喋っていないクラスメイトがいて、興味津々といった様子でこちらを眺めています。その時、「なんだ、みんな外国に興味があるんじゃない!」と気づき、より積極的に人に話しかけられるようになりました。


大した出来事ではないかもしれませんが、人の考えや心意気を変えるものは、案外そんなことなのかもしれませんね。






以上のことを心の隅に留めておけば、不可解なフランス人との交流も幾分か楽になると思います(フランス人からみたら日本人の方が不可解でしょうけれど!)。

はじめに書いた、フランス人と日本人とは根から全く違う人間だということを覚えておいていただければ十分です。そう思っていれば、多少のすれ違いは仕方のないことだと割り切れます。




これからフランス、もしくは外国へ行くかた、留学するかた、割り切ることは時には大切なことです(全く自分の考えがないのもダメですが)。割とすぐに妥協できるのは日本人の強みではないでしょうか。
ぶつかったりすることも大切ですが、前が見えなくなったり、相手の気持ちを考えられなくなるのもいけません。日本人のいいところを十分に活かして、上手に外国人とも付き合えるようになるといいですね。私もそれが目標なので、頑張ります!

もう6月です。
10か月早い…とは思いませんが。
なんだかんだいって時間は過ぎていきますが、もちろん楽しいことばかりではないので「早かった」とは思っていません。

そんなわけで、フランスについて思ったことなどを書きます。




フランスは、日本からは遠く離れているヨーロッパの一国です。
誰でもそれは知っているでしょう。
ですがそれがどれだけ、文化的に地理的に、そして歴史的にも遠い国だということを今の国際社会では忘れてしまいがちです。海に囲まれている日本でも毎日のように海外のニュースが入ってきますし、昔とは違って普段の生活などもそれほど違いません。
ですから、私はフランスに来るまで日本とそこまで大きな違いはないだろうと思っていました。

近代までの長い間、全く違う場所で、文化で、宗教で暮らしてきたフランス人とは、やはり根本的なものが違いました。
古い町並みやホストファミリーの家にある、代々家族に受け継がれている古い家具などを見て、日本では新しいものをぽんぽん買って消費していく、という日々が当たり前だった私は衝撃を受けました。フランスの家も現代的なものが増えてきていますが、昔からある古い家を綺麗にして住んでいる家族もたくさんいます。
そんなフランス人をみていて、文化というものは私たちの深くに根付いていて、大切にしなければいけないものだと思いました。
日本の文化や伝統を守っていくために、私に出来ることを探していきたいです。




学校では、服装をはじめ、色々なことが日本に比べて自由です。生徒だけでなく、先生までもが。
前にもお話したとおり、先生がお休みになると授業もお休みになります。代理の先生が来るなんてことはないです。せっかくの休憩時間に、誰も代理などやりたくないのでしょう。
また、授業の内容は先生によって完全に違いますし、テストも統一されていません。教科書は一応ありますが、使う先生はほとんどいません(フランスでは教科書は買う必要はなく、学校から借りられます)。日本では全クラスの進度に差がでないよう、先生たちは必至なのに。テストも評価に差が起きないよう学年ごとに統一されています。

昼ご飯の時間は1時間半ほどあり、学校外に食べに行くもよし、学食で食べるもよし。服装も髪を染めるのも自由。

逆に日本を見てみると、服装も髪型にもしっかりと校則があり、常識から少しでも外れたことをすれば生徒からは白い眼で見られたり、いじめられたり、先生に心配されたり。
こう見るとあまりいいように思えませんが、学生時代に厳しくされたからこそ日本人は海外からの評価や信頼が高いということにつながっています。

フランス人と比べ、日本人として大切にしたいこと、見習いたいこと。
そんなことも留学では学べました。




わたしはこの10か月、日本人の代表として誇りをもって一生懸命振る舞いました。日本の文化を伝えたり、時には政治について話し合ったり。ですが、はじめのほうは周りの人を不快にさせることもあったと思います。
そんなところも反省しながら、これから国際社会を生きていく人間として改善していきたいなと思います。




留学は残り少しではありますが、今後ブログに書こうと思っていることをここにメモしておきます。でないと忘れてしまいますので。


■留学で気を付けたほうがいいこと
■持っていくといいもの


このブログも残すところあと少しだと思いますが、どうぞ最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

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